JP2516231Y2 - 弁当容器 - Google Patents

弁当容器

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JP2516231Y2
JP2516231Y2 JP1992077651U JP7765192U JP2516231Y2 JP 2516231 Y2 JP2516231 Y2 JP 2516231Y2 JP 1992077651 U JP1992077651 U JP 1992077651U JP 7765192 U JP7765192 U JP 7765192U JP 2516231 Y2 JP2516231 Y2 JP 2516231Y2
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、弁当容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近では、一般にランチジャーと称され
る例えば保温式の弁当容器が多く使用されるようになっ
ている。
【0003】従来の該保温式弁当容器は、外ケース内に
真空2重壁構造の保温可能な内容器を収納し、該内容器
内に例えば汁器、飯器、菜器などの個別の容器を入れて
蓋をする構造のものとなっている。そして、上記外ケー
スの両側に係止して設けられた携帯用のベルトにより吊
り下げて携帯するか、又は所定の専用ポーチ内に入れて
持ち運ぶようになっており、箸箱は一般に別のバッグか
又は上記ポーチ内に入れるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
箸箱が弁当容器本体と別個になっていて、バッグやポー
チ等に入れなければならないのは非常に不便であり、可
能ならば弁当容器本体と一体に箸箱収納部を形成したい
という要求が強い。そこで、上記携帯用のベルト部を外
ケース下部まで延設して係止し、その途中に箸箱収納部
(収納ケース)を設けたものも考えられているが、そのよ
うな構成では箸箱収納部の安定性が悪く、又携帯用のベ
ルト自体の自由度がなくなり、携帯しにくいとともに見
映えも悪いなどの欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜3各項
記載の考案は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、それぞれ次のように構成されてい
る。
【0006】(1) 請求項1記載の考案の構成 該請求項1記載の考案の弁当容器は、外ケースと、この
外ケース内に設けられた断熱容器と、上記外ケースに螺
合される蓋体とを備え、上記断熱容器内に飯器等の内器
を収納するようにしてなる弁当容器において、上記外ケ
ースの長手方向の外側部に箸箱が収納される箸箱収納部
を一体に成形するとともに、上記蓋体には上記外ケース
への螺合状態において当該箸箱収納部の開口部を覆う覆
い部を設け、該覆い部と上記箸箱収納部の開口部との間
に箸箱の上端を外部に臨ませる間隔を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】(2) 請求項2記載の考案の構成 請求項2記載の考案の弁当容器は、外ケースと、この外
ケース内に設けられた断熱容器と、上記外ケースに螺合
される蓋体と、上記外ケースの外側部に長手方向に設け
られた箸箱収納部とを備え、上記断熱容器内に飯器等の
内器を収納するようにしてなる弁当容器において、上記
箸箱収納部を上記外ケースと別体に形成し、その下端側
を上記外ケースに対して回転可能に支持する一方、上端
側が上記外ケース外側部に対して回転可能に取付けられ
たスライド式ガイド部材を設け、上記箸箱収納部の上端
側を該スライド式ガイド部材の下端側に対して長穴およ
び軸部材を介して相互にスライド可能に係合し、同スラ
イド式ガイド部材と共に上記外ケース外側部に対して離
接可能に構成したことを特徴とするものである。
【0008】(3) 請求項3記載の考案の構成 該請求項3記載の考案の弁当容器は、上記請求項2記載
の考案の弁当容器の構成において、上記箸箱収納部およ
びスライド式ガイド部材は、外ケース外側部から離反し
た屈曲状態において、容器の把手部を形成するようにな
っていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本願の請求項1〜3各項記載の考案の弁当容器
は、それぞれ上記のように構成されている結果、当該各
構成に対応して、各々次のような作用を奏する。
【0010】(1) 請求項1記載の考案の作用 請求項1記載の考案の弁当容器の構成では、外ケース
と、この外ケース内に収納された断熱容器と、上記外ケ
ースに螺合される蓋体とを備え、上記断熱容器内に飯器
等の内器を収納するようにしてなる弁当容器において、
上記外ケースの長手方向の外側部に箸箱が収納される箸
箱収納部を一体に成形して箸箱の収納を可能にするとと
もに、上記蓋体に上記外ケースへの螺合状態において当
該箸箱収納部の上端側開口部を覆う覆い部を設けること
によって収納された箸箱の脱落とほこりの侵入を防止す
るようにする一方、蓋体自体の回動操作を容易にすると
ともに螺合完了位置を明確にして締め過ぎを解消し、さ
らに該覆い部と上記箸箱収納部の開口部との間に収納時
の箸箱の上端を所定長さ外部に臨ませる間隔を設けるこ
とによって、蓋体閉成時の箸箱収納状態の確認を容易に
するとともに蓋体開放時に箸箱を取り出し易くしてい
る。
【0011】すなわち、該構成では、まず上記箸箱収納
部が外ケース外側部の長手方向に延びて一体化されてい
て、箸箱の大部分を確実に収納し得るようになっている
ので清潔であり、また箸箱自体の収納安定性が高くてデ
ザイン的にも見映えがよくなる。
【0012】そして、上記箸箱収納部は上記外ケースの
外側部に外ケースと一体成形されているので、その形成
も容易で、しかも構造的にもコンパクトで強度が高く、
かつ本体ケースそのものの取扱いも容易となる。また、
携帯用のベルトの自由度を全く妨げることなく箸箱の携
帯が可能になる。また、収納された箸箱の脱落を防止す
る上記蓋体側の覆い部は箸箱および箸箱収納部へのほこ
りの侵入を防止するので清潔であるとともに蓋体回動開
閉時の指当て部としても利用することができるようにな
り、蓋体の開閉操作自体も容易になる。さらに、同覆い
部を箸箱収納部の開口部位置に合わせて蓋体を螺合すれ
ば良いので蓋体の締め過ぎも解消される。
【0013】さらに、また上記蓋体の覆い部と箸箱収納
部の開口部との間には上記箸箱収納部への箸箱収納状態
において当該箸箱の上端が所定長さ外部に臨むような間
隔を設けていることから、箸箱を収納したことの確認が
可能になるとともに蓋体開放時の箸箱の取り出し操作が
容易になる。
【0014】(2) 請求項2記載の考案の作用 請求項2記載の考案の弁当容器の構成では、外ケース
と、この外ケース内に設けられた断熱容器と、上記外ケ
ースに螺合される蓋体と、上記外ケースの外側部に長手
方向に設けられた箸箱収納部とを備え、上記断熱容器内
に飯器等の内器を収納するようにしてなる弁当容器にお
いて、上記箸箱収納部を上記外ケースと別体に形成し、
その下端側を上記外ケースに対して回転可能に支持する
一方、上端側が上記外ケース外側部に対して回転可能に
取付けられたスライド式ガイド部材を設け、上記箸箱収
納部の上端側を該スライド式ガイド部材の下端側に対し
て長穴および軸部材を介して相互にスライド可能に係合
し、同スライド式ガイド部材と共に上記外ケース外側部
に対して離接可能になっている。
【0015】したがって、上記箸箱収納部は上記外ケー
ス外側部の壁面から離反された状態で箸箱を楽に収納
し、その後、上記外ケース外側部の壁面に接した状態に
すると、上記スライド式ガイド部材によって上端側開口
部が確実かつ完全に閉塞され、上記外ケースと一体化し
た状態で保持される。一方、箸箱を取り出す時は、これ
と逆の操作で簡単に取出すことができる。
【0016】したがって、箸箱の収納又は取出し操作が
楽になるとともに、収納状態の箸箱の密閉が可能になる
ので、清潔で見映えも良く、脱落、ガタツキのない安定
した収納状態が実現される。
【0017】(3) 請求項3記載の考案の作用 請求項3記載の弁当容器の構成では、上記箸箱収納部は
上記外ケース外側部の壁面から離反された状態では弁当
容器の把手部として握持することができるとともに、該
壁面からの離反状態で箸箱を楽に収納し、その後、上記
外ケース外側部の壁面に接した状態にすると上記スライ
ド式ガイド部材によって上端側開口部が確実かつ完全に
閉塞され、上記外ケースと一体化した状態で保持され
