JP2512488B2 - 燃料噴射装置の燃料通路構造 - Google Patents
燃料噴射装置の燃料通路構造Info
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- JP2512488B2 JP2512488B2 JP62191134A JP19113487A JP2512488B2 JP 2512488 B2 JP2512488 B2 JP 2512488B2 JP 62191134 A JP62191134 A JP 62191134A JP 19113487 A JP19113487 A JP 19113487A JP 2512488 B2 JP2512488 B2 JP 2512488B2
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- fuel injection
- injection device
- rail
- valve
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M69/00—Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
- F02M69/46—Details, component parts or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus covered by groups F02M69/02 - F02M69/44
- F02M69/462—Arrangement of fuel conduits, e.g. with valves for maintaining pressure in the pipes after the engine being shut-down
- F02M69/465—Arrangement of fuel conduits, e.g. with valves for maintaining pressure in the pipes after the engine being shut-down of fuel rails
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジンに燃料を供給する燃料噴射装置の
燃料通路構造に関するものである。
燃料通路構造に関するものである。
（従来の技術） 従来、高温時において燃料から発生するベーパは、例
えば特公昭61−24544号公報に記載されているように、
燃料出側伝達通路28bを燃料入側伝達通路28aより上位置
にして、燃料中に混入された蒸気ないし泡が燃料噴射装
置に至るのを防止している。
えば特公昭61−24544号公報に記載されているように、
燃料出側伝達通路28bを燃料入側伝達通路28aより上位置
にして、燃料中に混入された蒸気ないし泡が燃料噴射装
置に至るのを防止している。
（発明が解決しようとする問題点） しかし、燃料噴射装置をインテークマニホールドのエ
ンジンシリンダヘッド近くに取付けた場合には、燃料噴
射装置自体の温度も高くなって燃料温度が上昇する結
果、燃料噴射装置を含む燃料通路内で蒸気ないし泡（ベ
ーパ）が発生し易く、しかも、燃料噴射装置内に滞留す
る燃料量を極力少なくして蒸気ないし泡が燃料噴射装置
内で発生しないようにしても、燃料噴射装置内を通る燃
料の流速が早いと、燃料が燃料噴射装置のフィルタを通
過する際に、このフィルタ部分から泡が発生するととも
に、この泡がそのまま燃料に混入してエンジンに供給さ
れる結果、例えばエンジン始動時の混合気空燃比をリー
ンにして、エンジンの始動特性を低下させる等の欠点が
あった。
ンジンシリンダヘッド近くに取付けた場合には、燃料噴
射装置自体の温度も高くなって燃料温度が上昇する結
果、燃料噴射装置を含む燃料通路内で蒸気ないし泡（ベ
ーパ）が発生し易く、しかも、燃料噴射装置内に滞留す
る燃料量を極力少なくして蒸気ないし泡が燃料噴射装置
内で発生しないようにしても、燃料噴射装置内を通る燃
料の流速が早いと、燃料が燃料噴射装置のフィルタを通
過する際に、このフィルタ部分から泡が発生するととも
に、この泡がそのまま燃料に混入してエンジンに供給さ
れる結果、例えばエンジン始動時の混合気空燃比をリー
ンにして、エンジンの始動特性を低下させる等の欠点が
あった。
（問題を解決するための手段） 上記問題を解決するための本発明は、アクチュエータ
駆動によるバルブの往復動によって、バルブ側方から供
給される液体燃料をバルブ先端部のノズルから間欠噴射
