JP2517494Y2 - 電気式自走車 - Google Patents

電気式自走車

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JP2517494Y2
JP2517494Y2 JP1990104151U JP10415190U JP2517494Y2 JP 2517494 Y2 JP2517494 Y2 JP 2517494Y2 JP 1990104151 U JP1990104151 U JP 1990104151U JP 10415190 U JP10415190 U JP 10415190U JP 2517494 Y2 JP2517494 Y2 JP 2517494Y2
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electric motor
output shaft
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electric
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JP1990104151U
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JPH0460718U (ja
Inventor
忠男 坂本
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富士ロビン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、電動機が車輪と一体的に回転する電気式自
走車に関する。
【従来の技術】
人が搭乗することが出来る自走車として、電動機を動
力源とする電気式自走車が各種分野で使用されるように
なってきている。 この種の電気式自走車用駆動装置として、たとえば特
公昭59-9366号公報で低電圧で作動する構造が提案され
ている。 この駆動装置においては、車体に固定された車軸の両
端に軸受を介して車輪を回転自在に装着し、車輪側に電
動機の回転子を、車軸側に電動機の固定子を取り付けて
いる。そして、固定子の棒状導体は、回転子の磁極が作
る磁界と鎖交するように、回転子の軸線方向に沿って配
置し支持固定されている。また、左右両輪の間に配置し
たバッテリの正極及び負極を車体前後方向に沿って交互
に配列し、これら正極及び負極それぞれの両側に形成し
た正負一対の給電端子を固定子の棒状導体に接続してい
る。 この構成によって、推進軸,作動ギヤ等の伝動機構が
不要となる。しかも、バッテリの内部抵抗が極めて小さ
くなり、バッテリ電圧又はその数倍程度で必要なトルク
を出すことが可能となる。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この駆動装置における電動機の固定子は、
支持部材を介し車体側に固定されている。そのため、車
体側の構造が複雑になり、保守・点検が面倒な作業とな
る。たとえば、電動機を点検又は修理するとき、車輪と
共に車軸を車体から取り外すことが必要となる。 そこで、本考案は、このような問題を解消するために
案出されたものであり、電動機を車輪側に設ける方式を
採用することにより、車輪と一体的に電動機を取り外し
て保守・点検を容易に行うことが出来る電気式自走車を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案の電気式自走車は、この目的を達成するため、
バッテリを搭載し、車輪を備えた車体と、前記車輪のホ
ィールディスクに固設した中空状の支持枠体と、該支持
枠体に固定した電動機と、該電動機の出力部に減速機構
を介して連結された出力軸と、該出力軸を着脱自在に固
定する機枠と、前記電動機と前記機枠との間に設けられ
た摺接通電部とを備えており、前記車体に搭載された前
記バッテリを前記電動機に通電可能に接続したことを特
徴とする。
【作用】
本考案においては、車輪のホィールディスクに中空状
の支持枠体を設け、この支持枠体に電動機を固設してい
る。そして、減速機構を介して電動機の出力部を出力軸
に連結し、この出力軸を車体の機枠に着脱自在に固定し
ている。したがって、出力軸を機枠に固定し、配線を接
続するのみで、車体側に対する車輪の装着が容易に行わ
れる。そして、電動機は、車輪と共に一体的に車体から
取り外すことが出来るため、電動機及び車輪の点検・修
理も極めて簡単なものとなる。しかも、車体側を、極め
て簡単な構造にすることが出来る。
【実施例】
以下、第1図〜第3図を参照しながら、人が腰掛け、
肘当て部に設けた操作部によつて走行及び走行停止させ
る自走車に本考案を適用した実施例を説明する。 本実施例の自走車は、第1図に示すように、車体100
の前部に左右一対の駆動輪200,201を設け、後部にキャ
スタ202を設けている。この自走車は、高齢者,身体障
害車等にとって簡便な移動手段として有益である。 車体100は、台枠110の上に腰掛け部120が設けられて
いる。腰掛け部120は、シート部121から立ち上がった背
持たれ部122を備えている。腰掛け部120の両側に肘当て
部130,131が配置されており、一方の肘当て部130に後述
する電動機の操作部140が装着されている。また、台枠1
