JP2513701Y2 - 多気筒機関の非常用始動装置 - Google Patents

多気筒機関の非常用始動装置

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JP2513701Y2
JP2513701Y2 JP4272291U JP4272291U JP2513701Y2 JP 2513701 Y2 JP2513701 Y2 JP 2513701Y2 JP 4272291 U JP4272291 U JP 4272291U JP 4272291 U JP4272291 U JP 4272291U JP 2513701 Y2 JP2513701 Y2 JP 2513701Y2
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cylinder
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cam
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幸人 佐藤
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Yanmar Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば舶用の多気筒機関
における非常用始動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の非常用ロープスタート装置では、デ
コンプ装置がなくて、ある気筒の圧縮上死点過ぎ位置か
らロープを引き、次に圧縮する気筒にて圧縮着火させる
方法がとられていた。または、全気筒にデコンプ装置を
取付け、オートデコンプ機構にした方法がある。特開昭
63−21311号公報や、実公平1−15889号公
報や、実開昭58−132121号公報に記載の技術の
如くである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、3気筒以上の
多気筒機関では、着火間隔が720°/n気筒数である
から、デコンプ装置がなくて、すぐ次に圧縮する気筒を
着火させるのでは、スタートロープを引くストロークが
足りなくて始動に必要なクランキング回転数に達しなか
ったり、フライホイールの慣性が不足で圧縮を乗り切れ
ない等の理由で始動困難であった。また、オートデコン
プ機構とした場合には、部品点数が多くなり、コスト高
にもなるという難があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上のような課
題を解決する為に次のような手段を用いるものである。
多気筒機関付設の非常用ロープスタート装置において、
いずれかの1気筒のみにデコンプ装置を装備すると共
に、その前に圧縮する気筒の圧縮上死点を少し過ぎた時
にフライホイールの位置がセットできる様にカムプーリ
に位置決めマークを付けるか、または同位置での位置決
めが可能なストップ装置を付設するものである。
【0005】
【作用】次に本考案の作用を説明する。図5にて説明す
ると、例えば、3気筒機関においてNO.1気筒にデコンプ
装置を装着した場合、カムプーリーの位置決めを、NO.1
気筒の1つ前に圧縮上死点に達するNO.3気筒の圧縮上死
点過ぎに設定しておく。カムプーリーの位置をセットす
ると共にNO.1気筒をデコンプ状態にしてスタートロープ
を引くと、NO.2気筒の圧縮上死点までの約500度のス
トロークを無圧縮で引くことができるので、高クランキ
ング回転数と高慣性力が得られ、NO.2気筒の該上死点に
て着火可能となるのである。
【0006】
【実施例】次に添付の図面を基に本考案の実施例を説明
する。図1は本考案による3気筒機関の平面図、図2は
同じく側面図、図3は図1におけるB−B断面による断
面図、図4はデコンプ装置を装着したNO.1気筒における
排気バルブ27の縦断面による弁腕室31断面図、図5
はロープ引ストロークと各気筒のクランク角度との関係
を示したグラフ、図6はカムプーリー12にストップ装
置を施した状態の機関側面図、図7はカムプーリースト
ップ装置43の機構を示す縦断面図である。
【0007】本考案は多気筒機関においての非常用始動
装置であるが、添付図面では実施例として3気筒機関に
ついて扱う。該機関は通常電気始動方式またはリコイル
スタート方式のものであり、これら始動装置にトラブル
が生じた場合に、ロープスタート方式にて始動させる非
常用始動装置を取付けたものであって、図1の如く、ク
ランク軸4側に取付けたフライホイール3の外側に具備
したスタータプーリー1に巻き付けたスタータロープ2
を引っ張ることによって始動させるものである。
【0008】該クランク軸4は、図2の如くその回転と
ともに、フライホイール3内に設けたクランク軸プーリ
ー5よりベルト9を介して、冷却水ループポンププーリ
ー10、カムプーリー12、燃料供給ポンププーリー1
3、及びガバナプーリー15等のプーリーを駆動させ
る。冷却水ループポンププーリー10は機関冷却を行う
冷却水を循環させるポンプ11を駆動する。
【0009】燃料供給ポンププーリー13は図示されな
い燃料タンクより燃料パイプ17を介して送りこまれる
燃料を燃料供給パイプ18を介し、途中燃料こし器19
を経て、各気筒に設けられた燃料噴射インジェクタ30
に供給する為の燃料供給ポンプ14を駆動させる。そし
