JP2517403Y2 - 便器の防露カバー取付構造 - Google Patents
便器の防露カバー取付構造Info
- Publication number
- JP2517403Y2 JP2517403Y2 JP7670791U JP7670791U JP2517403Y2 JP 2517403 Y2 JP2517403 Y2 JP 2517403Y2 JP 7670791 U JP7670791 U JP 7670791U JP 7670791 U JP7670791 U JP 7670791U JP 2517403 Y2 JP2517403 Y2 JP 2517403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dew
- proof cover
- toilet
- elastic
- toilet body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、既に設置されている便
器への防露カバーの取付構造に関するものである。
器への防露カバーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水洗便器の給水用水は図2(b)の矢印
に示しているように、便器本体1上部から高圧力で便器
内に流入すると共に給水溜まり部7から水路部8を経て
便器本体1下部の排水路部9へ流出するものである。し
かし水洗便器を使用する場合に、給水用水の温度が低く
トイレ内の室温が高い環境下では、トイレ室内の空気中
の水分が便器本体1の給水溜まり部7付近の表面で冷や
されて結露し、トイレの床が結露水で濡れたりすること
がある。そこで高級便器等では、給水溜まり部7と便器
本体1表面の中間に空気層を設けることによって、給水
溜まり部7と便器本体1表面との温度差が空気層によっ
て遮断され、給水溜まり部7表面での結露を防止するよ
うにしている。しかし便器本体1の形状面から便器本体
1内の水路部8を空気層による二層化にすることは困難
であり、このために水路部8表面での結露を防止する方
法が必要となり、別売部品として便器の防露カバー3が
提供されている。
に示しているように、便器本体1上部から高圧力で便器
内に流入すると共に給水溜まり部7から水路部8を経て
便器本体1下部の排水路部9へ流出するものである。し
かし水洗便器を使用する場合に、給水用水の温度が低く
トイレ内の室温が高い環境下では、トイレ室内の空気中
の水分が便器本体1の給水溜まり部7付近の表面で冷や
されて結露し、トイレの床が結露水で濡れたりすること
がある。そこで高級便器等では、給水溜まり部7と便器
本体1表面の中間に空気層を設けることによって、給水
溜まり部7と便器本体1表面との温度差が空気層によっ
て遮断され、給水溜まり部7表面での結露を防止するよ
うにしている。しかし便器本体1の形状面から便器本体
1内の水路部8を空気層による二層化にすることは困難
であり、このために水路部8表面での結露を防止する方
法が必要となり、別売部品として便器の防露カバー3が
提供されている。
【0003】従来から提供されている便器の防露カバー
3は図3に示しているように、発泡ウレタン等から成り
水路部8の便器表面に沿う形状をし、ゴムバンド10等
で水路部8の便器本体1表面に仮接着すると共に防露カ
バー3の外周部にシリコン等の接着剤11を塗布し、そ
してこの接着剤11を乾燥させることによって完全に防
露カバー3を便器本体1に本接着させることができるよ
うにしてある。
3は図3に示しているように、発泡ウレタン等から成り
水路部8の便器表面に沿う形状をし、ゴムバンド10等
で水路部8の便器本体1表面に仮接着すると共に防露カ
バー3の外周部にシリコン等の接着剤11を塗布し、そ
してこの接着剤11を乾燥させることによって完全に防
露カバー3を便器本体1に本接着させることができるよ
うにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし図3に示すよう
な便器の防露カバー3は、接着剤11であるシリコンが
乾燥するのに約1日かかりその後ゴムバンド10を取り
外す必要があるために2回の作業が必要となるという問
題がある。また、便器の結露は便器の使用環境によって
発生するために、既に取り付けられている便器に防露カ
バー3を取り付けることが多く、しかもほとんどのトイ
レが狭い室内に設置されているためにゴムバンド10で
固定する方法は作業性が悪く、又防露カバー3からはみ
出す接着剤11と便器本体1の色をそろえる必要がある
ために10色程度ある便器本体1の色と同色の接着剤1
1が必要となり部材調達上の問題もある。
な便器の防露カバー3は、接着剤11であるシリコンが
乾燥するのに約1日かかりその後ゴムバンド10を取り
外す必要があるために2回の作業が必要となるという問
題がある。また、便器の結露は便器の使用環境によって
発生するために、既に取り付けられている便器に防露カ
バー3を取り付けることが多く、しかもほとんどのトイ
レが狭い室内に設置されているためにゴムバンド10で
固定する方法は作業性が悪く、又防露カバー3からはみ
出す接着剤11と便器本体1の色をそろえる必要がある
ために10色程度ある便器本体1の色と同色の接着剤1
1が必要となり部材調達上の問題もある。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、防露カバーの取付作業性を向上させることが
でき、しかも防露対策に優れた便器の防露カバー取付構
造を提供することを目的とする。
であって、防露カバーの取付作業性を向上させることが
でき、しかも防露対策に優れた便器の防露カバー取付構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、便器本体1の
基部側面2に沿う形状をした防露カバー3の裏面にその
周縁に沿って凸部4を設け、2枚の防露カバー3を対峙
させると共に各防露カバー3の一方の側端間に弾性体5
を取り付けて弾性防露カバー6を形成し、この弾性防露
カバー6を便器本体1の基部側面2に両側から弾性体5
の弾性力で挟み込むと共に防露カバー3の裏面に設けた
凸部4を便器本体1の表面に接触させて成ることを特徴
とするものである。
基部側面2に沿う形状をした防露カバー3の裏面にその
周縁に沿って凸部4を設け、2枚の防露カバー3を対峙
させると共に各防露カバー3の一方の側端間に弾性体5
を取り付けて弾性防露カバー6を形成し、この弾性防露
カバー6を便器本体1の基部側面2に両側から弾性体5
の弾性力で挟み込むと共に防露カバー3の裏面に設けた
凸部4を便器本体1の表面に接触させて成ることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】弾性体5を変形させて弾性防露カバー6を押し
広げることによってて便器本体1の基部側面2に両側か
ら弾性体5の弾性力で防露カバー3を挟み込むと共に、
防露カバー3の裏面に設けた凸部4を便器本体1と接触
させて弾性防露カバー6を便器本体1に固定させること
ができ、接着剤11を用いる必要なく防露カバー3の取
付けを行うことができる。
広げることによってて便器本体1の基部側面2に両側か
ら弾性体5の弾性力で防露カバー3を挟み込むと共に、
防露カバー3の裏面に設けた凸部4を便器本体1と接触
させて弾性防露カバー6を便器本体1に固定させること
ができ、接着剤11を用いる必要なく防露カバー3の取
付けを行うことができる。
【0008】
【実施例】以下本考案を実施例によって詳述する。便器
の防露カバー3は、図1に示すように便器本体1の基部
側面2に沿う形状をした発泡ウレタンから成っており、
その裏面の周縁に沿って便器本体1と直接接触する断面
三角状の凸部4を設け、2枚の防露カバー3を面対向す
るように対峙させると共に各防露カバー3の一端の側端
間に板バネ等で形成されるU字状の弾性体5をインサー
ト成形等で取り付けて弾性防露カバー6を形成するよう
にしてある。この時弾性防露カバー6の2枚の防露カバ
ー3の対向面間の間隔は取り付ける便器本体1基部の両
側面2間の厚みよりも小さくするようにしてある。上記
の弾性防露カバー6を図2(a)に示す便器本体1の基
部内にある水路部8の両側面2に挟み込むようにして取
り付けるにあたっては、弾性体5の弾性力に逆らって2
枚の防露カバー3の間隔が便器本体1基部の両側面2間
の厚みよりも大きくなるまで2枚の防露カバー3を押し
広げ、水路部8の両側面2に弾性体5の弾性力で各防露
カバー3を圧接させることによって行うことができる。
取り付けられた弾性防露カバー6は防露カバー3の裏面
に設けた凸部4を便器本体1を接触させた状態で、弾性
体5の弾性力によって便器本体1に固定されると共に、
三角状の凸部4が弾性体5の弾性力によって先端部が押
しつぶされるように便器本体1の表面に密着し、便器本
体1と防露カバー3の凸部4で囲まれた部分との間に空
気の移動が無い密閉空間を形成させることができ、トイ
レ内の室温と水路部8内の給水用水の温度差を防露カバ
ー3自体とこの密閉空間による断熱層とで遮断すること
ができ、高い防露効果を得ることができる。
の防露カバー3は、図1に示すように便器本体1の基部
側面2に沿う形状をした発泡ウレタンから成っており、
その裏面の周縁に沿って便器本体1と直接接触する断面
三角状の凸部4を設け、2枚の防露カバー3を面対向す
るように対峙させると共に各防露カバー3の一端の側端
間に板バネ等で形成されるU字状の弾性体5をインサー
ト成形等で取り付けて弾性防露カバー6を形成するよう
にしてある。この時弾性防露カバー6の2枚の防露カバ
ー3の対向面間の間隔は取り付ける便器本体1基部の両
側面2間の厚みよりも小さくするようにしてある。上記
の弾性防露カバー6を図2(a)に示す便器本体1の基
部内にある水路部8の両側面2に挟み込むようにして取
り付けるにあたっては、弾性体5の弾性力に逆らって2
枚の防露カバー3の間隔が便器本体1基部の両側面2間
の厚みよりも大きくなるまで2枚の防露カバー3を押し
広げ、水路部8の両側面2に弾性体5の弾性力で各防露
カバー3を圧接させることによって行うことができる。
取り付けられた弾性防露カバー6は防露カバー3の裏面
に設けた凸部4を便器本体1を接触させた状態で、弾性
体5の弾性力によって便器本体1に固定されると共に、
三角状の凸部4が弾性体5の弾性力によって先端部が押
しつぶされるように便器本体1の表面に密着し、便器本
体1と防露カバー3の凸部4で囲まれた部分との間に空
気の移動が無い密閉空間を形成させることができ、トイ
レ内の室温と水路部8内の給水用水の温度差を防露カバ
ー3自体とこの密閉空間による断熱層とで遮断すること
ができ、高い防露効果を得ることができる。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のように、便器本体の基部
側面に沿う形状をした防露カバーの裏面にその周縁に沿
って凸部を設け、2枚の防露カバーを対峙させると共に
各防露カバーの一方の側端間に弾性体を取り付けて弾性
防露カバーを形成し、この弾性防露カバーを便器本体の
基部側面に両側から弾性体の弾性力で挟み込むと共に防
露カバーの裏面に設けた凸部を便器本体の表面に当接さ
せるようにしたので、弾性体の弾性力で防露カバーの取
り付けを行うことができて防露カバーに接着剤を塗布す
るような必要がなくなり、防露カバーの取り付けの作業
性が向上するものであり、また防露カバーの裏面に設け
た凸部の先端部が便器本体の表面に当接されることによ
って便器本体と防露カバーの凸部で囲まれた断熱空間が
形成され、防露効果を向上させることができるものであ
