JP2513457B2 - 電圧変動検出回路 - Google Patents
電圧変動検出回路Info
- Publication number
- JP2513457B2 JP2513457B2 JP60022340A JP2234085A JP2513457B2 JP 2513457 B2 JP2513457 B2 JP 2513457B2 JP 60022340 A JP60022340 A JP 60022340A JP 2234085 A JP2234085 A JP 2234085A JP 2513457 B2 JP2513457 B2 JP 2513457B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- input
- signal
- circuit
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、直流電圧信号の上昇および下降の変動状態
の検出を行なう電圧変動検出回路に関する。
の検出を行なう電圧変動検出回路に関する。
従来技術 従来、直流電圧信号の変動を検知するには、電圧値を
測定したうえでその変動状態をみるようにしており、そ
のための回路構成が複雑なものになってしまっている。
また、あるシステムにあってはその制御内容として必ず
しも入力電圧の大きさを知る必要がなく、その入力電圧
の変動状態が上昇過程にあるか下降過程にあるかを検知
すれば足る場合がある。
測定したうえでその変動状態をみるようにしており、そ
のための回路構成が複雑なものになってしまっている。
また、あるシステムにあってはその制御内容として必ず
しも入力電圧の大きさを知る必要がなく、その入力電圧
の変動状態が上昇過程にあるか下降過程にあるかを検知
すれば足る場合がある。
目的 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡単な
構成により、直流電圧信号の変動が上昇過程にあるか下
降過程にあるかの状態検出を容易に行なわせることがで
きるようにした電圧変動検出回路を提供するものであ
る。
構成により、直流電圧信号の変動が上昇過程にあるか下
降過程にあるかの状態検出を容易に行なわせることがで
きるようにした電圧変動検出回路を提供するものであ
る。
構成 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について
詳述する。
詳述する。
第１図は直流電圧信号の上昇状態を検出する場合にお
ける本発明による電圧変動検出回路の一実施例を示すも
ので、入力直流電圧信号Voをその抵抗R1,R2によって分
圧された電圧を規準として微分処理あするCR微分回路１
と、同じくその入力直流電圧信号VoをR3,C2による一定
の時定数をもって積分処理するRC積分回路２と、その各
処理された出力電圧V1,V2を比較する電圧比較器３とに
よって構成されている。ここでCR微分回路１およひRC積
分回路２として、それぞれ演算増幅器を何ら用いること
のない抵抗およびコンデンサからなる入力信号波形を単
純に線形操作するだけのものが使用される。なお電圧比
較器３は入力直流電圧信号Voが上昇過程または下降過程
に移行する以前の一定状態にあるときに、CR微分回路１
から入力される電圧値V1と等しくなるように、RC積分回
路２から入力される電圧値V2′がV2にオフセット調整さ
れており、V1≦V2でローレベル出力を生じ、V1＞V2でハ
イレベル出力を生じるように予め設定されている。図中
OSは、電圧比較器３に与えられるオフセット信号であ
る。
ける本発明による電圧変動検出回路の一実施例を示すも
ので、入力直流電圧信号Voをその抵抗R1,R2によって分
圧された電圧を規準として微分処理あするCR微分回路１
と、同じくその入力直流電圧信号VoをR3,C2による一定
の時定数をもって積分処理するRC積分回路２と、その各
処理された出力電圧V1,V2を比較する電圧比較器３とに
よって構成されている。ここでCR微分回路１およひRC積
分回路２として、それぞれ演算増幅器を何ら用いること
のない抵抗およびコンデンサからなる入力信号波形を単
純に線形操作するだけのものが使用される。なお電圧比
較器３は入力直流電圧信号Voが上昇過程または下降過程
に移行する以前の一定状態にあるときに、CR微分回路１
から入力される電圧値V1と等しくなるように、RC積分回
路２から入力される電圧値V2′がV2にオフセット調整さ
れており、V1≦V2でローレベル出力を生じ、V1＞V2でハ
イレベル出力を生じるように予め設定されている。図中
OSは、電圧比較器３に与えられるオフセット信号であ
る。
このように構成されたものにあって、いま入力電圧信
