JP2517498B2 - 不断水挿入流体制御弁装置 - Google Patents

不断水挿入流体制御弁装置

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JP2517498B2 JP3174267A JP17426791A JP2517498B2 JP 2517498 B2 JP2517498 B2 JP 2517498B2 JP 3174267 A JP3174267 A JP 3174267A JP 17426791 A JP17426791 A JP 17426791A JP 2517498 B2 JP2517498 B2 JP 2517498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 この発明は、流体管路中に流体制御弁を不断水状態(流
体管路内の流れを予め設置された制水弁で止めることな
く流通状態で工事を実施すること)で挿入し、もって流
体管路を分岐し、もしくは止水する際に使用される装置
いわゆる不断水挿入流体制御弁装置に関する。
【0002】(2) 従来の技術及びその問題点 本出願人は、先に特願平2−165777号(以下、先
願技術という)において、この種の不断水挿入流体制御
弁装置を提案した。すなわち、該先願技術の装置は、既
設流体管の分岐位置の切断部に跨って水密に組み付けら
れ、その上端にフランジ及び受口部を有し、該既設流体
管に交って配される穿孔筒部を備えた弁箱体と;前記弁
箱体の穿孔筒部の受口部にその基部を嵌装して配され、
上部には外周に窓部を有する内ケースと;前記弁箱体の
穿孔筒部の上端のフランジ上に配され、かつ、前記内ケ
ースの外周に前記窓部を臨んで通水路部を区画形成する
ように配され、該通水路部に連通する分岐接続管部を有
する外ケースと;前記内ケース内に収納されるととも
に、前記弁箱体の穿孔筒部内に進退自在に配され、後退
時には前記内ケースの窓部を閉塞し、進出時には既設流
体管の流路を遮断する流れ切換弁と、からなることを特
徴とするものである。そして、この流体制御弁装置は布
設替え工事に際し次のようにして使用される。すなわ
ち、内ケース、外ケース並びに流れ切換弁を取り外した
本装置を既設流体管の分岐予定位置に組み付けて固定
し、穿孔筒部の上端に作業用制水弁を取り付け、該制水
弁を介して穿孔機により既設管を穿孔切断する。その
後、穿孔機及び切断片を取り外したのち、作業用制水弁
を介して、流れ切換弁を組み込んだ内ケースを穿孔筒部
の受口部内に挿入し、該内ケースを固定する。しかる
後、作業用制水弁を撤去する。次いで、外ケースを内ケ
ースに外嵌するとともに弁箱体に水密に固定し、その分
岐接続管部に分岐管を接続する。流れ切換弁の弁体を弁
箱体内へ進出させ、水流を遮断し、内ケースの窓部、外
ケース及び分岐接続管部を介して分岐管に通水する。し
かして、該先願技術の不断水挿入流体制御弁装置によれ
ば、流れ切換弁を装着した内ケースを本装置に組み付け
れば不断水作業用制水弁は早期に撤去でき、かつ、流れ
切換弁の引抜き作業はなく、作業手間が減少し、作業効
率が向上する。また、本装置を設置した後、バイパス管
を配すればよく、時期を選ぶことができ、作業の融通性
が向上する、等の利点を有する。しかしながら、該先願
技術においては、内ケース及び外ケースを組み合わせて
使用するため構造が複雑化し、製作費用が嵩むととも
に、分岐接続管が流体管の軸心位置からずれ、流水が内
ケースの通小路部と屈曲して流れ、その間の水頭損失が
大きくなる。
【0003】(3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は上記先願技術の利点を活用しつつ、更に発展さ
せたものであって、この種の不断水挿入流体制御弁装置
において、構造を簡素化し、かつ、水頭損失の減少を図
る、ことを目的とする。
【0004】B.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明の不断水挿入流体制御弁装置は上記目的を達成す
るために、次の構成を採る。すなわち、既設流体管の分
岐位置の切断部に跨って水密に組み付けられ、その上端
に受口部を有するとともに、その中間に前記既設流体管
と同一平面位置に分岐接続管部を有し、該既設流体管に
直交して配される穿孔筒部を備えた弁箱体と;前記弁箱
