JP2517839B2 - タンパク質の安定化法 - Google Patents

タンパク質の安定化法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安定化剤として作用する
タンパク質成分の添加による、水溶液中のタンパク質の
安定化法に関する。
【0002】
【従来の技術】小型熱ショックタンパク質ファミリー(
小型 Hsp) は、酵母(Hsp26) 、脊椎動物(Hsp24、Hsp2
8)、ショウジョウバエ(Hsp22、23、26、28) 、マウス(H
sp25) の1 種または数種のタンパク質および植物中の20
種以上のタンパク質を含む不均一群である(Nover & Sch
arf, Eur. J. Biochem. 139 (1984), 303-313; Lindqui
st& Craig, Ann. Rev. Genet. 2 (1988), 631-677) 。
その分子量は、生物に応じて15および40 kDaの間であ
り、ほとんどの細胞と組織で小型Hsp はストレスの非存
在下でも合成され、そして700 kDa 以上の分子量を持つ
細胞質ゾル凝集体は (熱ショック顆粒) として存在する
(Arrigo et al., Mol. Cell. Biol. 8 (1988),5059-507
1) 。熱ショックおよび化学ストレスが小型 Hspの合成
を誘導し、小型Hspは総細胞タンパク質の最高1%を占め
るまでになる(Osterreich et al., Bio-med. Biochim.
Acta 49 (1990), 219-226)。さらに前述のストレス因子
はタンパク質のリン酸化の程度と、その細胞内局在化に
変化をもたらす(Arrigo et al.上記; Zantema et al.,
J. Biol. Chem. 267 (1992), 12936-12941) 。その不均
一性にもかかわらず、種々の生物の小型Hsp は同じ疎水
性プロフィールと同一アミノ酸配列の小領域を有してい
る(Lindquist & Craig、上記) 。さらにそれらは、高分
子会合体を形成する脊椎動物由来のα- クリスタリンと
明らかな配列相同を有することが同様に立証されている
(Ingolia & Craig, Proc. Natl. Acad. Sci.USA 79 (19
82), 2360-2364)。小型Hsp 間での配列相同はDNA レベ
ルで論じられてきた。
【0003】今日まで、生物界に広く存在する小型Hsp
の機能について有効なデータはほとんどない。最初の仮
説は耐熱性の仲介での役割について論じている。しかし
ながら、これはまだ明確に証明されていない(Landry et
al., J. Cell Biol. 109 (1989), 7-15) 。タンパク質
の強い保存、広範囲分布、ストレスによる誘導および総
細胞タンパク質に対して高い割合を占めるという事実か
ら、小型熱ショックタンパク質は細胞内で重要な一般的
機能を有していると仮定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】安定化剤として作用す
る種々のタンパク質成分の添加によるタンパク質の安定
化が知られている。しかしながら、既知の安定化剤タン
パク質の欠点は、ATP の存在下でのみ活性であり、大分
子過剰で添加しなければならず、そして/ またはそれ自
身が複雑で不安定なオリゴマーである点にある。
【0005】本発明の目的は、それ故、前述の欠点をで
きる限り除外する、水溶液中でのタンパク質の新しい安
定化法を提供することであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
り、小型Hsp ファミリーの1 種または数種のタンパク質
を、タンパク質を含む水溶液に添加することからなる、
水溶液中のタンパク質の安定化法により達成される。小
型Hsp が水溶液中の他のタンパク質を安定化でき、この
安定化作用は特に、不溶性凝集体の形成の防止に基づい
ていることが意外にも見いだされた。
【0007】本発明による方法では小型Hsp タンパク質
を、安定化させるタンパク質に対して0.0001:1〜10:1、
そして特には 0.001:1〜5:1 のモル比で添加する。本発