号Voが第２図（ａ）に示すように変動した場合、CR微分
回路１の出力電圧V1は同図（ｂ）に示すように入力電圧
信号Voに同期して変動した信号となり、またRC積分回路
２の出力側のオフセット調整された電圧V2は同図（ｃ）
に示すように入力電圧信号VoよりもTdだけ遅れて上昇お
よび下降が完了する特性をもった信号となる。しかし
て、まず入力電圧信号Voが何ら変動しない期間T1にあっ
ては、CR微分回路１の出力電圧V1とRC積分回路２の出力
側のオフセット調整された電圧V2が等しくなるために電
圧比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信
号Voが上昇する期間T2にあっては、CR微分回路１の出力
電圧V1が入力電圧信号Voと同期して上昇するかRC積分回
路２の出力側のオフセット調整された電圧V2が一定の遅
れをもって上昇するために、その期間T2中は常にV1＞V2
となって電圧比較器３の出力はハイレベルとなる。次に
入力電圧信号Voが変動することなく一定となる期間T3に
あっては、CR微分回路１の出力電圧V1がそれに同期して
一定状態となるが、RC積分回路２の出力側のオフセット
調整された電圧V2が初期のTd期間では未だ遅延動作中の
上昇段階にあるために、その初期のTd期間中はV1＞V2と
なって電圧比較器３の出力はハイレベルとなる。そのTd
期間の経過後はRC積分回路２の出力側のオフセット調整
された電圧V2が一定となってV1＝V2となるために、電圧
比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信号
Voが下降する期間T4にあっては、CR微分回路１の出力電
圧V1がそれに同期して下降するがRC積分回路２の出力側
のオフセット調整された電圧V2が一定の遅れをもって下
降するために、その期間T4中は常にV1＜V2となって電圧
比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信号
Voが一定となる期間T5にあっては、RC積分回路２の出力
側のオフセット調整された電圧V2が初期のTd期間では未
だ遅延動作中の下降段階にあるために、初期のTd期間中
はV1＜V2となって電圧比較器３の出力はローレベルとな
る。また、そのTd期間の経過後にはV1＝V2となって電圧
比較器３の出力はローレベルに保持される。したがっ
て、電圧比較器３からは入力電圧信号Voの変動に応じて
第２図（ｄ）に示すように変化する２値出力信号Ｃが得
られることになる。
号Voが第２図（ａ）に示すように変動した場合、CR微分
回路１の出力電圧V1は同図（ｂ）に示すように入力電圧
信号Voに同期して変動した信号となり、またRC積分回路
２の出力側のオフセット調整された電圧V2は同図（ｃ）
に示すように入力電圧信号VoよりもTdだけ遅れて上昇お
よび下降が完了する特性をもった信号となる。しかし
て、まず入力電圧信号Voが何ら変動しない期間T1にあっ
ては、CR微分回路１の出力電圧V1とRC積分回路２の出力
側のオフセット調整された電圧V2が等しくなるために電
圧比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信
号Voが上昇する期間T2にあっては、CR微分回路１の出力
電圧V1が入力電圧信号Voと同期して上昇するかRC積分回
路２の出力側のオフセット調整された電圧V2が一定の遅
れをもって上昇するために、その期間T2中は常にV1＞V2
となって電圧比較器３の出力はハイレベルとなる。次に
入力電圧信号Voが変動することなく一定となる期間T3に
あっては、CR微分回路１の出力電圧V1がそれに同期して
一定状態となるが、RC積分回路２の出力側のオフセット
調整された電圧V2が初期のTd期間では未だ遅延動作中の
上昇段階にあるために、その初期のTd期間中はV1＞V2と
なって電圧比較器３の出力はハイレベルとなる。そのTd
期間の経過後はRC積分回路２の出力側のオフセット調整
された電圧V2が一定となってV1＝V2となるために、電圧
比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信号
Voが下降する期間T4にあっては、CR微分回路１の出力電
圧V1がそれに同期して下降するがRC積分回路２の出力側
のオフセット調整された電圧V2が一定の遅れをもって下
降するために、その期間T4中は常にV1＜V2となって電圧
比較器３の出力はローレベルとなる。次に入力電圧信号
Voが一定となる期間T5にあっては、RC積分回路２の出力
側のオフセット調整された電圧V2が初期のTd期間では未
だ遅延動作中の下降段階にあるために、初期のTd期間中
