JP3188120U - 低速走行用の乗物 - Google Patents

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【課題】タイヤではなく、回転駆動力の動力源により近い位置に接続された発電機から発電を行なうことができる低速走行用の乗物を提供する。
【解決手段】座席を有する車体と、前記車体に設けられた駆動輪を含む複数のタイヤと、駆動輪を回転駆動させる電動モータ22と、電気を供給するバッテリー10とを備える。駆動輪の駆動回転軸51には、副動力伝達部41が接続され、副動力伝達部41は発電機42が接続されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、歩行が困難な高齢者等が乗るのに適する低速走行用の乗物に関するものである。
高齢化社会が進む中、歩行が困難な高齢者等の移動を可能にするために、特許文献1や2に示すような電動車椅子等の低速走行用の乗物が種々提案されている。これらの乗り物は、充放電可能なバッテリーによってモータを回転させて、これによってタイヤを回転させて、人の歩行速度の時速4キロメートル程度の低速で走行する。
ところが、バッテリーによる一回の充電量には限界があり、一回の充電によって走行できる距離には限りがある。
エンジンによって駆動輪を回転させることも当然可能であるが、エンジン駆動の車両の運転には、運転免許が必要とされる。
また、自転車には、タイヤの回転によって簡易な発電を行なうダイナモと呼ばれる発電機が設けられている場合がある。このダイナモは、タイヤの側部などに対して、入力軸を当接させることによって、発電を行なうものであり、その接触の程度によっては発電にバラツキが生じる場合がある。
登録実用新案第3124825号公報 特開2003−205004号号公報
本考案の課題は、低速走行用の乗物において、タイヤではなく、回転駆動力の動力源により近い位置に接続された発電機から発電を行なうことができるようにすることを課題とする。
また、本考案の第2の課題は、バッテリーを備えた低速走行用の乗物において、バッテリーへの充電の多様化を図ることにある。
本考案は、座席を有する車体と、前記車体に設けられた複数のタイヤと、前記複数のタイヤのうち少なくとも一つのタイヤにおける駆動回転軸を回転駆動させる走行用電動モータと、前記走行用電動モータの出力回転軸と前記駆動回転軸との間に配置された主動力伝達部と、前記走行用電動モータに電気を供給するバッテリーと、を備えた低速走行用の乗物の改良に関するものである。
本考案にあっては、前記出力回転軸と前記主動力伝達部と前記駆動回転軸との少なくとも何れか一つに接続された副動力伝達部と、前記副動力伝達部に接続された発電機とを備えることによって上記の課題を解決する。
前記副動力伝達部は、前記駆動回転軸に接続されたものであり、且つ、増速装置を備えたものであってもよい。
さらに、前記バッテリーに接続された充電用発電機と、前記充電用発電機の入力軸を回転させるエンジンとを備え、前記エンジンは前記タイヤを回転させるものではなく、前記エンジンを駆動して前記発電機が発電した電気で、前記バッテリーに充電を行なうようにすることもできる。
本考案は、低速走行用の乗物において、タイヤではなく、回転駆動力の動力源により近い位置に接続された発電機から発電を行なうことができるようにした低速走行用の乗物を提供する事ができたものである。
また、本考案は、バッテリーを備えた低速走行用の乗物において、バッテリーへの充電の多様化を図ることができたものである。
本考案の実施の形態に係る低速走行用の乗物の駆動系及び充電系の構成説明図である。 同乗物の斜視図である。 同乗物の要部説明図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。
この高齢者用の乗り物は、図2に示すように、車体53に自転車のフレームを改良したものを用い、前輪及び後輪には自転車等のタイヤを備えたものを用いている。車体53には、1つの後輪である駆動輪50と、2つの前輪52とを備え、前輪52はハンドル54によって動かされることにより、乗物の進行方向を変えることができる。左右の前輪52を支持する支持軸の中心に、ハンドル5の軸の下端を接続し、支持軸を動かすことで、両端の左右の前輪52を動かすようにしてもよいが、ギア機構及びリンク機構を備えた二輪ステアリング機構を採用して、左右の前輪52のそれぞれを支持軸に対して動かすようにしてもよい。
車体53の前後方向の略中央には、座席55が配置されている。この座席55は、自転車のサドルのようなものであってもよいが、高齢者が着座しやすいような背もたれを有する椅子形状であることが望ましい。この例では、座席55の下部に、装置収納部56が配置されており、この装置収納部56に駆動源などが配置されている。駆動輪50の駆動回転軸51は、装置収納部56内の駆動源によって駆動されるもので、図1に示すようなチェーンなどの主動力伝達部23によって回転駆動する。
なお、この実施の形態では、ペダルとペダルの回転によって駆動輪50を回転させるための手段は、不要であるため用いられていないが、これらを残して人力による走行を可能にしておいてもよい。
次に、装置収納部56内に収納されている駆動装置について、図2を参照して説明する。この駆動装置は、駆動源として走行用電動モータ21を有する。走行用電動モータ21の出力回転軸22と駆動輪50の駆動輪回転軸51とが、主動力伝達部23によって接続されている。
この主動力伝達部23は、出力回転軸22に取り付けられたスプロケットと、駆動輪50の駆動輪回転軸51に設けられたスプロケットと、両スプロケット間に掛け渡されたチェーンなどを例示することができるが、伝達用の回転軸とギアなどの他の構成であってもよく、出力回転軸22と駆動輪回転軸51との間に回転力を伝達できることを条件に適宜変更することができる。
走行用電動モータ21は、切替部13を介して、バッテリー10に接続されており、バッテリー10から供給される電気によって、走行用電動モータ21が回転する。この例では、バッテリー10は、第1バッテリー11と第2バッテリー12とを備え、切替部13によって放電するバッテリーと充電するバッテリーとを切り替え得るように接続されている。
バッテリー10への充電は、エンジン31によってなされる。このエンジン31の出力軸は、主発電機32の入力軸に接続され、エンジン31が回転することによって、主発電機32による発電がなされる。主発電機32の出力端子は、切替部13を介して、バッテリー10に接続され、主発電機32からの電気によって、第1バッテリー11と第2バッテリー12との何れかの充電がなされる。
切替部13は、第1バッテリー11と第2バッテリー12との充放電を切り替えるもので、手動による切替でもよく、自動による切替であってもよい。手動の場合には、第1バッテリー11と第2バッテリー12との何れか一方(例えば第1バッテリー11)の充電量が充分であり、何れか他方(例えば第2バッテリー12)の充電量が不充分であるとすると、第1バッテリー11の出力端子を走行用電動モータ21に接続し、第2バッテリー12の出力端子と走行用電動モータ21との接続を切る。第1バッテリー11及び第2バッテリー12の各入力端子は、共に主発電機32に接続した状態とする。エンジン31を駆動して、主発電機32から第2バッテリー12に充電を行なうと共に、第1バッテリー11からの放電によって、走行用電動モータ21を回転させる。主発電機32による第2バッテリー12への充電が完了すると、エンジン31の運転を停止する。そして、第1バッテリー11の充電量が低下すると、第1バッテリー11の出力端子と走行用電動モータ21との接続を切り、第2バッテリー12の出力端子を走行用電動モータ21に接続し、エンジン31を駆動して、主発電機32から第1バッテリー11に充電を行なう。但し、第1バッテリー11及び第2バッテリー12の各入力端子と、主発電機32とは、常に接続した状態で実施するのではなく、切替部13による切替によって、第1バッテリー11及び第2バッテリー12の各入力端子を、主発電機32に対して、選択的に接続するものであってもよい。
また、第1バッテリー11及び第2バッテリー12は、フロート充電、トリクル充電、イコライズ充電などによる充電方式を備えた回路によって、走行用電動モータ21及び主発電機32に接続されたものであってもよく、1台のバッテリーのみで実施することも可能である。
このように、切替部13は、第1バッテリー11及び第2バッテリー12の電気的接続を、走行用電動モータ21に対して選択的に行なうものであり、またさらに、必要に応じて主発電機32に対して選択的に行なうようにしてもよい。手動で行なう場合には、切替部13は、第1バッテリー11と第2バッテリー12との走行用電動モータ21に対する接続を切り替えるためのスイッチと、このスイッチを手動で動かすためのハンドルを備えたものとし、このハンドルを座席55に座った人の手が届く範囲に設けるようにして実施することが好ましい。
自動で行なう場合には、演算装置による制御部による制御によって、上記の切替部13による切替がなされる。この場合、制御部に接続された充電監視部によって、第1バッテリー11と第2バッテリー12の充電量が監視され、充電量が不充分となったことが検知されると、制御部は切替部13に対して不充分となる第1バッテリー11又は第2バッテリー12の、走行用電動モータ21に対する接続を、切るように指示する。これと共に、エンジン31の運転譲許を制御するエンジン制御部を備え、制御部からの指示を受けたエンジン制御部が、エンジン31の駆動を開始させる。これにより、第1バッテリー11又は第2バッテリー12に対する充電が行なわれる。第1バッテリー11及び第2バッテリー12の充電が充分になったことが検知されると、制御部はエンジン制御部に対してエンジン31の駆動を停止するように指示する。
前述した駆動輪50の駆動回転軸51には、副動力伝達部41を介して、副発電機42が接続されている。より具体的には、図3に示すように、駆動回転軸51の左側には、前述の走行用電動モータ21の出力回転軸22に接続された回転伝達部23が配置されており、駆動回転軸51は走行用電動モータ21の出力回転軸22によって、回転する。駆動回転軸51の右側には、副動力伝達部41が配置されており、駆動回転軸51の回転によって、副発電機42の入力軸が回転して発電がなされる。駆動回転軸51の回転は、比較的低速であるため、副動力伝達部41は増速ギアなどの増速装置を備えたものであることが望ましい。副発電機42によって発電された電気は、この車両のライトなどの電気器具43を作動させるために用いてもよく、切替部13を介して、バッテリー10に充電するために用いてもよい。なお、副動力伝達部41の接続先を、副発電機42に代えて、主発電機32の入力軸としてもよい。また、副動力伝達部41の接続を、前述した駆動輪50の駆動回転軸51に対して行なうのではなく、前述の走行用電動モータ21の出力回転軸22や、回転伝達部23に対して行なうものであってもよい。
上記の実施の形態の他、本考案は種々変更して実施することができるものであり、例えば、車体は図示のような自転車のフレームを用いたものの他、専用のフレームにしたり、車椅子の構造を用いたりしたものとしてもよい。安全確保のために、走行速度は時速4キロメートル程度が適当であるが、時速バッテリー10キロメートル程度以下の低速で搭乗者が自由に調整できるようにしてもよい。
10 バッテリー
11 第1バッテリー
12 第2バッテリー
13 切替部
21 走行用電動モータ
22 出力回転軸
23 回転伝達部
31 エンジン
32 主発電機
41 副動力伝達部
42 副発電機
43 電気器具
50 駆動輪
51 駆動回転軸
52 前輪
53 車体
54 ハンドル
55 座席
56 装置収納部