体の穿孔筒部の受口部に嵌装して水密に配される蓋体
と;弁体と弁捧とからなり、該弁棒は前記蓋体に装着さ
れるとともに、該弁体は前記弁箱体の穿孔筒部内に進退
自在に配され、後退時には前記穿孔筒部の分岐接続管部
の開口部を閉塞するとともに前記既設流体管の流路を開
放し、進出時には該弁体に開設された分岐連通孔と前記
分岐接続管部の開口部とを連通するとともに既設流体管
の流路を遮断する流れ切換弁と;からなることを特徴と
する。
【0005】(2) 作用 本発明の流体制御弁装置は次のようにして使用され、作
用を奏する。蓋体4並びに流れ切換弁5を取り外した本
装置を既設流体管Pの分岐予定位置に組み付けて固定す
るとともに、その分岐接続管部3に分岐管を接続し、穿
孔筒部1Aの上端に作業用制水弁を取り付け、該制水弁
を介して穿孔機により既設管Pを穿孔切断する。その
後、穿孔機及び切断片を取り外したのち、作業用制水弁
を介して、流れ切換弁5を組み込んだ蓋体4を穿孔筒部
1Aの受口部2内に挿入し、該蓋体4を固定する。しか
る後、作業用制水弁を撤去する。流れ切換弁5の弁体5
Aを弁箱体1内へ進出させ、水流を遮断し、分岐接続管
部3を介して分岐管に通水する。
【0006】(3) 実施例 本発明の不断水挿入流体制御弁装置(以下「制御弁装
置」という)の実施例を図面に基づいて説明する。図1
〜図6は本制御弁装置Sの一実施例を示す。すなわち、
図1は閉弁状態での本制御弁装置Sの全体構造を示す縦
断面図、図2はその横断面図、図3はその水平断面図、
図4はその部分図である。図5は開弁状態での本制御弁
装置Sの縦断面図、図6はその水平断面図である。
【0007】以下、水道管路を例にとって説明する。図
において、Pは地盤中に埋設された既設の配水管であっ
て、該配水管Pの分岐管配設部に本実施例の制御弁装置
Sが取り付けられる。Qは該配水管Pの分岐箇所に穿孔
機により切断された切断部である。
【0008】図1〜図4を参照して、本実施例の制御弁
装置Sは、配水管Pに取り付けられ、穿孔筒部1Aと添
設管部1Bとからなり、該穿孔筒部1Aには受口部2と
分岐接続管部3とを有する弁箱体1と;該弁箱体1の受
口部2内に嵌装される蓋体4と;該蓋体4に装着され、
弁箱体1内へ進退自在となっている流れ切換弁5と;の
各主要部材からなるとともに、その他、蓋押え板6、係
止ボルト7を含む。
【0009】以下、各部の詳細構造を説明する。弁箱体
1は、穿孔筒部1Aと添設管部1Bとからなり、該穿孔
筒部1Aは上部を開口し下部は有底の直円筒体をなし、
その上端部に受口部2が形成され、また、穿孔筒部1A
の中間位置に分岐接続管部3が突設して形成される。も
っと詳しくは、穿孔筒部1Aは、配水管Pに直交して配
されるとともに、その内径は配水管Pの外径よりも十分
に大径とされる。そして、該穿孔筒部1Aは、配水管P
の中心軸Oを含む水平面を境に上部穿孔筒部10と下部
穿孔筒部11とに分割されてなる。分岐接続管部3もこ
の中心軸Oを含む平面によって上下に分割される。上部
穿孔筒部10と下部穿孔筒部11とはその端面の相互を
衝合し、溶接12をもって一体的に組み立てられる。な
お、衝合する端面にフランジ13(一点鎖線表示)が張
設され、これらのフランジ13相互を取付けボルトによ
って一体化する態様を採ることができる。14は穿孔筒
部1Aの底部である。本実施例において、該穿孔筒部1
Aが配水管Pよりも下方に深く延設されていることを特
徴的な構成とする。換言すれば、下部穿孔筒部11が深
く形成される。
【0010】受口部2は穿孔筒部1Aの上端の開口部に
おいて、蓋体4を受け入れる凹部2aが凹設され、か
つ、その上縁部にフランジ16が外方へ張設される。該
受口部2においては、円周方向に適宣間隔を保って、ボ
ルト孔17が螺設され、該ボルト孔17には係止ボルト
7が螺装される。また、フランジ16においても、ボル
ト挿通孔18が周方向に適宜間隔を存して穿設されてい
る。
【0011】分岐接続管部3は本実施例において最も特
徴的配設構成を採るものであって、穿孔筒部1Aの中間
位置すなわち配水管Pと同一水平位置において、この穿
孔筒部1Aの側面より突出して形成される。該分岐接続
管部3は、前記したように配水管Pの中心軸Oを含む平
面によって上下に分割されるものであり、その上下の半
管状部材3a,3bの端面どおしを溶接をもって一体的
に組み立てられるか、あるいは、張設されたフランジを
