JP2513393B2 - 水位検出用電極棒のクリ―ニング装置 - Google Patents
水位検出用電極棒のクリ―ニング装置Info
- Publication number
- JP2513393B2 JP2513393B2 JP4265445A JP26544592A JP2513393B2 JP 2513393 B2 JP2513393 B2 JP 2513393B2 JP 4265445 A JP4265445 A JP 4265445A JP 26544592 A JP26544592 A JP 26544592A JP 2513393 B2 JP2513393 B2 JP 2513393B2
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- JP
- Japan
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- water level
- electrode rod
- level control
- voltage
- cleaning device
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラ等の水位を制
御する水位制御装置に用いられる電極棒のクリーニング
装置に関するものである。
御する水位制御装置に用いられる電極棒のクリーニング
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、ボイラの缶内水位の検出
は、図３に示すように、ボイラ本体１の外側に配設した
水位制御筒22内に電極棒23を挿入し、この電極棒23の導
通状態（交流）を検出することにより計測している。し
かしながら、前記電極棒23は水位制御筒22内で高温（約
１８０℃）でかつｐＨ１２程度のアルカリ性の缶水に浸
漬しているため、電極棒23の外周面に不純物の膜が付着
したり、スケールが付着して水位を正確に検出できなく
なることがある。そのため、約４ヵ月毎に水位制御筒22
内より電極棒23を取り出して外周面に付着した膜やスケ
ールを除去している。この電極棒23の被膜除去作業は、
ボイラを設置しているボイラ室が高温で挟隘な場所であ
るため危険な不安全作業となっている。尚、前記電極棒
23には、水位制御回路25を介して制御器24を接続してい
る。
は、図３に示すように、ボイラ本体１の外側に配設した
水位制御筒22内に電極棒23を挿入し、この電極棒23の導
通状態（交流）を検出することにより計測している。し
かしながら、前記電極棒23は水位制御筒22内で高温（約
１８０℃）でかつｐＨ１２程度のアルカリ性の缶水に浸
漬しているため、電極棒23の外周面に不純物の膜が付着
したり、スケールが付着して水位を正確に検出できなく
なることがある。そのため、約４ヵ月毎に水位制御筒22
内より電極棒23を取り出して外周面に付着した膜やスケ
ールを除去している。この電極棒23の被膜除去作業は、
ボイラを設置しているボイラ室が高温で挟隘な場所であ
るため危険な不安全作業となっている。尚、前記電極棒
23には、水位制御回路25を介して制御器24を接続してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、電極棒に付着した被膜やスケールを電気的に
除去する電極棒のクリーニング装置を提供することを目
的とするものである。
点に鑑み、電極棒に付着した被膜やスケールを電気的に
除去する電極棒のクリーニング装置を提供することを目
的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、水位
制御筒内に挿入した電極棒により水位を検出する水位制
御装置において、前記電極棒に水位検出用の交流電圧を
印加すべく、制御器を備えた水位制御回路の一端を前記
電極棒に、他端を前記水位制御筒に接続するとともに、
前記電極棒にクリーニング用の直流電圧を印加すべく、
直流電源を備えたクリーニング回路のプラス側を前記電
極棒に、マイナス側を前記水位制御筒に接続したことを
特徴としている。
制御筒内に挿入した電極棒により水位を検出する水位制
御装置において、前記電極棒に水位検出用の交流電圧を
印加すべく、制御器を備えた水位制御回路の一端を前記
電極棒に、他端を前記水位制御筒に接続するとともに、
前記電極棒にクリーニング用の直流電圧を印加すべく、
直流電源を備えたクリーニング回路のプラス側を前記電
極棒に、マイナス側を前記水位制御筒に接続したことを
特徴としている。
【０００５】
【作用】この発明によれば、電極棒に直流電圧を印加す
ることにより、電極棒に付着する不純物を水位制御筒の
内周壁に電着させるとともに、電極棒の外周面に付着し
ているスケール等を水の電気分解により発生する気泡の
力で剥離しクリーニングするので水位検出用電流の導通
状態がよくなる。
ることにより、電極棒に付着する不純物を水位制御筒の
内周壁に電着させるとともに、電極棒の外周面に付着し
ているスケール等を水の電気分解により発生する気泡の
力で剥離しクリーニングするので水位検出用電流の導通
状態がよくなる。
【０００６】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図１は、この発明の第１実施例の概略を
示す説明図である。図１において、ボイラ本体１の外側
に水位制御筒２が配設されており、両者は蒸気部連絡管
３および水部連絡管４によって連通している。また、ボ
イラ本体１には、燃焼装置５と給水ポンプ６を備えた給
水管７が設けられている。
細に説明する。図１は、この発明の第１実施例の概略を
示す説明図である。図１において、ボイラ本体１の外側
に水位制御筒２が配設されており、両者は蒸気部連絡管
３および水部連絡管４によって連通している。また、ボ
イラ本体１には、燃焼装置５と給水ポンプ６を備えた給
水管７が設けられている。
【０００７】水位制御筒２には、所定長さの電極棒８が
保持器９に保持された状態で挿着されている。そして、
電極棒８は、水位制御回路10を介して制御器11に接続し
てあり、また、水位制御回路10の他端は前記水位制御筒
２に接続してある。前記制御器11には交流電源（ＡＣ１
００Ｖ）が接続してあって、制御器11の変圧器により８
Ｖに変圧した交流電圧を前記電極棒８に印加し、予め設
定してある数値と導通状態とを判別し前記燃焼装置５お
よび給水ポンプ６を通信線12を介して運転または停止す
るよう制御する。
保持器９に保持された状態で挿着されている。そして、
電極棒８は、水位制御回路10を介して制御器11に接続し
てあり、また、水位制御回路10の他端は前記水位制御筒
２に接続してある。前記制御器11には交流電源（ＡＣ１
００Ｖ）が接続してあって、制御器11の変圧器により８
Ｖに変圧した交流電圧を前記電極棒８に印加し、予め設
定してある数値と導通状態とを判別し前記燃焼装置５お
よび給水ポンプ６を通信線12を介して運転または停止す
るよう制御する。
【０００８】この発明に係る電極棒８のクリーニング装
置は、図１に示すように、所定電圧（５Ｖ）の直流電源
13をクリーニング回路14を介して前記水位制御回路10の
途中に接続した構成としている。即ち、電極棒８に直流
プラス側を水位制御筒２に直流マイナス側を接続するこ
とにより、電極棒８に直流電圧を印加して、前記水位制
御筒２の水中に浸漬している電極棒８の外周面に付着し
そうな不純物を水位制御筒２の内周面に付着させるとと
もに、連続して電極棒８に直流電圧を印加するので電極
棒８の外周面に付着しているスケール等を水の電気分解
により発生する気泡の力で剥離させることができる。し
たがって、電極棒８の外周面は、常に清浄で水位検出の
ための導通状態は良いので危険な電極棒の被膜除去作業
は不要となる。尚、図示は省略したが、ボイラ本体１の
水管内に挿設する水位検出用の電極棒においても上記実
施例は適用できる。又、この実施例は水位検出を１本の
電極棒で行ったが、これを複数の電極棒により水位検出
をする場合においても適用することができる。
置は、図１に示すように、所定電圧（５Ｖ）の直流電源
13をクリーニング回路14を介して前記水位制御回路10の
途中に接続した構成としている。即ち、電極棒８に直流
プラス側を水位制御筒２に直流マイナス側を接続するこ
とにより、電極棒８に直流電圧を印加して、前記水位制
御筒２の水中に浸漬している電極棒８の外周面に付着し
そうな不純物を水位制御筒２の内周面に付着させるとと
もに、連続して電極棒８に直流電圧を印加するので電極
棒８の外周面に付着しているスケール等を水の電気分解
により発生する気泡の力で剥離させることができる。し
たがって、電極棒８の外周面は、常に清浄で水位検出の
ための導通状態は良いので危険な電極棒の被膜除去作業
は不要となる。尚、図示は省略したが、ボイラ本体１の
水管内に挿設する水位検出用の電極棒においても上記実
施例は適用できる。又、この実施例は水位検出を１本の
電極棒で行ったが、これを複数の電極棒により水位検出
をする場合においても適用することができる。
【０００９】つぎに、図２に示す第２実施例を説明す
る。尚、第１実施例と同一部材には同一番号を付し、重
複する説明は省略する。図２に示すように、交流電源の
水位制御回路10と電極棒８をクリーニングする直流電源
13のクリーニング回路14とを分離し、この分離した個所
へ切換スイッチ15を挿設したことを特徴としている。即
ち、第２実施例では、電極棒８のクリーニングをクリー
ニングのタイミングになったときに、切換スイッチ15の
接点ａと接点ｃを接続し、所定の電圧（第１実施例より
高い電圧）の直流電位を電極棒８に印加し、短時間で電
極棒８のクリーニングを行うものである。尚、前記クリ
ーニングのタイミングとは、ボイラが燃焼していないと
きで電極棒８が水中に全部浸漬している状態である。
又、電極棒８をクリーニングしていないときは、切換ス
イッチ15の接点ａと接点ｂを接続し、交流電源による水
位制御を行うようにしている。
る。尚、第１実施例と同一部材には同一番号を付し、重
複する説明は省略する。図２に示すように、交流電源の
水位制御回路10と電極棒８をクリーニングする直流電源
13のクリーニング回路14とを分離し、この分離した個所
へ切換スイッチ15を挿設したことを特徴としている。即
ち、第２実施例では、電極棒８のクリーニングをクリー
ニングのタイミングになったときに、切換スイッチ15の
接点ａと接点ｃを接続し、所定の電圧（第１実施例より
高い電圧）の直流電位を電極棒８に印加し、短時間で電
極棒８のクリーニングを行うものである。尚、前記クリ
ーニングのタイミングとは、ボイラが燃焼していないと
きで電極棒８が水中に全部浸漬している状態である。
又、電極棒８をクリーニングしていないときは、切換ス
イッチ15の接点ａと接点ｂを接続し、交流電源による水
位制御を行うようにしている。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、水位
を電極棒により検出する水位制御装置において、電極棒
に直流電圧を印加したので電極棒の外周面に付着する不
純物を水位制御筒の内周壁に電着させるとともに、電極
棒の外周面に付着しているスケールを剥離させて電極棒
の外周面をクリーニングするので水位検出用電流の導通
状態は良く、したがって、従来の不安全な電極棒の被膜
除去作業を不要とすることができる。
を電極棒により検出する水位制御装置において、電極棒
に直流電圧を印加したので電極棒の外周面に付着する不
純物を水位制御筒の内周壁に電着させるとともに、電極
棒の外周面に付着しているスケールを剥離させて電極棒
の外周面をクリーニングするので水位検出用電流の導通
状態は良く、したがって、従来の不安全な電極棒の被膜
除去作業を不要とすることができる。
【図１】この発明の第１実施例の概略を示す説明図であ
る。
る。
【図２】この発明の第２実施例の概略を示す説明図であ
る。
る。
【図３】従来のボイラの水位制御装置の概略を示す説明
図である。
図である。
【符号の説明】２ 水位制御筒 ８ 電極棒 10 水位制御回路 11 制御器 13 直流電源 14 クリーニング回路
Claims (1)
- 【請求項１】 水位制御筒２内に挿入した電極棒８によ
り水位を検出する水位制御装置において、前記電極棒８
に水位検出用の交流電圧を印加すべく、制御器11を備え
た水位制御回路10の一端を前記電極棒８に、他端を前記
水位制御筒２に接続するとともに、前記電極棒８にクリ
ーニング用の直流電圧を印加すべく、直流電源13を備え
たクリーニング回路14のプラス側を前記電極棒８に、マ
イナス側を前記水位制御筒２に接続したことを特徴とす
る水位検出用電極棒のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265445A JP2513393B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 水位検出用電極棒のクリ―ニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265445A JP2513393B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 水位検出用電極棒のクリ―ニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688602A JPH0688602A (ja) | 1994-03-29 |
| JP2513393B2 true JP2513393B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=17417257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4265445A Expired - Lifetime JP2513393B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 水位検出用電極棒のクリ―ニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513393B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6691071B2 (en) * | 2002-05-13 | 2004-02-10 | Motorola, Inc. | Synchronizing clock enablement in an electronic device |
| JP7105512B1 (ja) * | 2021-08-19 | 2022-07-25 | 川幸産業株式会社 | 浴槽水位計の殺菌装置及び殺菌システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6433617U (ja) * | 1987-08-20 | 1989-03-02 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4265445A patent/JP2513393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0688602A (ja) | 1994-03-29 |
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