てカムプーリー12は、後述するカム軸32を通して各
気筒においてのバルブ及び燃料噴射ポンプを連動させる
為の駆動力を伝えるものである。本考案における非常用
始動装置は、スタータロープ2によるロープストローク
が有効に機関始動に生かせるのに適した位置に、各気筒
のバルブが存在する時の位置決めをこのカムプーリー1
2にて行うものであるが、詳しくは後に述べる。
【0010】次に機関全体の構造について述べる。該機
関はシリンダブロック6及びシリンダヘッド7を一体成
形したケースと弁腕ケース8に概ね内蔵される。油こし
器22は、前記潤滑油ポンプ16に汲み上げられた潤滑
油をこして、各パイプを通じて機関各部へ供給する。ス
タータ23内にはセルモータが内蔵されており、通常の
機関始動装置として使用される。
【0011】シリンダブロック6内には3つの気筒が内
包されており、図1における右側からNO.1気筒、NO.2気
筒、NO.3気筒とする。各気筒には吸気管24a・24b
・24cがそれぞれ連結している。図3はシリンダヘッ
ド7の縦断面図である。吸気管24a・24b・24c
より吸入された空気は、それぞれシリンダヘッド7内の
吸気マニホルド25a・25b・25cを通り、NO.1・
NO.2・NO.3各気筒内の燃焼室に吸気バルブ26によって
送り込まれ、各気筒に配された燃料噴射ノズルより噴射
される燃料による爆発に使用され、各気筒内のピストン
を運動させて前記クランク軸4を駆動させるのである。
【0012】爆発後の空気は排気ガスとして排気バルブ
27によって排気マニホルド28に排出され、更に排気
マニホルド出口29より図示されぬ排気管を経て外部に
排出される。前記燃料噴射ノズルは、シリンダヘッド7
内に貫通された燃料供給通路20より、各気筒燃焼室に
向けて平行に配置された燃料噴射弁30の先端に装着し
たものである。燃料は、前記燃料供給ポンプ14より燃
料こし器19を経て、燃料供給パイプ18内を流動し、
燃料供給通路20から各燃料噴射弁30に供給され、残
りの燃料は、燃料排出パイプ21を通って燃料タンクへ
と送られるのである。
【0013】これら吸気バルブ26、排気バルブ27及
び燃料噴射弁30内において燃料噴射ノズルより燃料を
噴射させる機能をもつ燃料噴射ポンプは、互いに連動し
ている。図4を中心にしてこれらの連動機構について説
明する。図4において、排気バルブ27はステム27’
を介して弁腕34に連結されている。弁腕34は弁腕室
31内に左右に挿設された弁腕軸35に枢着されてい
る。各気筒のいずれの吸気バルブ26及び排気バルブ2
7も同様に、該弁腕軸35に枢結されている。
【0014】各弁腕34は、前記カム軸32付設のカム
33にそれぞれ押当しており、該カム33の構成配置に
よって各バルブの作動順序が決定し、該カム軸32の回
転により各バルブが作動するのである。また、燃料噴射
ポンプも同様に、支軸36に枢止された弁腕を介してカ
ム軸32のカム33に連動しており、カム軸32の回転
によって駆動して燃料を燃料噴射ノズルに注入するので
ある。尚、ガバナ機構37は外部に取付けたガバナレバ
ー38を回動させることによって、燃料供給量の調整を
行う。
【0015】各バルブ及び燃料噴射ポンプの作動順序は
図5の如くである。即ち、クランク角度0°〜約240
°においては、NO.1気筒にて吸気バルブ26が開放状態
となって吸気を行い、NO.2気筒では排気バルブ27が開
放して排気が行われ、NO.3気筒では両バルブが閉じられ
ており、ピストンが上昇して圧縮上死点(T.D.C)
に達した時点で燃料噴射によって着火し、燃焼室内の空
気膨張によってピストンを下降させ、クランク軸4を駆
動させるのである。クランク角度約240°〜約480
°にては、NO.1気筒が両バルブ閉鎖状態で圧縮・着火・
膨張、NO.2気筒は吸気、NO.3気筒は排気を行い、クラン
ク角度約480°〜約720°においては、NO.1気筒が
排気、NO.2気筒が圧縮・着火・膨張、NO.3気筒が吸気を
行う。
【0016】次にデコンプ装置について説明する。デコ
ンプ装置とは、ロープスタータ方式で機関始動させる際
に、充分に長いロープストロークを得て機関始動できる
ように、気筒を開弁状態にして気筒内の空気圧縮を避け
る為のものである。本考案は、多気筒機関において、あ
る1つの気筒に該デコンプ装置を装着するものである
が、本実施例では、図1の如く、NO.1気筒に該デコンプ
装置を装着するものとする。図4にてデコンプ装置につ
いて説明する。デコンプ装置は、デコンプ装置蓋39
と、それに覆われた、デコンプ調整ネジ41付きのデコ
ンプ軸40、及び該デコンプ軸40より外部に突出する
デコンプレバー42等より成る。
【0017】該デコンプレバー42をデコンプ状態にセ
ットすると、該デコンプ軸40が回動して該デコンプ調
整ネジ41が弁腕34付設の押当子34aに押当し、そ
の影響で該弁腕34が押し下げられた状態となって、排
気バルブ27を開弁状態にする。該弁腕34が押し下げ
られた状態においては、カム軸32のカム33によって
弁腕が押し下げられる迄の間、排気バルブ27は、デコ
ンプレバー42をデコンプ状態にセットしている状態を
保つのである。即ち、図4に示すようしに、弁腕が押し
下げられる迄はバネ力Fによってデコンプ状態にセット
され、デコンプレバー42はカム軸32のカム33によ
って排気バルブ27が押し下げられると、自動的にデコ
ンプ戻しバネのモーメントMRによりコンプ状態に戻さ
