JP2514772B2 - コ―ンチ―ズ紙管、コ―ンチ―ズ紙管の製造方法及びスピンドルの縁金 - Google Patents

コ―ンチ―ズ紙管、コ―ンチ―ズ紙管の製造方法及びスピンドルの縁金

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーンチーズ紙管、コ
ーンチーズ紙管の製造方法及びスピンドルの縁金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紡績糸の巻き取り操作にあたって
は、例えば、図12に示すように、まず、ボビン保持具
101の大径ホルダー103の前方に巻き始めの糸10
5を導き、この状態でコーンチーズ紙管107の小径側
109を小径ホルダー111にて押さえつつ、大径側1
13を大径ホルダー103にかぶせる。これによって、
糸105はコーンチーズ紙管107と大径ホルダー10
3とによって挟み込まれ、支持される。
【0003】上記の操作の後にボビン保持具101を回
転駆動させてコーンチーズ紙管107の外側面115に
糸を巻き取らせていくのであるが、この間の作業中には
ボビン保持具101側で急制動がかけられることがあ
る。すると、大径ホルダー103とコーンチーズ紙管1
07との間にスリップが生じる。ところが、従来のコー
ンチーズ紙管107にあっては、糸105が大径ホルダ
ー103とコーンチーズ紙管107とによって隙間なく
密着して挟まれているため、糸105が擦れて糸切れを
生じることがあった。
【0004】この観点から、例えば、実公平2ー180
42号では、図13にその一部切欠正面図を示すよう
に、コーンチーズ紙管117の大径側の内側面の開口縁
119に全周に渡って溝121を設け、この溝121に
よって大径ホルダー103とコーンチーズ紙管117と
を互いに嵌めこませてもその間に糸105を通す間隔を
保有し、コーンチーズ紙管117と大径ホルダー103
とにスリップが生じても糸105が強く擦れることを防
止し、糸切れを回避させる手段が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような溝121では、単に糸105を大径ホルダー10
3の前方に配置させて、コーンチーズ紙管117を糸1
05に対して任意な位置からかぶせて挟み込ませている
ため、糸105が溝121に入り込んでゆとりをもって
支持される場合と、溝121以外の開口縁119と大径
ホルダー103との間に強く挟まれる場合との確率が各
々その占有領域に比例していた。即ち、図14に示すよ
うに、コーンチーズ紙管117の溝121以外の開口縁
119に配置されて、コーンチーズ紙管117の角11
8と大径ホルダー103とによって強く挟まれてしまう
場合もかなり高い確率で生じ、このため、必ずしも糸1
05が溝121に入り込み、糸切れを回避させることが
できるとは限らなかった。
【0006】このため、従来のものと比べてはやや糸切
れの防止効果が見られるものの、糸切れの問題は依然と
して存在し、紡績工業において課題となっていた。従っ
て、本発明は、上記課題を解決し、糸切れの極めて少な
いコーンチーズ紙管、そのコーンチーズ紙管の製造法及
びそのコーンチーズ紙管の製造に好適なスピンドルの縁
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明のコーンチー
ズ紙管は、回転駆動可能なボビン保持具のホルダーに対
し巻き始めの紡績糸を挟み込んだ状態でその大径側が嵌
着されるコーンチーズ紙管において、大径側の内側面の
開口縁全周に渡って断続する突起が設けられたことを特
徴とする。
【0008】本第2発明のコーンチーズ紙管の製造方法
は、請求項1記載のコーンチーズ紙管を製造するに当た
って、 スピンドルに紙を巻きつつ、該スピンドルの大径
側の側面延長端部から前記スピンドルの軸方向に沿って
一定の間隔を隔てて配置されたバイトと該バイトの前記
スピンドル側に配された回転刃との協同により前記紙を
内側に向かって押えな がら切断し、紙管の大径側の内側
面の開口縁全周に渡って突条を設ける第1工程と、該突
条に断続して凹部を設けることにより、断続する突起を
形成させる第2工程と を有することを特徴とする
【0009】本第3発明は、大径側の外側面の開口縁全
周に渡って、内側に向かう切欠が形成されていることを