はV1＜V2となって電圧比較器３の出力はローレベルとな
る。また、そのTd期間の経過後にはV1＝V2となって電圧
比較器３の出力はローレベルに保持される。したがっ
て、電圧比較器３からは入力電圧信号Voの変動に応じて
第２図（ｄ）に示すように変化する２値出力信号Ｃが得
られることになる。
このように本発明による電圧変動検出回路では、電圧
比較器３の出力がハイレベルになることによって入力電
圧信号Voの変動が上昇状態にあることを検出することが
できるようになる。
比較器３の出力がハイレベルになることによって入力電
圧信号Voの変動が上昇状態にあることを検出することが
できるようになる。
また第３図は直流電圧信号の下降状態を検出する場合
における本発明による電圧変動検出装置の一実施例を示
すもので、この場合は電圧比較器３′における極性を第
１図の場合とは逆になるようにしている。しかしてこの
場合には電圧比較器３′は、V1≧V2でローレベルを生
じ、V1＜V2でハイレベルを生じるようになり、その結果
第４図に示すように、電圧比較器３′からは入力電圧信
号Voの変動に追従してその下降期間T4および次の期間T5
にまたがるRC積分回路２の遅れに応じたTd期間だけハイ
レベルとなる出力信号Ｃ′が得られることになる。した
がって、その電圧比較器３′の出力を監視することによ
って入力電圧信号Voの変動が下降状態にあることを検出
することができるようになる。
における本発明による電圧変動検出装置の一実施例を示
すもので、この場合は電圧比較器３′における極性を第
１図の場合とは逆になるようにしている。しかしてこの
場合には電圧比較器３′は、V1≧V2でローレベルを生
じ、V1＜V2でハイレベルを生じるようになり、その結果
第４図に示すように、電圧比較器３′からは入力電圧信
号Voの変動に追従してその下降期間T4および次の期間T5
にまたがるRC積分回路２の遅れに応じたTd期間だけハイ
レベルとなる出力信号Ｃ′が得られることになる。した
がって、その電圧比較器３′の出力を監視することによ
って入力電圧信号Voの変動が下降状態にあることを検出
することができるようになる。
第５図に、本発明による電圧変動検出回路を、例えば
自動車走行時に障害物の検知を行なわせるような物体検
知システムにおいて実施に使用したときのシステム構成
例を示している。これは、一定の周波数信号を発生する
発振器４と、その発振器４の出力側に設けられた抵抗分
割回路からなるネットワーク５およびその分割点に接続
された電極板からなるセンサＳと、そのネットワーク５
からの高周波出力電圧のノイズ除去および増幅の処理を
行なわせる帯域ろ波増幅器６と、その増幅出力信号の検
波を行なう検波器７と、その検波された電圧信号の下降
状態をみてセンサＳに対する物体Ｏの接近を検知して予
め設定された条件を越える電圧下降があれば警報器10の
ドライバ９に警報指令を与える電圧変動検出回路８とに
よって構成されている。しかしてこのように構成された
ものにあっては、センサＳに対して物体Ｏが接近するに
したがって両者間の浮遊容量Cdが大きくなってネットワ
ーク５の出力周波数信号が減衰し、その減衰に応じた検
波器７における出力電圧の下降状態が電圧変動検出回路
８によって検出され、必要に応じて警報器10を動作させ
て物体Ｏが接近状態にあることを報知させるようにして
いる。
自動車走行時に障害物の検知を行なわせるような物体検
知システムにおいて実施に使用したときのシステム構成
例を示している。これは、一定の周波数信号を発生する
発振器４と、その発振器４の出力側に設けられた抵抗分
割回路からなるネットワーク５およびその分割点に接続
された電極板からなるセンサＳと、そのネットワーク５
からの高周波出力電圧のノイズ除去および増幅の処理を
行なわせる帯域ろ波増幅器６と、その増幅出力信号の検
波を行なう検波器７と、その検波された電圧信号の下降
状態をみてセンサＳに対する物体Ｏの接近を検知して予
め設定された条件を越える電圧下降があれば警報器10の
ドライバ９に警報指令を与える電圧変動検出回路８とに
よって構成されている。しかしてこのように構成された
ものにあっては、センサＳに対して物体Ｏが接近するに
したがって両者間の浮遊容量Cdが大きくなってネットワ
ーク５の出力周波数信号が減衰し、その減衰に応じた検
波器７における出力電圧の下降状態が電圧変動検出回路
８によって検出され、必要に応じて警報器10を動作させ
て物体Ｏが接近状態にあることを報知させるようにして
いる。
効果 以上、本発明による電圧変動検出回路にあっては、簡
単な構成によって直流電圧信号の変動が上昇過程にある
か下降過程にあるかの状態検出を容易に行なわせること
ができるという優れた利点を有している。
単な構成によって直流電圧信号の変動が上昇過程にある
