JP2513673B2 - 真空吸着装置 - Google Patents
真空吸着装置Info
- Publication number
- JP2513673B2 JP2513673B2 JP62088502A JP8850287A JP2513673B2 JP 2513673 B2 JP2513673 B2 JP 2513673B2 JP 62088502 A JP62088502 A JP 62088502A JP 8850287 A JP8850287 A JP 8850287A JP 2513673 B2 JP2513673 B2 JP 2513673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- membrane filter
- main body
- vacuum suction
- suction device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 水中或いは化学的に腐食性の雰囲気中でも使用できる
ように、本体の吸着面に撥水性の微小孔をもったメンブ
ランフィルタを設けた真空吸着装置。
ように、本体の吸着面に撥水性の微小孔をもったメンブ
ランフィルタを設けた真空吸着装置。
本発明は、真空吸着装置に係り、特にその吸着面の改
良に関するものである。
良に関するものである。
半導体基板のような薄いウエーハを吸着して、ハンド
リングする真空吸着装置はその他の産業分野においても
広く用いられている。
リングする真空吸着装置はその他の産業分野においても
広く用いられている。
しかしながら、半導体装置の製造における現像工程等
のような水中或いは化学的に腐食性の雰囲気中で使用す
る場合にはその機能を充分に発揮することができないの
が現状である。
のような水中或いは化学的に腐食性の雰囲気中で使用す
る場合にはその機能を充分に発揮することができないの
が現状である。
以上のような状況から水中或いは化学的に腐食性の雰
囲気中でも使用が可能な真空吸着装置が要望されてい
る。
囲気中でも使用が可能な真空吸着装置が要望されてい
る。
従来の真空吸着装置は第3図(a)に示すように、真
空吸着装置の本体1の吸着面1aに吸引孔1bを設け、本体
1に接続した配管を通して図示しない真空ポンプによ
り、被吸着物5を吸引している。
空吸着装置の本体1の吸着面1aに吸引孔1bを設け、本体
1に接続した配管を通して図示しない真空ポンプによ
り、被吸着物5を吸引している。
又、被吸着物5に本体1を直接接触させることが出来
ない場合には、第3図(b)に示すように先端部が柔軟
アダプタ4を本体1に取り付けて、アダプタ4の先端部
で被吸着物5を吸引している。
ない場合には、第3図(b)に示すように先端部が柔軟
アダプタ4を本体1に取り付けて、アダプタ4の先端部
で被吸着物5を吸引している。
以上説明の従来の真空吸着装置で問題となるのは、ア
ダプタを用いるか否かにかかわらず、吸引孔が露出して
おり、吸着面には何も設けられていないので、通常の雰
囲気では問題はないが、水中或いは化学薬品処理を行う
場合には、吸引孔から水或いは化学薬品を吸いこむの
で、このような場合には真空ポンプの劣化の原因となる
ことである。
ダプタを用いるか否かにかかわらず、吸引孔が露出して
おり、吸着面には何も設けられていないので、通常の雰
囲気では問題はないが、水中或いは化学薬品処理を行う
場合には、吸引孔から水或いは化学薬品を吸いこむの
で、このような場合には真空ポンプの劣化の原因となる
ことである。
本発明は以上のような状況から簡単且つ安価に調達可
能な真空吸着装置の提供を目的としたものである。
能な真空吸着装置の提供を目的としたものである。
本発明の真空吸着装置は、本体の吸着面に密着する撥
水性の材料からなり、通気可能で、通水不可能な微小孔
を有するメンブランフィルタと、該メンブランフィルタ
を固着する手段とを具備するように構成する。
水性の材料からなり、通気可能で、通水不可能な微小孔
を有するメンブランフィルタと、該メンブランフィルタ
を固着する手段とを具備するように構成する。
即ち本発明においては、真空吸着装置の本体の吸着面
に、撥水性の材料からなり、通気可能で、通水不可能な
微小孔を有するメンブランフィルタを密着して設けてい
るから、被吸着物をこのメンブランフィルタに接触させ
てこの本体内を真空にして吸着する場合に、この微小孔
は空気のみを通し、水や化学薬品を通さないので、水中
或いは化学的に腐食性の雰囲気中でも使用することが可
能である。
に、撥水性の材料からなり、通気可能で、通水不可能な
微小孔を有するメンブランフィルタを密着して設けてい
るから、被吸着物をこのメンブランフィルタに接触させ
てこの本体内を真空にして吸着する場合に、この微小孔
は空気のみを通し、水や化学薬品を通さないので、水中
或いは化学的に腐食性の雰囲気中でも使用することが可
能である。
以下第1図について本発明の一実施例を、第2図につ
いて他の実施例を説明する。
いて他の実施例を説明する。
第1図に示すように真空吸着装置の本体1の吸着面1a
には撥水性の微小孔2aを持ったメンブランフィルタ2を
本体1の側面まで覆うように被せ、固定リング3で固定
している。
には撥水性の微小孔2aを持ったメンブランフィルタ2を
本体1の側面まで覆うように被せ、固定リング3で固定
している。
この状態で図示しない真空ポンプに接続すると、本体
1内が真空になり、メンブランフィルタ2の微小孔2aか
ら空気を吸い込む。
1内が真空になり、メンブランフィルタ2の微小孔2aか
ら空気を吸い込む。
メンブランフィルタ2、例えば日本ミリポア社製の
「0.1μm径FV」のような弗素系樹脂製のものを用いる
と、このメンブランフィルタ2は気孔率が70〜80%であ
るから、被吸着物5を吸引するのに必要な流量は確保で
きる。
「0.1μm径FV」のような弗素系樹脂製のものを用いる
と、このメンブランフィルタ2は気孔率が70〜80%であ
るから、被吸着物5を吸引するのに必要な流量は確保で
きる。
第2図に示すような先端が柔軟なアダプタ4を用いる
場合には、本体1の側面に雄ネジを、アダプタ4の内側
に雌ネジを加工しておくと、メンブランフィルタ2を介
してネジにより固定することが可能となる。
場合には、本体1の側面に雄ネジを、アダプタ4の内側
に雌ネジを加工しておくと、メンブランフィルタ2を介
してネジにより固定することが可能となる。
このように本体1の吸着面1aにメンブランフィルタ2
を設けると、撥水性のメンブランフィルタ2の微小孔2a
の孔径が0.1μmのため、微小孔2aを通して空気を通過