る。
側面に沿う形状をした防露カバーの裏面にその周縁に沿
って凸部を設け、2枚の防露カバーを対峙させると共に
各防露カバーの一方の側端間に弾性体を取り付けて弾性
防露カバーを形成し、この弾性防露カバーを便器本体の
基部側面に両側から弾性体の弾性力で挟み込むと共に防
露カバーの裏面に設けた凸部を便器本体の表面に当接さ
せるようにしたので、弾性体の弾性力で防露カバーの取
り付けを行うことができて防露カバーに接着剤を塗布す
るような必要がなくなり、防露カバーの取り付けの作業
性が向上するものであり、また防露カバーの裏面に設け
た凸部の先端部が便器本体の表面に当接されることによ
って便器本体と防露カバーの凸部で囲まれた断熱空間が
形成され、防露効果を向上させることができるものであ
る。
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、(a)は
弾性防露カバーと便器本体の斜視図、(b)は防露カバ
ーの側面断面図、(c)は防露カバーの取り付け状態を
示す平面図である。
弾性防露カバーと便器本体の斜視図、(b)は防露カバ
ーの側面断面図、(c)は防露カバーの取り付け状態を
示す平面図である。
【図2】水洗便器を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
(b)は断面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
1 便器本体 2 基部側面 3 防露カバー 4 凸部 5 弾性体 6 弾性防露カバー
Claims (1)
- 【請求項1】便器本体の基部側面に沿う形状をした防露
カバーの裏面にその周縁に沿って凸部を設け、2枚の防
露カバーを対峙させると共に各防露カバーの一方の側端
間に弾性体を取り付けて弾性防露カバーを形成し、この
弾性防露カバーを便器本体の基部側面に両側から弾性体
の弾性力で挟み込むと共に防露カバーの裏面に設けた凸
部を便器本体の表面に当接させて成ることを特徴とする
便器の防露カバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7670791U JP2517403Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 便器の防露カバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7670791U JP2517403Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 便器の防露カバー取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530280U JPH0530280U (ja) | 1993-04-20 |
JP2517403Y2 true JP2517403Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=13613001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7670791U Expired - Lifetime JP2517403Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 便器の防露カバー取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517403Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6066404B2 (ja) * | 2012-12-11 | 2017-01-25 | 株式会社Lixil | 水洗式大便器 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP7670791U patent/JP2517403Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530280U (ja) | 1993-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2517403Y2 (ja) | 便器の防露カバー取付構造 | |
JP2520913Y2 (ja) | 便器の防露カバー取付構造 | |
JPS62120607U (ja) | ||
JPH0249138U (ja) | ||
JPS5935731Y2 (ja) | 浴室内装材 | |
JPS6351492U (ja) | ||
JPS6347239Y2 (ja) | ||
JPS6128446U (ja) | 家具 | |
JPS6257216U (ja) | ||
JPS5860774U (ja) | ドア取付枠の調整装置 | |
JPS62126881U (ja) | ||
JPS5844207Y2 (ja) | 化粧カバ−取付装置 | |
JPS62124886U (ja) | ||
JPS6296406U (ja) | ||
JPS62170348U (ja) | ||
JPH034814U (ja) | ||
JPS62126879U (ja) | ||
JPS61119384U (ja) | ||
JPS63156313U (ja) | ||
JPH0170933U (ja) | ||
JPS6214062U (ja) | ||
JPS6156567U (ja) | ||
JPH0250344U (ja) | ||
JPS62124887U (ja) | ||
JPS63123264U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960702 |