JP2517802Y2 - 調芯装置 - Google Patents

調芯装置

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JP2517802Y2
JP2517802Y2 JP1989126389U JP12638989U JP2517802Y2 JP 2517802 Y2 JP2517802 Y2 JP 2517802Y2 JP 1989126389 U JP1989126389 U JP 1989126389U JP 12638989 U JP12638989 U JP 12638989U JP 2517802 Y2 JP2517802 Y2 JP 2517802Y2
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新一 土坂
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光学機器、特に顕微鏡における光学要素の
ための調芯装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、位相差法若しくは暗視野法により検鏡を行う
際、何れの場合も光学要素であるスリットは対物レンズ
の光軸に対して調芯する必要があり、このため検鏡用の
コンデンサーにはスリットのための調芯機構が備わって
いる。従来、例えば第10図及び第11図に示したような位
相差コンデンサーに取付けられる調芯装置が知られてお
り、図において、軸21に支持されたターレット22上に調
芯すべきスリット板23aを装着した枠体23が載置されて
いて、コイルスプリング24を内蔵するプランジャー25が
ターレット22の内側からリング23に弾接すると共に外側
から係接する二本のビス26,26′によって調芯されるよ
うになっている。そして、プランジャー25はガイド27′
によって脱落を防止され、又、枠体23の挿脱のために取
出し用逃げ溝31が設けられている。
又、第12図及び第13図は従来の別のこの種の調芯装置
を示しており、枠体23が載置される凹部28の半周部分に
半月状の切欠部29を形成し、この切欠部29内に弓状に装
着した板ばね30を枠体23に弾接せしめると共にビス26,2
6′により該枠体23を調芯するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第10図に示した例の場合、部品点
数が多いこと等のためにコストが高くなるばかりか、軸
21と枠体23との間にプランジャー25が配置されるために
ターレット22が大型化せざるを得なかった。一方、第12
図に示した例の場合にはコストを安くすることができる
と共にターレット22が大きくなることはないが、板ばね
30が脱落し易い上に該板ばね30が大きなスペースをとる
ため枠体23の取出し用逃げ溝を形成し得ないことから枠
体23の挿脱が面倒になり、更に切欠部29が大きく形成さ
れているのでターレット22上での一つの調芯装置として
の占有面積が大きくなってしまう等の問題があった。
本考案は、かかる実情に鑑み、コンパクトで取扱い性
に優れ、しかもコストを低減し得るこの種の調芯装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による調芯装置では、光学要素のための調芯装
置において、光学要素を装着する枠体と、枠体を着脱可
能に装填する枠体収納部と、枠体収納部の周縁の一部を
切り欠いて連接してなる略円形状、或いは略長円形状の
内面を有するばね収納部と、ばね収納部の内面と圧入状
態で接触して装着され枠体を調芯方向に付勢し得るC形
形状の板ばねと、枠体を板ばねの弾性に抗して移動せし
める調芯用ビスと、を具備したことを特徴としている。
〔作用〕
単一の板ばねをリングに弾接させるのでコンパクトに
構成し得るが、特に板ばねがばね収納部の内面と圧入状
態で接触して装着されるので、摩擦力により接着やビス
止め等の特別な固定手段なしに確実に装着されて、板ば
ねの脱落を防止する。また、板ばねの両端を円弧形状に
したので、調芯動作に伴う板ばねの変形時にも動きに引
っ掛かりがなくスムーズとなる。また、板ばねが対称形
状であるので、優れた安定性をもたらすと共に、ばねの
反転を防止する。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第4図に基づき本考案による調芯装
置の第一実施例を説明する。これは、例えば位相差法に
よる検鏡においてターレットコンデンサーに組合わせて
使用するスリットを装着したリングを調芯する場合の例
であるが、図中、1はターレット、2は光学要素として
例えばスリット3を装着した環状の枠体4を収納する枠
体収納部、5は枠体収納部2の周縁の一部を切り欠いて
連通するように連設されたバネ収納部、6は該バネ収納
部5に装着された板ばねである。ここで、板ばね6は、
第3図及び第4図を参照して、例えば長さl=20〜30m
m、両端の180°円弧部分6a,6a′の半径r=3〜5mm,板
厚t=0.15〜0.3mm程度に設定され、一方、バネ収納部
5の長さL(第1図)は、板ばね6の長さlよりも0.1
〜0.5mm程度長く、そして両端の円弧部分5a,5a′の半径
Rは板ばね6の半径rよりも0.05〜0.3mm程度小さくな
るように設定されている。更に、7,7′はターレット1
に螺着され、枠体収納部2内へ突出する先端が枠体4の
周側面に係接する調整用のビス、8,8′は取出し用の逃
げ溝である。
本考案による調芯装置は上記のように構成されている
から、板ばね6を、枠体収納部2に連設された受け溝5
内に装着し、即ち薄物の板ばね6を枠体4の至近位置に
配置したため特にターレット1の半径方向の配設スペー
スが小さくなっている。そして、バネ収納部5を枠体収
納部2と連通させることによって、その連通部において
板ばね6の中央部を枠体収納部2の領域内で枠体4と弾
接せしめることができるが、板ばね6の円弧部分6a,6
a′の半径がバネ収納部5の円弧部分5a,5a′よりも僅か
に大きく設定されているため、装着された板ばね6の円
弧部分6a,6a′には適度の大きさの圧接力が生じ、これ
により、板ばね6の脱落が防止される。ところで、枠体
4を調芯するために、ビス7及び/又ビス7′を適宜進
退させるが、これに対応して板ばね6には特性変形が生
ずる。受け溝5の長さLは板ばね6よりも僅かに長くな
っているため、かかる板ばね6の弾性変形を許容し、こ
れにより常に板ばね6の枠体4に対する適正且つ十分な
力量の弾力が付与される。
このように単一の板ばね6をバネ収納部5に装着した
ので、機構が極めて簡単になり、従ってコンパクトな調
芯装置が実現され、又、板ばね6の脱落を防ぐことがで
きるが、更に、逃げ溝8,8′の形成スペースを確保する
ことができたことにより、枠体4の挿脱等、取扱い性が
向上している。
ここで、板ばね6の逃げ防止を図るために、第5図及
び第6図に示した止めビス9,9′を用いると更に効果的
である。即ち、板ばね6の円弧部分6a,6a′を挟持する
ように、バネ収納部5の円弧部分5a,5a′の中心部に止
めビス9,9′のためのタッピング10,10′を行うと共に止
めビス9,9′の頭部9a,9a′がターレット1の上表面から
埋没し得るように座ぐり11,11′を形成する。そして、
板ばね6,6′の円弧部分6a,6a′には止めビス9,9′の頭
部9a,9a′の逃げ用の切欠部6b,6b′を形成するが、これ
により止めビス9,9′の頭部9a,9a′がターレット1に取
付けられるべき蓋体(図示せず)と干渉することなく、
しかも板ばね6の脱落を防ぐことができる。
第7図及び第8図は本考案の調芯装置の第二実施例を
示す。この例では、円弧状に形成された板ばね6′が、
枠体収納部2に連設されたバネ収納部5′へ適度の圧入
状態で装着されていて、板ばね6′は枠体4と弾接する
ようになっているが、特に枠体4の調芯量が少ない場合
に好適であり、更にコンパクトで安価な装置として構成
されている。
第9図は本考案の調芯装置の第三実施例を示す。この
例はピンホール調整機構を有するスライダーとして構成
したものであるが、図示しないガイド部材に沿って摺動
するスライド駒12に枠体収納部13及びバネ収納部14を形
成して、枠体収納部13内に収納した枠体15をビス16,1
6′により調芯するようになっているが、このようにス
ライド式のものに適用した場合にも上記のターレット式
の場合と同様な作用効果が得られる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案の調芯装置は、コストが安く、
又、コンパクトな構造にしたことにより省スペース化が
可能となりリングの着脱用の逃げ溝を設けることができ
るためリングの交換作業等を容易に行なうことができて
取扱い性が向上している。また、板ばねがばね収納部の
内面と圧入状態で接触して装着されるので、摩擦力によ
り接着やビス止め等の特別な固定手段なしに確実に装着
されて、板ばねの脱落を防止する。また、板ばねの両端
を円弧形状にするため、調芯動作に伴う板ばねの変形時
にも動きに引っ掛かりがなくスムーズである。また、板
ばねが対称形状であり安定性に優れているので、ばねの
反転をなくすとともに板ばねの抜けを防止して円滑な取
扱い作業を保証する等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の調芯装置の第一実施例に係
り、第1図及び第2図は該調芯装置の平面図及び縦断面
図、第3図は調芯すべき枠体を弾圧する板ばねの斜視
図、第4図は該板ばねの平面図、第5図及び第6図は本
考案による調芯装置の第一実施例の変形例を示す斜視図
及び部分縦断面図、第7図及び第8図は本考案の調芯装
置の第二実施例の平面図及び部分縦断面図、第9図は本
考案の調芯装置の第三実施例によるピンホール調整用ス
ライダーの斜視図、第10図及び第11図は従来の調芯装置
の平面図及び縦断面図、第12図及び第13図は従来の他の
調芯装置の平面図及び縦断面図である。 1……ターレット、2,13……枠体収納部、4……枠体、
5,5′,14……バネ収納部、6,6′……板ばね、7,7′……
ビス、8,8′……逃げ溝,9,9′……止めビス、10,10′…
…タッピング、11,11′……座ぐり。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学要素のための調芯装置において、 光学要素を装着する枠体と、 該枠体を着脱可能に装填する枠体収納部と、 該枠体収納部の周縁の一部を切り欠いて連接してなる略
    円形状、或いは略長円形状の内面を有するばね収納部
    と、 該ばね収納部の内面と圧入状態で接触して装着され上記
    枠体を調芯方向に付勢し得るC形形状の板ばねと、 上記枠体を上記板ばねの弾性に抗して移動せしめる調芯
    用ビスと、 を具備したことを特徴とする調芯装置。
JP1989126389U 1989-10-27 1989-10-27 調芯装置 Expired - Lifetime JP2517802Y2 (ja)

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