JP2517200B2 - ディジタル映像信号のノイズ除去装置 - Google Patents

ディジタル映像信号のノイズ除去装置

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JP2517200B2
JP2517200B2 JP5026426A JP2642693A JP2517200B2 JP 2517200 B2 JP2517200 B2 JP 2517200B2 JP 5026426 A JP5026426 A JP 5026426A JP 2642693 A JP2642693 A JP 2642693A JP 2517200 B2 JP2517200 B2 JP 2517200B2
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英明 芝田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の自己相関を
利用して映像信号中に含まれるノイズを除去するノイズ
除去装置に関し、特にディジタル映像信号の所定期間毎
に適応的にノイズ除去量を変えるに適したディジタル映
像信号のノイズ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の自己相関を利用して映像信号
中に含まれるノイズを除去する装置として、映像信号の
1フレームの遅延線を有する再帰型フィルターを用いて
入力映像信号をフレーム周期毎に時間的に平均化する装
置が提案されている。また、入力映像信号のS/Nに応
じて自動的に再帰型フィルターの帰還係数を変化させ、
ノイズ除去量を切り替える装置が提案されている。図5
にそのブロック図を示す。
【0003】図5において、501は減算器、502は
フレームメモリ、503は乗算係数が適応的に変化する
乗算器、504は減算器、505はラインメモリ、50
6は減算器、507は比較器、508は入力制御回路、
509は加算器とメモリ(図示せず)で構成された積分
回路である。
【0004】図5のブロック図に従って、その動作を以
下に説明する。まず、入力端子500より入力されたデ
ィジタル映像信号は、減算器504においてフレームメ
モリ502から出力される映像信号の1フレーム期間前
の同じ画素位置のディジタル映像信号を減算される。減
算器504は減算結果であるフレーム間差分信号を乗算
器503及び、ラインメモリ505及び、減算器506
に出力する。
【0005】乗算器503では、フレーム間差分信号に
1以下の係数が乗算される。この係数は積分回路509
の出力信号によって適応的に切り替えられる。乗算器5
03は乗算結果を減算器501に出力する。減算器50
1は入力されたディジタル映像信号から乗算器503の
出力を減算し、フレームメモリ502に出力する。フレ
ームメモリ502は減算器501の減算結果を次フレー
ムの処理までの期間、記憶する。
【0006】一方、減算器504の減算結果であるフレ
ーム間差分信号はラインメモリ505で映像信号の1水
平走査期間、遅延された後に減算器506に出力され
る。減算器506では、ラインメモリ505の出力と減
算器504の出力とが減算され、1フレーム画像内のフ
レーム相関及び、ライン相関をもつ信号成分が減衰され
たノイズ信号が得られる。このノイズ信号は、比較器5
07及び、入力制御回路508に出力される。比較器5
07は入力されるノイズ信号をある基準レベルと比較す
る。ノイズ信号が基準レベル以下の場合には、入力制御
回路508は減算器506の出力であるノイズ信号を取
り込み、積分回路509に出力する。積分回路509
は、1水平走査期間毎に、入力されたノイズ信号のレベ
ルを累積加算し、加算結果を乗算器503に出力する。
積分回路509の加算結果が大きいほど、乗算器503
の乗算係数は大きくされ、ノイズ除去量が増やされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような1フレーム画像内のフレーム相関及び、ライン相
関をもつ信号成分が減衰されたノイズ信号のレベルを比
較し、基準レベル以下のノイズ信号を積分することによ
りディジタル映像信号のS/Nを検出し、これに従って
再帰型フィルターの帰還係数を適応的に変化させる構成
では、なんらかの基準レベルの設定を行う必要があり、