させる燃料噴射装置をインテークマニホルドのエンジン
シリンダヘッドに近くに取付けた燃料噴射装置の燃料通
路構造であって、任意個数のエンジンシリンダ毎に取付
けられる前記各燃料噴射装置を、前記各燃料噴射装置に
燃料を供給するための燃料通路を形成しかつ燃料の冷却
を兼ねた放熱機能を備えたフューエルレイルで一体に連
接し、さらに、前記各燃料噴射装置を押圧しかつその各
燃料噴射装置の間を覆うカバーを前記フューエルレイル
に取付け、そのフューエルレイルの各燃料噴射装置の間
に前記カバーで覆われた吸音室を形成したものである。
駆動によるバルブの往復動によって、バルブ側方から供
給される液体燃料をバルブ先端部のノズルから間欠噴射
させる燃料噴射装置をインテークマニホルドのエンジン
シリンダヘッドに近くに取付けた燃料噴射装置の燃料通
路構造であって、任意個数のエンジンシリンダ毎に取付
けられる前記各燃料噴射装置を、前記各燃料噴射装置に
燃料を供給するための燃料通路を形成しかつ燃料の冷却
を兼ねた放熱機能を備えたフューエルレイルで一体に連
接し、さらに、前記各燃料噴射装置を押圧しかつその各
燃料噴射装置の間を覆うカバーを前記フューエルレイル
に取付け、そのフューエルレイルの各燃料噴射装置の間
に前記カバーで覆われた吸音室を形成したものである。
（作用） このように構成された燃料噴射装置の燃料通路構造に
おいて、エンジン運転によりエンジン温度が上昇して
も、燃料が通るフューエルレイルは燃料の冷却を兼ねた
放熱機能を備えているため、少なくともフューエルレイ
ルを通る燃料の温度は比較的低く、その結果、燃料噴射
装置内で蒸気による泡（ベーパ）が発生することを抑え
て、例えばエンジン再始動時に燃料噴射装置内で泡が発
生してエンジンに供給される燃料に混入されることを防
止して、エンジンをスムースに再始動させることができ
る。
おいて、エンジン運転によりエンジン温度が上昇して
も、燃料が通るフューエルレイルは燃料の冷却を兼ねた
放熱機能を備えているため、少なくともフューエルレイ
ルを通る燃料の温度は比較的低く、その結果、燃料噴射
装置内で蒸気による泡（ベーパ）が発生することを抑え
て、例えばエンジン再始動時に燃料噴射装置内で泡が発
生してエンジンに供給される燃料に混入されることを防
止して、エンジンをスムースに再始動させることができ
る。
（実施例） 次に、本発明の第１実施例の構成を第１図〜第４図に
よって説明する。
よって説明する。
エンジンのシリンダーヘッド１とインテークマニホー
ルド２との間には第２図に示すフューエルレイル３、即
ち、インテークマニホールドの一部を形成するととも
に、インジェクタ４を複数のシリンダ、この場合、４本
のシリンダ別に取付け、かつ、４本のシリンダ別インジ
ェクタ４に燃料を供給する燃料通路５を形成した４本の
シリンダに対して一体形成のフューエルレイル３、この
場合、燃料冷却用放熱機能を備えた例えば熱伝導度の高
い軽金属のアルミダイカスト製フューエルレイル３がガ
スケット６を介して気密状態を保持した状態で図示省略
ボルト締めで取付けられている。
ルド２との間には第２図に示すフューエルレイル３、即
ち、インテークマニホールドの一部を形成するととも
に、インジェクタ４を複数のシリンダ、この場合、４本
のシリンダ別に取付け、かつ、４本のシリンダ別インジ
ェクタ４に燃料を供給する燃料通路５を形成した４本の
シリンダに対して一体形成のフューエルレイル３、この
場合、燃料冷却用放熱機能を備えた例えば熱伝導度の高
い軽金属のアルミダイカスト製フューエルレイル３がガ
スケット６を介して気密状態を保持した状態で図示省略
ボルト締めで取付けられている。
インジェクタ４の本体７先端部にストッパ８を介して
取付けられたバルブハウジング９には、先端部にボール
10を取付けたバルブ11が、ストッパ８の端面とバルブハ
ウジング９先端部の噴射孔12周辺に形成されたシート面
との間で移動量が規制された状態で軸心方向移動可能に
取付けられ、バルブ11が噴射孔12方向に移動してバルブ
11先端部のボール10が噴射孔12周辺のシート面当接した
状態において噴射孔12は閉じ、噴射孔12からの燃料噴射
は停止され、バルブ11がストッパ８方向に移動してバル
ブ11に形成されたフランジ面13がストッパ８端面に当接
した状態において噴射孔12は開き、噴射孔12からはフュ
ーエルレイル３の燃料通路５からインジェクタ４の本体
７外周位置の燃料用フィルタ14と本体７外周等間隔位置
に形成した燃料用貫通孔15とストッパ８に形成した図示
省略溝とバルブ11に形成した燃料通路16とのそれぞれを
経由して燃料が噴射される。