特徴とするスピンドルの縁金にある。本第4発明は、
径側の外側面の開口縁全周に渡って、内側に向かう凹部
が断続して形成されていることを特徴とするスピンドル
の縁金にある。
【0010】本第5発明のコーンチーズ紙管の製造方法
は、請求項1記載のコーンチーズ紙管を製造するに当た
って、請求項4記載の縁金を装着したスピンドルに紙を
巻きつつ、該スピンドルの大径側の側面延長端部から前
記スピンドルの軸方向に沿って一定の間隔を隔てて配置
されたバイトと該バイトの前記スピンドル側に配された
回転刃との協同により前記紙を内側に向かって押えなが
ら切断することにより、紙管の大径側の内側面の開口縁
全周に渡って断続する突起を設けることを特徴とする。
【0011】
【作用】本第1発明のコーンチーズ紙管によれば、突起
はコーンチーズ紙管の内側面上から突出しているため
に、糸が突起上に維持されることは力学的に不安定とな
り、自然と突起と突起の間の凹部に落込みやすい。即
ち、糸をコーンチーズ紙管と大径ホルダーとによって挟
んだ場合に、たとえ糸が突起上に配置されたとしても不
安定であるために挟んでゆくうちに、またはスリップを
起こした場合に、凹部に極めて落込みやすくなってい
る。従って、糸がコーンチーズ紙管の突起と大径ホルダ
ーとの接触部に配置され、強く擦られる確率が著しく減
少される。このため、糸切れが極めて有効に防止され
る。
【0012】また、本第2発明のコーンチーズ紙管の製
方法によれば、第1工程では、スピンドルに紙を巻き
つつ、スピンドルの大径側の側面延長端部からスピンド
ルの軸方向に沿って一定の間隔を隔てて配置されたバイ
トと該バイトのスピンドル側に配された回転刃との協同
により紙を内側に向かって押えながら切断する。する
と、紙管の大径側においては、バイトと側面延長端部と
の間隙に紙が押し込まれるので、紙管の大径側の内側面
の開口縁全周に渡って突条が形成される。ここで、「ス
ピンドルの大径側の側面延長端部」とは、スピンドルの
側面と同一面上であって、その大径側の端部であるとこ
ろを意味する。次いで、第2工程でこの突条に断続して
凹部を設けることにより、断続する突起を形成させる
とができ、上記のような本第1発明のコーンチーズ紙管
製造できる。
【0013】本第3発明のスピンドルの縁金は、大径側
の外側面の開口縁全周に渡って、内面に向かう切欠が形
成されている。この縁金を備えるスピンドルを使用し
て、請求項2記載の方法を実施すれば、スピンドルの大
径側の側面延長端部とバイトとの間に切欠による一定の
間隔が形成され、切断時に内側に向かって押えられた紙
がこの切欠内に押し込まれ、突条が形成される。
【0014】本第3発明のスピンドルの縁金を備えるス
ピンドルは、本第2発明の第1工程において使用するの
に好適である。
【0015】本第4発明のスピンドルの縁金は、大径側
の外側面の開口縁全周に渡って、内面に向かう凹部が断
続して形成されている。
【0016】このスピンドルの縁金を装着したスピンド
ルを使用して、本第5発明のコーンチーズ紙管の製造方
法を実施すれば、スピンドルに紙を巻きつつ、スピンド
ルの大径側の側面延長端部からスピンドルの軸方向に沿
って一定の間隔を隔てて配置されたバイトと該バイトの
スピンドル側に配された回転刃との協同により紙を内
に向かって押えながら切断することにより、紙が縁金の
凹部に押し込まれて、紙管の内側面に断続する突起が形
成される。
【0017】従って、本第1発明のコーンチーズ紙管を
一工程にて簡単にうまく製造することができる。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下に本発明の好適な実施例を説明す
る。[実施例1] 1.コーンチーズ紙管 図1に本実施例のコーンチーズ紙管の一部切欠正面図、
図2にその底面図を示す。
【0019】本実施例のコーンチーズ紙管1は、円錐台
筒形を有し、一定の厚さの紙から構成されている。小径
側3は、側面5から延長された紙が内側面7に向かって
巻き込まれている。大径側9は、内側面7の開口縁11
全周に渡って一定の幅及び高さの略半楕円球状の突起
3が断続して設けられている。その突起13と突起13
との間には、凹部15が形成されている。凹部15の深
さ及び幅は、凹部15に糸を挟み込んだ場合に、適度な
摩擦が生じるように設定することが好ましく、特に糸の
太さに対して同等あるいはそれよりもやや小さめである
ことがよい。
【0020】次に、本実施例のコーンチーズ紙管1を使
用する態様を説明する。本実施例のコーンチーズ紙管1
は、従来のコーンチーズ紙管と同様に用いる。即ち、図
3に示すように、まず、ボビン保持具50の大径ホルダ
ー52の前方に巻き始めの端糸54aを導き、この状態
でコーンチーズ紙管1の小径側3を小径ホルダー58に
て押さえつつ、大径側9を大径ホルダー52にかぶせ
る。この際、端糸54aは、コーンチーズ紙管1の内側
面7の開口縁11と大径ホルダー52とによって挟まれ
るのであるが、コーンチーズ紙管1の内側面7の開口縁
11に設けられた突起13上に配置されることが不安定
であるために、凹部15に落込む。従って、図4にその
一部拡大図を示すように、端糸54aは、凹部15にゆ
とりをもって入り込み、強く挟み込まれることがなく、
スリップを生じた場合にも、大径ホルダー52とコーン
チーズ紙管1とによって強く擦られることがない。
【0021】ここで、本実施例のコーンチーズ紙管1に
よれば、突起13と凹部15とが全周に渡って形成され
ており、しかも上記のように、端糸54aは突起13上
に配置されることが不安定であるために、その突起13
と突起13との間の凹部15に自然に落込む。このた
め、端糸54aに対して特別な位置合わせを考慮しなく
ても、単にかぶせるだけでいずれかの凹部15に自然と
適合されやすいため、セッティング操作が極めて容易で
ある。しかも、本実施例によれば、その突起13は、略
半楕円球状であって角13aが曲面状となっているため
に、端糸54aが凹部15に極めて滑り落ちやすくなっ
ている。
【0022】上記の操作の後にボビン保持具50を回転
駆動させてコーンチーズ紙管1の側面5上に糸54を巻
き取らせていく。従来のコーンチーズ紙管にあっては、
この間の作業中に制御ストップ、ローリング又は引張り
等の牽引作用によって尻糸の切断事故が頻繁に発生して
いた。しかし、本実施例のコーンチーズ紙管1によれ
ば、コーンチーズ紙管1と大径ホルダー52とを任意に
嵌め合わせるのみで端糸54aが突起13と突起13と
の間の凹部15に自然と落込み、しかも、端糸54a
は、上記(図4)のように、コーンチーズ紙管1と大径
ホルダー50とによってゆとりをもって支持されて強く
挟み込まれていないため、たとえコーンチーズ紙管1と
大径ホルダー52とによってスリップが生じても端糸5
4aは大径ホルダー52やコーンチーズ紙管1に強く擦
れることがなく、糸切れを生じることが著しく減少され
た。このため、糸切れのない玉揚げ操作を容易に実施す
ることができ、能率が増進された。
【0023】図5に本実施例のコーンチーズ紙管1を用
いて玉揚げ操作を完了した状態を示す。本実施例コーン
チーズ紙管1によれば、上記のように糸切れが防止さ
れ、能率よくうまく完了された。また、本実施例のコー
ンチーズ紙管1によれば、運搬または貯蔵、あるいは製
造工程中に、複数のコーンチーズ紙管1を互いにはめ込
ませて重ね合わせる場合に、突起13によって外側のコ
ーンチーズ紙管1の内側面7と内側のコーンチーズ紙管
1の外側面とが互いに密着することなく、離脱させるこ
とが容易となった。しかも、本実施例のコーンチーズ紙
管1によれば、大径側9の開口縁11に突起13が形成
されているために、小径側3や中央に突起13が設けら
れている場合に比べて、重ね合わせた場合に突起13に
対して加わる応力が低減され、突起13が押しつぶされ
ることが防止される。また、小径側3や中央に突起13
が設けられている場合に比べて、重ね合わせた場合に生
じる側面間の間隔を広く確実に保つことができ、密着す
ることが極めて防止される。尚、さらに小径側3、中
央、または小径側3及び中央にも突起13を設けると、
よりこの効果が増大される。
【0024】上記実施例によれば、紡績糸の操業中の制
動、ローリング等に起因した糸切れを有効に回避できる
ため、能率的な玉揚げ作業が可能となった。従って、巻
取速度の高速化にも対応可能となる。また、突起13と
凹部15とが全周に渡って交互に形成され、しかも端糸
54aが突起13上よりも凹部15に落込みやすいた
め、端糸54aに対して特別な位置合わせ操作を必要と
しない。従って、コーンチーズ紙管1のセッティングを
極めて容易かつ円滑に行うことができる。
【0025】尚、本実施例に限らず、突起13及び凹部
15の形状は、適宜選択することができる。例えば、図
6(イ)にその正面図、図6(ロ)にそのA−A断面図
を示すような略半三角錐状の突起13でもよいし、また
図7(イ)にその正面図、図7(ロ)にそのB−B断面
図を示すような略長方体状の突起13でもよい。また、
図8(イ)にその正面図、図8(ロ)にそのC−C断面
図を示すような半球条の突起13でもよい。糸の太さや
物理的性質に応じて、種々の形状、大きさ、高さ等を選
択することができる。
【0026】2.コーンチーズ紙管1の製造 次ぎに、上記コーンチーズ紙管1の製造について説明す
る。[実施例2] 図9に本実施例2で用いる製造機60aの概略図を示
す。製造機60は、円錐台形のスピンドル62が回転軸
64によって回転可能になっている。その側面66に
は、止め金68が4個小径側69から大径側70に向か
って等間隔で配置されており、巻く紙の先端を把持す
る。スピンドル62の大径側70は、縁金72が開口縁
74を構成している。その縁金72の端面76からスピ
ンドル62の軸方向に沿って一定の間隔を隔ててバイト
78が配置され、バイト78のスピンドル62側の向い
合わせに回転刃80が配置されている。ここで、本実施
例2の製造法では、縁金72の端面76とバイト78と
の間に一定の間隔を設けていることが特徴である。
【0027】コーンチーズ紙管1を製造するには、ま
ず、紙の先端をスピンドル62の止め金68にて把持
し、スピンドル62を回転することによって紙を接着さ
せながら数回巻く。これと同時に、バイト78と回転刃
80とによって巻かれた紙の大径側を切断していく。こ
の際、紙は回転刃80によって内側に少し押されながら
切断されるので、端部の紙は内側に押し込まれ、内面に
向かって突条が形成される。
【0028】次いで、この突条に断続する凹部15を設
けることにより突起13を形成させる。凹部15は、刻
印することによって形成させてもよいし、また切り込む
ことによって形成させてもよい。本実施例2の方法によ
れば、従来と同様な装置で、スピンドル62の縁金72
の端面76とバイト78との間に一定の間隔を設けるこ
とのみによってうまく大径側の内側面の開口縁に突条を
形成させることができる。
【0029】こうして形成された突条に刻印や切り込み
によって凹部15を設けて突起13 とすれば、きわめて
簡単にコーンチーズ紙管1を製造できる。
【0030】[実施例3] 本実施例3 の製造機60bは、図10に示すように、
施例2とほぼ同様であるが、縁金72に、その側面75
から端面76にかけて切欠77が内面に向かって全周に
形成されており、側面75の開口側端部はスピンドル6
2の側面66よりも一段内側にくぼんでいる。そして、
バイト78は、縁金72の端面76に沿って配置されて
いる。
【0031】コーンチーズ紙管1を製造するには、実施
例2と同様に作業すればよい。この際、紙は回転刃80
によって内側に少し押されながら切断されるので、端部
の紙は凹部に押し込まれ、内面に向かって突条が形成さ
れる。次いで、実施例1と同様にこの突条に断続する凹
部を形成させる。
【0032】本実施例3の方法によれば、切欠77の形
状を工夫することによって、所望の形状の突条を形成さ
せることができる。 [実施例4] 本実施例4 の製造機60cは、図11に示すように、
施例3の製造機60bがスピンドル62の縁金72の開
口側端部に切欠77を有するのに対し、断続する凹部8
2を備えていること以外は、実施例3と同様である。
【0033】本実施例の製造機60cによってコーンチ
ーズ紙管1を製造するには、実施例2と同様に作業すれ
ばよい。この際、紙は回転刃80によって内側に少し押
されながら切断されるので、端部の紙は断続する凹部8
2に押し込まれ、内面に向かって断続する突起13が形
成される。
【0034】本実施例4の方法によれば、簡単な一工程
のみによって、うまくコーンチーズ紙管1を製造するこ
とができる。そして、凹部82の形状を工夫することに
よって、所望の形状の突起13を形成させることができ
る。
【0035】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコーンチ
ーズ紙管によれば、紡績操業中の糸切れが極めて有効に
防止されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のコーンチーズ紙管を示す一部切欠正
面図である。
【図2】その底面図である。
【図3】実施例1のコーンチーズ紙管を用いて玉揚げ操
作を実施する方法を説明する模式図である。
【図4】実施例1のコーンチーズ紙管と大径ホルダーと
の間に端糸が配置された状態を説明する一部拡大図であ
る。
【図5】実施例1のコーンチーズ紙管を用いて玉揚げ操
作を完了させた状態を示す模式図である。
【図6】突起の形状の変形例を示す説明図であり、
(イ)はその正面図、(ロ)はそのA−A断面図であ
る。
【図7】突起の形状の第2の変形例を示す説明図であ
り、(イ)はその正面図、(ロ)はそのB−B断面図で
ある。
【図8】突起の形状の第3の変形例を示す説明図であ
り、(イ)はその正面図、(ロ)はそのC−C断面図で
ある。
【図9】実施例2のコーンチーズ紙管の製造機を示す概
略図である。
【図10】実施例3のコーンチーズ紙管の製造機を示す
概略図である。
【図11】実施例4のコーンチーズ紙管の製造機を示す
概略図である。
【図12】従来のコーンチーズ紙管を用いて玉揚げ操作
を実施する方法を説明する模式図である。
【図13】従来のコーンチーズ紙管を示す一部切欠正面
図である。
【図14】従来のコーンチーズ紙管と大径ホルダーとの
間に端糸が配置された状態を説明する一部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1・・・コーンチーズ紙管、7・・・コーンチーズ紙管
の内側面、9・・・コーンチーズ紙管の大径側、11・
・・コーンチーズ紙管の開口縁、13・・・突起、15
・・・凹部、50・・・ボビン保持具、52・・・大径
ホルダー、54a・・・端糸、54・・・糸、62・・
・スピンドル、70・・・スピンドルの大径側、72・
・・縁金、76・・・縁金の端面、78・・・バイト、
80・・・回転刃、75・・・縁金の側面、77・・・
縁金の切欠、82・・・縁金の凹部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動可能なボビン保持具のホルダー
    に対し巻き始めの紡績糸を挟み込んだ状態でその大径側
    が嵌着されるコーンチーズ紙管において、 大径側の内側面の開口縁全周に渡って断続する突起が設
    けられたことを特徴とするコーンチーズ紙管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーンチーズ紙管を製造
    するに当たって、 スピンドルに紙を巻きつつ、該スピンドルの大径側の側
    面延長端部から前記スピンドルの軸方向に沿って一定の
    間隔を隔てて配置されたバイトと該バイトの前記スピン
    ドル側に配された回転刃との協同により前記紙を内側に
    向かって押えながら切断し、紙管の大径側の内側面の開
    口縁全周に渡って突条を設ける第1工程と、 該突条に断続して凹部を設けることにより、断続する突
    起を形成させる第2工程と を有することを特徴とするコ
    ーンチーズ紙管の製造方法
  3. 【請求項3】 大径側の外側面の開口縁全周に渡って、
    内側に向かう切欠が形成されていることを特徴とするス
    ピンドルの縁金。
  4. 【請求項4】 大径側の外側面の開口縁全周に渡って、
    内側に向かう凹部が断続して形成されていることを特徴
    とするスピンドルの縁金。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のコーンチーズ紙管を製造
    するに当たって、 請求項4記載の縁金を装着したスピンドルに紙を巻きつ
    つ、該スピンドルの大径側の側面延長端部から前記スピ
    ンドルの軸方向に沿って一定の間隔を隔てて配置された
    バイトと該バイトの前記スピンドル側に配された回転刃
    との協同により前記紙を内側に向かって押えながら切断
    することにより、紙管の大径側の内側面の開口縁全周に
    渡って断続する突起を設けることを特徴とするコーンチ
    ーズ紙管の製造方法。
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