JP2512483B2 - カテ−テルチュ−ブおよびその製造方法 - Google Patents

カテ−テルチュ−ブおよびその製造方法

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JP2512483B2 JP62178495A JP17849587A JP2512483B2 JP 2512483 B2 JP2512483 B2 JP 2512483B2 JP 62178495 A JP62178495 A JP 62178495A JP 17849587 A JP17849587 A JP 17849587A JP 2512483 B2 JP2512483 B2 JP 2512483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、体腔内に挿入して用いられるカテーテルチ
ューブ、特に血管のような体腔内を観察するための内視
鏡に用いられるカテーテルチューブおよびその製造方法
に関する。
〈従来の技術〉 内視鏡は、体外位置から挿入した体腔内の観察を行
い、さらに体腔内壁への薬液の投与、レーザー光線の照
射といった医療処置を行うことができるため、近年注目
され、その開発が進んでいる。
このような内視鏡に用いられるカテーテルチューブの
従来の製造方法を、第6図〜第8図に基いて説明する。
まず、第6図に示すように、先端部に開口5aを有する
チューブ本体2aの内腔3aに、チューブ基端側(図中右
側)から受光用ファイバー6および送光用ファイバー7
を挿入してゆき、これら光ファイバー6,7の先端部を開
口5aより所定長さだけ突出させる。
次いで、第7図に示すように、光ファイバー6,7の先
端部外周に接着剤8aを塗布する。
その後、第8図に示すように光ファイバー6,7を図中
矢印で示すチューブ基端方向へ引っ張って、光ファイバ
ー6の先端面61とチューブ本体2aの先端面とが一致する
まで移動する。この状態で光ファイバーの先端部と開口
5aとの間に接着剤8aが充填され、接着剤8aを固化するこ
とにより光ファイバー6,7がチューブ本体2aに対して固
定される。
しかるに、このような従来の製造方法によるカテーテ
ルチューブでは、光ファイバーをその先端部で接着する
ため、接着剤の粘度や充填量、光ファイバーを引っ張っ
て移動させたときの位置合せの具合によっては、光ファ
イバーの受光面である先端面61に接着剤が付着すること
があり、画像の鮮明度に悪影響を及ぼす。
そこで光ファイバーの先端面61を研磨し、あるいは削
り取ることによって、付着した接着剤を除去する方法も
ある。
しかるに、接着後の光ファイバー先端面61が開口5aの
中に入り込んでいる状態では、先端面61を所望の形状に
研磨することが困難であり、特に、受光用ファイバー6
の先端面61の形状が予め特定されているものには適用で
きないという欠点がある。
また、先端面61の研磨工程等が付加され、製造工程数
の増大を招く。
また、内視鏡とは異なり、心機能検査のための心拍出
量測定用カテーテルは、カテーテルのチューブ内にセン
サー類およびそのリード線を内蔵しているが、このリー
ド線は、チューブの基端部においてのみチューブに接着
固定されている。従って、リード線のチューブに対して
の固定が十分でなく、ずれや断線を生じることがあっ
た。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、
チューブ本体内に収納される光ファイバーのような線状
の収納物の先端部に接着剤が付着するのを防止し、ある
いは、線状の収納物をチューブ本体に対して確実に固定
することができるカテーテルチューブおよびその製造方
法を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的を達成するために、本発明者らは鋭意
研究の結果、チューブ本体の途中に少なくとも1つの、
好ましくはチューブ本体長手方向に沿って複数個の側孔
を穿設し、該側孔より接着剤を充填して線状の収納物を
チューブ本体に対し固定することを見い出し本発明に至
った。
即ち、本発明は、 内腔を有するチューブ本体と、 前記内腔内に収納される線状の収納物と、 前記チューブ本体に穿設された少なくとも1つの側孔
と、 前記側孔付近において、前記内腔の内面と前記収納物
との間に充填された接着剤とを有することを特徴とする
カテーテルチューブを提供するものである。
また、本発明は、内腔を有し、該内腔へ連通する少な
くとも1つの側孔が穿設されたチューブ本体の前記内腔
内に線状の収納物を固定すべき位置まで挿入し、 次いで前記側孔より接着剤を注入し、固化して前記収
