JP2515118Y2 - 入力検出装置付全油圧パワーステアリング装置 - Google Patents

入力検出装置付全油圧パワーステアリング装置

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JP2515118Y2
JP2515118Y2 JP960491U JP960491U JP2515118Y2 JP 2515118 Y2 JP2515118 Y2 JP 2515118Y2 JP 960491 U JP960491 U JP 960491U JP 960491 U JP960491 U JP 960491U JP 2515118 Y2 JP2515118 Y2 JP 2515118Y2
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Inventor
誠 長尾
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住友イートン機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両の入力検出装置
付全油圧パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の全油圧パワーステアリング
装置は、例えば特開平2-164673号公報その他多くの公
報にみられるように既に周知であり、図面に示すこの考
案の実施例と多くの部分において共通するので、この共
通部分につきこの実施例を参照して説明する。ハンドル
1により操作される図示しないスリーブ、スプールで構
成する切換弁を有するステアリングユニット3と、この
ステアリングユニット3と1対の左右ライン4,5から
なる第1油圧ラインで連結し、かつ図示しない操舵輪を
操向させるステアリングシリンダ7と、ステアリングユ
ニット3及び第1油圧ライン4,5を介してステアリン
グシリンダ7に油圧を供給する油圧源8と、油圧源8と
ステアリングユニット3とを連結する第2油圧ラインと
を具え、前記ステアリングユニット3は、図2に示され
ているように、入口ポート9,出口ポート10,右制御ポ
ート12及び左制御ポート13とをもつハウジング14と、内
歯部材16及びこの内歯部材16内にあってこれと噛合し、
自転と公転とをする外歯部材17を有する計量部18と、各
ポートと計量部18との流体の流通を制御する切換弁を有
し、切換弁は、出力軸と連結される回転可能なスプール
21及びこれと協働するスリーブ22を具えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのような全
油圧パワーステアリング装置においては、油圧源8を作
動するモータを操舵負荷に応じて制御することが行わ
れ、その際ステアリングシヤフトに加えられた回転トル
クを検出することが必要となり、その検出値は正確であ
ることが要求される。
【0004】そこでこのような要望に応えるものとし
て、特開平1-257232号、同301468号公報に開示された
ようなものがある。しかしながらこのようなものは、ス
テアリングユニット以外に別な部品が必要であって、構
造が複雑となるのに加えて、大型となってそれを設置す
るために大きなスペースを必要とし、全体として高価に
なるという問題がある。
【0005】そこでこの考案の目的は、前記のような従
来の全油圧パワーステアリング装置のもつ問題を解消
し、正確な圧力検出ができて構造が簡単で小型であり、
したがってその設置のために大きなスペースを必要とす
ることがなく、安価な全油圧パワーステアリング装置を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は前記のような
目的を達成するために、前記のような従来の全油圧パワ
ーステアリング装置において、スリーブ22の半径方向透
孔39、45間の外周に環状溝60を設け、この環状溝60に連
通する第1,2半径方向透孔61-1,2を設け、スプー
ル21には第1半径方向透孔61-1に連通する軸方向スリ
ット62及びこの軸方向スリット62と第1,2半径方向透
孔61-1,2と反対側で連通する半径方向透孔63を設
け、さらにハウジング14にスリーブ22の環状溝60を外部
と連通する圧力検出ポート64を設け、第1半径方向透孔
61-1と軸方向スリット62との間に第1オリフィス70
が、また第2半径方向透孔61-2と軸方向溝48との間に
第2オリフィス71がそれぞれ構成されることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】前記のようなこの考案において、操舵者がハン
ドル1を回転させると、ステアリングユニット3は従来
