JP2514364Y2 - クリップ鉗子 - Google Patents
クリップ鉗子Info
- Publication number
- JP2514364Y2 JP2514364Y2 JP10929590U JP10929590U JP2514364Y2 JP 2514364 Y2 JP2514364 Y2 JP 2514364Y2 JP 10929590 U JP10929590 U JP 10929590U JP 10929590 U JP10929590 U JP 10929590U JP 2514364 Y2 JP2514364 Y2 JP 2514364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- forceps
- clip
- grips
- clip forceps
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、手術用クリップを把持するのに用いる鉗
子に関する。
子に関する。
動脈瘤のクリッピングに用いられるクリップとクリッ
プ鉗子は、動脈瘤の位置や、術者の視野或は手術操作等
を考慮して、多種多様の形状をしたものが用意されてい
たが、特公昭61-27053号公報に開示されている鉗子によ
れば、クリップの把持角度を自由に変更できるようにな
っているため、多数のクリップや鉗子を手元に整備して
おく必要がなくなった。
プ鉗子は、動脈瘤の位置や、術者の視野或は手術操作等
を考慮して、多種多様の形状をしたものが用意されてい
たが、特公昭61-27053号公報に開示されている鉗子によ
れば、クリップの把持角度を自由に変更できるようにな
っているため、多数のクリップや鉗子を手元に整備して
おく必要がなくなった。
このように、クリップの把持角度を自由に変更できる
ということは、鉗子を手で持つ角度も変化するというこ
とである。しかるに従来の鉗子は、握柄はフラットなも
のが大部分で、回転させ難く、回転させようとすると手
が滑ったりして手術に非常な危険を伴うおそれがあっ
た。
ということは、鉗子を手で持つ角度も変化するというこ
とである。しかるに従来の鉗子は、握柄はフラットなも
のが大部分で、回転させ難く、回転させようとすると手
が滑ったりして手術に非常な危険を伴うおそれがあっ
た。
そこで、この考案の課題は、取り扱い中に手が滑るよ
うなことがなく、安定した把握が可能なクリップ鉗子を
提供することである。
うなことがなく、安定した把握が可能なクリップ鉗子を
提供することである。
上記の課題を解決するため、この考案においては、ク
リップ鉗子の対向する握柄を、長手方向の内側に弯曲さ
せ、かつ横断面が外側にほぼ半楕円形に弯曲するように
し、握柄の外面に多数の細かい突起を形成し、握柄の後
端にストッパを設けたのである。
リップ鉗子の対向する握柄を、長手方向の内側に弯曲さ
せ、かつ横断面が外側にほぼ半楕円形に弯曲するように
し、握柄の外面に多数の細かい突起を形成し、握柄の後
端にストッパを設けたのである。
握柄の長手方向に中央部が窪んでいるので手指によく
フィットし、かつ長手方向に滑り難い。そして、握柄の
横断面がほぼ半楕円形になっており、かつ握柄の側面に
も突起があるので、回転させ易く回転中に滑ることがな
い。
フィットし、かつ長手方向に滑り難い。そして、握柄の
横断面がほぼ半楕円形になっており、かつ握柄の側面に
も突起があるので、回転させ易く回転中に滑ることがな
い。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示すように、クリップ鉗子1は、
一対の把持部2、2′と、この把持部2、2′からそれ
ぞれ一体に延びる柄部3、3′より成り、それらがX状
に交差し、交差点がピボットされている。
一対の把持部2、2′と、この把持部2、2′からそれ
ぞれ一体に延びる柄部3、3′より成り、それらがX状
に交差し、交差点がピボットされている。
前記柄部3、3′の延長は、握柄(グリップ)4、
4′になっており、この握柄4、4′は長手方向に見て
ゆるい円弧状に内側に弯曲しており、横断面は、第3図
に示すように、ほぼ半楕円形をしている。また、握柄
4、4′の外面には、比較的大形の突起5、5′が多数
設けられている。さらに握柄4、4′の後端には、ほぼ
山形のストッパ6、6′が設けられており、このストッ
パ6、6′から板バネ7、7′が延び、その末端は互い
に連結されている。
4′になっており、この握柄4、4′は長手方向に見て
ゆるい円弧状に内側に弯曲しており、横断面は、第3図
に示すように、ほぼ半楕円形をしている。また、握柄
4、4′の外面には、比較的大形の突起5、5′が多数
設けられている。さらに握柄4、4′の後端には、ほぼ
山形のストッパ6、6′が設けられており、このストッ
パ6、6′から板バネ7、7′が延び、その末端は互い
に連結されている。
以上のような鉗子1を使用する場合には、第4図に示
すように、手指A、Bの間に握柄4、4′を挟むと、握
柄4、4′の弯曲が外側にそり返っているため、鉗子1
の重みで握柄4、4′が手指A、B間に楔のように貫入
してくる。このため、握柄と手指の間の押圧力が自然に
増加し、かつ握柄の表面に比較的大きい多数の突起5、
5′が設けられているため、摩擦力がより大きくなり、
鉗子1が滑るのを防止することができ、握柄に対する押
圧力も最小限で済む。またストッパ6、6′があるた
め、鉗子1が完全に指間から脱落するのを防止すること
ができる。
すように、手指A、Bの間に握柄4、4′を挟むと、握
柄4、4′の弯曲が外側にそり返っているため、鉗子1
の重みで握柄4、4′が手指A、B間に楔のように貫入