納物をチューブ本体に対して固定することを特徴とする
カテーテルチューブの製造方法を提供するものである。
これらの発明において、前記側孔は、チューブ本体長
手方向に沿って複数穿設されているのがよい。
そして、前記線状の収納物は、光ファイバーおよび/
またはリード線であるのがよい。
また、カテーテルチューブの製造方法において、前記
注入する接着剤は、外力が加わらない状態でチューブ本
体の内腔内を流動しない程度の粘度を有するものである
のが好ましい。
以下、本発明のカテーテルチューブおよびその製造方
法を添付図面に示す好適実施例について詳細に説明す
る。
なお、以下の説明では、代表的に本発明のカテーテル
チューブを内視鏡に適用する場合について述べるが、本
発明は、これに限定されるものではなく、他に、例えば
心拍出量測定用カテーテル、圧力センサ付きカテーテ
ル、レーザ治療用カテーテル、電極付きカテーテル、血
液ガスセンサ付きカテーテルなどチューブの内腔内に線
状の収納物が収納されているものであればいかなるもの
でも適用可能である。
第1図は、本発明のカテーテルチューブ1の縦断面
図、第2図は、第1図におけるII-II線での断面図であ
る。
これらの図に示すように、カテーテルチューブ1は内
腔3を有し、その先端(第1図中の左側)に開口5が形
成されたチューブ本体2を有する。このチューブ本体2
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリアミドのような可撓性を有する材料で構成さ
れ、体腔内へ挿入、留置したとき、その形状に対応して
適当に屈曲しうるようになっている。
また、チューブ本体2の外周面には、内腔3へ連通す
る側孔4が形成されている。この側孔4は、後述する線
状の収納物固定用の接着剤8を注入するためのものであ
る。チューブ本体2の内腔3内には、線状の収納物とし
て光ファイバー、即ち、受光用ファイバー(イメージフ
ァイバー)6とその周囲に位置する送光用ファイバー
(ライトガイド)7が収納されている。ここで受光用フ
ァイバー6は、その先端部が開口5内に挿入され、先端
面61がチューブ本体2の先端の面と一致するように収納
されているのが好ましい。また、受光用ファイバーの先
端面61には通常結像用のレンズ9が装着されている。な
お、送光用ファイバー7は、チューブ基端側に設置され
た光源(図示せず)より発せられた光を導き、その先端
から観察部へ照射するものであり、受光用ファイバー6
は、観察部からの映像をレンズ9を介してその先端面よ
り取り込み、チューブ基端側に設置された受像部(図示
せず)へ導くものである。
なお、本発明では、内腔内に収納される線状の収納物
は、上述した光ファイバーのみに限定されず、上記光フ
ァイバーと各種リード線の組み合せ、あるいは、例えば
心拍出量測定用カテーテルにおけるセンサーおよびその
リード線、電極等いかなるものでもよい。
本発明においては、線状の収納物をチューブ本体2に
対して固定する手段に特徴を有する。
即ち、第1図および第2図に示すように、側孔4付近
において、内腔3の内面31と受光用および送光用ファイ
バー6,7との間に接着剤8が充填され、これにより光フ
ァイバー6,7をチューブ本体2に対して固定する。な
お、光ファイバー6,7の固定をより確実にするために
は、第1図に示すように、チューブ本体2の長手方向に
沿って所定間隔で複数個の側孔4,4を設け、各側孔4に
おいて接着剤8を充填し光ファイバー6,7を固定するの
が好ましい。
なお、チューブ本体2の外径、内径、長さ、側孔4の
数、形状、形成パターン等は、本発明のカテーテルチュ
ーブの使用目的、使用部位等に応じて適宜決定すればよ
い。
次に、本発明のカテーテルチューブの製造方法につい
て説明する。
第3図に示すように、チューブ本体2の基端側から内
腔3内へ図中矢印方向に受光用および送光用ファイバー
6,7を徐々に挿入してゆく。光ファイバー6,7が、固定す
べき位置まで到達したとき、即ち第4図に示すように、
光ファイバー6の先端部が開口5内に入り、チューブ本
体2の先端の面と光ファイバー6の先端面61とが一致し
たとき、光ファイバー6,7の挿入を停止する。
次に、第5図に示すように、チューブ本体の各側孔4
より内腔3内へ接着剤8を注入し、固化して受光用およ
び送光用ファイバー6,7をチューブ本体2に対して固定
する。
用いる接着剤8の種類は、特に限定されず、例えばエ
ポキシ接着剤、シリコン接着剤をはじめ、ウレタン系、
アクリル系、ポリエステル系の接着剤等を挙げることが
できる。
なお、収納物の固着を確実に行うために、接着剤8の
粘度は、注入したとき外力が加わらない状態でチューブ
本体の内腔内を流動しない程度のものとするのがよい。
このような接着剤の粘度は、含有する溶剤の量、可塑剤
量、分子量等を調整することにより容易に設定すること
ができる。
このように、本発明のカテーテルチューブの製造方法
では、前述した従来の製造方法のように、チューブ本体
の開口5内において光ファイバー6,7を接着するもので
はないため、光ファイバーの受光面である先端面61に接
着剤が付着することはない。従って、先端面61から接着
剤を除去するための研磨作業等の工程が不要であり、少
ない工程数で容易に製造することができる。
また、チューブ本体の内腔3内に収納された光ファイ
バー6,7をその途中の1または2以上の箇所で接着固定
するため、光ファイバー6,7がチューブ本体2に対して
確実に固定され、ずれ等を生じることがない。
〈発明の効果〉 本発明のカテーテルチューブおよびその製造方法によ
れば、チューブ本体に少なくとも1つの側孔を穿設し、
この側孔より内腔内に接着剤を注入して線状の収納物を
チューブ本体に対して固定することにより、線状の収納
物の先端部に接着剤が付着することがなく、また、線状
の収納物をチューブ本体に対して確実に固定することが
できる。特に本発明を内視鏡に適用した場合には、従来
のような光ファイバーの先端面に付着した接着剤を除去
するための研磨工程等が不要となり、少ない工程数で鮮
明な画像が得られる内視鏡を容易に製造することができ
る。
また、側孔をチューブ本体長手方向に沿って複数個穿
設し、各側孔において線状の収納物の接着固定を行った
場合には、線状の収納物のチューブ本体に対する固定が
より確実になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカテーテルチューブの構成例を示す
縦断面図である。 第2図は、第1図におけるII-II線での断面図である。 第3図、第4図および第5図は、本発明のカテーテルチ
ューブの製造工程を示す部分縦断面図である。 第6図、第7図および第8図は、従来のカテーテルチュ
ーブ(内視鏡)の製造工程を示す部分縦断面図である。 符号の説明 1……カテーテルチューブ、2,2a……チューブ本体、3,
3a……内腔、31……内面、4……側孔、5,5a……開口、
6……受光用ファイバー、61……先端面、7……送光用
ファイバー、8,8a……接着剤、9……レンズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/0478 A61B 5/02 340Z 5/0492 5/04 300J 5/14 310 17/36 350

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内腔を有するチューブ本体と、 前記内腔内に収納される線状の収納物と、 前記チューブ本体に穿設された少なくとも1つの側孔
    と、 前記側孔付近において、前記内腔の内面と前記収納物と
    の間に充填された接着剤とを有することを特徴とするカ
    テーテルチューブ。
  2. 【請求項2】前記側孔は、チューブ本体長手方向に沿っ
    て複数穿設されている特許請求の範囲第1項に記載のカ
    テーテルチューブ。
  3. 【請求項3】前記線状の収納物は、光ファイバーおよび
    /またはリード線である特許請求の範囲第1項または第
    2項に記載のカテーテルチューブ。
  4. 【請求項4】内腔を有し、該内腔へ連通する少なくとも
    1つの側孔が穿設されたチューブ本体の前記内腔内に線
    状の収納物を固定すべき位置まで挿入し、 次いで前記側孔より接着剤を注入し、固化して前記収納
    物をチューブ本体に対して固定することを特徴とするカ
    テーテルチューブの製造方法。
  5. 【請求項5】前記側孔は、チューブ本体長手方向に複数
    穿設されている特許請求の範囲第4項に記載のカテーテ
    ルチューブの製造方法。
  6. 【請求項6】前記注入する接着剤は、外力が加わらない
    状態でチューブ本体の内腔内を流動しない程度の粘度を
    有するものである特許請求の範囲第4項または第5項に
    記載のカテーテルチューブの製造方法。
  7. 【請求項7】前記線状の収納物は、光ファイバーおよび
    /またはリード線である特許請求の範囲第4項ないし第
    6項のいずれかに記載のカテーテルチューブの製造方
    法。
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