取付けボルトをもって一体とする態様を取る。そして、
該分岐接続部3の端面にはフランジ20が張設される。
該フランジ20に替え、他の接続態様(例えば、ソケッ
ト部)を採ることは勿論自由である。
【0012】弁箱体1を構成する他方の添設管部1B
は、穿孔筒部1Aに連なって形成され、上部及び下部の
2つの半管状部材22(上部半管状部材22a、下部半
管状部材22b)よりなり、これらの半管状部材22の
端面どおしを水密に衝合させることにより、配水管Pを
抱持して本装置Sを配水管Pに固定することになる。2
4は添設管部1bの管軸方向端部の継ぎ手部で、受口部
24a、該受口部24a内に装填される環状のゴム輪2
4b、該ゴム輪24bを押圧する押輪24c及び締付け
ボルト24dよりなり、締付けボルト24dの回動締込
みにより押輪24cを介してゴム輪24bを締め込み、
添設管部1Bの端部の水密をなす。
【0013】蓋体4は、上面が閉塞され、下面が開放さ
れた短い直円筒体をなし、弁箱体1の受口部2の凹部2
a内に嵌装され、該円筒体本体の外側面に凹設されたパ
ッキン溝に装着されたパッキン26により水密を保持す
る。該円筒体本体の外側面はまた、受口部2のボルト孔
17に対応して係止ボルト7の先端部7aを受け入れる
係止孔27が形成される。蓋体4の円筒体本体の内径は
弁箱体1の穿孔筒部1Aの内径よりも若干小さく、段部
28を形成する。該段部28は流れ切換弁5の上面が当
接し、該流れ切換弁5に対しストッパの機能を果す。蓋
体4の上面部は蓋部29に形成され、該蓋部29の中心
には弁棒挿通孔30が開設される。蓋体4の上縁外側部
は切欠かれ、円環状の蓋押え板6を受け入れる。蓋押え
板6には円周方向に受口部2のボルト挿通孔16に対応
してボルト挿通孔31が開設され、両ボルト挿通孔1
6,31に締付けボルト・ナット32が装着される。
【0014】流れ切換弁5は、弁体5Aと弁棒5Bとか
らなる。弁体5Aは鉛直弁部34と該鉛直弁部34の上
部に一体的に形成された水平弁部35とからなる。
【0015】もっと詳しくは、鉛直弁部34は一側面を
開いた実質的に直方体状の丈高の高い箱状をなし、内側
の凹面36は水流の活水側(上流においては上流側、下
流においては下流側)に向けて配置され、その前後の幅
は切断部Qに若干の余裕をもって入り込むだけの寸法と
され、その流水に直交する両側は可及的穿孔筒部1Aの
内径に近づけられる。そして、その分岐接続管部3に対
応する一方の側は、配水管Pにおける切断部Qの外側に
回り込み、分岐接続管部3を充分に閉塞するに足る幅を
もつ翼部37に形成される。翼部37の内側面37aは
配水管Pの外側面に当接する。鉛直弁部34には、その
上方位置において、凹面36部から翼部37に向けて貫
通する分岐連通孔38が開設される。該鉛直弁部34は
本流れ切換弁5の最も高い位置いわゆる閉弁位置で、そ
の下部は配水管Pの切断部Qを横切っているが、これは
必ずしも必須の要件ではなく、少なくとも翼部37が分
岐接続管部3の開口を閉塞する状態となっておればよ
い。
【0016】水平弁部35は実質的に円板状をなし、鉛
直弁部34の上部に一体的に形成され、その中心にねじ
孔39が螺設されるとともに、該ねじ孔39を避けて凹
部36に連通する通水口40が開設されている。該水平
弁部35はその上端面で前記した蓋体4の段部28に当
接する。
【0017】そして、この流れ切換弁5の弁体5Aの外
周にパッキン42が装着される。第4図はこのパッキン
42の全体構成を示す。該パッキン42の上部の円環部
42aは水平弁部35の外周に配され、他の部分は鉛直
弁部34の側部及び底部に配される。そして、特に枠状
部分42b,42cは鉛直弁部34の翼部37に配され
る。すなわち、上部枠状部分42bは分岐連通孔38回
りに配され、下部枠状部分42cは本流れ切換弁5の閉
弁位置で分岐接続管部3の開口に対応する位置に配され
る。なお、上部枠状部分42bは本流れ切換弁5の最下
位位置いわゆる開弁位置で、下部枠状部分42cに替わ
り、分岐接続管部3の開口に対応する位置にくる。
【0018】この弁体5Aの特徴とするところは、弁体
5Aの最上位位置においては、弁体5Aは分岐管部3へ
の通水を完全に遮断し、流水は鉛直弁部34の下端を迂
回して下流側の配水管Pへ流れ、また、弁体5Aの最下
位位置においては、弁体5Aは分岐管部3との連通のみ
を許し、下流側配水管Pとの通水を完全に遮断する。弁
棒5Bはその下部のねじ部43を弁体5Aのねじ孔39
に螺合され、その上部の弁軸部44を蓋体4の弁棒挿通
孔30にパッキン46を介して挿通させてある。パッキ
ン46の上位には鍔47が突設され、この鍔47を着脱
自在に押える抜止め部材48が蓋体4の蓋部29上に取
付け自在に配される。49は弁棒5Bの上端の回動操作
部である。本流れ切換弁5は弁棒5Bの回動により、弁
本体5Aが上下動するものである。弁本体5Aの上下動
動作において、鉛直弁体34の翼部37の内側面37a
と配水管Pの外側面との当接関係により、一定姿勢を保
持する。そして、このとき弁本体5Aの外側に配された
パッキン42は穿孔筒部1Aの内壁面に沿って上下動す
る。図5及び図6は、流れ切換弁5が下方へ降下された
状態を示す。図示されるように、流れ切換弁5の弁体5
Aはその鉛直弁部34と水平弁部35とで水流の止水側
(上流においては下流側、下流においては上流側)を水
密に遮断し、また、弁体5Aの分岐連通孔38と穿孔筒
部1Aの分岐接続管部3の開口とは連通状態となる。従
って、配水管Pからの流水は弁体5Aの分岐連通孔38
から直ちに分岐接続管部3へ流出する。
【0019】次に、本実施例の制御弁装置Sを配水管P
に不断水状態で取り付ける工事の手順について述べ、併
せて本制御弁装置Sの各部材の作用について説明する
(図7〜図10参照)。ここでは、水道管布設替え工事
を例に採って説明する。すなわち、図7に示すように、
配水管Pの布設替え工事区間Lの直近の上下流よりバイ
パス管Bを分岐させ、該バイパス管Bへの通水中に布設
替えを実施し、新管に取り替えるものである。
【0020】以下、施工手順に基づいて説明する。 (1) 配水管Pの分岐予定位置に、蓋体4及び流れ切換弁
5を取り外した本装置Sの弁箱体1をその上下の二つ割
部分を互いに衝接接合することにより、該配水管P回り
に水密に取り付ける。このとき、係止ボルト7は後退さ
せておく。また、弁箱体1の分岐接続管部3のフランジ
20には盲蓋が仮固定される。
【0021】(2) 図8に示すように、本制御弁装置Sの
穿孔筒部1Aの上部にフランジ16を介して不断水作業
用制水弁H並びに穿孔機Iを水密に取り付ける。しかる
後、作業用制水弁Hを開き、穿孔機Iのカッタ−Jを穿
孔筒部1A内に挿入し、配水管Pを切断する。図8にお
いて、100は穿孔機Iの駆動部、102はその回転駆
動軸、104はその水密筒である。
【0022】(3) 配水管Pの切断片を抱持したカッタ−
Jを作業用制水弁Hの上方位置に引き上げ、該制水弁H
を閉じた状態で穿孔機Iを取り外す。
【0023】(4) 図9に示すように、蓋体4に後退状態
にした流れ切換弁5を取り付け、かつ該蓋体4を着脱自
在とした弁装入装置Kを作業用制水弁H上に水密に取り
付け、制水弁Hを開いて蓋体4を弁箱体1の受口部2内
に嵌挿入する。このとき、流れ切換弁5の弁体5Aの穿
孔筒部1A内への挿入に伴ない、弁体5Aの翼部37が
分岐接続管部3の開口を閉塞する。この状態で、水流は
弁体5Aの下端を迂回して流れる。しかる後、係止ボル
ト7を回転前進させ、その先端部7aを蓋体4の係止孔
27に挿入せしめて、蓋体4を仮固定する。図9におい
て、110は弁装入装置Kの進退軸、112は該進退軸
110の下端に取り付けられ、蓋体4との連結をなす継
ぎ手、114は本装置Kの水密を図る外筒、116は該
外筒114の作業用窓である。
【0024】(5) 蓋体4と弁挿入装置Kとの係合を解
き、次いで、弁挿入装置Kと作業用制水弁Hを取り外
す。しかる後、蓋体4に蓋押え板6を嵌合し、締付けボ
ルト・ナット32により固定する。図10はこの状態を
示す。この状態において、別途配されたバイパス管Bを
本装置Sの分岐続管部3に接続する。 (6) 蓋体4の蓋部29上に突出する弁棒5Bの回動部4
9を回動し、流れ切換弁5の弁体5Aを弁箱体1内に進
入させる。弁体5Aの底部が穿孔筒部1Aの底部14に
着底すると配水管P内の流れは止水側(上流においては
下流側、下流においては上流側)とは遮断され、一方、
弁体5Aの分岐連通孔38と穿孔筒部1Aの分岐接続管
部3の開口部とは連通状態となるので、上記流れは分岐
接続管部3を介してバイパス管Bへと流れ込む。なお、
弁棒5Bの回動操作を操作杆を介して手動で行う外、電
動機を駆動によれば、回動操作が容易であるとともに遠
隔操作が可能となり便利である。
【0025】本実施例の制御弁装置Sは叙上の態様で使
用されるものであるので、蓋体4を取り付けた後、流れ
切換弁5の進退により通水及び断水が自由であり、不断
水工事の融通性が高い。このため、バイパス管Bの配管
作業における自由度が大きくなり、合理的な工事設計を
行うことができる。特に、分岐接続管部3は配水管Pと
同一水平位置に配され、流れ切換弁5の開弁状態におい
て流水は該流れ切換弁5の鉛直弁部34で方向が転換さ
れて直ちに分岐接続管部3に流れ出るので、損失水頭が
少ない。更にまた、流れ切換弁5の上下動作において、
鉛直弁体34の翼部37の内側面37aが配水管Pに当
接して案内されるので、他の特別の案内手段を要せず、
一定姿勢を保持することができる。叙上の実施例では布
設替え工事を例に採ったが、配水管Pから分岐管を配す
る工事いわゆる分岐管配設工事、あるいは止水栓工事
(この場合、弁箱体1の分岐接続管部3の端部に盲蓋が
被嵌される。)への適用は上記工事の手順に準じて容易
に実施できる。
【0026】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更
が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技術的
範囲内に包含されるものである。 弁箱体1の穿孔筒部1Aは流体管Pの管軸に斜めに配
する態様を採ることもでき、更には、偏心する態様を除
外するものではない。
【0027】C.発明の効果 本発明の不断水挿入流体制御弁装置によれば、先の先願
技術に比べ構造がより簡素化され、製作上の費用の低減
を図ることができ、流れ切換弁の開弁状態において流水
は該流れ切換弁の鉛直弁部で方向を転換され、直ちに分
岐接続部に流れ出るので、損失水頭が少なく、長期の使
用において経済性を発揮する。そして、流れ切換弁を装
着した蓋体を本装置に組み付ければ不断水作業用制水弁
は早期に撤去でき、かつ、流れ切換弁の引抜き作業はな
く、作業手間が減少し、作業効率が向上する。更には、
本装置を設置した後、バイパス管を配すればよく、時期
を選ぶことができ、作業の融通性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】その一実施例装置の閉弁状態の全体を示す縦断
面図(第2図のI−I線断面図)。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
【図4】流れ切換弁に装着されるパッキンの全体斜視
図。
【図5】本装置の開弁状態の縦断面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【図7】水道管布設替え工事の作業工程を示す図。
【図8】水道管布設替え工事の作業工程を示す図。
【図9】水道管布設替え工事の作業工程を示す図。
【図10】水道管布設替え工事の作業工程を示す図。
【符号の説明】
P…流体管、Q…切断部、1…弁箱体、1A…穿孔筒
部、2…受口部、3…分岐接続管部、4…蓋体、5…流
れ切換弁、5A…弁体、5B…弁棒、38…分岐連通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設流体管の分岐位置の切断部に跨って
    水密に組み付けられ、その上端に受口部を有するととも
    に、その中間に前記既設流体管と同一平面位置に分岐接
    続管部を有し、該既設流体管に直交して配される穿孔筒
    部を備えた弁箱体と; 前記弁箱体の穿孔筒部の受口部に嵌装して水密に配され
    る蓋体と; 弁体と弁棒とからなり、該弁棒は前記蓋体に装着される
    とともに、該弁体は前記弁箱体の穿孔筒部内に進退自在
    に配され、後退時には前記穿孔筒部の分岐接続管部の開
    口部を閉塞するとともに前記既設流体管の流路を開放
    し、進出時には該弁体に開設された分岐連通孔と前記分
    岐接続管部の開口部とを連通するとともに既設流体管の
    流路を遮断する流れ切換弁と; からなることを特徴とする不断水挿入流体制御弁装置。
JP3174267A 1991-04-30 1991-04-30 不断水挿入流体制御弁装置 Expired - Fee Related JP2517498B2 (ja)

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