る。一方、箸箱を取り出す時は、これと逆の操作で簡単
に取出すことができる。
【0018】この結果、該構成では上記請求項2記載の
考案と全く同様の作用に加えて、特に把手部機能が付加
され、携帯ベルトによる吊下げタイプの携帯方法のほ
か、把手部を持って携帯する携帯方法も可能となる。
【0019】また、箸箱の収納又は取出し操作が楽にな
るとともに、収納状態の箸箱の密閉が可能になるので、
清潔で見映えも良く、脱落、ガタツキのない安定した収
納状態が実現される。
【0020】
【考案の効果】以上の結果、本願考案によると、箸箱の
弁当容器本体に対する確実な収納が可能となり、かつ携
帯ベルトの使用の自由度にも何等制約を与えずに済み、
また見映えも非常に良くなる。
【0021】又、把手部構造にした場合には、さらに携
帯方法の拡大も可能となる。
【0022】
【実施例】(1) 第1実施例 図1および図2は、本願考案の第1実施例に係る弁当容
器の構成を示している。
【0023】先ず図1において、符号1は上端側が開口
された同弁当容器の有底筒状の外ケース、2は該外ケー
ス1内に収納された真空2重壁構造の断熱容器である保
温用内容器、3は上記外ケース1の上端側開口部に螺合
された蓋体である。
【0024】上記外ケース1は、その上端側開口部周縁
に厚肉の肩部4を形成しており、該肩部4の内側下縁部
4bにより上記保温用内容器2の上縁部2aを係止固定し
ているとともに同肩部上縁部4aの外側螺条部に上記蓋
体3の下縁部3a内側の螺状部を螺合して当該蓋体3を
所定の位置(後述)に固定するようになっている。
【0025】該外ケース1の側壁部外面には、図示のよ
うに上下方向に所定の長さを有する筒状の箸箱収納部6
が一体成型されている。この箸箱収納部6は、下端側が
閉塞されている一方、上端側が上記蓋体3の下縁部3a
よりも所定距離下方の所定の間隔をあけた位置で開口さ
れ、該開口部6aを介して内部に箸箱7がその上端を外
部に臨ませた状態となるように上方から収納されるよう
になっている。
【0026】一方、上記蓋体3の上記下縁部3aには、
その外側壁面部に上記箸箱収納部6の上記上端側開口部
6a上方に位置して当該箸箱収納部6の上端側開口部6a
を覆い、同箸箱収納部6内に収納された箸箱7の脱落を
防止するとともに蓋体3回転操作時の指当て部(係合部)
となる凸縁状の覆い部8が一体成型されている。該覆い
部8は、当該蓋体3を上記外ケース1の肩部4の上縁部
4aに対して回転停止位置まで螺合した時に、ちょうど
上記箸箱収納部6の開口部6a上方位置に位置せしめら
れるようになっている。そして、それによって蓋体3の
締め過ぎを防止する。
【0027】他方、符号10は汁器、11は飯器、12
はタッパー型第1の菜器(おかず用)、13はタッパー型
第2の菜器(デザート用)等の各種内器である。汁器10
は、最も保温力が高くなるように上記保温容器2の底部
に収納され、該汁器10の上部に飯器11が収納され、
さらに該飯器11の上に、断熱部材15を介して第1、
第2の菜器12,13が順次収納され、上記蓋体3によ
り固定されるようになっている。
【0028】なお、符号14は携帯用のベルト取付部で
ある。
【0029】したがって、上記構成の弁当容器による
と、先ず上記箸箱収納部6が外ケース1外側壁面部の長
手方向に延びて一体化されていて、箸箱7の大部分を確
実に収納し得るようになっているので清潔であり、また
箸箱7自体の収納安定性が高くてデザイン的にも見映え
がよくなる。
【0030】そして、上記箸箱収納部6は上記外ケース
1の外側壁面部に外ケース1と一体に成形されているの
で、その形成も容易で、しかも構造的にもコンパクトで
強度が高く、かつ本体ケースそのものの取扱いも容易と
なる。また、携帯用のベルトの自由度を全く妨げること
なく箸箱7の携帯が可能になる。また、収納された箸箱
7の脱落を防止する上記蓋体3側の覆い部8は箸箱7お
よび箸箱収納部6へのほこりの侵入を防止するので清潔
であるとともに蓋体3回動開閉時の指当て部としても利
用することができるようになり、蓋体3の開閉操作自体
も容易になる。さらに、同覆い部8を箸箱収納部6の開
口部6a位置に合わせて蓋体3を螺合すれば良いので蓋
体3の締め過ぎも解消される。
【0031】さらに、また上記蓋体3の覆い部8と箸箱
収納部6の開口部6aとの間には上記箸箱収納部6への
箸箱7収納状態において当該箸箱7の上端が所定長さ外
部に臨むように所定の間隔を設けていることから、箸箱
7を収納したことの確認が可能になるとともに蓋体3開
放時の箸箱7の取り出し操作が容易になる。
【0032】(2) 第2実施例 図3〜図5は、本願考案の第2実施例に係る弁当容器の
構成を示している。
【0033】本実施例の弁当容器は、上記第1実施例の
構成と同様の箸箱収納部を外ケースに可動式の把手部を
設けることによって形成したことを特徴とするものであ
る。
【0034】先ず図2において、符号1は上記第1実施
例のものと同様の上端側が開口された同弁当容器の有底
筒状の外ケース、2は該外ケース1内に収納された真空
2重壁構造の断熱容器である保温用内容器、3は上記外
ケース1の上端側開口部に螺合された蓋体である。
【0035】上記外ケース1は、その上端側開口部周縁
に厚肉の肩部4を形成しており、該肩部4の内側下縁部
4bにより上記保温容器2の上縁部2aを係止固定してい
るとともに上縁部4aの螺条部に上記蓋体3の下縁部3a
内側の螺条部を螺合して当該蓋体3を所定の位置に固定
するようになっている。
【0036】他方、符号10は汁器、11は飯器、12
はタッパー型第1の菜器、13はタッパー型第2の菜器
である。そして、上記第1実施例同様、汁器10は、最
も保温力が高くなるように上記保温容器2の底部に収納
され、該汁器10の上部に飯器11が収納され、さらに
該飯器11の上に、断熱材15を介して第1、第2の菜
器12,13が順次収納され、上記蓋体3により固定さ
れるようになっている。
【0037】一方上記外ケース1の側壁部外面には、図
示のように上下方向に所定の長さを有する把手部20が
設けられている。この把手部20は、下端側が閉塞され
ている一方、上端側が上記蓋体3の下縁部3aよりも所
定距離下方位置で開口され、該開口部21を介して内部
に箸箱7が収納されるようになった箸箱収納部を形成し
ている握持部22と該握持部22の上記上端22a側を
外側に傾倒可能に軸23およびガイド用の長穴24,2
4を介して連結支持したスライド式ガイド部材25とか
ら構成されている。上記握持部22の下端部はヒンジ2
6Bを介して上記外ケース1の外壁部に嵌合されたリン
グ部材B2に対して回転可能な状態で連結支持されてい
るとともに、上端部は軸23を介し該軸23を上記スラ
イド式ガイド部材25の両側壁部に形成された円弧状の
長穴24,24内にスライド可能に遊嵌させることによ
って連結支持されて上記外ケース1の外壁面に対して図
4と図3の2つの状態に任意に手で離接操作し得るよう
になっている。上記スライド式ガイド部材25は、上記
握持部22の筒体外径寸法よりも若干大きな内径寸法の
筒状体に形成され、その基端25a側をヒンジ26Aに
より上記外ケース1の外壁面に嵌合されたリング部材B
1に対して回転可能な状態で取付けられている。そし
て、その先端25b側開口部を上記握持部22の上端2
2a側開口部に対してスライド可能に外嵌し得るように
なっている。
【0038】したがって、上記握持部22を矢印(イ)方
向に手で引くと、図4および図5に示すように握持部2
2は斜目上方外方に傾倒されて握持可能な状態になると
ともに、該状態で上記握持部22内に箸箱7を上方から
収納し、また取出すことが可能となる。一方、該状態に
おいて、箸箱7を収納した後、上記握持部22を上記と
逆に図3の矢印(ロ)方向に押し込むと、同図3に示すよ
うに当該握持部22の上端22a側開口部に上記スライ
ド式ガイド部材25の先端25b側開口部が上方から嵌
合された状態となり、上記握持部22上端22aの開口
部を完全に閉塞して箸箱7の脱落およびゴミ、ほこりの
侵入を防止するとともに握持部22とスライド式ガイド
部材25は上下1体構造の筒状構造となって外ケース1
の外壁面に密接したベルトにより携帯可能な状態に固定
される。
【0039】この結果、該構成では、指当て機能を無視
すれば上記第1実施例のような箸箱7の脱落防止を目的
とした蓋体3側の覆い部8は必ずしも必要でなくなる。
【0040】したがって、上記構成の弁当容器による
と、弁当容器自体に箸箱7の収納が可能となり、非常に
便利となる。しかも、上記箸箱収納部は外ケース1の側
壁部に設けられた把手部20の握持部22を利用して形
成されているとから、特別に場所も取らず非常にコンパ
クトである。さらに、図4および図5に示すように、箸
箱収納部を形成している握持部22は、外ケース1の外
側壁面部から斜め外方に離反された状態で、その上端側
開口部が開放されるから、箸箱7の収納、取出しが著し
く容易になる。また、逆に外ケース1の外側壁面部に接
した状態では、当該開口部がスライド式ガイド部材25
によって完全に閉じられるからゴミ、ほこりの完全な侵
入防止機能を実現できるとともに、箸箱7のガタツキ、
脱落のない極めて確実かつ安定した収納保持が可能とな
る。また見映えもよくなる。
【0041】(3) 第3実施例 さらに、図6および図7は、上記第2実施例の構成と同
様に外ケースに把手部を設け、該把手部の握持部部分に
箸箱収納部を形成した場合において、上記外ケースおよ
び外装ケース内に収納された保温用内容器内の構造を変
更して、弁当容器機能とボトル容器機能の両機能を有す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0042】すなわち、図6において、符号31は外ケ
ースであり、該外ケース31は両端側が開口され、該各
開口部周縁に肉厚の肩部32,33が形成されている。
そして、該外ケース31内には、その一端側(図示右側)
に開口部径が大きい弁当容器形成用の真空2重壁構造の
断熱容器である保温用内容器34が、また他端側に開口
部径が比較的小さい真空2重壁構造の断熱容器である液
体容器35が各々上記肩部32,33を利用して係止固
定され、それらの後端側同士を突き合せた非対向状態で
収納されている。
【0043】上記保温用内容器34内には、その最奥部
に位置して横型の飯器37a,37bが上下2層に、また
該飯器37a,37bの外側に位置して上下一対の第1、
第2のタッパー型菜器36a,36bが円形の断熱部材3
8を介して収納され、外端側第1の蓋体39によって固
定されている。該第1の蓋体39は、上記外ケース31
の一端側開口部の肩部32外縁部に螺条部を介して螺合
固定されるようになっている。他方、上記液体容器35
の開口部には中央部に給湯口41を形成した栓体螺合部
材(下口部材)40が嵌合固定されており、該栓体螺合部
材40の上記給湯口41に対して断熱構造を採用した栓
体42が着脱可能に螺合されている。そして、該栓体4
2の外端側には、さらに他端側第2の蓋体43が上記外
ケース31の他端側開口部の肩部33外縁部に対し螺条
部を介して螺合することにより、着脱可能に固定されて
いる。該第2の蓋体43および上記第1の蓋体39は、
各々必要に応じ、コップとして使用可能となっている。
【0044】そして、さらに上記外ケース1の側壁部外
面には、図示のように上記第2実施例同様の両端方向に
所定の長さを有する把手部20が設けられている。この
把手部20は、下端側が閉塞されている一方、他端側が
上記第2の蓋体43の下縁部よりも所定距離図示右方位
置で開口され、該開口部21を介して内部に箸箱7が収
納されるようになった箸箱収納部を形成している筒状の
握持部22と該握持部22の上記図示左端22a側を図
示上方外側に引き上げ可能に軸23およびガイド用の長
穴24,24を介して連結支持したスライド式ガイド部
材25とから構成されている。上記握持部22の図示右
端部はヒンジ26Bを介して上記外ケース1の外壁部に
嵌合されたリング部材B2に対して回転可能な状態で連
結支持されているとともに、右端部は軸23を介し該軸
23を上記スライド式ガイド部材25の円弧状の長穴2
4,24内にスライド可能に遊嵌させることによって連
結支持され外ケース1の外壁面に対して任意に手で離接
操作し得るようになっている。上記スライド式ガイド部
材25は、握持部22の筒体外径寸法よりも若干大きな
内径寸法の筒状体に形成され、その基端25a側をヒン
ジ26Aにより外ケース1の外壁面に嵌合されたリング
部材B1に回転可能な状態で取付けられている。そし
て、その先端25b側開口部を上記握持部22の上端2
2a側開口部に対してスライド可能に外嵌し得るように
なっている。
【0045】したがって、上記握持部22を矢印(イ)方
向に手で引くと、図7に示すように握持部22は斜目上
方外方に傾倒されて握持可能な状態になるとともに、該
状態で上記握持部22内に箸箱7を左方から収納するこ
とが可能となる。一方、該状態において、箸箱7を収納
した後、上記握持部22を上記と逆に図6の矢印(ロ)方
向に押し込むと、当該握持部22の左端22a側開口部
に上記スライド式ガイド部材25の先端25b側開口部
が嵌合された状態となり、上記握持部22の開口部を閉
塞して箸箱7の脱落を防止するとともに握持部22とス
ライド式ガイド部材25は一体構造の筒状構造となって
外ケース1の外壁面に密接した状態に固定される。
【0046】そして、上記構成では、例えば上記把手部
20の握持部22を引き出した状態で例えば図7のよう
な状態で横に下げて携帯することができる。
【0047】なお、28,29は携帯用の吊下げベルト
の取付部である。
【0048】したがって、上記構成の弁当容器による
と、上記第2実施例のものと全く同様の作用を得ること
ができ、弁当容器自体に箸箱7の収納が可能となり、非
常に便利となる。しかも、上記構成における箸箱収納部
は外ケース1の側壁部に設けられた把手部20の握持部
22を利用して形成されているから、特別に場所も取ら
ず非常にコンパクトである。
【0049】また、それに加えて、弁当容器部と液体容
器部が一体となっているので、従来のようにランチジャ
ーと魔法瓶とを別々に携帯する場合に比べて非常に便利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願考案の第1実施例に係る弁当容器
の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、同弁当容器の正面図である。
【図3】図3は、本願考案の第2実施例に係る弁当容器
の構成を示す第1の状態の断面図である。
【図4】図4は、同弁当容器の要部の構成を示す第2の
状態の断面図である。
【図5】図5は、同要部の斜視図である。
【図6】図6は、本願考案の第3実施例に係る弁当容器
の断面図である。
【図7】図7は、同弁当容器の使用状態図である。
【符号の説明】
1は外ケース、2は保温用内容器、3は蓋体、4は肩
部、6は箸箱収納部、7は箸箱、8は覆い部、10は汁
器、11は飯器、12は第1の菜器、13は第2の菜
器、20は把手部、22は握持部、25はスライド式ガ
イド部材、32,33は肩部、34は保温用内容器、3
5は液体容器、36aは第1のタッパー型菜器、36bは
第2のタッパー型菜器、37a,37bは飯器、39は第
1の蓋体、43は第2の蓋体である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケースと、この外ケース内に設けられ
    た断熱容器と、上記外ケースに螺合される蓋体とを備
    え、上記断熱容器内に飯器等の内器を収納するようにし
    てなる弁当容器において、上記外ケースの長手方向の外
    側部に箸箱が収納される箸箱収納部を一体に成形すると
    ともに、上記蓋体には上記外ケースへの螺合状態におい
    て当該箸箱収納部の開口部を覆う覆い部を設け、該覆い
    部と上記箸箱収納部の開口部との間に箸箱の上端を外部
    に臨ませる間隔を設けたことを特徴とする弁当容器。
  2. 【請求項2】 外ケースと、この外ケース内に設けられ
    た断熱容器と、上記外ケースに螺合される蓋体と、上記
    外ケースの外側部に長手方向に設けられた箸箱収納部と
    を備え、上記断熱容器内に飯器等の内器を収納するよう
    にしてなる弁当容器において、上記箸箱収納部を上記外
    ケースと別体に形成し、その下端側を上記外ケースに対
    して回転可能に支持する一方、上端側が上記外ケース外
    側部に対して回転可能に取付けられたスライド式ガイド
    部材を設け、上記箸箱収納部の上端側を該スライド式ガ
    イド部材の下端側に対して長穴および軸部材を介して相
    互にスライド可能に係合し、同スライド式ガイド部材と
    共に上記外ケース外側部に対して離接可能に構成したこ
    とを特徴とする弁当容器。
  3. 【請求項3】 箸箱収納部およびスライド式ガイド部材
    は、外ケース外側部から離反した屈曲状態において、容
    器の把手部を形成するようになっていることを特徴とす
    る請求項2記載の弁当容器。
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