れるようになる。
【0018】このようにNO.1気筒のみをデコンプ状態に
することにより、図5で示すように、NO.3気筒の圧縮上
死点を少し過ぎた位置(クランク角度約130°〜約1
50°)にてロープ引きを開始すると、途中(クランク
角度約240°〜約480°)でNO.1気筒が圧縮状態に
ならないので、スムーズにロープ引きを継続することが
でき、充分なクランキング回転数とフライホイール3の
慣性力を得て、次のNO.2気筒の圧縮上死点に達するの
で、(この間のロープ引きストロークによって得るクラ
ンク角度約500°)充分にNO.2気筒にて着火可能であ
り、これによって機関が始動する。
【0019】このように、ある1気筒をデコンプして、
その前に圧縮する気筒の圧縮上死点の少し過ぎからロー
プ引きを開始することによって容易に、また、確実に機
関始動を行うことができるのである。次に、このロープ
引き開始の位置にフライホイール3を定める方法を述べ
る。
【0020】1つは、図2に示したように、カムプーリ
ー12及び弁腕ケース8にカムプーリー位置決めマーク
Aを施す方法。もう1つは、図6・図7に示したよう
に、カムプーリーストップ装置43を施す方法である。
該カムプーリーストップ装置43は、カムプーリー12
の一箇所に切欠部12aを設け、弁腕ケース8上に設け
たストップレバー取付台43aに枢着されたストップレ
バー43bを上方向に回動させ、前記カムプーリー切欠
部12aに挿入してC状態にセットすると、カムプーリ
ー12がロープ引きを開始すべき位置で停止する。ロー
プ引き及び機関運転中は該ストップレバー43bをD状
態に戻しておく。
【0021】尚、図6においては、カムプーリーストッ
プ装置43と併せてカムプーリー位置決めマークAを施
した状態を示している。いずれの方法においても、カム
プーリー12をNO.3気筒が圧縮上死点過ぎの状態となる
位置に決めることによって、ベルト9を介してフライホ
イール3の位置が決まり、該位置においてロープ引きを
開始することによって前記のような有効な機関始動を行
えるものである。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したことによ
って、次のような効果を奏するものである。従来ロープ
スタート方式では、多気筒機関を始動させるにはロープ
引きストロークが短すぎて始動困難であったが、ある気
筒にデコンプ装置を装着したことによって、機関始動に
充分な長いロープ引きストロークを得ることができ、ま
た、このロープ引きストロークを得るのに最適な位置に
てロープ引き開始を行える為のカムプーリー及びフライ
ホイールの位置決めが大変容易に行うことができるので
ある。
【0023】尚、従来、オートデコンプ機構付の多気筒
機関においては、全気筒にデコンプ装置を装着してある
ので、部品点数が多くなって、コスト高やメンテナンス
の困難、耐久性においての難をもたらしていたが、本考
案では1気筒のみにデコンプ装置を装着したので、部品
点数が少なくなり、前記の難点が解消されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による3気筒機関の平面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】図1におけるB−B断面によるシリンダヘッド
7の断面図。
【図4】デコンプ装置を装着したNO.1気筒における排気
バルブ27の垂直断面による弁腕室31の断面図。
【図5】ロープ引きストロークと各気筒のクランク角度
との関係を示した図。
【図6】カムプーリー12にカムプーリーストップ装置
43を装着した機関側面図。
【図7】カムプーリーストップ装置43の構造断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スタータプーリー 2 スタータロープ 3 フライホイール 4 クランク軸 12 カムプーリー 26 吸気バルブ 27 排気バルブ 32 カム軸 34 弁腕 40 デコンプ軸 41 デコンプ調整ネジ 42 デコンプレバー 43 カムプーリーストップ装置 A カムプーリー位置決めマーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 39/02 F02M 39/02 B F02N 17/00 F02N 17/00 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒機関付設の非常用ロープスタート
    装置において、いずれかの1気筒のみにデコンプ装置を
    装備すると共に、その前に圧縮する気筒の圧縮上死点を
    少し過ぎた時にフライホイールの位置がセットできる様
    にカムプーリに位置決めマークを付けるか、または同位
    置での位置決めが可能なストップ装置を施したことを特
    徴とする多気筒機関の非常用始動装置。
JP4272291U 1991-06-07 1991-06-07 多気筒機関の非常用始動装置 Expired - Lifetime JP2513701Y2 (ja)

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JPH04134668U JPH04134668U (ja) 1992-12-15
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