JP2511906Y2 - ゴルフクラブ用打球面確認シ―ト - Google Patents

ゴルフクラブ用打球面確認シ―ト

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JP2511906Y2
JP2511906Y2 JP1993029652U JP2965293U JP2511906Y2 JP 2511906 Y2 JP2511906 Y2 JP 2511906Y2 JP 1993029652 U JP1993029652 U JP 1993029652U JP 2965293 U JP2965293 U JP 2965293U JP 2511906 Y2 JP2511906 Y2 JP 2511906Y2
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嘉宗 桝田
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株式会社山梨シール印刷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は繰り返し使用できるよ
うにしたゴルフクラブ用打球面確認シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフクラブでゴルフボールを打
ったときに、クラブフェースのどの位置にゴルフボール
が当たったのかを確認する手段としては .感圧シートを用いて打球痕が残るようにしたもの .散粉やスプレー手段によってクラブフェースに塗膜
を形成し、打撃の際の衝撃で塗膜が剥れて打球痕が残る
ようにしたもの .クラブフェースに取り付けたシートが打撃の際の衝
撃で粘着剤によってクラブフェースに貼り付き、打球痕
が残るようにしたもの等の種々の手段が提案されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、や
の手段では繰り返して使用しようとすると、打球痕が重
複して見づらく、繰り返して使用するには不向きである
という欠点があった。
【0004】また感圧シートや塗膜が高価なものとなり
勝ちであり、ゴルフの練習という費用の掛けにくい分野
には利用しにくいという欠点があった。
【0005】さらに、の手段、特に図6(実開昭62
−6868号公報参照)に示すような、クラブフェース
面に粘着剤22で貼り付けたベースシート21と、その
上に粘着剤24で着脱自在に貼り付けたフィルム23と
を有し、上記粘着剤24として着色された粘着剤を使用
する手段においては、繰り返して使用できる利点がある
ものの、やの手段に比べて鮮明な打球痕が得にくか
った。
【0006】しかも、上記フィルム23をクラブフェー
スへ取り付けたり剥したりする作業において、スイング
時に強い風圧で剥れないよう確実に接着し、また打球痕
を確認した後に剥しやすいという、相反する要請を同時
に満足する素材や粘着剤の選択が難しいこと、またクラ
ブフェース表面に貼り付けたベースシート21側へ粘着
剤を付けるという構造は、その表面へほこりや砂等が
着しやすく、粘着力が急速に失われてしまうという欠点
があった。
【0007】図7に、上記の手段の他の例(市販品)
を示す。この例ではベースシート31のクラブフェース
面に貼り付ける側に黒色印刷層32を形成し、粘着剤3
3で剥離紙34に貼付してある。そしてベースシート3
1表面には弱い粘着剤35が適用されている。その上に
着脱自在に貼り付けられるフィルム36の裏面には白色
のフィルム37が粘着剤38を介して貼付されており、
白色フィルム37の両端においては上記粘着剤38が露
出するよう形成されている。この例においても上記図6
の例と同様の欠点が見受けられる。また、製造工程が複
雑で製造に手間がかかり、したがってコストアップの原
因となっていた。
【0008】この考案は何回も繰り返して使用すること
ができ、しかも毎回鮮明な打球痕が得られるとともに、
非常に安価であるゴルフクラブ用打球面確認シートを提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案のゴルフクラブ
用打球面確認シートは、強固な粘着剤を介してゴルフク
ラブのクラブフェースに貼り付けられ、表面に凹凸を形
成した有色フィルムと、手で簡単に剥離可能な粘着剤を
介して上記有色フィルムに貼り付けた透明ないし半透明
フィルムとを有することを特徴とするものである。
【0010】またこの考案のゴルフクラブ用打球面確認
シートは、有色フィルム表面の凹凸を、所定の範囲に区
画されたセル状に形成したことも特徴の1つである。
【0011】
【作用】この考案のゴルフクラブ用打球面確認シートは
以上のように、強固な粘着剤を介してゴルフクラブのク
ラブフェースに貼り付けられ、表面に凹凸を形成した有