基準レベルをある値に設定すると、ノイズレベルが大き
い場合、すなわちS/Nの悪い映像信号に対してはノイ
ズ除去誤動作を引き起こすという欠点を有していた。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、ディジタル映像
信号の局所的特徴を抽出し、この統計的分布を用いて画
質を自動的に検出し、ノイズ除去量を映像信号の所定期
間毎に適応的に切り替えるように制御を行うディジタル
映像信号のノイズ除去装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディジタル映
像信号のノイズ除去を行う装置において、前記ディジタ
ル映像信号をブロック化し、これらのブロック毎の特徴
量を抽出する手段と、前記ブロック毎の特徴量の所定期
間にわたる度数分布を検出する手段と、前記度数分布の
最高値を示す特徴量を検出する手段と、前記検出された
最高値を示す特徴量に従ってノイズ除去量を適応的に変
える手段とを具備した構成である。
【0010】
【作用】本発明は、ディジタル映像信号を微小ブロック
に分割した後、各ブロック内の局所的特徴を抽出し、そ
の所定期間にわたる統計的分布を用いて映像信号の画質
を自動的に検出し、これに従ってノイズ除去量を映像信
号の所定期間毎に適応的に変えて映像信号の画質に応じ
たノイズ除去量の制御を行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本実施例のディジタル映像信
号のノイズ除去装置のブロック図である。本実施例で
は、映像信号は8ビットで量子化されており、この量子
化された2次元ディジタル映像信号を4×4画素で構成
される微小ブロックに分割し、各ブロック毎の特徴量と
してダイナミックレンジを用い、映像信号の自己相関と
してフレーム差分信号を利用してノイズ除去量の切り替
えを1フレーム毎に適応的に行う場合を例にとって説明
する。
【0012】図1において、101は1フレームのディ
ジタル映像信号を4×4画素のブロックに分割するブロ
ック化回路であり、ランダムアクセスメモリ(RANDOM AC
CESSMEMORY 以下RAMと略す。)で構成されている。
102は各ブロック毎の特徴量を算出する特徴量抽出回
路である。103は各特徴量を有するブロックの度数分
布を1フレーム期間にわたって検出する度数分布検出回
路であり、RAM、および加算器で構成されている。1
04は1フレーム期間にわたって検出された度数分布が
最高値をしめす時の特徴量の値を検出するピーク値検出
回路である。501、502、503、504はそれぞ
れ図5に示したものと同様のもので、501は減算器、
502はフレームメモリ、503は乗算係数が適応的に
変化する乗算器、504は減算器である。
【0013】図1に従って詳しく説明する。まず入力端
子100に1フレーム分のディジタル映像信号が入力さ
れる。この入力されたディジタル映像信号はブロック化
回路101で4×4画素で構成されるブロックに分割さ
れる。ブロック化回路101はブロック分割されたディ
ジタル映像信号を特徴量抽出回路102に出力する。
【0014】特徴量抽出回路102は本実施例において
は、1ブロック内の全画素のレベルを比較し、ブロック
毎のダイナミックレンジを特徴量として抽出する。この
抽出されたダイナミックレンジは度数分布検出回路10
3に出力される。
【0015】度数分布検出回路103では1フレーム期
間のブロック毎の特徴量であるダイナミックレンジの度
数分布を検出する。このダイナミックレンジの度数分布
はピーク値検出回路104に出力される。図2に一般的
なディジタル映像信号のブロック毎のダイナミックレン
ジの度数分布の一例を示す。一般にディジタル映像信号
のダイナミックレンジを4画素間隔程度の局所的な領域
で見ると、その値はもともとの8ビットで量子化された
255レベルのダイナミックレンジに対して非常に小さ
くなり、各ダイナミックレンジの度数分布は図2に示す
ように、小ダイナミックレンジの領域にピークをもつ特
性となる。
【0016】ピーク値検出回路104は1フレーム期間
のブロック毎の特徴量であるダイナミックレンジの度数
分布からそのピーク値を示すダイナミックレンジの値を
検出する。例えば図2に示すような度数分布の場合に
は、ダイナミックレンジの値として4が検出される。
【0017】一方、図2のダイナミックレンジの度数分
布を示すディジタル映像信号に振幅の異なるホワイトノ
イズをそれぞれ付加した場合のダイナミックレンジの度
数分布を図3、図4に示す。ただし、図3に比べて図4
の場合には付加したホワイトノイズの振幅は2倍になっ
ている。図3、図4から分かるようにダイナミックレン
ジの度数分布は付加したホワイトノイズの大きさに従っ
て、そのピーク値がダイナミックレンジの大きい方にシ
フトし、ピーク値検出回路104の出力はそれぞれ2
8、56となる。
【0018】ピーク値検出回路104の出力は、入力さ
れた映像信号の画質を表すものであり、これが乗算器5
03に出力される。乗算器503の乗算係数は、ピーク
値検出回路104の出力信号によって適応的に切り替え
られる。すなわち、ピーク値を示すダイナミックレンジ
の値が大きい程、再帰型フィルターの帰還係数が大きく
され、ノイズ除去量が増やされる。減算器501によっ
てノイズ成分を除去されたディジタル映像信号が出力端
子105より出力される。
【0019】以上説明したように本実施例では、水平、
垂直の2次元方向からなるディジタル映像信号を微小ブ
ロックに分割した後、各ブロック内の局所的特徴として
ダイナミックレンジを抽出すると、その1フレーム期間
にわたる統計的分布が映像信号の画質に対応するため、
この統計的分布に従って再帰型フィルターの帰還係数を
映像信号の1フレーム毎に適応的に切り替えてノイズ除
去量の制御を自動的に行う。
【0020】なお、本実施例では、映像信号は8ビット
で量子化されており、これを4×4画素のブロックに分
割して特徴量としてダイナミックレンジを抽出し、その
ダイナミックレンジの度数分布を1フレーム期間にわた
って検出する場合を例にとって説明したが、映像信号の
量子化ビット数、ブロック分割数、度数分布の検出期間
は任意に設定してもかまわないし、特徴量としてブロッ
ク内の全画素値の分散値を用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィジタル映像信号の局所的特徴を抽出し、その所定期間
にわたる統計的分布を映像信号の画質に対応することが
でき、この統計的分布に従ってノイズ除去量を所定期間
毎に制御することができるため、ノイズレベルの大きさ
によらず誤動作なく、自動的にノイズ除去を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディジタル映像信号のノイ
ズ除去装置のブロック図
【図2】映像信号の1フレーム期間にわたるダイナミッ
クレンジの度数分布の一例を示す図
【図3】図2に示す度数分布特性を有する映像信号にあ
る振幅のホワイトノイズを付加した映像信号の1フレー
ム期間にわたるダイナミックレンジの度数分布を示す図
【図4】図2に示す度数分布特性を有する映像信号に図
3の場合の2倍の振幅のホワイトノイズを付加した映像
信号の1フレーム期間にわたるダイナミックレンジの度
数分布を示す図
【図5】従来の映像信号のノイズ除去装置のブロック図
【符号の説明】
100 入力端子 101 ブロック化回路 102 特徴量抽出回路 103 度数分布検出回路 104 ピーク値検出回路 105 出力端子 501、504 減算器 502 フレームメモリ 503 乗算器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル映像信号のノイズ除去を行う装
    置において、前記ディジタル映像信号をブロック化し、
    これらのブロック毎の特徴量を抽出する手段と、前記ブ
    ロック毎の特徴量の所定期間にわたる度数分布を検出す
    る手段と、前記度数分布の最高値を示す特徴量を検出す
    る手段と、前記検出された最高値を示す特徴量に従って
    ノイズ除去量を適応的に変える手段とを具備したディジ
    タル映像信号のノイズ除去装置。
  2. 【請求項2】前記特徴量は、ブロック毎のダイナミック
    レンジで与えられることを特徴とする請求項1項記載の
    ディジタル映像信号のノイズ除去装置。
  3. 【請求項3】前記特徴量は、ブロック毎の画素値の分散
    値で与えられることを特徴とする請求項1項記載のディ
    ジタル映像信号のノイズ除去装置。
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