JP2514919Y2 - 転り物移送用ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

転り物移送用ベルトコンベヤ装置

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JP2514919Y2
JP2514919Y2 JP2660991U JP2660991U JP2514919Y2 JP 2514919 Y2 JP2514919 Y2 JP 2514919Y2 JP 2660991 U JP2660991 U JP 2660991U JP 2660991 U JP2660991 U JP 2660991U JP 2514919 Y2 JP2514919 Y2 JP 2514919Y2
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JP
Japan
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belt
conveyor device
belt conveyor
chain
conveyed
Prior art date
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JP2660991U
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JPH04115816U (ja
Inventor
圭輔 伊藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は円筒状・円柱状物等の
転り物を下方から上方に搬送するベルトコンベヤ装置に
関する。
【0002】 [従来の技術及び考案が解決しようとする課題] ベルトコンベヤ装置にて円筒状物や円柱状物等を下から
上へと搬送する場合、これら搬送物がベルト上で回転し
てしまって円滑に搬送できないため、通常は図3に示し
ているようにベルト100上に複数の桟102を所定ピ
ッチで設け、これら桟102で搬送物104を受けつつ
搬送する。
【0003】このベルトコンベヤ装置においては、一般
に、図4に示しているようにベルト100の幅方向両端
部において桟102の上側に側板106を設け、搬送物
104がベルト100の幅方向端より落下するのを防止
するが、このように多数の桟102を設けた場合、当然
ながら側板106をベルト100の上面にほぼ接触する
位置まで垂下させることができないため、ベルト100
上の搬送物104が桟102と102との間において側
板106の下を抜けてベルト100の幅方向端より下方
に落下してしまう不都合を生ずる。
【0004】また側板106と桟102との間には多少
の隙間が生ずるために、ベルト100上に板状物108
を載せて円筒状物ないし円柱状物等の転り物と一緒に或
いはそれらとは別途に搬送する際、それら板状物108
が桟102と側板106との間に噛み込まれてしまった
り、或いは桟102とベルト100下端の落下防止板1
10(図3参照)との間、更にはベルト100上端の桟
102と受器112との間に噛み込まれたりする不都合
を生ずる。
【0005】またこの外、このような桟102を設けた
場合、桟102が使用期間中に形状崩れを起こしたり損
耗したりするため、そのメンテナンス作業が面倒である
といった問題も生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、上
下に傾斜状態に配設したコンベヤベルト上に筒状ないし
柱状の搬送物を載せて該搬送物を下方から上方に搬送す
るベルトコンベヤ装置において、該ベルトの下端側部位
に、その幅方向に沿って多数のチェーンをほぼ隙間なく
並べて下端側を垂下させるとともに、それらの下端部を
該ベルトの搬送方向に所定長さに亘って該ベルト上面に
接触させるように成したことにある。
【0007】[作用及び考案の効果] 本考案の装置においては、ベルト上に円筒状物や円柱状
物等転り物を載せると、それらがベルト下端部に並べら
れた多数のすだれ状のチェーンによって堰き止められた
状態になる。
【0008】この状態でベルトが下から上向きに上昇移
動すると、搬送物のうち、その軸方向がベルトの搬送方
向と一致したものについては回転することなくベルトの
移動とともに上方に搬送されていくが、その他の多くの
ものはベルトの移動につれて回転運動を行い、上方に運
ばれて行かない。
【0009】一方各下端部がベルトの上面に接触した状
態の多数のチェーンは、ベルトの移動により下端部が持
ち上げられては戻り、これを繰り返す、いわゆる踊った
ような不規則運動を行う。
【0010】そしてこの運動により、これらチェーンに
より堰き止められた状態にある搬送物の向きが次第に変
更され、そしてそのうち縦方向を向いた、即ち軸方向が
ベルトの搬送方向を向いた搬送物がベルトの移動ととも
に上方に運ばれていく。つまりランダムな状態にある搬
送物がチェーン下端部の運動によって方向矯正され、漸
次上方へと運ばれていく。
【0011】本装置によれば、ベルト上に前記したよう
な桟を設ける必要がなく、従ってかかる桟の配設に基づ
く上記不具合を解消することができる。
【0012】
【実施例】次に本考案の実施例を、円筒形状の金具(以
下ワークとする)を搬送する場合を例として図面に基づ
いて詳しく説明する。図1において10はコンベヤ装置
11におけるベルトであって、傾斜状態に配設されてい
る。このベルト10は、幅方向端部から中央部に向かっ
てすり鉢状に窪んだ断面凹形状を成している。
【0013】12はベルト10の下端部において幅方向
にほぼ隙間なく並べられたチェーンであって、上端が支
持部材14により支持されている。またそれらの下端側
は自重によって垂下しており、且つ各下端部がベルト1
0の長手方向に所定長さに亘ってベルト10上面に接触
させられている。
【0014】16はチェーン12の後に配されたバック
プレートであって、下端がベルト上面にほぼ接する位置
まで延びている。
【0015】本例のベルトコンベヤ装置11の場合、図
2(A)に示しているようにベルト10上に並べられた
チェーン12は当初下端部が所定長さに亘ってベルト1
0上面に接触した状態にあり、この状態でベルト10が
図中矢印方向に上昇移動すると、(B),(C)に示し
ているようにチェーン12下端部がベルト10により上
方に持ち上げられて行く。
【0016】これに伴ってチェーン12とベルト10と
の接触長さは少なくなり、そしてある位置に到ると図2
(D)に示しているようにチェーン12は自身の重みに
よって勢い良く元の位置へと戻る。戻ったチェーン12
は引き続くベルト10の移動により再び(A)→(B)
→(C)の順で下端部の上昇運動を起こし、そしてほぼ
一杯まで延び切ったところで再度勢い良く戻される。
【0017】チェーン12はこの運動を繰り返し行う。
その際チェーン12上に載ったワーク18は、自身の重
みでチェーン12下端部とベルト10上面との摩擦力を
増大せしめ、上記運動を助長する。
【0018】さてベルト12の下端部上にワーク18を
載せると、その多くはベルト10の移動とともに回転運
動をし、ベルト10が移動しても上方に搬送されて行か
ない。
【0019】しかしながら、チェーン12が上記したよ
うな運動、いわば踊ったような不規則な運動を起こすた
めに、その過程においてワーク18の向きが次第に変化
させられ、そのうちに図2(C)に示しているようにベ
ルト10と同じ方向を向くに至る。同方向を向いたワー
ク18は、以後回転運動をせずにベルト10の移動とと
もに上方に持ち上げられて行く。
【0020】即ちこの装置では、多数のチェーン12が
ワーク18に対する方向修正部材として働き、ベルト1
0上に落された多数のワーク18が漸次上方へと運ばれ
ていく。
【0021】以上本考案の実施例を詳述したが、これは
あくまで一例示である。例えば上例ではベルト10の形
状を断面凹形状と成しているが、これを平坦形状とする
ことも可能であるし、また上記円筒以外に角筒状や円柱
その他形状のワーク、即ち回転可能な方向と非回転方向
とを有する形状のワークの搬送にも適用可能であるな
ど、本考案はその主旨を逸脱しない範囲において、当業
者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるベルトコンベヤ装置の
要部斜視図である。
【図2】同装置の作用説明図である。
【図3】従来のベルトコンベヤ装置の一例を示す図であ
る。
【図4】そのコンベヤ装置の不具合の説明図である。
【符号の説明】
10 コンベヤベルト 11 ベルトコンベヤ装置 12 チェーン 18 円筒金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に傾斜状態に配設したコンベヤベル
    ト上に筒状ないし柱状の搬送物を載せて該搬送物を下方
    から上方に搬送するベルトコンベヤ装置において、該ベ
    ルトの下端側部位に、その幅方向に沿って多数のチェー
    ンをほぼ隙間なく並べて下端側を垂下させるとともに、
    それらの下端部を該ベルトの搬送方向に所定長さに亘っ
    て該ベルト上面に接触させるように成したことを特徴と
    する転り物移送用ベルトコンベヤ装置。
JP2660991U 1991-03-27 1991-03-27 転り物移送用ベルトコンベヤ装置 Expired - Lifetime JP2514919Y2 (ja)

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JPH04115816U JPH04115816U (ja) 1992-10-15
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