か下降過程にあるかの状態検出を容易に行なわせること
ができるという優れた利点を有している。
第１図は本発明による電圧変動検出回路の一実施例を示
すブロック構成図、第２図は同実施例における各部信号
のタイムチャート、第３図は本発明の他の実施例を示す
ブロック構成図、第４図は同実施例における各部信号の
タイムチャート、第５図は本発明による電圧変動検出回
路の実際の使用例を示すブロック構成図である。 １……CR微分回路、２……RC積分回路、3,3′……電圧
比較器、４……発振器、５……ネットワーク、６……帯
域ろ波増幅器、７……検波器、８……電圧変動検出回
路、９……ドライバ、Ｓ……センサ
すブロック構成図、第２図は同実施例における各部信号
のタイムチャート、第３図は本発明の他の実施例を示す
ブロック構成図、第４図は同実施例における各部信号の
タイムチャート、第５図は本発明による電圧変動検出回
路の実際の使用例を示すブロック構成図である。 １……CR微分回路、２……RC積分回路、3,3′……電圧
比較器、４……発振器、５……ネットワーク、６……帯
域ろ波増幅器、７……検波器、８……電圧変動検出回
路、９……ドライバ、Ｓ……センサ
Claims (1)
- 【請求項１】入力直流電圧信号をその抵抗分圧された電
圧を基準として微分処理するCR微分回路と、同じくその
入力直流電圧信号を一定の時定数をもって積分処理する
RC積分回路と、それぞれ処理された信号が入力される電
圧比較器とからなり、前記電圧比較器が、入力直流電圧
信号が上昇過程または下降過程に移行する以前の一定状
態にあるときに、前記RC積分回路から入力される信号の
大きさが前記CR微分回路から入力される信号の大きさと
等しくなるようにオフセット調整されており、両入力信
号を比較して入力直流電圧信号が前記一定値から上昇過
程または下降過程に移行するときにハイベレル出力を生
ずるように設定されていることを特徴とする電圧変動検
出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60022340A JP2513457B2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 電圧変動検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60022340A JP2513457B2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 電圧変動検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61198066A JPS61198066A (ja) | 1986-09-02 |
| JP2513457B2 true JP2513457B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=12079962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60022340A Expired - Lifetime JP2513457B2 (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 電圧変動検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513457B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2631661B2 (ja) * | 1987-07-30 | 1997-07-16 | キヤノン株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4832568A (ja) * | 1971-08-31 | 1973-04-28 | ||
| JPS4840350A (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-13 | ||
| JPS506375A (ja) * | 1973-05-16 | 1975-01-23 | ||
| JPS5674369U (ja) * | 1979-11-09 | 1981-06-18 |
-
1985
- 1985-02-07 JP JP60022340A patent/JP2513457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61198066A (ja) | 1986-09-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |