JP2513520Y2 - 給湯機の着火時の安定燃焼装置 - Google Patents
給湯機の着火時の安定燃焼装置Info
- Publication number
- JP2513520Y2 JP2513520Y2 JP2019590U JP2019590U JP2513520Y2 JP 2513520 Y2 JP2513520 Y2 JP 2513520Y2 JP 2019590 U JP2019590 U JP 2019590U JP 2019590 U JP2019590 U JP 2019590U JP 2513520 Y2 JP2513520 Y2 JP 2513520Y2
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- JP
- Japan
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- combustion
- burner
- attached
- combustion chamber
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- Chimneys And Flues (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は最近小形化が著しい給湯器に適する安定燃
焼装置に関する。
焼装置に関する。
給湯器はバーナと、湯沸缶壁を持つ燃焼室と、燃焼音
を小さくする為のサイレンサーと、排気筒などに接続す
る排気室とを組合せて構成してあり、給湯器の形状を小
さくすることは、これらの構成部品を小さくする必要が
ある。しかしバーナは給湯能力に関係する為小型化がむ
つかしく、また枠体形状の小形化によって実質的な排気
経路が短かくなって燃焼音が抜けやすくなるからサイレ
ンサーの小形化はむつかしく、結局熱交換室を兼ねる燃
焼室を小形にする手法が実施されている。
を小さくする為のサイレンサーと、排気筒などに接続す
る排気室とを組合せて構成してあり、給湯器の形状を小
さくすることは、これらの構成部品を小さくする必要が
ある。しかしバーナは給湯能力に関係する為小型化がむ
つかしく、また枠体形状の小形化によって実質的な排気
経路が短かくなって燃焼音が抜けやすくなるからサイレ
ンサーの小形化はむつかしく、結局熱交換室を兼ねる燃
焼室を小形にする手法が実施されている。
ところで燃焼室はバーナから吹き出す火災が燃焼する
と共に、燃焼室壁は高温の燃焼ガスが滞留して給水との
間で熱交換器を構成する湯沸缶壁の働きをする部分であ
るから、燃焼ガスが円滑に抜けると効率が低下する関係
にあり、燃焼室の内圧が高くなりがちである。この為、
通常燃焼中の圧力バランスで安定した燃焼ができるよう
に各部の形状寸法を設定すると、消火中はバーナから排
気筒に抜けるガスの流れがなく、点火時は急にガス流が
生れるから、点火時の燃焼室の内圧上昇が激しくなり、
着火不良が起り白煙を発生させ、大きな着火音を発生さ
せることがあった。
と共に、燃焼室壁は高温の燃焼ガスが滞留して給水との
間で熱交換器を構成する湯沸缶壁の働きをする部分であ
るから、燃焼ガスが円滑に抜けると効率が低下する関係
にあり、燃焼室の内圧が高くなりがちである。この為、
通常燃焼中の圧力バランスで安定した燃焼ができるよう
に各部の形状寸法を設定すると、消火中はバーナから排
気筒に抜けるガスの流れがなく、点火時は急にガス流が
生れるから、点火時の燃焼室の内圧上昇が激しくなり、
着火不良が起り白煙を発生させ、大きな着火音を発生さ
せることがあった。
この考案は小形の燃焼室でも着火時に於ても安定した
燃焼を可能とするもので、燃焼室１の外壁を湯沸缶壁２
で構成し、該燃焼室１の開口３にバーナ４を取付け、該
燃焼室１の出口側はサイレンサー５を介して排気口６に
接続すると共に、バーナ４に取付けた送風機７の給気口
7aとサイレンサー５の出口室８とを連通路９で接続し、
かつ連通路９に電磁開閉弁10を取付け、着火操作と連動
して短時間電磁開閉弁10を開路にしている。また連通路
９に排煙フィルタ11を取付けて、燃焼不良でススが発生
してもバーナ４に吸込まないようにしている。
燃焼を可能とするもので、燃焼室１の外壁を湯沸缶壁２
で構成し、該燃焼室１の開口３にバーナ４を取付け、該
燃焼室１の出口側はサイレンサー５を介して排気口６に
接続すると共に、バーナ４に取付けた送風機７の給気口
7aとサイレンサー５の出口室８とを連通路９で接続し、
かつ連通路９に電磁開閉弁10を取付け、着火操作と連動
して短時間電磁開閉弁10を開路にしている。また連通路
９に排煙フィルタ11を取付けて、燃焼不良でススが発生
してもバーナ４に吸込まないようにしている。
この種の給湯機は、水流の発生や水温の低下によって
運転スイッチが閉路になると、燃焼用送風機７と火花放
電を行う点火用イブナイターに通電し、少しばかりのお
くれ時間でもって燃料ポンプを作動する着火操作を行い
バーナ４は燃焼を開始するものである。
運転スイッチが閉路になると、燃焼用送風機７と火花放
電を行う点火用イブナイターに通電し、少しばかりのお
くれ時間でもって燃料ポンプを作動する着火操作を行い
バーナ４は燃焼を開始するものである。
この考案はサイレンサー５の出口室８と送風機７の給
気口7aとを連通路９で連絡し、該連通路９に電磁開閉弁
10を取付しており、着火操作と連動して短時間電磁開閉
弁10を開路とする。この為着火操作と共に電磁開閉弁10
が開路となると、燃焼空気供給用の送風機７は出口室８
を介してサイレンサー５内のガスを吸引する。燃焼室１
は燃料の着火と共に内圧を高めており、サンレンサー５
内のガスは送風機７の働きで抜けやすくなるから燃焼室
１の圧力上昇を緩和する働きが生れ、着火の確実性が増
す様になった。
気口7aとを連通路９で連絡し、該連通路９に電磁開閉弁
10を取付しており、着火操作と連動して短時間電磁開閉
弁10を開路とする。この為着火操作と共に電磁開閉弁10
が開路となると、燃焼空気供給用の送風機７は出口室８
を介してサイレンサー５内のガスを吸引する。燃焼室１
は燃料の着火と共に内圧を高めており、サンレンサー５
内のガスは送風機７の働きで抜けやすくなるから燃焼室
１の圧力上昇を緩和する働きが生れ、着火の確実性が増
す様になった。
また着火時は多量の不完全燃焼ガスを発生しやすい
が、排気口６へ向うこの不完全燃焼ガスを含む燃焼ガス
は送風機７によって再びバーナ４に戻されて燃焼に使わ
れており、また不完全燃焼ガスがバーナ４に届く時に
は、バーナ４は確実に着火ができて燃焼を開始してお
り、不完全燃焼ガスは完全燃焼する様になった。
が、排気口６へ向うこの不完全燃焼ガスを含む燃焼ガス
は送風機７によって再びバーナ４に戻されて燃焼に使わ
れており、また不完全燃焼ガスがバーナ４に届く時に
は、バーナ４は確実に着火ができて燃焼を開始してお
り、不完全燃焼ガスは完全燃焼する様になった。
またこの種の給湯器の圧力バランスは前記した様に燃
焼時に適するように各部を設定しており、短時間で電磁
開閉弁10を閉ざせば、通常燃焼時の燃焼も安定し、送風
機７やバーナ４が高温度の悪影響を受ける恐れもない。
焼時に適するように各部を設定しており、短時間で電磁
開閉弁10を閉ざせば、通常燃焼時の燃焼も安定し、送風
機７やバーナ４が高温度の悪影響を受ける恐れもない。
１は燃焼室、２は外周に熱交換パイプ12を取付した湯
沸缶壁であり、燃焼室１の外壁で構成する。３は燃焼室
１の上部壁にあけた開口、４は開口３に取付したバー
ナ、７はバーナ４に取付した燃焼空気供給用の送風機で
ある。５は燃焼室１の出口と連通するサイレンサーであ
り、中心部に燃焼ガス通過路5a、燃焼ガス通過路5aの外
側に吸音材5bを配置している。８は燃焼室１側を入口と
するサイレンサー５の出口室、６は出口室８を通過した
燃焼ガスが給湯機枠体外に排出する排気口であり、必要
に応じて排気筒13を取付ける。
沸缶壁であり、燃焼室１の外壁で構成する。３は燃焼室
１の上部壁にあけた開口、４は開口３に取付したバー
ナ、７はバーナ４に取付した燃焼空気供給用の送風機で
ある。５は燃焼室１の出口と連通するサイレンサーであ
り、中心部に燃焼ガス通過路5a、燃焼ガス通過路5aの外
側に吸音材5bを配置している。８は燃焼室１側を入口と
するサイレンサー５の出口室、６は出口室８を通過した
燃焼ガスが給湯機枠体外に排出する排気口であり、必要
に応じて排気筒13を取付ける。
９は出口室８と送風機７の給気口7aとを接続する連通
路、10は連通路９に取付けた電磁開閉弁、11は電磁開閉
弁10と出口室８との間に取付けた排煙フィルタ、14は排
煙フィルタ11と電磁開閉弁10との間の連通路９に取付け
たサーミスタや圧力スイッチからなる気流センサー、15
は送風機７の給気口7aの端に取付けたエアダンパーであ
る。
路、10は連通路９に取付けた電磁開閉弁、11は電磁開閉
弁10と出口室８との間に取付けた排煙フィルタ、14は排
煙フィルタ11と電磁開閉弁10との間の連通路９に取付け
たサーミスタや圧力スイッチからなる気流センサー、15
は送風機７の給気口7aの端に取付けたエアダンパーであ
る。
バーナ４の着火操作と共に電磁開閉弁10のソレノイド
10aに通電すると、送風機７は給気口7aのエアダンパー1
5以外にも連通路９の空気を吸入するようになり、燃焼
室１が着火によって高圧力となっても、この圧力を弱め
る働きが生れる。また着火時の不完全燃焼ガスや白煙は
送風機７によって再びバーナ４に送られて燃焼するか
ら、排気口６から排出される不完全燃焼ガス量が少くな
った。
10aに通電すると、送風機７は給気口7aのエアダンパー1
5以外にも連通路９の空気を吸入するようになり、燃焼
室１が着火によって高圧力となっても、この圧力を弱め
る働きが生れる。また着火時の不完全燃焼ガスや白煙は
送風機７によって再びバーナ４に送られて燃焼するか
ら、排気口６から排出される不完全燃焼ガス量が少くな
った。
一方ススは電気導体であるから送風機７やバーナ４に
入るとコントローラが誤作動を起す恐れがあるが、この
考案品の電磁開閉弁10が開路になるのは着火操作から２
〜４秒であり、ススの侵入量は少く、排煙フィルタ11を
例えばススが送風機７に侵入する恐れはない。
入るとコントローラが誤作動を起す恐れがあるが、この
考案品の電磁開閉弁10が開路になるのは着火操作から２
〜４秒であり、ススの侵入量は少く、排煙フィルタ11を
例えばススが送風機７に侵入する恐れはない。
また気流センサー14を使って排煙フィルタ11の目づま
りを検出して異常信号を発することができるものであ
る。
りを検出して異常信号を発することができるものであ
る。
以上の様に連通路９に設けた電磁開閉弁10が開く時間
はごく短かくとも、着火操作と連動して開くことによっ
て燃焼室１の内部の圧力の上昇のピークを減ずることが
でき、確実な着火ができ、また着火時の排気ガスを再び
バーナ４・燃焼室１に送ることによって、着火時に排出
する排気ガス中の不燃焼ガス量を非常に少くすることが
できたものである。
はごく短かくとも、着火操作と連動して開くことによっ
て燃焼室１の内部の圧力の上昇のピークを減ずることが
でき、確実な着火ができ、また着火時の排気ガスを再び
バーナ４・燃焼室１に送ることによって、着火時に排出
する排気ガス中の不燃焼ガス量を非常に少くすることが
できたものである。
また電磁開閉弁10は通常燃焼時に閉路となっており、
連通路９や電磁開閉弁10は全く無関係であり、通常燃焼
時の燃焼が悪化するようなこともなく、極めて実用的な
考案である。
連通路９や電磁開閉弁10は全く無関係であり、通常燃焼
時の燃焼が悪化するようなこともなく、極めて実用的な
考案である。
第１図はこの考案品の断面図、第２図は使用する部品の
タイムシーケンス表である。 １……燃焼室、２……湯沸缶壁、３……開口、４……バ
ーナ、５……サイレンサー、６……排気口、７……送風
機、８……出口室、９……連通路、10……電磁開閉弁、
11……排煙フィルタ
タイムシーケンス表である。 １……燃焼室、２……湯沸缶壁、３……開口、４……バ
ーナ、５……サイレンサー、６……排気口、７……送風
機、８……出口室、９……連通路、10……電磁開閉弁、
11……排煙フィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】燃焼室１の外壁を湯沸缶壁２で構成し、該
燃焼室１の開口３にバーナ４を取付け、該燃焼室１の出
口側はサイレンサー５を介して排気口６に接続すると共
に、バーナ４に取付けた送風機７の給気口7aとサイレン
サー５の出口室８とを連通路９で接続し、かつ連通路９
に電磁開閉弁10を取付け、着火操作と連動して短時間電
磁開閉弁10を開路とする給湯機の着火時の安定燃焼装
置。 - 【請求項２】連通路９に排煙フィルタ11を取付けた実用
新案登録請求の範囲第１項記載の給湯機の着火時の安定
燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019590U JP2513520Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 給湯機の着火時の安定燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019590U JP2513520Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 給湯機の着火時の安定燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03112647U JPH03112647U (ja) | 1991-11-18 |
| JP2513520Y2 true JP2513520Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=31523292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019590U Expired - Fee Related JP2513520Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 給湯機の着火時の安定燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513520Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2019590U patent/JP2513520Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03112647U (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |