JP2517761Y2 - 橋梁用足場装置 - Google Patents

橋梁用足場装置

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JP2517761Y2
JP2517761Y2 JP6337590U JP6337590U JP2517761Y2 JP 2517761 Y2 JP2517761 Y2 JP 2517761Y2 JP 6337590 U JP6337590 U JP 6337590U JP 6337590 U JP6337590 U JP 6337590U JP 2517761 Y2 JP2517761 Y2 JP 2517761Y2
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勉 原田
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株式会社三井三池製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は主として橋梁下面の点検、補修をするための
足場装置に関するものであり、殊に、橋梁の下方に配置
された足場が橋梁の長さ方向に沿って移動可能な足場装
置に関するものである。
[従来の技術] 近頃、長大な橋梁が多く構築され、それらの橋梁の下
面などの点検、補修を効率よくするため橋梁に沿って長
さ方向へ移動が可能な足場装置を設置することがあり、
そのための足場装置とし第6図に示すものが知られてい
る。
即ち、この橋梁用足場装置は、橋梁1の左右両側部1
a,1bに沿って路面11上を走行する一対の走行装置2a,2b
に支持アーム3a,3bが前記橋梁1の巾方向外側へ向けて
突設されているとともに、前記橋梁1の下方に配置され
た橋梁1よりも巾広の足場4の左右両端4a,4bを下端に
支持した一対の吊下げ部材5a,5bが前記各支持アーム3a,
3bの先端にそれぞれ垂設された構成を有しており、走行
装置2a,2bを橋梁1の左右両側部1a,1bに沿って長さ方向
へ走行させることにより、足場4を移動させるものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記従来の橋梁用足場装置は、走行装置2
a,2bに突設された支持アーム3a,3bに垂設されている吊
下げ部材5a,5bに足場4の両端4a,4bが支持された構成で
ある。
従って、橋梁1が巾および長さの両方向について水平
である場合には足場4が水平に保たれているが、例えば
カーブ位置などで巾方向に傾斜している場合或いは坂に
なっていて長さ方向に傾斜している場合、更には巾およ
び長さの両方向に亘って傾斜している場合には足場装置
全体が傾斜して水平位置を保つことができず足場上の作
業員が安定した姿勢をとることができないために、点
検、補修作業を行なうことが困難であるとともに搭載し
てある資材や工具類が滑り移動する心配があり、更に装
置の低い方の部分に大荷重が掛かるなど安全の面からも
問題である。
本考案は斯る実情に鑑みてなされたものであって、橋
梁が傾斜していても足場が水平位置を保つことが可能で
あり、安全で作業性に優れた橋梁用足場装置を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、橋梁の左右両側部に沿って走行する一対の
走行装置に支持アームが前記橋梁の巾方向外側へ向けて
突設されているとともに、前記橋梁の下方に配置された
前記橋梁よりも巾広の足場の左右両端を下端に支持した
一対の吊下げ部材が前記各支持アームの先端にそれぞれ
垂設された橋梁用足場装置において、前記各走行装置が
一対の走行部とこの走行部に前後両端が支持されている
とともに前記支持アームを突設したフレームとからな
り、且つ各走行部はそれぞれ独立して作動して上下に往
復動する昇降杆を有する昇降機を具えている構成を以て
前記課題を解決するための手段とした。
[作用] 橋梁の傾斜に応じて各走行部に具えられている昇降機
の昇降杆を昇降させてフレームに突設されている支持ア
ームの先端に吊下げ部を介して垂設されている足場を水
平に保つ。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
尚、前記従来例と同一構成部には同一符号を付して説
明する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すものであ
り、足場装置全体の構成は前記従来例とほぼ同様であ
り、橋梁1の左右両側部1a,1bに沿って走行する一対の
走行装置2a,2bに支持アーム3a,3bが前記橋梁1の巾方向
外側へ向けて突設されているとともに、前記橋梁1の下
方に配置された橋梁1よりも巾広の足場4の左右両端4
a,4bを下端に支持した一対の吊下げ部材5a,5bが前記各
支持アーム3a,3bの先端にそれぞれ垂設されている。そ
して、各走行装置2a,2bは一対の走行部21,22とこれらの
走行部21,22に前後両端が支持されているとともに前記
支持アーム3a,3bを突設したフレーム23とからなる。各
走行部21,22は走行フレーム61に車輪62を具えフレーム2
3の長手方向へ走行可能に構成され、走行フレーム61の
上部に取り付けた基台63の内側端にそれぞれ独立して作
動して上下に往復動するピストンロッドからなる昇降杆
71を有する油圧シリンダからなる昇降機7を車輪62の真
上に具えており、また、基台63には昇降杆71の挿通孔が
形成された頭部片65を上端に有する形のガイド柱66が
昇降機7の内側に立設されており、このガイド柱66にフ
レーム23がその両端に形成した竪孔24を隙間を与えて嵌
め、且つ端部が各昇降杆71に軸72を以てそれぞれ回動可
能に結合されている。
尚、図面中、符号73は走行装置2a,2bを駆動させるた
めの駆動モータ、符号74は駆動モータ73の回転を車輪62
に伝えるためのベルト、チェーンなどの動力伝達装置、
符号75は昇降機6を作動させるための油圧ポンプ装置、
符号77,77は昇降杆71の上端に延設されたガイド柱66の
頭部片65を貫通するロックボルト78に螺装された固定ナ
ット、符号67は橋梁1の側端部1a,1bに沿って走行する
側車、符号8は路面11と足場4とに亘って架設された階
段である。
かかる構成を有する足場装置は第6図に示した従来知
られている足場装置と同様に走行装置2a,2bにより橋梁
1の路面11上を左右両側部1a,1bに沿って長さ方向へ走
行させることにより足場4を橋梁の所望の点検、補修位
置へ移動させるものである。
そして、第4図に示すように作業位置における橋梁1
が進行方向に下降するように傾斜している場合には、低
い方、即ち先頭側の走行部21,21の昇降機7の昇降杆71
を橋梁1の傾斜に応じて必要なだけ、即ちフレーム23,2
3が水平になるように上昇させ(第3図の鎖線で示す状
態)、フレーム23,23に突設されている支持アーム3a,3b
の先端に吊下げ部5a,5bを介して垂設されている足場4
を水平とする。このとき、本実施例では昇降機7として
油圧シリンダを用いているため制御弁(図示せず)を操
作することにより油の流れを停止させるだけで昇降杆71
は荷重に対抗して停止位置を保持することとなる。従っ
て、そのままの状態で作業を行なってもよいが、固定ナ
ット77,77により昇降杆71をガイド柱66に固定すればさ
らに安全である。
また、本実施例はフレーム23がその両端に形成した竪
孔24をガイド柱66に隙間を与えて嵌め、且つフレーム23
の端部が各昇降杆71に軸72を以てそれぞれ回動可能に結
合されている構成であるため、各走行部21,22に車輪62
を複数個ずつ装備することができる。但し、その場合は
橋梁1の傾斜角度が緩いときには走行フレーム61,61が
路面11に平行な状態を維持して各車輪62が路面11に接し
た状態を保っているが、更に橋梁1の傾斜が急で竪孔24
の隙間だけでは走行フレーム61,61が路面11と平行な状
態を保つことができなくなり車輪62の内のいくつかしか
路面11に接しないことがあるので、このような心配を回
避するには従来知られているイコライジングフレームを
採用するのがよい。
また、第5図に示すように橋梁1が巾方向に傾斜して
いる場合には前記第4図に示した場合と同様の操作によ
り例えば低い方の走行装置2aを構成する走行部21,22の
昇降杆71を必要なだけ上昇させて足場4を水平に位置さ
せる。
更に橋梁1が長さおよび巾方向の両方に傾斜している
場合には走行装置2a,2bの各走行部21,22をそれぞれ必要
なだけ上昇或いは下降させて足場4を水平位置に保てば
よい。足場4が水平位置に保たれることにより、足場4
上の作業員が安定した姿勢で点検、補修作業を行なうこ
とができるとともに搭載してある資材や工具類が滑り移
動する心配もなく、装置の低い方の部分に大荷重が掛か
ることもない。更に、支持アーム3a,3b、吊下げ部材5a,
5bおよび足場4が剛構造であれば全体が水平、鉛直の状
態を維持することになり、階段8も傾くことなく安定よ
く歩くことができる。
尚、本実施例では昇降機7として油圧シリンダを用い
たが、無段階に昇降可能で且つ任意位置に保持させるこ
とができるものであればスクリュージャッキなど他の構
成であってもよい。また、本実施例ではフレーム23の端
部をガイド柱66に嵌装する構成としたため、フレーム23
の端部の昇降がきわめて安定よく行なわれるが、必ずし
もガイド柱66は必要ではなく、また、フレーム23の端部
が昇降杆71に固結されている構成であってもよい。更
に、本実施例では昇降杆71を固定ボルト78ならびに固定
ナット77,77により所望位置で固定可能として安全性の
確保を計っているが、代わりに第3図に二点鎖線9で示
すようにフレーム23と基台63との間に調整片を差込んで
フレーム23を支持させるなど他の手段を用いてもよい。
更にまた、本実施例に示した使用例では橋梁1の傾斜の
低い方に位置する側の昇降杆71を上昇させる場合を示し
たが傾斜の高い方に位置する側の昇降杆71を下降させて
もよく、各昇降杆71を傾斜の度合いに応じて適宜昇降さ
せて足場4を水平にすればよい。
尚また、昇降杆71を昇降させて足場4を水平にする際
に、足場4が水平か否かを確認するための手段として例
えば足場4に従来周知の水準器や傾斜計を設置すること
が考えられるが、更に傾斜計が検知した前後ならびに左
右の傾斜を電気信号に変換して、この信号に基づいて各
昇降機6を昇降させ傾斜に追従して自動的に足場4を常
時水平状態に保持させることも可能である。
[考案の効果] 以上の構成を有する本考案によれば、従来の橋梁用足
場装置と同様に橋梁の長さ方向へ移動可能で容易に所望
の作業位置に足場を配置することが可能であることは勿
論のこと、橋梁が巾方向ならびに長さ方向のいずれに傾
斜していてもきわめて容易且つ確実に足場を水平に保つ
ことができ支障なく点検ならびに補修作業が行なえると
ともに、装置全体が傾くことがないため一箇所に多大な
荷重が掛かることによる損傷などの心配もない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は設置状態を示す斜視図、第2図は第1図の
II-II線に沿う断面図、第3図は走行装置を示す側面部
分図、第4図ならびに第5図は使用状態を示す概略説明
図、第6図従来例を示す正面図である。 1……橋梁、1a,1b……側端部、2a,2b……走行装置、3
a,3b……支持アーム、4……足場、5a,5b……吊下げ部
材、21,22……走行部、23……フレーム、7……昇降
機、71……昇降杆。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁の左右両側部に沿って走行する一対の
    走行装置に支持アームが前記橋梁の巾方向外側へ向けて
    突設されているとともに、前記橋梁の下方に配置された
    前記橋梁よりも巾広の足場の左右両端を下端に支持した
    一対の吊下げ部材が前記各支持アームの先端にそれぞれ
    垂設されている橋梁用足場装置において、前記各走行装
    置が一対の走行部とこの走行部に前後両端が支持されて
    いるとともに前記支持アームを突設したフレームとから
    なり、且つ各走行部はそれぞれ独立して作動して上下に
    往復動する昇降杆を有する昇降機を具えていることを特
    徴とする橋梁用足場装置。
JP6337590U 1990-06-15 1990-06-15 橋梁用足場装置 Expired - Lifetime JP2517761Y2 (ja)

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