Claims (3)

  1. 座席を有する車体と、前記車体に設けられた複数のタイヤと、前記複数のタイヤのうち少なくとも一つのタイヤにおける駆動回転軸を回転駆動させる走行用電動モータと、前記走行用電動モータの出力回転軸と前記駆動回転軸との間に配置された主動力伝達部と、前記走行用電動モータに電気を供給するバッテリーと、を備えた低速走行用の乗物において、
    前記出力回転軸と前記主動力伝達部と前記駆動回転軸との少なくとも何れか一つに接続された副動力伝達部と、前記副動力伝達部に入力軸が接続された発電機とを備えたことを特徴とする低速走行用の乗物。
  2. 前記副動力伝達部は、前記駆動回転軸に接続されたものであり、且つ、増速装置を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の低速走行用の乗物。
  3. 前記バッテリーに接続された充電用発電機と、前記充電用発電機の入力軸を回転させるエンジンとを備え、前記エンジンは前記タイヤを回転させるものではなく、前記エンジンを駆動して前記発電機が発電した電気で、前記バッテリーに充電を行なうものであることを特徴とする低速走行用の乗物。
JP2013005615U 2013-09-30 低速走行用の乗物 Expired - Lifetime JP3188120U (ja)

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Publication Number Publication Date
JP3188120U true JP3188120U (ja) 2014-01-09

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