明による方法はいずれのタンパク質にも適用できるが、
その温度感受性または他の理由から溶解状態で容易に凝
集する傾向があるタンパク質に対して使用することが好
ましい。本発明による方法の重要な適用分野は、酵素的
に活性なタンパク質を含む溶液の安定化である。抗体ま
たは抗体からの誘導体( 例えばFabまたはF(ab)2断片)
の水溶液も同様に、本発明による方法を使用して有利に
安定化できる。
【0008】本発明の特に好ましい実施態様では、小型
Hsp ファミリーのマウス由来のHsp25 を使用する。Hsp2
5 は32mer(Mr=800 KD)を形成するが(Behlke et al., FE
BS Letters, Vol. 288 No. 1,2 (1991), 119-122) 、し
かしながら、活性な構造( モノマー/ オリゴマー) は知
られていない。マウスのHsp25 は熱ショックプロモータ
ーによる制御下にあるので、タンパク質の発現が熱スト
レスにより誘導される。マウス由来のHsp25 の大腸菌
(E. coli) でのクローニング、配列決定、発現および生
産が、Gaestel らによりEur. J. Biochem. 179 (1989),
209-213, J. Biol. Chem., Vol. 266, No. 22 (1991),
p. 14721-14724 において、およびDD-A1273 071 に記
載されている。Hsp 25は特に有利である。なぜならば、
32mer に関してモル基準で著しい不足が有る場合に( 最
適量はタンパク質1 モル当たり約0.5 モルのHsp25 であ
る) タンパク質安定化作用を前もって予測でき、さらに
例えばクエン酸シンターゼのような酵素的に活性なタン
パク質の作用が、Hsp25 とクエン酸シンターゼとの結合
条件下でHsp25 の存在により影響されず、Hsp25 が強い
耐熱性で、Hsp のみを100 ℃で15分以上インキュベート
しその後冷却した後も初期の活性を回復するからであ
る。それ故、Hsp25 は本発明による方法の特に有利な候
補であろう。組換え体の生産の可能性により十分量の入
手もできる。
【0009】本発明方法の好ましい適用は、次に本発明
のもう1つの主題でもある、変性タンパク質のin vitro
折りたたみまたは再生の促進である。この適用は好まし
くは、異種発現により原核生物で合成され、一般にこの
過程において不溶性封入体の形態で蓄積する変性タンパ
ク質に対して実施される。異種発現されたタンパク質は
好ましくは真核生物のタンパク質である。用語“異種発
現”は、ここでは外来( 異種) 生物からのタンパク質
が、および/または外来( 異種) プロモーターの制御下
にあるタンパク質が、細胞、特に原核細胞で発現され、
そしてその後、細胞または培地から単離されることを意
味する。このタンパク質の異種発現は、ここでさらに詳
細に説明する必要のない、分子生物学の分野で習熟した
者にはよく知られている標準方法である。これに関して
は、例えば、Sambrookら(MolecularCloning. A Laborat
ory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press (1
989), chapters 16 and 17)のクローン化遺伝子の発現
の記載を参照されたい。
【0010】本発明のもう 1つの主題は、溶解状態での
天然タンパク質を安定化させる小型Hsp の能力に基づい
ている。それ故例えば、小型Hsp タンパク質の添加によ
り、試験溶液中に存在するタンパク質成分の安定性が低
いために干渉が生じ得る、タンパク質含有溶液の光学試
験おいて、一定の感度を維持することができる。このよ
うな光学試験は好ましくは、酵素反応、特に好ましくは
ATP が補助基質として存在する酵素反応を含む。小型Hs
p によるタンパク質の安定化はATP の非存在下で達成で
きるので、酵素試験に対して干渉作用を及ぼすことな
く、補助基質としてATP を使用する酵素試験のためのタ
ンパク質溶液を安定化させることも困難ではない。
【0011】本発明の意味における光学試験とは、光学
パラメーターまたは光学パラメーターの変化、例えば吸
光度、透過率、散乱光などを測定する測定法のことであ
る。本発明は好ましくは、例えば濁度法、比濁法および
蛍光法で散乱光を測定する方法に使用する。本発明方法
の、タンパク質含有溶液の安定化のための、このような
適用は、それ故本発明のもう 1つの主題である。光学試
験において一定の感度を維持するために、安定化される
タンパク質成分は、特に好ましくはα- グルコシダーゼ
PI である。
【0012】本発明はさらに、好ましくは可溶性および
/ または凍結乾燥形態である、小型熱ショックタンパク
質ファミリーの1 種または数種のタンパク質を含む、水
溶液中のタンパク質の安定化のための試薬に関する。試
薬は特に好ましくは、マウスの組換えHsp25 を含む。図
面と共に以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
【0013】
【実施例】マウスの組換えHsp25 を大腸菌BL21 (DE3)で
T7プロモーターの制御下で発現させた(Gaestel et al.,
Eur. J. Biochem. 179 (1989), 209-213)。大腸菌細胞
を溶菌後、Hsp25 を初めに35% 硫酸アンモニウムで沈殿
させ、そして上記Gaestelにより記載されているようにD
EAEアニオン交換クロマトグラフィー(50-200 mmol/l Na
Cl のNaCl勾配) で精製した。その後ゲル濾過をスペロ
ース(Superose) 6 HR 10/30 を用いて実施し、Hsp25 凝
集物が排除ボリュームのすぐ後に溶出した。このために
カラムを緩衝液 A 50 ml( 20 mM トリス/ HCl 、pH7.6
、0.05 mM NaN3、2 μM PMSF、0.5 mM DTE、10 mM Mg
Cl2、30 mM NH4Cl)で平衡にし、Hsp25(緩衝液 A 200μl
中に最大2 mg) を注入し、そしてカラムの排除ボリュ
ームの直後の画分を集めた(Hsp25はこれらの緩衝条件下
では約800 kDa の分子量のマルチマーとして存在する)
【0014】ベーリンガー マンハイム社製(Boehringe
r Mannheim GbmH)のブタ心臓由来のクエン酸シンターゼ
(E.C.4.1.3.7) を使用した。クエン酸シンターゼは、ア
セチル-CoAとオキサロ酢酸が縮合してクエン酸を形成す
る反応を触媒する。この過程でSH-CoAが放出され、クエ
ン酸シンターゼの酵素活性を、遊離のSH基とチオール検
出試薬ジチオニトロ安息香酸(DTNB)の反応により412 nm
での吸光度を測定することにより間接的にモニターする
(Srere et al., Acta Chem. Scand. 17 (1963), 129-13
4)。
【0015】130 U/mg以上の比活性を持つ酵母からのα
- グルコシダーゼ PI(マルターゼ、E.C.3.2.1.20)ベー
リンガー マンハイム社製を使用した。α- グルコシダ
ーゼの酵素活性は、p-NPG からのp-ニトロフェノールの
放出を405 nmでの吸光度の変化により測定した。以下の
緩衝液を使用した: 緩衝液 A: 50 mmol/l HEPES-KOH 、pH 7.5 緩衝液 B: 50 mmol/l HEPES-KOH 50 mmol/l KCl 、pH 7.0 Lo緩衝液: 40 mmol/l HEPES-KOH 、pH 7.8 20 mmol/l KCl 10 mmol/l (NH4)2SO4 2 mmol/l 酢酸カリウム実施例 1 42℃でのクエン酸シンターゼの凝集に対するHsp25 の効
42℃でインキュベーション中の天然クエン酸シンターゼ
の凝集の時間経過: 天然クエン酸シンターゼ(30 μmol/
l)を、次第に増加する濃度のHsp25 を含む又は含まない
42℃でプレインキュベートしたLo緩衝液に、攪拌しなが
ら1:200 に希釈し、そして凝集を、一定温度42℃で最初
の30分間、λem=500 nm で光散乱を測定することにより
モニターした。誘導時間は約3 秒であった。図 1は、以
下の反応混合物を使用した凝集の時間経過を示す:(総体
積: 1500μl): 0. Lo- 緩衝液 1. Lo- 緩衝液、0.6 nmol/l Hsp25 2. Lo- 緩衝液、3.0 nmol/l Hsp25 3. Lo- 緩衝液、3.9 nmol/l Hsp25 4. Lo- 緩衝液、6.0 nmol/l Hsp25 5. Lo- 緩衝液、60 nmol/l Hsp25実施例 2 47.6℃でのα- グルコシダーゼの凝集に対するHsp25 の