のこの種のステアリングユニットと同様に作動するが、
中立位置にあっては第1オリフィス70が開口しているた
め、圧力検出ポート64はタンク圧力となり、それがハン
ドル1を左右いずれかに切ると、まず第1オリフィス70
が閉じ、続いて第2オリフィス71が開口するため、圧力
検出ポート64にステアリング圧力が導かれ、これが圧力
検出器80によって検出される。
【0008】
【実施例】図面に示すこの考案の実施例において、前記
従来の全油圧パワーステアリング装置と同様な部分には
同一の符号を引用して説明を省略し、主として他の部分
について説明する。3はステアリングユニットであっ
て、その詳細は図2に示されており、その多くの部分は
前記従来のものと同様であるが、同図を参照して説明す
る。
【0009】14はハウジングを示し、このハウジング14
の中心孔24にはポート9,10,12,13と連通する環状溝
25,26,27,28が形成されている。29はスプール21及び
スリーブ22に設けられた透孔に両端が嵌入したセンタリ
ングばね、32は両端がスプール21の透孔を円周方向に移
動可能に貫通した後スリーブ22の透孔で支持されたスト
ッパピン、33は駆動軸をそれぞれ示す。駆動軸33の一端
には2又部が設けられて、ここにストッパピン32が貫通
し、他端にはスプライン付頭部34が設けられている。
外歯部材17は内歯部材16内に偏心的に設けられて、内歯
部材16の歯と噛合するそれより1枚少ない歯をもってい
て自転と公転とを行い、外歯部材17の中心孔にはスプラ
イン35が設けられ、このスプライン35に駆動軸33の頭部
34のスプラインが係合している。
【0010】スリーブ22には図2,3に示すように、ハ
ウジング14の環状溝25,26にそれぞれ連通する環状溝37
及び半径方向透孔38が、また環状溝27,28に連通する半
径方向透孔39,40が設けられている。さらにスリーブ22
には環状溝37に連通する半径方向透孔42,43,44が、ま
たそれより出力軸寄りに半径方向透孔45がそれぞれ設け
られている。
【0011】スプール21には図2,4に示すように、図
面において左方からスリーブ22の半径方向透孔40と連通
する半径方向透孔47,この半径方向透孔47の間において
軸方向に延びる軸方向溝48,この軸方向溝48と直交する
環状溝49,スリーブ22の半径方向透孔42と連通する環状
溝50,この環状溝50から軸方向溝48の間に延びる軸方向
溝51及びスリーブ22の半径方向透孔43,44から計量部18
の方に延びる軸方向溝52,53がそれぞれ設けられてい
る。再びハウジング14に関し、環状溝27,28と外部とを
連通する半径方向透孔55(12),56 (13),スリーブ22の
半径方向透孔45と連通する半径方向透孔57,この半径方
向透孔57から計量部18に延びる軸方向透孔58がそれぞれ
設けられている。なお、72〜75は各ポートによって構成
されるオリフィスを示す。
【0012】ステアリングユニット3の前記の構成部分
は、従来のものと格別の相違がないものであり、つぎの
部分がそれと相違するものである。それはスリーブ22の
半径方向透孔39,45間の外周に環状溝60を設け、この環
状溝60に連通する第1,2半径方向透孔61-1,2を設
け、スプール21には第1半径方向透孔61-1に連通する
軸方向スリット62、この軸方向スリット62と第1,2半
径方向透孔61-1,2の反対側で連通する半径方向透孔6
3を設け、さらにハウジング14にスリーブ22の環状溝60
を外部と連通する圧力検出ポート64を設けている。そし
て第1半径方向透孔61-1と軸方向スリット62との間に
第1オリフィス70が、また第2半径方向透孔61-2と軸
方向溝48との間に第2オリフィス71がそれぞれ構成され
る。
【0013】前記のようなものにおいて、操舵者がハン
ドル1を回転させると、ステアリングユニット3のセン
タリングばね29がたわんでスプール21とスリーブ22との
間に角変位を生ずる。この角変位によってスプール21と
スリーブ22との間に構成された複数の可変オリフィスの
作用により、入口ポート9からハウジング14内に流入し
た流体は、計量部18においてハンドル1の回転量に比例
した量とされて左右制御ポート12,13を経てステアリン
グシリンダ7に流れる。この場合外歯部材17が油圧力に
よって回転し、駆動軸33,ストッパピン32及びスリーブ
22を回転するため、スプール21とスリーブ22との間の角
変位は打ち消される。
【0014】このような作動は従来のこの種のステアリ
ングユニットのそれと同様であるが、この考案にあって
は、前記のようなハンドル1の操作の際、中立位置にあ
っては第1オリフィス70が開口しているため、圧力検出
ポート64はタンク圧力となる。それがハンドル1を左右
いずれかに切ると、まず第1オリフィス70が閉じ、続い
て第2オリフィス71が開口するため、圧力検出ポート64
にステアリング圧力が導かれ、これが圧力検出器80によ
って検出される。
【0015】図6にはこの考案の第2実施例が示されて
おり、この実施例は圧力検出器80と、可変ポンプからな
る油圧源8の駆動モータ81との間にコントローラ82を設
置し、ハンドル1を切ったときのみ可変ポンプ8の吐出
量を大きくするようになっており、特にバッテリーフオ
ークリフトに用いて有効なものである。
【0016】
【考案の効果】この考案は前記のようであって、前記の
ような従来の全油圧パワーステアリング装置において、
スリーブ22の半径方向透孔39、45間の外周に環状溝60を
設け、この環状溝60に連通する第1,2半径方向透孔61
-1,2を設け、スプール21には第1半径方向透孔61-1
に連通する軸方向スリット62,この軸方向スリット62と
第1,2半径方向透孔61-1,2と反対側で連通する半
径方向透孔63を設け、さらにハウジング14にスリーブ22
の環状溝60を外部と連通する圧力検出ポート64を設け、
第1半径方向透孔61-1と軸方向スリット62との間に第
1オリフィス70が、また第2半径方向透孔61-2と軸方
向溝48との間に第2オリフィス71ガそれぞれ構成される
ので、構造が簡単で小型であり、したがってその設置の
ために大きなスペースを必要とすることがなく、安価で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例のブロック線図である。
【図2】同上のステアリングユニットの縦断面図であ
る。
【図3】同上のスリーブの展開図である。
【図4】同スプールの展開図である。
【図5】同上のスリーブにスプールを組付けたものの図
2の線5-5による断面図である。
【図6】この考案の第2実施例のブロック線図である。
【図7】前記ステアリングユニットにおける各部のオリ
フィスの面積と、バルブ変位角の相関図である。
【符号の説明】
1 ハンドル 3 ステアリングユニット 4 ライン 5 ライング 7 ステアリングシリンダ 8 油圧源 9 入口ポート 10 出口ポート 12 右ポート 13 左ポート 14 ハウジング 16 内歯部材 17 外歯部材 18 計量部 21 スプール 22 スリーブ 24 中心孔 39 スリーブ22の半径方向透孔 45 同上 60 スリーブ22の環状溝 61-1 スリーブ22の第1半径方向透孔 61-2 同上の第2半径方向透孔 62 スプール21の軸方向スリット 63 同上の半径方向透孔 64 圧力検出ポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルにより操作される切換弁を有す
    るステアリングユニットと、このステアリングユニット
    と1対の左右ラインからなる第1油圧ラインで連結し、
    かつ操舵輪を操向させるステアリングシリンダと、ステ
    アリングユニット及び第1油圧ラインを介してステアリ
    ングシリンダに油圧を供給する油圧源と、油圧源とステ
    アリングユニットとを連結する第2油圧ラインとを具
    え、前記ステアリングユニットは、入口ポート、出口ポ
    ート及び1対の制御ポートをもつハウジングと、内歯部
    材及びこの内歯部材内にあってこれと噛合し、自転と公
    転とをする外歯部材を有する計量部と、各ポートと計量
    部との流体の流通を制御する前記切換弁を有し、該切換
    弁は、出力軸と連結される回転可能なスプール及びこれ
    と協働するスリーブを具えている全油圧パワーステアリ
    ング装置において、前記スリーブ22の外周に環状溝60及
    びこの環状溝60に連通する第1半径方向透孔61-1を設
    け、スプール21には第1半径方向透孔61-1に連通する
    軸方向スリット62及びこの軸方向スリット62と第1,2
    半径方向透孔61-1,2の反対側で連通する半径方向透
    孔63を設け、さらにハウジング14にスリーブ22の環状溝
    60を外部と連通する圧力検出ポート64を設け、第1半径
    方向透孔61-1と軸方向スリット62との間に第1オリフ
    イス70が、また第2半径方向透孔61-2と軸方向溝48と
    の間に第2オリフイス71がそれぞれ構成されることを特
    徴とする入力検出装置付全油圧パワーステアリング装
    置。
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JPH0498679U JPH0498679U (ja) 1992-08-26
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