JP2513823Y2 - 多バルブエンジンのバルブ装置 - Google Patents

多バルブエンジンのバルブ装置

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JP2513823Y2
JP2513823Y2 JP1988170964U JP17096488U JP2513823Y2 JP 2513823 Y2 JP2513823 Y2 JP 2513823Y2 JP 1988170964 U JP1988170964 U JP 1988170964U JP 17096488 U JP17096488 U JP 17096488U JP 2513823 Y2 JP2513823 Y2 JP 2513823Y2
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JP
Japan
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crosshead
valve
engine
valve stem
chip
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JP1988170964U
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Inventor
敏明 山崎
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、４バルブエンジンのバルブ装置に
関し、特にクロスヘッドとバルブステムの係合部の改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
４バルブエンジンのバルブ装置は、各２つの相対する
吸排バルブのクロスヘッドピンに摺動自在に支持された
クロスヘッドと、クロスヘッドの両端に取付けられたク
ロスヘッドチップに係合して昇降するバルブステムと、
クロスヘッドの上面に係合して相対するバルブのバルブ
ステムを昇降するロッカーアームとから成っている。従
来技術では、バルブステムに係合するクロスヘッドチッ
プは、クロスヘッドに圧入して取付けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この従来技術のバルブ装置では、クロスヘッ
ドチップはクロスヘッドに対して固定されているのでバ
ルブステムが回転し難くバルブステムとの片当りによっ
て偏摩耗を起し、バルブステムの昇降が円滑に行なわれ
なくなる欠点があった。
本考案の目的は、上記の欠点を回避し、クロスヘッド
チップの偏摩耗を防止し、バルブステムの昇降を常に円
滑に行なうことができる多バルブエンジンのバルブ装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するために、多バルブエ
ンジンの吸排バルブのクロスヘッドピンに摺動自在に支
持されたクロスヘッドとこのクロスヘッドの両端に取付
けられたクロスヘッドチップに係合して昇降するバルブ
ステムとクロスヘッドの上面に係合するロッカーアーム
とから成る多バルブエンジンのバルブ装置において、ク
ロスヘッドチップはクロスヘッドに脱落しないように回
転自在に保持されていることを特徴とする多バルブエン
ジンのバルブ装置を提供するものである。
〔作用〕
このようにすると、クロスヘッドチップはバルブステ
ムの回転と共に回転することができるのでバルブステム
に片当りすることがなく、従ってその偏摩耗を有効に防
止することができ、これによってバルブステムの昇降を
円滑に行なうことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第１図は本考案に係る多バルブエンジンのバルブ装置10
を示し、この多バルブエンジンのバルブ装置10は、多バ
ルブエンジンの吸排バルブのクロスヘッドピン12に摺動
自在に支持されたクロスヘッド14と、このクロスヘッド
14の両端に取付けられたクロスヘッドチップ16（第２図
参照）に係合して昇降するバルブステム18、18′と、ク
ロスヘッド14の上面20に係合するロッカーアーム22とか
ら成っている。
クロスヘッドチップ16は、第２図に示すように、クロ
スヘッド14の端部下面の凹部14aに回転自在に取付けら
れている。第２図の実施例では、クロスヘッドチップ16
はクロスヘッド14の凹部14aの開口の内周壁に圧入し固
定された環状の脱落防止部材24によって凹部14aから脱
落するのを防止している。
このようにすると、ロッカーアーム22の揺動運動に追
従してクロスヘッド14が揺動しバルブステム18、18′が
昇降する際にクロスヘッドチップ16はバルブステムの回
転に追従して回転することができるので偏った部位での
みバルブステムに接触することがなく、従ってその偏摩
耗を有効に防止することができる。このことは、ロッカ
ーアーム22の揺動運動に追従してバルブステム18、18′
が円滑に昇降することができることを意味する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上記のように、バルブステムに係合
するクロスヘッドチップはクロスヘッドに回転自在に保
持されているためバルブステムに追従して回転すること
ができるのでその偏摩耗を有効に防止することができる
からバルブステムを常に円滑に昇降することができ、ま
たクロスヘッドチップはクロスヘッドに脱落しないよう
に保持されているので、バルブ装置の組立てを容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案に係る多バルブエンジンのバルブ装置の
正面図、第２図は本考案の要部の拡大断面図である。 10……多バルブエンジンのバルブ装置、12……クロスヘ
ッドピン、14……クロスヘッド、16……クロスヘッドチ
ップ、18,18′……バルブステム、22……ロッカーアー
ム、24……脱落防止部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】多バルブエンジンの吸排バルブのクロスヘ
    ッドピンに摺動自在に支持されたクロスヘッドと前記ク
    ロスヘッドの両端に取付けられたクロスヘッドチップに
    係合して昇降するバルブステムと前記クロスヘッドの上
    面に係合するロッカーアームとから成る多バルブエンジ
    ンのバルブ装置において、前記クロスヘッドチップは前
    記クロスヘッドに脱落しないように回転自在に保持され
    ていることを特徴とする多バルブエンジンのバルブ装
    置。
JP1988170964U 1988-12-29 1988-12-29 多バルブエンジンのバルブ装置 Expired - Lifetime JP2513823Y2 (ja)

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JPH0292003U JPH0292003U (ja) 1990-07-20
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JPS56169404U (ja) * 1980-05-19 1981-12-15

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