効果 47℃でインキュベーション中の天然α- グルコシダーゼ
の凝集の時間経過: 天然α- グルコシダーゼ(4.1μmol/
l)を、Hsp25(1.25 nmol/l)を含む又は含まない47.6℃で
プレインキュベートした緩衝液B に攪拌しながら1:75に
希釈し、そして凝集を一定温度47.6℃で最初の30分間、
λex=360 nm 、λem=360 nm で光散乱を測定することに
よりモニターした。誘導時間は約3 秒であった。図2
は、以下の反応混合物(1500 μl)の凝集時間経過を示
す: 0. 緩衝液 B 1. 緩衝液 B、1.25 nM Hsp25実施例 3 変性α- グルコシダーゼの再活性化に対するHsp25 の効
α- グルコシダーゼ9.4 μmol/l を、8 mol/l 尿素、50
mmol/lリン酸カリウム、2 mmol/l EDTA 、20 mmol/l
DTE 、pH 7.5中で20℃で2 時間インキュベートすること
によりα- グルコシダーゼを変性させた。その後α- グ
ルコシダーゼをHsp25 の存在下または非存在下で再生し
た。このために、変性α- グルコシダーゼを、攪拌しな
がら再活性化混合物に1:100 の割合で希釈し( 最終濃
度: 0.094μmol/l)、そして20℃でインキュベートし
た。所定の時間に、アリコートを反応混合物から取り出
し、そしてα- グルコシダーゼ活性試験での活性の測定
に使用した。
【0016】20℃で2 時間インキュベーション後の天然
α- グルコシダーゼの活性を100%と設定した。図3 はHs
p25 の存在下と非存在下での再活性化の結果を示す。 再活性化混合物( 総体積: 300 μl): 0. 緩衝液 A 1. 緩衝液 A、0.05 μmol/l Hsp25実施例 4 濃度を次第に増加させたHsp25 の、変性α- グルコシダ
ーゼの再活性化に対する効果 α- ゴルコシダーゼを実施例3 に記載のように変性させ
た。その後、濃度を増加させたHsp25 の存在下と非存在
下でα- グルコシダーゼを再生した。このために変性α
- グルコシダーゼを攪拌しながら再活性化混合物中に1:
100 の割合で希釈し( 最終濃度: 0.094 μmol/l)、そし
て20℃でインキュベートした。
【0017】2 時間後、アリコートをそれぞれの反応混
合物から取り出し、そしてα- グルコシダーゼ活性試験
での活性の測定に使用した。20℃で2 時間インキュベー
ション後の天然α- グルコシダーゼの活性を100%として
設定した。図4 は、以下の再活性化混合物( 総体積: 30
0 μl)の結果を示す:濃度を次第に増加させたHsp25 の
存在下と非存在下での緩衝液 A実施例 5 46℃でインキュベーション中の熱不活性化に対するHsp2
5 の効果 46℃でインキュベーション中の、天然α- グルコシダー
ゼの熱不活性化: 天然α- グルコシダーゼ( 4.1 μM)
を、Hsp25 を含む又は含まない46℃でプレインキュベー
トした緩衝液 Bに、攪拌しながら1:28に希釈し( 最終濃
度: α- グルコシダーゼ 0.15 μM)、そして一定温度46
℃でさらにインキュベートした。所定の時間に各反応混
合物からアリコートを取り出し、そしてα- グルコシダ
ーゼ活性試験での活性の測定に使用した。20℃での天然
α- グルコシダーゼの活性を100%として設定した。
【0018】図5 は、以下のインキュベーション混合物
( 総体積: 300 μl)の結果を示す: 0. 緩衝液 B 1. 緩衝液 B、0.093 μmol/l実施例 6 α- グルコシダーゼの再活性化に対するHsp25 の効果 α- グルコシダーゼを実施例3 に記載のように変性させ
た。その後α- グルコシダーゼをHsp25 の存在下または
非存在下で再生した。このために、Hsp25 を、再生混合
物に添加する前に20℃または90℃のいずれかで15分間プ
レインキュベートした。変性α- グルコシダーゼを攪拌
しながら再活性化混合物に1:100 の割合で希釈し( 最終
濃度: 0.094 μmol/l)、そして20℃でインキュベートし
た。所定の時間にそれぞれの再生混合物からアリコート
を取り出し、そして活性試験に使用した。20℃で2 時間
インキュベーション後の天然α- グルコシダーゼの活性
を100%と設定する。
【0019】図6 は、以下の再活性化混合物( 総体積:
300 μl)の結果を示す 1. 緩衝液 A 2. 緩衝液 A+0.06 μM Hsp25(20℃で15分インキュベ
ート) 3. 緩衝液 A+0.06 μM Hsp25(90℃で15分インキュベ
ート)
【図面の簡単な説明】
【図 1】42℃で活性Hsp25 の存在下および非存在下での
クエン酸シンターゼの凝集を示す図である。
【図 2】47.6℃で活性Hsp25 の存在下および非存在下で
のα- グルコシダーゼの凝集を示す図である。
【図 3】活性Hsp25 の存在下および非存在下での変性α
- グルコシダーゼの再活性化速度を示す図である。
【図 4】活性Hsp25 の存在下および非存在下での再活性
化α- グルコシダーゼの収率を示す図である。
【図 5】活性Hsp25 の存在下および非存在下で46℃でイ
ンキュベーション中の天然α-グルコシダーゼ PI の熱
不活性化を示す図である。
【図 6】Hsp25 の90℃で15分のインキュベーションが変
性α- グルコシダーゼを再生する作用機構におよぼす効
果を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 ゲステル マティアス ドイツ連邦共和国 10365 ベルリン フランクフルテル アレー 154 (72)発明者 アムブロシウス ドロティー ドイツ連邦共和国 82393 イッフェル ドルフ スタルターハーシュトラーセ 5 (72)発明者 ルドルフ ライナー ドイツ連邦共和国 82362 ヴァイルハ イム フェルベルガッセ 17 (56)参考文献 PLANT CELL PHYSIO L. VOL.30 NO.4 P.463 −469

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 "小型熱ショックタンパク質"(小型Hsp)
    ファミリーの1種または複数のタンパク質を、タンパク
    質を含有する水溶液に添加することから成る、水溶液中
    のタンパク質の活性を安定化する方法。
  2. 【請求項2】 Hsp を、安定化させるタンパク質に対
    して0.0001:1〜10:1の、特に 0.001:1〜5:1 のモル比で
    添加する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 " 小型熱ショックタンパク質"(小型Hsp)
    ファミリーの1種または複数のタンパク質を、変性タン
    パク質を含有する水溶液に添加することから成る、変性
    タンパク質のin vitro再生を支持する方法。
  4. 【請求項4】 変性タンパク質は原核生物で異種発現に
    より合成されたタンパク質である、請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 異種発現タンパク質は、真核生物のタン
    パク質である、請求項4記載の方法。
JP5298670A 1992-11-27 1993-11-29 タンパク質の安定化法 Expired - Lifetime JP2517839B2 (ja)

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Title
PLANTCELLPHYSIOL.VOL.30NO.4P.463−469

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EP0599344A1 (de) 1994-06-01
JPH0725897A (ja) 1995-01-27
EP0599344B1 (de) 1997-09-24
DE59307429D1 (de) 1997-10-30
DE4239969A1 (de) 1994-06-01
ATE158586T1 (de) 1997-10-15

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