色フィルムと、手で剥離可能な粘着剤を介して上記有色
フィルムに貼り付けた透明ないし半透明フィルムとを有
するようにしたので、透明ないし半透明フィルムを有色
フィルム上に取り付けたり剥したりすることによって何
回も繰り返し使用することができる。その際、スイング
時に強い風圧にも剥れないよう確実に接着し、また打球
痕を確認した後に剥しやすいという利点をもったゴルフ
クラブ用打球面確認シートを提供することが可能であ
る。
【0012】また毎回鮮明な打球痕が得られるととも
に、非常に安価な上記シートを提供することができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの考案のゴルフクラブ
用打球面確認シートの1実施例を説明する。図1はゴル
フクラブ1のクラブフェース2に打球面確認シート3を
貼り付けた状態を示すものである。
【0014】この打球面確認シート3は図2のように、
その背面に粘着剤5を介して離型紙6を貼り合わせた有
色フィルム4と、粘着剤8を介して離型紙9を貼り合わ
せた透明ないし半透明フィルム7とで構成されている。
【0015】上記有色フィルム4背面の粘着剤5は、使
用後には剥せる材料でありながらかなり強固な接着力を
有するものから選ばれ、ゴルフクラブ1のクラブフェー
ス2に貼り付けられる。
【0016】上記有色フィルム4は、黒色系の暗色の着
色剤等をフィルム用のプラスチック原料に練り込むこと
により、あるいはフィルム成形後に表ないし裏からコー
ティングする等の手段で着色されており、しかもその表
面に凹凸11が形成されている。この凹凸11の形成
は、カレンダーロール等による成形時に同時に加工した
り、フィルム成形後にさらにしぼ付け加工を施すことに
よって行なうことができる。またランダムな微細凹凸を
形成するために、コーティング用着色剤へ打球の衝撃に
耐える固形粉粒(例えば金属粉粒、鉱物粉粒、ガラスビ
ーズ)などを混練する方法をとってもよい。実験によれ
ばランダムな微細凹凸面でも、打球痕は不鮮明ながら視
認することができるが、十分な空気層を保持し、吸盤効
果の高いセル状の凹凸面が最適であることが判明した。
さらに、有色フィルム4上に多重印刷等の手段で肉盛り
したり、発泡インク等で肉盛りすることによって凹凸1
1を形成してもよい。
【0017】上記凹凸11の形状は、砂目状のランダム
な微細凹凸、格子状、平行線が多数並べられたもの、細
かい模様の組み合わせ等々、適宜決定することができ
る。上記凹凸11としては透明ないし半透明フィルム7
と点ないし線接触で接触するものであれば好適に使用で
きるが、特に所定の範囲に区画されたセル状のものが多
数並べられたものとすることが望ましい。その際、凸部
が透明ないし半透明フィルム7と点ないし線接触で接触
しているので、透明ないし半透明フィルム7との間に空
気層が残して衝撃を受けた際には、透明ないし半
透明フィルム7が凹部に吸着し、鮮明な打球痕を得るこ
とができる。またそのサイズも、後述の打球面12の識
別し易さ等を考慮して適宜決定することができる。ちな
みに上記セルの形状としては、ハニカム状、円形や楕円
形、矩形等を多数配設したもの等、上記吸盤と同様の吸
引力が働く形状であればどのような形状であってもよ
い。
【0018】上記凹凸11を形成した有色フィルム4の
表面には、粘着剤8を介して透明ないし半透明フィルム
7が貼り付けられる。この粘着剤8は、手で剥離可能で
ありしかもスイング時の風圧で剥れない程度の粘着力に
調整され、透明ないし半透明フィルム7を有色フィルム
4上に取り付けたり剥したりすることによって何回も繰
り返し使用することができるようになっている。
【0019】上記凹凸11を形成した有色フィルム4上
に、粘着剤8を介してあまり加圧しないで透明ないし半
透明フィルム7を貼り付けると、粘着剤8が有色フィル
ム4の表面に軽く接触した状態で、透明ないし半透明フ
ィルム7は白っぽく乾いて見えている。次いでスイング
してゴルフクラブ1のクラブフェース2にゴルフボール
が強く当たると、透明ないし半透明フィルム7の粘着剤
8が有色フィルム4の表面に強く接触し、図3のように
上記凹凸11で区画されたセル内の空気が追い出され、
吸盤と同様の吸引力の作用も加わって粘着剤8が有色フ
ィルム4に密着し、濡れたような状態となる。その際、
有色フィルム4の色も透明ないし半透明フィルム7から
鮮明に浮き出し、打球面12は図4のように、その周囲
の透明ないし半透明フィルム7の白っぽく乾いて見えて
いる部分とは明瞭に識別することができる。
【0020】上記透明ないし半透明フィルム7として
は、耐衝撃性に優れたアイオノマー樹脂(商品名サーリ
ンA デュポン社製)等が好適に使用できる。また、延
伸ないし梨地加工等によって半透明にしておけば、強度
や打球面12の識別性が向上する。13は透明ないし半
透明フィルム7を有色フィルム4上から剥すためのつま
みである。
【0021】この考案のゴルフクラブ用打球面確認シー
トの使用に際しては、先ず離型紙6を剥し、粘着剤5を
介して有色フィルム4をゴルフクラブ1のクラブフェー
ス2に接着する。これとは別に用意された透明ないし半
透明フィルム7を、離型紙9を剥して粘着剤8を介して
上記有色フィルム4の凹凸11を備えた表面に貼り付け
る。この考案によれば、上記有色フィルム4表面に凹凸
11があることによって、あまり注意深く貼り付けなく
とも透明ないし半透明フィルム7が白っぽく乾いて見え
ている状態にすることができる。
【0022】この状態でスイングし、ゴルフクラブ1の
クラブフェース2にゴルフボールが当たると、上述のよ
うに透明ないし半透明フィルム7の粘着剤8が有色フィ
ルム4の表面に強く接触し、有色フィルム4の色が透明
ないし半透明フィルム7から鮮明に浮き出し、打球面1
2がその周囲の透明ないし半透明フィルム7の白っぽく
乾いて見えている部分とは明瞭に識別できるので、クラ
ブフェース2面の打球の位置等の種々のデータを得るこ
とができる。
【0023】上記確認が済んだ後、図5のように透明な
いし半透明フィルム7をつまみ13を持って有色フィル
ム4上から剥すことにより、打球面12は消去されて打
球面確認シート3は再度利用可能となる。すなわち、有
色フィルム4は強固に接着させてあるので交換の必要は
なく、透明ないし半透明フィルム7が破損するまで繰り
返し使用でき、破損時点では透明ないし半透明フィルム
7のみを交換すればよいわけである。
【0024】なお、上記凹凸11として特にセル状に形
成しておけば吸盤と同様の吸引力が働くと同時に、透明
ないし半透明フィルム7の貼り付け、引き剥がし作業が
確実に行なえる利点がある。
【0025】
【考案の効果】この考案のゴルフクラブ用打球面確認シ
ートは以上のように、強固な粘着剤を介してゴルフクラ
ブのフェースに貼り付けられ、表面に凹凸を形成した有
色フィルムと、手で剥離可能な粘着剤を介して上記有色
フィルムに貼り付けた透明ないし半透明フィルムとを有
するようにしたので、透明ないし半透明フィルムを有色
フィルム上に取り付けたり剥したりすることによって何
回も繰り返し使用することができる。その際、スイング
時に剥れないよう確実に接着し、また打球痕を確認した
後に剥しやすいという利点をもったゴルフクラブ用打球
面確認シートを提供することが可能である。
【0026】また毎回鮮明な打球痕が得られるととも
に、表面の凹凸が消えない限りは痛んだ透明ないし半透
明フィルムを交換するだけで有色フィルムは何回でも使
用でき、非常に安価な上記シートを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のゴルフクラブ用打球面確認シートを
ゴルフクラブに適用した状態の斜視図である。
【図2】この考案のゴルフクラブ用打球面確認シートの
1実施例を示す断面図である。
【図3】使用状態を示す拡大断面図である。
【図4】打球面12を示す正面図である。
【図5】繰り返し使用するために、透明ないし半透明フ
ィルム7を有色フィルム4から剥す状態の斜視図であ
る。
【図6】従来のゴルフクラブ用打球面確認シートの例を
示す断面図である。
【図7】別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブ 2 クラブフェース 3 打球面確認シート 4 有色フィルム 5 粘着剤 6 離型紙 7 透明ないし半透明フィルム 8 粘着剤 9 離型紙 11 凹凸 12 打球面 13 つまみ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強固な粘着剤を介してゴルフクラブのフ
    ェースに貼り付けられ、表面に凹凸を形成した有色フィ
    ルムと、手で簡単に剥離可能な粘着剤を介して上記有色
    フィルムに貼り付けた透明ないし半透明フィルムとを有
    することを特徴とするゴルフクラブ用打球面確認シー
    ト。
  2. 【請求項2】 有色フィルム表面の凹凸を、所定の範囲
    に区画されたセル状に形成してなる請求項1に記載のゴ
    ルフクラブ用打球面確認シート。
JP1993029652U 1993-05-10 1993-05-10 ゴルフクラブ用打球面確認シ―ト Expired - Lifetime JP2511906Y2 (ja)

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JPH0681568U JPH0681568U (ja) 1994-11-22
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