してくる。このため、握柄と手指の間の押圧力が自然に
増加し、かつ握柄の表面に比較的大きい多数の突起5、
5′が設けられているため、摩擦力がより大きくなり、
鉗子1が滑るのを防止することができ、握柄に対する押
圧力も最小限で済む。またストッパ6、6′があるた
め、鉗子1が完全に指間から脱落するのを防止すること
ができる。
こうして、握柄4、4′を手指A、Bで挟んで押圧す
ると、握柄4、4′が接近し、かつ把持部2、2′も接
近する。押圧を解くと板バネ7、7′の弾性で握柄4、
4′が自動的に離反し、第1図の状態に戻る。
ると、握柄4、4′が接近し、かつ把持部2、2′も接
近する。押圧を解くと板バネ7、7′の弾性で握柄4、
4′が自動的に離反し、第1図の状態に戻る。
なお、把持部2、2′及び柄部3、3′の形状は図示
のものに限らない。また、板バネ7、7′の取り付け構
造も種々選択可能である。
のものに限らない。また、板バネ7、7′の取り付け構
造も種々選択可能である。
その他、板バネ7、7′に換えて、他のバネ手段を用
いることもできる。
いることもできる。
この考案によれば、以上のように、クリップ鉗子の握
柄を長手方向の内側に弯曲させ、かつ横断面をほぼ半楕
円形にし、さらに握柄の外面に多数の突起を設けたの
で、握柄が手指にフィットし易く、長手方向に滑り難
く、握柄の側面にも突起があるので旋回動も容易で滑り
難く、術者は鉗子の脱落に注意を払うことなく安心して
クリッピングに専念することができ、微妙な動作を鉗子
に伝えることが可能となる。
柄を長手方向の内側に弯曲させ、かつ横断面をほぼ半楕
円形にし、さらに握柄の外面に多数の突起を設けたの
で、握柄が手指にフィットし易く、長手方向に滑り難
く、握柄の側面にも突起があるので旋回動も容易で滑り
難く、術者は鉗子の脱落に注意を払うことなく安心して
クリッピングに専念することができ、微妙な動作を鉗子
に伝えることが可能となる。
第1図はこの考案のクリップ鉗子の一実施例を示す平面
図、第2図は同上の側面図、第3図は同上の握柄の拡大
横断面図、第4図は使用状態を示す正面図である。 1……クリップ鉗子、2、2′……把持部、3、3′…
…柄部、4、4′……握柄、5、5′……突起、6、
6′……ストッパ、7、7′……板バネ。
図、第2図は同上の側面図、第3図は同上の握柄の拡大
横断面図、第4図は使用状態を示す正面図である。 1……クリップ鉗子、2、2′……把持部、3、3′…
…柄部、4、4′……握柄、5、5′……突起、6、
6′……ストッパ、7、7′……板バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】一対の対向する把持部とそれから延びる柄
部をX状に交差して交差部をピボットし、前記柄部から
延びる握柄を接近又は離反することによって前記把持部
が接近又は離反するようにしたクリップ鉗子において、
前記握柄が長手方向に内側に弯曲しており、かつその横
断面がほぼ半楕円形をなし、この握柄の外面に多数の突
起が設けられていることを特徴とするクリップ鉗子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10929590U JP2514364Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | クリップ鉗子 |
US08/032,396 US5269790A (en) | 1990-10-16 | 1993-03-15 | Clip forceps |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10929590U JP2514364Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | クリップ鉗子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0465517U JPH0465517U (ja) | 1992-06-08 |
JP2514364Y2 true JP2514364Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31856476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10929590U Expired - Fee Related JP2514364Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | クリップ鉗子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514364Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693194B1 (ja) * | 2010-10-29 | 2011-06-01 | 正一 中村 | 外科手術用器具 |
JP6876318B2 (ja) * | 2016-09-13 | 2021-05-26 | 国立大学法人金沢大学 | 医療用器具 |
-
1990
- 1990-10-16 JP JP10929590U patent/JP2514364Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0465517U (ja) | 1992-06-08 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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