取付けられたバルブハウジング９には、先端部にボール
10を取付けたバルブ11が、ストッパ８の端面とバルブハ
ウジング９先端部の噴射孔12周辺に形成されたシート面
との間で移動量が規制された状態で軸心方向移動可能に
取付けられ、バルブ11が噴射孔12方向に移動してバルブ
11先端部のボール10が噴射孔12周辺のシート面当接した
状態において噴射孔12は閉じ、噴射孔12からの燃料噴射
は停止され、バルブ11がストッパ８方向に移動してバル
ブ11に形成されたフランジ面13がストッパ８端面に当接
した状態において噴射孔12は開き、噴射孔12からはフュ
ーエルレイル３の燃料通路５からインジェクタ４の本体
７外周位置の燃料用フィルタ14と本体７外周等間隔位置
に形成した燃料用貫通孔15とストッパ８に形成した図示
省略溝とバルブ11に形成した燃料通路16とのそれぞれを
経由して燃料が噴射される。
なお、燃料の噴射形態に対応した噴射孔12の種類とそ
の関連については、本願出願人が昭和61年８月19日付出
願の特願昭61−193522号願書に添付した明細書及び図面
に詳細に示してある通りである。
の関連については、本願出願人が昭和61年８月19日付出
願の特願昭61−193522号願書に添付した明細書及び図面
に詳細に示してある通りである。
インジェクタ４の本体７の側壁には、バルブ11後端部
の燃料溜り上位部分と該燃料溜り上位部分より高位置の
バルブ11側方に形成されたフューエルレイル３の燃料通
路５とが、燃料溜り上位部分のベーパ抜き可能にベーパ
逃し孔17を介して連通されている。
の燃料溜り上位部分と該燃料溜り上位部分より高位置の
バルブ11側方に形成されたフューエルレイル３の燃料通
路５とが、燃料溜り上位部分のベーパ抜き可能にベーパ
逃し孔17を介して連通されている。
又、インジェクタ４の本体７にコネクタ18と燃料漏れ
防止用Ｏリング19を介して取付けられたソレノイドコイ
ル20には、筒状の強磁性材製固定鉄心21が燃料漏れ防止
用Ｏリング22を介して挿着され、バルブ11の後端部には
ソレノイドコイル20の励磁によって固定鉄心21に吸引さ
れるアーマチュア23が取付けられ、固定鉄心21の筒内に
は、燃料漏れ防止用Ｏリング24を介してネジ込みされた
ネジロッド25とアーマチュア23間において該アーマチュ
ア23を反吸引方向に付勢してバルブ11のボール10をバル
ブハウジング９先端部の噴射孔12周辺シート面に圧接す
るコイルスプリング26が取付けられ、ソレノイドコイル
20は端子27を介して外部回路に接続され、インジェクタ
４は、その本体７先端部をグロメット28を介してフュー
エルレイル３に形成された各シリンダ別インジェクタ取
付孔29に挿入され、かつ、フューエルレイル３用カバー
30、この場合、燃料冷却用放熱機能を備えた例えば熱伝
導度の高い軽金属のアルミダイカスト製カバー30のネジ
31止めによってインジェクタ４後端面をグロメット32を
介して押圧することにより、フューエルレイル３の各シ
リンダ別インテークマニホールド位置に取付けられてい
る。
防止用Ｏリング19を介して取付けられたソレノイドコイ
ル20には、筒状の強磁性材製固定鉄心21が燃料漏れ防止
用Ｏリング22を介して挿着され、バルブ11の後端部には
ソレノイドコイル20の励磁によって固定鉄心21に吸引さ
れるアーマチュア23が取付けられ、固定鉄心21の筒内に
は、燃料漏れ防止用Ｏリング24を介してネジ込みされた
ネジロッド25とアーマチュア23間において該アーマチュ
ア23を反吸引方向に付勢してバルブ11のボール10をバル
ブハウジング９先端部の噴射孔12周辺シート面に圧接す
るコイルスプリング26が取付けられ、ソレノイドコイル
20は端子27を介して外部回路に接続され、インジェクタ
４は、その本体７先端部をグロメット28を介してフュー
エルレイル３に形成された各シリンダ別インジェクタ取
付孔29に挿入され、かつ、フューエルレイル３用カバー
30、この場合、燃料冷却用放熱機能を備えた例えば熱伝
導度の高い軽金属のアルミダイカスト製カバー30のネジ
31止めによってインジェクタ４後端面をグロメット32を
介して押圧することにより、フューエルレイル３の各シ
リンダ別インテークマニホールド位置に取付けられてい
る。
又、このカバー30取付けによって、放熱板を兼ねたフ
ューエルレイル３とカバー30組付けの各インジェクタ４
間には吸音室30Aが形成されている。なお吸音室30Aは、
第３図に示されるように、フューエルレイル３に形成さ
れた各インジェクタ４の相互間の空間部（符号30aを付
す）が第４図に示されるようにカバー30で覆われること
によって形成されるものである。
ューエルレイル３とカバー30組付けの各インジェクタ４
間には吸音室30Aが形成されている。なお吸音室30Aは、
第３図に示されるように、フューエルレイル３に形成さ
れた各インジェクタ４の相互間の空間部（符号30aを付
す）が第４図に示されるようにカバー30で覆われること
によって形成されるものである。
次に、本実施例の作用について説明する。
このように構成された燃料噴射装置33、即ち、図示省
略電気制御回路によるソレノイドコイル19のパルス通電
によって、アーマチュア23とともにバルブ11を往復動さ
せ、バルブ11側方に位置するフューエルレイル３の燃料
通路５からの液状燃料をバルブ11先端部の噴射孔12から
インテークマニホールドに間欠噴射させる通称ボトムフ
ィードタイプ燃料噴射装置33の燃料通路構成の場合、エ
ンジン運転によりエンジン温度が上昇しても、燃料が通
るフューエルレイル３は燃料の冷却を兼ねた放射機能を
備えているため、少なくともフューエルレイル３を通る
燃料の温度は比較的低く、しかも、フューエルレイル３
の燃料通路５は燃料噴射装置33のバルブ11側方位置にお
いて互いに連通しているため、燃料噴射装置33のフィル
タ14部分を通る燃料の流速はフューエルレイル３の燃料
通路５を通る燃料の流速より大幅に遅い燃料噴射量に対
応した速度であり、その結果、燃料噴射装置33内で蒸気
による泡は発生し難く、例えばエンジン再始動時に燃料
噴射装置33内で泡が発生してエンジンに供給される燃料
に混入されることが防止され、エンジンは高温時におい
ても、比較的スムースに再始動させることができ、又、
インジェクタ４のバルブ11往復動によって発生する騒音
は、放熱板を兼ねたフューエルレイル３とカバー30組付
けによって形成された各インジェクタ４間の吸音室30A
で吸音されることになる。このため前記騒音が装置外部
に洩れることを防止できる。またフューエルレイル３に
カバー30を取付けたことで、お互いの剛性が上がり燃料
噴射装置33の振動が伝わりにくくなる。
略電気制御回路によるソレノイドコイル19のパルス通電
によって、アーマチュア23とともにバルブ11を往復動さ
せ、バルブ11側方に位置するフューエルレイル３の燃料
通路５からの液状燃料をバルブ11先端部の噴射孔12から
インテークマニホールドに間欠噴射させる通称ボトムフ
ィードタイプ燃料噴射装置33の燃料通路構成の場合、エ
ンジン運転によりエンジン温度が上昇しても、燃料が通
るフューエルレイル３は燃料の冷却を兼ねた放射機能を
備えているため、少なくともフューエルレイル３を通る
燃料の温度は比較的低く、しかも、フューエルレイル３
の燃料通路５は燃料噴射装置33のバルブ11側方位置にお
いて互いに連通しているため、燃料噴射装置33のフィル
タ14部分を通る燃料の流速はフューエルレイル３の燃料
通路５を通る燃料の流速より大幅に遅い燃料噴射量に対
応した速度であり、その結果、燃料噴射装置33内で蒸気
による泡は発生し難く、例えばエンジン再始動時に燃料
噴射装置33内で泡が発生してエンジンに供給される燃料
に混入されることが防止され、エンジンは高温時におい
ても、比較的スムースに再始動させることができ、又、
インジェクタ４のバルブ11往復動によって発生する騒音
は、放熱板を兼ねたフューエルレイル３とカバー30組付
けによって形成された各インジェクタ４間の吸音室30A
で吸音されることになる。このため前記騒音が装置外部
に洩れることを防止できる。またフューエルレイル３に
カバー30を取付けたことで、お互いの剛性が上がり燃料
噴射装置33の振動が伝わりにくくなる。
なお、本実施例の場合、仮に、燃料噴射装置33内に蒸
気による泡（ベーパ）が発生しても、該泡は、バルブ11
後端部の燃料溜り上位部分に溜るとともに、該燃料溜り
上位部分からベーパ逃し孔17を通って燃料溜り上位部分
より高位置のフューエルレイル３の燃料通路５に抜ける
結果、例えばエンジン再始動時に燃料噴射装置33内で発
生した泡がエンジンに供給される燃料に混入されること
はなく、エンジンをスムースに再始動させることができ
る。
気による泡（ベーパ）が発生しても、該泡は、バルブ11
後端部の燃料溜り上位部分に溜るとともに、該燃料溜り
上位部分からベーパ逃し孔17を通って燃料溜り上位部分
より高位置のフューエルレイル３の燃料通路５に抜ける
結果、例えばエンジン再始動時に燃料噴射装置33内で発
生した泡がエンジンに供給される燃料に混入されること
はなく、エンジンをスムースに再始動させることができ
る。
同様に、エンジン再始動時の燃料ポンプ作動による燃
料の流れで、燃料噴射装置33の燃料用フィルタ14部分か
ら特に泡が発生し易いものの、該泡も、バルブ11後端部
の燃料溜り上位部分に溜るとともに、該燃料溜り上位部
分からベーパ逃し孔17を通って燃料溜り上位部分より高
位置のフューエルレイル３の燃料通路５に抜ける結果、
例えばエンジンをスムースに再始動させることができ
る。
料の流れで、燃料噴射装置33の燃料用フィルタ14部分か
ら特に泡が発生し易いものの、該泡も、バルブ11後端部
の燃料溜り上位部分に溜るとともに、該燃料溜り上位部
分からベーパ逃し孔17を通って燃料溜り上位部分より高
位置のフューエルレイル３の燃料通路５に抜ける結果、
例えばエンジンをスムースに再始動させることができ
る。
次に、第５図と第６図は本発明の第２実施例であっ
て、この場合、インジェクタ34を取付けたフューエルレ
イル35を、エンジンのシリンダーヘッド１に取付けられ
たインテークマニホールド36と別体にして、エンジンか
らの熱がフューエルレイル35に直接伝わらないようにし
た他は、構成、作用、効果とも前記第１実施例とほぼ同
様である。
て、この場合、インジェクタ34を取付けたフューエルレ
イル35を、エンジンのシリンダーヘッド１に取付けられ
たインテークマニホールド36と別体にして、エンジンか
らの熱がフューエルレイル35に直接伝わらないようにし
た他は、構成、作用、効果とも前記第１実施例とほぼ同
様である。
（発明の効果） 本発明によると、エンジン運転によりエンジン温度が
上昇しても、燃料が通るフューエルレイルは燃料の冷却
を兼ねた放熱機能を備えているため、少なくともフュー
エルレイルを通る燃料の温度を比較的低く抑えることが
でき、その結果、燃料噴射装置を含む燃料通路内で蒸気
による泡（ベーパ）が発生することを抑えて、例えばエ
ンジン再始動時に燃料通路内で泡が発生してエンジンに
供給される燃料に混入されることを防止して、エンジン
をスムースに再始動させることができる効果がある。
上昇しても、燃料が通るフューエルレイルは燃料の冷却
を兼ねた放熱機能を備えているため、少なくともフュー
エルレイルを通る燃料の温度を比較的低く抑えることが
でき、その結果、燃料噴射装置を含む燃料通路内で蒸気
による泡（ベーパ）が発生することを抑えて、例えばエ
ンジン再始動時に燃料通路内で泡が発生してエンジンに
供給される燃料に混入されることを防止して、エンジン
をスムースに再始動させることができる効果がある。
また本発明においては、前記各燃料噴射装置を押圧し
かつその各燃料噴射装置の間を覆うカバーを前記フュー
エルレイルに取付け、そのフューエルレイルの各燃料噴
射装置の間に前記カバーで覆われた吸音室を形成したも
のであるから、燃料噴射装置の発生する騒音すなわち作
動音を吸音室で吸音されることにより、その作動音が装
置外部に洩れることを防止できる。またフューエルレイ
ル３にカバー30を取付けたことで、お互いの剛性が上が
り燃料噴射装置33の振動が伝わりにくくなる。
かつその各燃料噴射装置の間を覆うカバーを前記フュー
エルレイルに取付け、そのフューエルレイルの各燃料噴
射装置の間に前記カバーで覆われた吸音室を形成したも
のであるから、燃料噴射装置の発生する騒音すなわち作
動音を吸音室で吸音されることにより、その作動音が装
置外部に洩れることを防止できる。またフューエルレイ
ル３にカバー30を取付けたことで、お互いの剛性が上が
り燃料噴射装置33の振動が伝わりにくくなる。
第１図は本発明の第１実施例の破断側面図、第２図はそ
のフューエルレイル３の主に燃料通路５部分を示す破断
平面図、第３図はそのカバー30取外し状態の平面図、第
４図はそのカバー30取付け状態の平面図、第５図は本発
明の第２実施例の破断側面図、第６図はそのフューエル
レイル35の主に燃料通路部分を示す破断平面図である。 ３……フューエルレイル、４……インジェクタ ５……燃料通路、７……本体 11……バルブ、12……噴射孔 20……ソレノイドコイル、21……固定鉄心 23……アーマチュア、26……コイルスプリング 30……カバー、33……燃料噴射装置 34……フューエルレイル
のフューエルレイル３の主に燃料通路５部分を示す破断
平面図、第３図はそのカバー30取外し状態の平面図、第
４図はそのカバー30取付け状態の平面図、第５図は本発
明の第２実施例の破断側面図、第６図はそのフューエル
レイル35の主に燃料通路部分を示す破断平面図である。 ３……フューエルレイル、４……インジェクタ ５……燃料通路、７……本体 11……バルブ、12……噴射孔 20……ソレノイドコイル、21……固定鉄心 23……アーマチュア、26……コイルスプリング 30……カバー、33……燃料噴射装置 34……フューエルレイル
Claims (1)
- 【請求項１】アクチュエータ駆動によるバルブの往復動
によって、バルブ側方から供給される液体燃料をバルブ
先端部のノズルから間欠噴射させる燃料噴射装置をイン
テークマニホルドのエンジンシリンダヘッドに近くに取
付けた燃料噴射装置の燃料通路構造であって、任意個数
のエンジンシリンダ毎に取付けられる前記各燃料噴射装
置を、前記各燃料噴射装置に燃料を供給するための燃料
通路を形成しかつ燃料の冷却を兼ねた放熱機能を備えた
フューエルレイルで一体に連接し、さらに、前記各燃料
噴射装置を押圧しかつその各燃料噴射装置の間を覆うカ
バーを前記フューエルレイルに取付け、そのフューエル
レイルの各燃料噴射装置の間に前記カバーで覆われた吸
音室を形成したことを特徴とする燃料噴射装置の燃料通
路構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62191134A JP2512488B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 燃料噴射装置の燃料通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62191134A JP2512488B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 燃料噴射装置の燃料通路構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6435073A JPS6435073A (en) | 1989-02-06 |
| JP2512488B2 true JP2512488B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16269448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62191134A Expired - Lifetime JP2512488B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 燃料噴射装置の燃料通路構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512488B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02149764A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-08 | Showa Alum Corp | 燃料パイプ付吸気マニホルド |
| KR100240398B1 (ko) * | 1997-04-16 | 2000-01-15 | 류정열 | 차량용 인젝터 |
| JP3841258B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2006-11-01 | 本田技研工業株式会社 | インジェクタ防音カバー付きエンジン |
| JP2006132517A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の高圧燃料系統の制御装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56147360U (ja) * | 1980-04-04 | 1981-11-06 | ||
| DE3228508A1 (de) * | 1982-07-30 | 1984-02-02 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffversorgungsleitung |
| JPS6299669A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 内燃機関の燃料供給装置 |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP62191134A patent/JP2512488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6435073A (en) | 1989-02-06 |
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