JP2517233Y2 - 発泡スチロール成形金型の蒸気供給装置 - Google Patents

発泡スチロール成形金型の蒸気供給装置

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JP2517233Y2
JP2517233Y2 JP4132693U JP4132693U JP2517233Y2 JP 2517233 Y2 JP2517233 Y2 JP 2517233Y2 JP 4132693 U JP4132693 U JP 4132693U JP 4132693 U JP4132693 U JP 4132693U JP 2517233 Y2 JP2517233 Y2 JP 2517233Y2
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frame
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俊夫 広瀬
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俊夫 広瀬
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発泡スチロール成形金
型の固定側ボックスより固定側枠型の裏側へ蒸気を供給
する蒸気供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡スチロール成形金型への蒸気
の供給に際しては、固定側ボックスフレーム内全体に蒸
気を供給し、固定側枠型を加熱していたが、固定側枠型
の加熱蒸気量よりも、固定側ボックスフレーム自体の温
度上昇に消費される蒸気量の方が大きく、非常に無駄が
多かったのである。
【0003】そこで、固定側ボックス内に通気路を固定
し、通気路から固定側枠型の裏側へ蒸気を供給し、蒸気
量の無駄を省いたのであるが、固定側枠型の数によって
通気路の数も異なり、したがって、何種類もの固定側ボ
ックスを製作し、その都度取り換えなければならなく、
製作費も嵩むと共に取り換え作業も非常に面倒であっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記点より本考案は、
固定側枠型の数が変わっても固定側ボックスを変えるこ
となく、固定側枠型の数に応じた数の通気路への取り換
えのみで済ますことができ、製作費の軽減と作業能率の
向上を図ることのできる発泡スチロール成形金型の蒸気
供給装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案装置は、固定側ボックスフレームの蒸気導入側の
内壁及び蒸気排出側の内壁より夫々間隔を於いて、仕切
り板が固定側ボックスフレーム内に脱着可能に取り付け
られ、両仕切り板間に上面が開口した通気路が脱着可能
に取り付けられると共に、通気路の両端が当着する仕切
り板部に通気口が開口され、通気路の上面が固定側ボッ
クスフレームの天板に脱着可能に取り付けられると共
に、固定側枠型の裏側に対応する天板部に前記通気路の
巾と同一巾の長孔が穿設されていることを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本考案装置の作用を説明すれば、固定側ボック
スフレームの蒸気導入口より蒸気室内に加熱された蒸気
が送り込まれ、通気路を通り通気路の上面から天板部の
長孔を経て固定側枠型の裏側へ蒸気は供給されるのであ
るが、固定側枠型の数を変える場合は、天板と固定側ボ
ックスフレームを止着しているボルト、及び天板と通気
路を止着しているボルトを外して天板を取り外し、次い
で通気路を仕切り板に止着しているボルトを外して通気
路を取り外し、最後に仕切り板を止着しているボルトを
外せば、仕切り板と通気路は容易に取り外しが可能であ
る。したがって、固定側ボックスフレームはそのまま
で、次に変更になった固定側枠型の数に応じた数の通気
路、及び通気口が開口された仕切り板を今度は逆に固定
側ボックスフレームにボルト及びナットで止着すれば、
容易に組み立てが可能である。
【0007】
【実施例】以下、本考案装置の一実施例を図面に基づき
説明すれば、図1は本考案装置の一実施例を示す縦断側
面図、図2は同上の固定側ボックス内の正面図である。
而して、図中1は固定側ボックスフレームであり、該固
定側ボックスフレーム1の蒸気導入口2側の内壁及び蒸
気排出口3側の内壁より一定の距離を於いて取り付け壁
4が夫々の内壁に沿い屈曲形成されている。そして、両
取り付け壁4に仕切り板5が夫々ボルト及びナット止め
6により脱着可能に止着され、内壁と仕切り板5間に蒸
気室7を形成している。
【0008】8は両仕切り板5間にボルト及びナット止
め9により脱着可能に設けた通気路であり、該通気路8
は上面が開口した樋形状となっている。又、通気路8の
両端が当着する仕切り板5部には通気口10が開口され
ている。そして、通気路8の上面は固定側ボックスフレ
ーム1の天板11にボルト及びナット止め12により脱
着可能に止着されている。13は固定側枠型であり、固
定側枠型13の裏側に対応する天板部に前記通気路8と
同一巾の長孔14が形成され、蒸気を通気路8より固定
側枠型13の裏側に取り入れている。15は固定側ボッ
クスフレーム1の蒸気排出口3に設けた排気弁、16は
冷却水管である。尚、図中17は移動側枠型、18は移
動側ボックスフレームである。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、固定側ボックスフレー
ム内の仕切り板及び通気路が脱着可能に取り付けられて
いるため、固定側枠型の数に応じた数の通気路に取り換
えることが可能で、従来のように固定側ボックス全体を
取り換える必要がなく、製作費の軽減と作業能率の向上
を図ることのできた有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】本考案装置の固定側ボックス内の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定側ボックスフレーム 2 蒸気導入口 3 蒸気排出口 5 仕切り板 8 通気路 10 通気口 11 天板 13 固定側枠型 14 長孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ボックスフレームの蒸気導入側の
    内壁及び蒸気排出側の内壁より夫々間隔を於いて、仕切
    り板が固定側ボックスフレーム内に脱着可能に取り付け
    られ、両仕切り板間に上面が開口した通気路が脱着可能
    に取り付けられると共に、通気路の両端が当着する仕切
    り板部に通気口が開口され、通気路の上面が固定側ボッ
    クスフレームの天板に脱着可能に取り付けられると共
    に、固定側枠型の裏側に対応する天板部に前記通気路の
    巾と同一巾の長孔が穿設されていることを特徴とする発
    泡スチロール成形金型の蒸気供給装置。
JP4132693U 1993-06-29 1993-06-29 発泡スチロール成形金型の蒸気供給装置 Expired - Lifetime JP2517233Y2 (ja)

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