JP2513686Y2 - 液体吐出具 - Google Patents

液体吐出具

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JP2513686Y2
JP2513686Y2 JP1990115033U JP11503390U JP2513686Y2 JP 2513686 Y2 JP2513686 Y2 JP 2513686Y2 JP 1990115033 U JP1990115033 U JP 1990115033U JP 11503390 U JP11503390 U JP 11503390U JP 2513686 Y2 JP2513686 Y2 JP 2513686Y2
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coating liquid
liquid
coating
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直樹 加藤
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 墨液、絵具、インキなどの筆記液、アイライナー、リ
ップカラーなどの化粧液、液体調味料、機械油、洗浄液
といった液体を吐出する吐出具であって、弁座部材と、
この弁座部材に弾撥的に当接する弁体とよりなる弁を塗
布液タンクと塗布体との間に介在させ、この弁の開放を
なす棒状部材を前記液体タンク内の前後方向に延在さ
せ、軸筒後端のノック体を押圧して前記棒状部材に前記
弁開放の前進力を付与するものに関する。
(従来の技術) 従来、弁座部材と、この弁座部材に弾撥的に当接する
弁体とよりなる弁を塗布液タンクと塗布体との間に介在
させ、この弁の開放をなす棒状部材を前記液体タンク内
の前後方向に延在させ、軸筒後端のノック体を押圧して
前記棒状部材に前記弁開放の前進力を付与し、前記塗布
液タンク内の塗布液を前記塗布体に供給する液体吐出具
は、種々知られている。その具体例としては、例えば、
実開昭61−20379号公報や実開昭62−11678号公報が挙げ
られる。前記公報に開示された液体吐出具は、何れも、
弁の開放により塗布液タンクより流出した塗布液が、先
ず塗布体後方の塗布液吸蔵体に吸蔵され、その後塗布体
に浸透していき塗布が可能になるものである。
更に、実開昭51−122726号公報、実開昭61−12783号
公報及び実開昭63−1674号公報が挙げられる。この公報
に記載された液体吐出具は、何れも、弁の開放により塗
布液タンクより流出した塗布液が、塗布体後方と塗布液
吸蔵体貫通孔とによって形成された塗布液溜りに吐出さ
れ、塗布体と塗布液吸藏体とに同時に浸透していき塗布
が可能になるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記実開昭61−20379号公報、実開昭6
2−11678号公報に記載された液体吐出具は、初めて使用
するときに、塗布液が塗布体へ浸透して塗布が可能にな
るまでに時間を要するという問題を有している。また、
使用中、弁を開放した時、塗布液のボタ落ちが発生した
り、逆に塗布液が塗布体に速やかに供給されないという
問題を有している。
これは、液体吐出具の塗布液の流通路に塗布液吸蔵体
が有ることにより、塗布液が直接塗布液に浸透していな
いことと、前記塗布液タンク内の圧力が制御しにくく、
温度変化などの影響による内圧の上昇・下降に伴って塗
布液の流出量が急激に増減することによる。
また、実開昭51−122726号公報、実開昭61−12783号
公報及び実開昭63−1674号公報に記載された液体吐出具
もまた、初めて使用するときに、塗布液が塗布体へ浸透
して塗布が可能になるまでに時間を要するという問題及
び使用中、弁を開放した時、塗布液のボタ落ちが発生し
たり、逆に塗布液が塗布体に速やかに供給されないとい
う問題を有している。
これは、塗布液溜りに吐出された塗布液が、塗布液と
塗布液吸藏体とに同時に浸透していくことと、使用中、
塗布液吸藏体には塗布液体が多く吸藏され、供給された
過剰の塗布液を塗布液吸藏体が吸収できなくなるためで
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記問題を解決し、初めて使用するときに
は、塗布液が速やかに塗布体へ浸透して短時間で使用が
可能になり、更に、使用中における塗布液タンク室内の
圧力の上昇・下降による塗布液のボタ落ちの発生や、塗
布体へ速やかに供給されないといった現象を防止した液
体吐出具を提供することを目的とする。即ち、本考案
は、弁座部材と、この弁座部材に弾撥的に当接する弁体
とよりなる弁を塗布液タンクと塗布体との間に介在さ
せ、この弁の開放をなす棒状部材を前記液体タンク内の
前後方向に延在させ、軸筒後端のノック体を押圧して前
記棒状部材に前記弁開放の前進力を付与し、前記塗布液
タンク内の塗布液を前記塗布体に供給する液体吐出具で
あり、前記塗布体後方に、この塗布体の一部と接触する
塗布液吸蔵体を配し、前記塗布体と塗布液吸蔵体との間
に塗布液溜りを設けてなる液体吐出具において、前記塗
布液溜りは、前記塗布体の液体飽和量より小容量であ
り、且つ、前記塗布液吸藏体と隔離された塗布液流通路
と連設されており、更に、前記塗布液溜りにその容量以
上に供給された塗布液は、前記塗布液吸藏体に浸透する
ようになした液体吐出具を要旨とする。
(実施例) 以下、添付図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
第1図に第1実施例を示す。参照符号1は軸筒であ
る。軸筒1の内部には、塗布液タンク2が形成され、こ
の液体収容部2の前方に弁座部材3を取付けている。こ
の弁座部材3に対し、弾性体5によって後方に付勢され
た弁体4が当接し、弁を構成している。弁体4の前方に
は、弾性体5の支持部材6が、その後端を前記弁座部材
3に嵌合させて連設している。この弾性体の支持部材6
は貫通孔6aを有し、後方の大径部6b及び前方の漸次縮径
する小径部6cとよりなり、貫通孔6a内の段部が弾性体の
支持部、小径部6cの貫通孔が塗布液の流通路となってい
る。この塗布液の流通路は、小径部6cによって後述する
塗布液吸蔵体8と隔離されている。
前記弾性体5の支持部材6の前方には、ウレタン等の
多孔質体などからなる塗布液一時保管用の筒状の塗布液
吸蔵体8が、その後端に前記支持部材6の小径部6cが挿
入されるように配置されている。この筒状の塗布液吸蔵
体8の筒内前方には塗布液が浸透しない樹脂などの材質
で形成された遮断用軸筒9が、その後端を前記支持部材
6の小径部前端より後方に位置させるよう嵌入されてい
る。ここで、遮断用軸筒9の内径は、前記支持部材6の
小径部の前端外径よりも大きいことが必要である。
前方を大径部、後方を小径部となした繊維収束体など
よりなる塗布体10は、その大径部の後端である段部を、
塗布液吸蔵体8の前端に接すると共に、その小径部を前
記遮断用軸筒9に圧入し、前記遮断用軸筒9を側壁と
し、塗布体10の後端面を底面とする塗布液溜り11を形成
するように軸筒1開口端より挿入固定している。このと
き、この塗布液溜り11は、その容量を前記塗布体10の液
体飽和量より小さくすることが必要である。
また、弁体4の後方には隙間をあけて棒状部材12の先
端が位置している。この隙間は大きなものではない。棒
状部材12は軸筒1内部を後方へと延在しており、その後
部は、軸筒1の後端に取付けた尾栓13の先部中央孔13a
を貫通し、この先部中央孔13a外周に取付けた蛇腹部材1
4の後端にて固着されている。蛇腹部材14は、その後端
が前記棒状部材12の固着部となっており、中間部が大径
の蛇腹状屈伸部となっており、前端が前記尾栓13の先部
中央孔13aとの結合部である小径の開口部となってお
り、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、エチレ
ンビニルアセテートなどのブロー成形品である。この蛇
腹部材14の後端の外壁にノック体15が取付けられてお
り、このノック体15は、軸筒1の後部内壁に対し摺動可
能となっている。
この図示の状態でノック体15に押圧力を付与すれば棒
状部材12が前進し、弁体4に当接し、弁を開放する。通
常、弁を開放するときにはペン先を下向けにして行なう
ので、塗布液タンク2より弁座部材3に流出した塗布液
は、塗布液の流通路である支持部材6の小径部の貫通孔
を通り、遮断用軸筒9と塗布体10とで形成される塗布液
溜り11に吐出される。この時、塗布液は、塗布体に浸透
していくが、供給量の方が塗布体への浸透量より大きい
ので、塗布液は塗布液溜り11から溢れることになる。こ
の溢れた(即ち、過剰に供給された)塗布液は、支持部
材6の小径部と遮断用軸筒9との間に通って塗布液吸蔵
体8に吸蔵される。塗布液溜り11内の塗布液は、塗布液
吸蔵体8を吸蔵されることなく、塗布体10に浸透する
が、塗布液溜り11の容量を塗布体10の液体飽和量より小
さくしたので、塗布液のボタ落ちは発生しない。
次に、第2図に第2実施例を示す。第1実施例と同じ
部品については、同じ参照符号を付す。
本例のものは、塗布液流通路を塗布液吸蔵体8の内部
でなく、外周に設けたものであり、塗布液溜り11を、塗
布体10の小径部と、軸筒1の先端内壁とで形成したもの
である。即ち、弁体4前方の弾性体支持部材6は、有底
の筒体であり、側壁に塗布液が流出する透窓6aを形成し
ている。弾性支持部材6の前方には、外周を遮断用軸筒
9で被った塗布液吸蔵体8を配置し、軸筒1の塗布液吸
蔵体8を配置している内壁には、塗布液流通路7である
長手方向の溝を複数設けている。塗布液流通路7と塗布
液吸蔵体8とは、遮断用軸筒9によって隔離されてい
る。前記塗布液吸蔵体8には、大径部と小径部とよりな
る塗布体10の小径部を挿入している。このとき、塗布体
10は、塗布体10の小径部外面と、軸筒1の先端内壁と
で、前記塗布液流通路に連設する塗布液溜り11を形成す
るように軸筒1開口端より挿入・固定している。このと
き、この塗布液留り11は、その容量を前記塗布体10の液
体飽和量より小さくすることが必要である。
本例のものも、吐出した塗布液が塗布液流通路7を通
り、塗布液溜り11に吐出されるが、塗布液溜り11の容量
以上に供給された塗布液は、塗布液吸蔵体8の先端面か
ら吸蔵されるので、ボタ落ちは発生しない。
(考案の効果) 本考案に係る液体吐出具は、上記のような構成となし
たので、弁の開放によって吐出された塗布液は、塗布液
吸蔵体に一旦吸蔵されたり、塗布体と塗布液吸藏体とに
同時に浸透すること無く、塗布体に直接浸透するので、
初めて使用するときにも、塗布液が速やかに塗布体へ浸
透して短時間で使用が可能になり、塗布液の供給が少な
い場合でも、塗布液は塗布体に速やかに供給され、過剰
に供給された場合、過剰な塗布液は塗布液吸蔵体に吸蔵
されるのでボタ落ちの発生もなく、塗布液吸蔵体に吸蔵
された塗布液は、塗布液の消費に伴って塗布体へ移動し
ていくので、一回の弁の開放による筆記量も多いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
第2実施例を示す要部縦断面図。 1……軸筒、2……液体タンク、3……弁座部材、4…
…弁体、5……弾性体、6……支持部材、7……塗布液
流通路、8……塗布液吸蔵体、10……塗布体、11……塗
布液溜り。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16N 3/04 B43K 8/02 B

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁座部材と、この弁座部材に弾撥的に当接
    する弁体とよりなる弁を塗布液タンクと塗布体との間に
    介在させ、この弁の開放をなす棒状部材を前記液体タン
    ク内の前後方向に延在させ、軸筒後端のノック体を押圧
    して前記棒状部材に前記弁開放の前進力を付与し、前記
    塗布液タンク内の塗布液を前記塗布体に供給する液体吐
    出具であり、前記塗布体後方に、この塗布体の一部と接
    触する塗布液吸蔵体を配し、前記塗布体と塗布液吸蔵体
    との間に塗布液溜りを設けてなる液体吐出具において、
    前記塗布液溜りは、前記塗布体の液体飽和量より小容量
    であり、且つ、前記塗布液吸藏体と隔離された塗布液流
    通路と連設されており、更に、前記塗布液溜りにその容
    量以上に供給された塗布液は、前記塗布液吸藏体に浸透
    するようになした液体吐出具。
JP1990115033U 1990-10-31 1990-10-31 液体吐出具 Expired - Lifetime JP2513686Y2 (ja)

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JPH0470165U JPH0470165U (ja) 1992-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616304Y2 (ja) * 1975-03-31 1981-04-16
JPS5616307Y2 (ja) * 1975-06-24 1981-04-16
JPS6112783U (ja) * 1984-06-29 1986-01-25 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JPH0618616Y2 (ja) * 1986-06-23 1994-05-18 三菱鉛筆株式会社 筆記具、化粧具等の液体塗布具

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JPH0470165U (ja) 1992-06-22

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