10には、バッテリ111が搭載されている。なお、符番112
は、バッテリ111のメインスイッチを示す。 台枠110から前方に左右一対の機枠150,160が突出して
いる。機枠150,160の先端部には断面L字型の板材が固
着され、ステップ151,161となっている。 それぞれの機枠150,160の先端には、駆動輪200,201が
回転可能且つ着脱自在に取り付けられている。以下、第
2図を使用して機枠150に対する駆動輪200の装着機構を
説明するが、他方の駆動輪160も同様な装着機構によっ
て機枠160に取り付けられている。 駆動輪200は、チユーブ220を内装したタイヤ221をホ
ィールディスク222に嵌め合わせている。ホィールディ
スク222には、中空状の支持枠体300が固設されている。
すなわち、支持枠体300の軸方向中央部に設けた中央フ
ランジ301をホィールディスク222にボルト302で締結す
ることにより、支持枠体300がホィールディスク222に取
り付けられる。ボルト302は、後述する電気コード420,4
30を挿通させるため、軸方向に貫通する孔部を備えてい
る。 支持枠体300の軸方向両端に、外側フランジ310及び内
側フランジ320がそれぞれ形成されている。 電動機400は、その台座401をボルト402で外側フラン
ジ310に締結することにより、支持枠体300に一体化され
ている。電動機400の出力部410は、減速機構500を介し
出力軸600に連結されている。また、電動機400に給電す
るため、電気コード420,430がボルト302の貫通孔部を経
て機枠150側に延びている。 減速機構500は、取付け用ビス501によつて支持枠体30
0の内側フランジ320に固定されている。また、減速機構
500は複数の減速ユニット510,520,530を備えており、そ
れぞれの減速ユニット510,520,530はスペーサ511及び52
1を介して相互に離間している。前述した取付け用ビス5
01は、これらスペーサ511,521を貫通して内側フランジ3
20まで延びている。 減速ユニツト510,520,530としては、内部にプラネタ
リギヤを備えた市販のものを使用した。 この減速ユニットは、第3図に示すように、サンギヤ
531の周りに複数のプラネタリギヤ532を配置し、プラネ
タリギヤ532に噛み合うインターナルギヤ533をプラネタ
リギヤ532の外側に設けている。また、それぞれのプラ
ネタリギヤ532に対応してプラネタリローラ534が配置さ
れており、キャリア535に設けたプラネタリシャフト536
でプラネタリギヤ532及びプラネタリローラ534を軸支し
ている。更に、他方のキャリア537には、隣接するプラ
ネタリギヤ532,532の間に差し込まれるスペーサ538が形
成されている。スペーサ538の頂面には突起539が立設さ
れており、突起539の先端をキャリア535側に設けた受け
部540の穴部に嵌め合わせる。これによって、各プラネ
タリギヤ532は、サンギヤ531及びインターナルギヤ533
と所定の噛合い関係を維持して所定位置に配置される。 この形式の減速ユニット510,520,530においては、サ
ンギヤ531,プラネタリギヤ532及びインターナルギヤ533
の歯数比を変えることによって、必要とする減速比を得
ることができる。また、プラネタリギヤ532の確実な保
持が行われるため、小型であるにも拘らず、高トルクが
得られる。 電動機400の駆動力は、これら減速ユニット510,520,5
30を介して所定の回転数に減速された動力として出力軸
600に伝達される。出力軸600にはキー溝601が穿設され
ている。キー溝601に収容されたキー602を機枠150側に
穿設した溝部155に嵌め込むことによって、出力軸600
は、機枠150との間で相対的回転をしないように固定さ
れる。また、出力軸600の内側端部には雌ネジ部603が刻
設されている。この雌ネジ部603にワッシャ604を介して
ボルト605をねじ込むことにより、出力軸600は、機枠15
0から抜け落ちることなく、機枠150に固定される。 出力軸600の途中は、相対的な回転が行われるよう
に、支持輪700で支持されている。支持輪700は、支持ボ
ス701を外側に固定しており、出力軸600を支持する軸受
702,703を内側に備えている。 支持ボス701の外周面には通電リング710,720が装着さ
れており、電動機400から延びた電気コード420,430が通
電リング720,710にそれぞれ接続されている。 バッテリ111から延びた電線750及び760は、ケース751
及び761内に引き込まれ、端子752及び762に着脱自在に
接続されている。端子752及び762から延びた電線753及
び763は、圧縮スプリング754及び764によって通電リン
グ710及び720側に押し付けられる通電ブラシ755及び765
に接続されている。これにより、電線750,760から電気
コード420,430に至る電気的接続が図られる。 ケース751,761は、支持ボス770の周壁に嵌め込まれて
いる。支持ボス770は、ボルト771によって出力軸600に
固定されている。なお、第2図には、ケース751及び761
を支持ボス770の半径方向反対側に設けた状態を示して
いる。しかし、これは構造を判り易く図解するためであ
り、実際のものでは給電系統を簡略化するためほぼ同一
箇所から電線750及び760を引き出すように、支持ボス77
0の同一側にケース751及び761を設けることが好まし
い。 したがって、支持ボス770,出力軸600等が機枠150に固
定された固定側となり、支持輪700,減速機500,電動機40
0等が回転側となる。そこで、バッテリ111のメインスイ
ッチ112を入れ、肘当て部130の操作部140を操作して、
電動機400を駆動させると、出力軸600が機枠150に固定
されているため、その反動で電動機400が駆動輪200と一
体的に回転する。 また、電動機400を修理或いは点検する際、ボルト605
を緩めて出力軸600を機枠150から切り離すことによっ
て、電動機400は、駆動輪200と一体的に車体100から取
り外される。したがって、車体100から取り外した状態
で電動機400或いは減速機構500等の修理,点検を容易に
行うことが出来る。また、電動機400及び駆動輪200を車
体150に組み付けるときも、出力軸600を機枠150に固定
することにより、容易に組立て作業を行うことができ
る。この点、車体側に電動機を設けたものにあっては、
車輪を外した後で電動機を取り出すことが必要とされる
ため、保守・点検が手数のかかる作業となる。 なお、第1図においては、前輪側を駆動輪200,201と
した自走車を説明した。しかし、本考案はこれに拘束さ
れるものではなく、たとえば第4図に示すように4輪駆
動方式の自走車に対しても同様に適用できるものであ
る。この場合、第2図に示した電動機400と同様な電動
機450を後輪250,251に組み込み、操作部140にそれぞの
電動機400,450の駆動制御を行う機能を持たせる。 第5図は、以上に説明した自走車を防除装置に適用し
た例を示す。本例においては、台枠110上に防除装置800
を搭載し、自走式の防除作業機として使用する。 防除装置800は、動力源として原動機810を備えてい
る。原動機810で駆動されるポンプ820によって、薬剤タ
ンク830に収容されている薬剤は、噴霧管840に設けたノ
ズル850から噴霧される。この場合、車体100側に設けた
操作部140をリモートコントロール可能なものとし、防
除作業機の走行を遠隔操作することもできる。 なお、原動機810を備えた自走車にあっては、原動機8
10の動力から電力を取り出す発電機(図示せず)を台枠
110に搭載し、又は原動機810に備えられた発電機により
得られた電力をバッテリ111に蓄える方式を採用するこ
ともできる。また、駆動輪200,201等をそれぞれ独立し
て正逆回転可能に設けるとき、自走車の前後進及び方向
転換等が容易に行われる。
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案においては、電動機を
駆動輪のホィールディスクに固定し、電動機から動力伝
達される出力軸を機枠に固定している。そのため、電動
機は、駆動輪と一体的に車体から取り外され、その保守
・点検を容易に行うことが可能となる。また、この電動
機及び駆動輪の装着に際しては、出力軸を車体側の機枠
に固定するだけでよく、簡単な取付け作業が行われる。
しかも、駆動輪の部分のみを新規に交換することができ
るため、取扱いも簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2輪駆動方式の自走車に本考案を適用した例を
示し、第2図はその電気式自走車の動力伝達機構を示
し、第3図は減速ユニットを示し、第4図は4輪駆動方
式の自走車に本考案を適用した例を示し、第5図は防除
装置を搭載した防除作業車に本考案を適用した例を示
す。 111……バッテリ,150……機枠,222……ホィールディス
ク,200,201……駆動輪,300……支持枠体,400……電動
機,410……出力部,420,430……電気コード,500……減速
機構,600……出力軸,755,765……通電ブラシ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリを搭載し、車輪を備えた車体と、
    前記車輪のホィールディスクに固設した中空状の支持枠
    体と、該支持枠体に固定した電動機と、該電動機の出力
    部に減速機構を介して連結された出力軸と、該出力軸を
    着脱自在に固定する機枠と、前記電動機と前記機枠との
    間に設けられた摺接通電部とを備えており、前記車体に
    搭載された前記バッテリを前記電動機に通電可能に接続
    したことを特徴とする電気式自走車。
JP1990104151U 1990-10-03 1990-10-03 電気式自走車 Expired - Lifetime JP2517494Y2 (ja)

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JPH0460718U JPH0460718U (ja) 1992-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243048U (ja) * 1975-09-20 1977-03-26
JPS56152719U (ja) * 1980-04-14 1981-11-16

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