JP2517328Y2 - ボルト,ナットの飛散防止具 - Google Patents

ボルト,ナットの飛散防止具

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JP2517328Y2
JP2517328Y2 JP1993076657U JP7665793U JP2517328Y2 JP 2517328 Y2 JP2517328 Y2 JP 2517328Y2 JP 1993076657 U JP1993076657 U JP 1993076657U JP 7665793 U JP7665793 U JP 7665793U JP 2517328 Y2 JP2517328 Y2 JP 2517328Y2
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bolt
nut
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nuts
bolts
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実 斎藤
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実 斎藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボルト,ナットの飛散
防止具。詳しくは帽体に連設した係留片を止着手段によ
り固定部材へ止着する構成のボルト,ナットの飛散防止
具に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルト頭やナットに被せてこれらを保護
するキャップは、実開昭54−38769号及び実開昭
57−112122号公報により公知である。
【0003】しかし、実開昭54−38769号に係る
キャップは、細条により円筒体へ連結されるから、ボル
トの切断時にナットの飛散を防止することはできるが、
ボルト,ナットへその締結後にセットすることはできな
いものであり、又、実開昭57−112122号に係る
キャップは座金へ係止するから、ボルト,ナットの締結
後にセットすることはできるが、ボルトが切断したとき
ナットが座金と共に飛散するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記問題点を
解消するためになされたもので、締結後のボルト,ナッ
トへ簡単にセットできて、ボルトが切断してもその頭や
ナットが飛散せず、且つ切断ボルトの発見にも有効なボ
ルト,ナットの飛散防止具を提供することを課題 とす
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案に係るボルト,ナットの飛散防止具は、複数の部
材を締結させるボルト,ナットのボルトの頭かナットへ
被せてこれらを覆わせる帽体と、この帽体から前記ボル
ト,ナットの近傍に位置する固定部材へ向かって延出さ
せ、止着手段により前記固定部材へ止着する係留片と、
この係留片に横方向に設けて前記ボルトの切断時、前記
帽体を倒れ易くする肉薄部とを備えさせた構成を採用す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案に係るボルト,ナットの飛散防止具は、
鉄道レールと枕木とを図5〜図7のように締結している
ボルト,ナットのボルト頭か、ナットかへ帽体を被せて
から、この帽体に付設した係留片を図5,図6に示すよ
うに孔の切割りをボルトに嵌めるか、図7に示すように
孔から枕木へ釘を打つか、ねじを螺合させるかして固定
部材へ止め付けると、飛散防止具が締結後のナット、又
はボルト頭へ簡単にセットされる。従って、もし何等か
の原因によりボルトが切断してナット又はボルトの頭
遊離させても、これらは帽体に収まって係留片により固
定部材へ係留されていて飛散することはないものであ
る。
【0007】しかし、前記のようにボルトが切断して締
結力を失った場合は、いち早くこれを発見して交換する
必要がある。けれどもボルトの切断によりナットが遊離
しても帽体がそのままであると切断を発見しにくいか
ら、係留片に横方向の肉薄部をを設けて置くと、ボルト
の切断によりナット又はボルトの頭が跳ねると係留片が
前記肉薄部より折れ曲がって、ナット又はボルトの頭を
保持した帽体を図6及び図7に示すように倒れさせるか
ら、この帽体の位置の変化によりボルトの切断を遠方か
らでも容易に発見することができて便利である。
【0008】
【実施例】以下に本考案に係るボルト,ナットの飛散防
止具の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1はこのボルト,ナットの飛散防止具の
第1の実施例を示した斜視図。図2は同上の第2の実施
例を示した斜視図。図3は同上の第3の実施例を示した
斜視図。図4は同上の第4の実施例を示した斜視図。図
5は鉄道レールを枕木へ締結しているナットの飛散防止
を図1に示す第1の実施例によって行う場合の帽体の一
部分を縦断した正面図。図6は同上の帽体を縦断した側
面図。図7は鉄道レールを枕木へ締結したボルトの頭の
飛散防止を図2に示す第2の実施例によって行う場合の
帽体を縦断した側面図である。
【0010】図1〜図7に於て符号1は、本考案の飛散
防止具の帽体で、例えば図5、図6に示すように枕木2
に鉄道レール3を固定する場合、鉄道レール3の締金4
に通したボルト5に螺合して締金4を締結させたナット
6か、図5に示すように枕木1にセットしためねじ7に
螺合して締金4を締結させたボルト5の頭5aかに被せ
るもので、図5〜図7に示すようにその中へナット6ま
たはボルトの頭5aが収まり、且つ、その上側に若干の
余剰空間ができる大きさに形成するもので、この帽体1
とナット6又はボルトの頭5aとの間には、図5〜図7
に示すように隙間が存在してもよいが、帽体1をなるべ
く安価に且つ軽量に製作するためには、両者が接触する
程度の大きさにすることがよく、こうすることによって
ナット6やボルトの頭5aに被せた帽体1を外れにくく
することができる。又、この帽体1は、合成樹脂の成形
加工により製造すると、均一品の量産が可能で後記する
係留片を容易に一体形成することもできて便利である。
【0011】図1〜図7に於て符号8は、前記した帽体
1に付設した係留片で、ナット6又はボルトの頭5aと
固定部材となる枕木2とに図5〜図7のような高低差が
ある場合は、帽体1の下方へ図1、図2のように脚状に
縦設し、その下端に横へ延出する屈曲部9を設けて、こ
の屈曲部9にボルト5を固定部材とする場合は、図1に
示すような切割り入りの孔10を形成し、この孔10を
前記切割りを広がらせて図5に示すようにボルト5に押
し嵌めることによりボルト5へ止着し、枕木1を固定部
材とする場合は、屈曲部9に孔11をあけ、この孔11
を通して枕木1へ釘を打つか、ねじ12を螺合させて
曲部9を止着するもので、この係留片8の帽体1に近い
部分にはボルト5の切断によりナット6又はボルトの頭
5aが跳ねたとき帽体1を倒れ易くするため横方向に
薄部13を一設けてある。
【0012】図3及び図4は前記した係留片8の他の例
を示すもので、図3に示す例では係留片8を帽体1の下
縁から横方向へ長く真っ直に延出させて、その帽体1に
近い部分と中間の部分とに横方向に肉薄部6を二形成
し、これら肉薄部6により係留片8を同図に鎖線で示す
ように屈曲させて固定部材への止着を行うようにし、又
は、図4に示す例では係留片8を帽体1の下縁から横方
向へ図6の場合よりも短く真っ直に延出させて、その帽
体1に近い部分にボルト5の切断によりナット6又はボ
ルトの頭5aが跳ねたとき帽体1が倒れ易くするため横
方向に肉薄部13を1条設けてある。
【0013】尚、本考案に係るボルト,ナットの飛散防
止具の用途は、前述した鉄道レールの締結用ボルト,ナ
ットに限定されるものではなく、その他の機械や装置、
構造物等にも広く利用できるが、これらに利用する場合
の作用効果も鉄道レールと同様であるから、図解及び説
明は省略した。
【0014】
【考案の効果】前述した通り本考案に係るボルト,ナッ
トの飛散防止具は、帽体をボルトの頭又はナットへ被せ
て、帽体に付設した係留片を止着手段により近傍の固定
部材へ止着すれば、締結後のボルト,ナットへ簡単迅速
にセットして、大量のボルト,ナットの係留操作を少な
い人手で能率よく行えるし、又、係留片に係留される帽
体はボルトの切断が起こってもボルト頭やナットが飛散
しないため、これに原因する事故防止に完璧な効果が上
がって、しかも係留片に肉薄曲を設けるとボルトの切断
によりその頭やナットが跳ねると、この力により帽体が
倒れて位置の変化によりボルトの切断を明示しその発見
を容易にする効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボルト,ナットの飛散防止具の第
1の実施例を示した斜視図である。
【図2】同上の第2の実施例を示した斜視図である。
【図3】同上の第3の実施例を示した斜視図である。
【図4】同上の第4の実施例を示した斜視図である。
【図5】鉄道レールを枕木へ締結したナットの飛散防止
を図1に示した第1の実施例により行う状態を帽体の一
部分を縦断して示した正面図である。
【図6】同上の帽体を縦断して示した側面図である。
【図7】鉄道レールを枕木へ締結したボルトの頭の飛散
防止を図2に示した第2の実施例により行う状態を帽体
を縦断して示した側面図である。
【符号の説明】
1 帽体 2と3 被締結部材 5 ボルト 5a ボルトの頭 6 ナット 7 係留片 13 肉薄部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材を締結させるボルト,ナット
    ボルトの頭かナットへ被せてこれらを覆わせる帽体
    と、この帽体から前記ボルト,ナットの近傍に位置する
    固定部材へ向かって延出させ、止着手段により前記固定
    部材へ止着する係留片と、この係留片に横方向に設けて
    前記ボルトの切断時、前記帽体を倒れ易くする肉薄部と
    備えさせたことを特徴とするボルト,ナットの飛散防
    止具。
JP1993076657U 1993-12-28 1993-12-28 ボルト,ナットの飛散防止具 Expired - Lifetime JP2517328Y2 (ja)

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JPH0743492U JPH0743492U (ja) 1995-08-22
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