JP2512819B2 - 液化天然ガスの気化装置 - Google Patents

液化天然ガスの気化装置

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JP2512819B2
JP2512819B2 JP2069560A JP6956090A JP2512819B2 JP 2512819 B2 JP2512819 B2 JP 2512819B2 JP 2069560 A JP2069560 A JP 2069560A JP 6956090 A JP6956090 A JP 6956090A JP 2512819 B2 JP2512819 B2 JP 2512819B2
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和夫 村野
養二 雨宮
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は移動可能な液化天然ガスの気化装置に関す
る。
《従来の技術》 天然ガスを需要箇所へ供給するためには、大体一般的
に一年あたりの平均需要量より幾分多く供給できるよう
にパイプの大きさを決めて長距離に亘るガスパイプをひ
く必要性がある。
このような長距離に亘るガスパイプをひくこと事態も
なかなか困難であるが、天然ガスのままにこれを貯蔵し
或いは搬送する場合には体積が極めて大きく非現実的で
あるところから天然ガスを凝縮して液体化することによ
り搬送貯蔵することが一般化している。
約600m3の天然ガスを凝縮すると1m3の液体になるの
で、天然ガスを液化して使用しているのが一般的であ
る。しかし、プロパンとブタンからなる液化石油ガスと
異なり、臨界温度が低い(約−73℃)ので、天然ガスを
常温で単なる加圧によって液化することが不可能であ
る。
したがって、液化天然ガスの気化装置は多少複雑にな
り大規模化するために一定の場所に設置する固定式であ
り、加えて都市ガス用としての能力を備える必要性から
気化能力が大規模であって従来は移動できるようなもの
がなかった。
《発明が解決しようとする課題》 液化天然ガスの気化装置は固定式であるために災害救
助、地方博覧会などの比較的小規模な仮設エネルギー源
として使用できなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は比較的小規模の架設エネルギー源として液化天
然ガスが使用できるように液化天然ガスの気化装置の気
化能力を小さくした移動可能な気化装置を提供すること
にある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明の液化天然ガスの
気化装置はLNGを貯槽するLNG貯槽トレーラと、このLNG
貯槽トレーラに貯槽されたLNGを気化させるためのLNG蒸
発器トレーラと、前記気化したLNGを溜める天然ガスバ
ッファタンクトレーラと、天然ガス加温用の熱源を発生
して前記LNG蒸発器トレーラに供給する温水ボイラート
レーラと、LNGタンクローリのLNGを前記LNG貯槽トレー
ラに供給するための補助トレーラと、各トレーラを制御
・管理する管制用バスとから成り、前記各トレーラ、前
記LNGタンクローリおよび前記管制用バスのそれぞれの
相互間の配管や配線を接続解除自在となしたものであ
る。
気化装置を構成する所要単位を設置した移動トレーラ
すなわちLNG貯槽トレーラ、LNG蒸発器トレーラ、天然ガ
スバッファタンクトレーラ、温水ボイラートレーラおよ
び補助トレーラは天然ガスを必要とする場所に牽引して
移動させ、これら移動トレーラの所要単位毎の設備相互
を電気的,機械的に接続する。こうして液化天然ガスの
気化装置が得られる。
《実 施 例》 以下本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
実施例に係る気化装置を第1図および第2図に跨がっ
て示している。
この移動式液化天然ガス(以下LNGと称する)気化装
置は、LNGを貯槽するLNG貯槽トレーラ1、LNGを蒸発さ
せるためのLNG蒸発器トレーラ2、気化したガスを溜め
る天然ガスバッファタンクトレーラ3、天然ガス加温用
の熱源を発生する温水ボイラーおよび温水槽からなる温
水ボイラートレーラ4およびフレアースタックおよび治
工具あるいは補助具を乗せた補助具トレーラ5、気化装
置を制御および管理する管制用バス6からなっている。
LNG貯槽トレーラ1へのLNG供給についてはLNGタンク
ローリ7で行なう。このようにして液化天然ガスの気化
装置は各トレーラ毎に分離構成したユニット単位からな
り、各トレーラを所定の位置に固定し、トレーラ間の配
管および配線を接続するだけでよく、短時間でしかも容
易に設置が可能となり特に災害援助等の緊急な場合にも
使用できる。
LNGタンクローリ7で運んできたLNGは補助具トレーラ
5に積んであるLNG受入ポンプ8でLNG貯槽トレーラ1へ
移す。そして、LNG貯槽トレーラ1のLNGは必要に応じて
LNG蒸発器において気化させ、更にLNG蒸発器トレーラ2
で気化させた天然ガスは温水ボイラートレーラ4の温水
槽から熱の供給を受けている天然ガスヒータを通しなが
ら、かつLNG蒸発器トレーラ2に積んである着臭装置で
臭いを付し、バッファトレーラ3のバッファタンクへ移
送している。燃料用となる天然ガスはこのバッファタン
クトレーラ3のバッファタンクから供給することにな
る。温水ボイラートレーラ4に積んである温水ボイラー
は当然のことながらバッファタンクトレーラ3のタンク
から天然ガスを受け取って燃料にしている。
LNG蒸発器トレーラ2の蒸発器に使用する散水ポンプ
9は地上に降ろしてあるが、これはポンプ本体だけなの
で比較的小さく、運搬に際しては補助トレーラ5に積載
して運んでいる。管制用バス6はLNGタンクローリ7か
らLNG貯槽トレーラ1へ液化天然ガスを供給する場合にL
NG受入ポンプ8を稼働したり、温水ボイラートレーラ4
の温水槽温度を制御するために温水ボイラーのコントロ
ールを行なったりあるいはLNG蒸発器トレーラ2に積ん
である天然ガスヒータ温度を一定に保つために温水ボイ
ラートレーラ4に積んである温水槽のお湯を天然ガスヒ
ータへ循環させるために温水ポンプをコントロールした
り、散水ポンプ9や消火装置の監視コントロールを行な
っている。
《効 果》 以上詳細に説明したように本発明の液化天然ガスの気
化装置によれば、液化天然ガスを気体状態の本来の天然
ガスに戻すために必要な気化装置について幾つかの単位
に分離構成し、これら単位毎を移動トレーラすなわちLN
G貯槽トレーラ、LNG蒸発器トレーラ、天然ガスバッファ
タンクトレーラ、温水ボイラートレーラおよび補助トレ
ーラに設置して各構成単位毎に移動設置できるので、各
構成単位毎について移動先の地形に合わせて分離配置す
ることが可能であり、地方博,イベント,災害救助,僻
地等への移動可能な仮設エネルギー源として使用するこ
とができる。
しかも、移動トレーラによって移動可能なので移動ト
レーラ相互間の配線や配管を接続解除するだけで他の場
所での再使用が可能でありコストの低減にもつながる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による液化天然ガスの気化
装置の実施例を示し、第1図はその実施例に係る気化装
置のうち液化天然ガスの受け入れ部分を示す系統図、第
2図はLNGを受け入れるLNG貯槽トレーラから天然ガスに
戻した最後の状態までの部分を示す系統図である。 1……LNG貯槽トレーラ 2……LNG蒸発器トレーラ 3……バッファタンクトレーラ 4……温水ボイラートレーラ 5……補助具トレーラ 6……管制用バス 7……LNGタンクローリ 8……LNG受入ポンプ 9……散水ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LNGを貯槽するLNG貯槽トレーラと、このLN
    G貯槽トレーラに貯槽されたLNGを気化させるためのLNG
    蒸発器トレーラと、前記気化したLNGを溜める天然ガス
    バッファタンクトレーラと、天然ガス加温用の熱源を発
    生して前記LNG蒸発器トレーラに供給する温水ボイラー
    トレーラと、LNGタンクローリのLNGを前記LNG貯槽トレ
    ーラに供給するための補助トレーラと、各トレーラを制
    御・管理する管制用バスとから成り、前記各トレーラ、
    前記LNGタンクローリおよび前記管制用バスのそれぞれ
    の相互間の配管や配線を接続解除自在となしたことを特
    徴とする液化天然ガスの気化装置。
JP2069560A 1990-03-22 1990-03-22 液化天然ガスの気化装置 Expired - Lifetime JP2512819B2 (ja)

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