させても、水或いは化学薬品は通過させないようにする
ことが可能であり、水中或いは化学的に腐食性の雰囲気
中でも真空吸着装置としての機能を果たすことが可能と
なる。
を設けると、撥水性のメンブランフィルタ2の微小孔2a
の孔径が0.1μmのため、微小孔2aを通して空気を通過
させても、水或いは化学薬品は通過させないようにする
ことが可能であり、水中或いは化学的に腐食性の雰囲気
中でも真空吸着装置としての機能を果たすことが可能と
なる。
以上説明したように本発明によれば極めて簡単な構造
のメンブランフィルタを備えた真空吸着装置を用いるこ
とにより、水中或いは化学的に腐食性の雰囲気中でも被
吸着物を吸着することが可能となる利点があり、著しい
経済的及び、信頼性向上の効果が期待でき工業的には極
めて有用なものである。
のメンブランフィルタを備えた真空吸着装置を用いるこ
とにより、水中或いは化学的に腐食性の雰囲気中でも被
吸着物を吸着することが可能となる利点があり、著しい
経済的及び、信頼性向上の効果が期待でき工業的には極
めて有用なものである。
第1図は本発明による一実施例の側断面図、 第2図は本発明による他の実施例の側断面図、 第3図は従来の真空吸着装置の側断面図、 である。 図において、 1は本体、 1aは吸着面、 1bは吸引孔、 2はメンブランフィルタ、 2aは微小孔、 3は固定リング、 4はアダプタ、 5は被吸着物、 を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】本体の吸着面に密着する撥水性の材料から
なり、通気可能で、通水不可能な微小孔を有するメンブ
ランフィルタと、該メンブランフィルタを固着する手段
とを具備することを特徴とする真空吸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62088502A JP2513673B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 真空吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62088502A JP2513673B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 真空吸着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63256325A JPS63256325A (ja) | 1988-10-24 |
JP2513673B2 true JP2513673B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=13944601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62088502A Expired - Lifetime JP2513673B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 真空吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513673B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9054144B2 (en) | 2009-12-10 | 2015-06-09 | Entegris, Inc. | Porous barrier for evenly distributed purge gas in a microenvironment |
KR102635122B1 (ko) * | 2021-11-04 | 2024-02-08 | 에스지씨에너지(주) | 생산성이 향상된 석영 도가니 제조장치 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62088502A patent/JP2513673B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63256325A (ja) | 1988-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5652832B2 (ja) | チャック装置、及びチャック方法 | |
EP0633053A4 (en) | POROUS FILM FROM POLYTETRAFLUORETHYLENE AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF. | |
US4787921A (en) | Degassing tube | |
JPS6271215A (ja) | ウエハ接合装置 | |
JP2513673B2 (ja) | 真空吸着装置 | |
JP3252074B2 (ja) | 真空吸着装置、真空吸着装置用シール具および真空吸着方法 | |
JPH02261472A (ja) | 液体吸引具 | |
JPH10128633A (ja) | 真空吸着装置 | |
JPH03289154A (ja) | 半導体ウエーハチャック装置 | |
JP2001066229A (ja) | 分析用メンブランフィルタの吸引脱着器 | |
JPH0617233U (ja) | チップボンディング装置におけるワーク吸着部 | |
JPS63119234A (ja) | プロキシミテイ露光用マスク装置 | |
WO1991013729A1 (fr) | Disque aspirant | |
JP5008922B2 (ja) | ロアチャックパッド | |
JPH06331048A (ja) | 逆止弁 | |
WO1991013730A1 (fr) | Disque aspirant | |
JPH04199655A (ja) | 真空吸着基板保持装置の真空配管 | |
JPS63312036A (ja) | 吸着保持方法 | |
JPH04109887U (ja) | 吸着パツド | |
JPH04300168A (ja) | 真空吸着装置 | |
JPH03264287A (ja) | 吸引式ピックアップ装置 | |
JP2569175Y2 (ja) | ベローズ形ウェーハ真空チャック | |
JPS59177946U (ja) | 半導体処理装置 | |
JPH0533527U (ja) | 半導体基板用エツチング装置 | |
JPS5811223B2 (ja) | 医療用吸引器 |