JP2511590Y2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP2511590Y2 JP2511590Y2 JP1989152648U JP15264889U JP2511590Y2 JP 2511590 Y2 JP2511590 Y2 JP 2511590Y2 JP 1989152648 U JP1989152648 U JP 1989152648U JP 15264889 U JP15264889 U JP 15264889U JP 2511590 Y2 JP2511590 Y2 JP 2511590Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- mount
- locking
- header
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えばカークーラーの凝縮器等に用いら
れるいわゆるヘッダータイプの熱交換器であって電動フ
ァン等の付属部品を取付けるための付属品取付部材を備
えた熱交換器に関する。
れるいわゆるヘッダータイプの熱交換器であって電動フ
ァン等の付属部品を取付けるための付属品取付部材を備
えた熱交換器に関する。
従来の技術 例えばカーエアコン用凝縮器に用いられる熱交換器に
あっては、ハーモニカチューブと称されるような多孔偏
平押出チューブを蛇行状に曲げ、その平行状部間にフィ
ンを配置してコアを構成した、いわゆるサーペンタイン
型と称されるものに代えて、複数本の偏平チューブとコ
ルゲートフィンとを交互配置に積層すると共に、各チュ
ーブの両端を筒状中空ヘッダーに連結したいわゆるヘッ
ダータイプのものが提供され、脚光を浴びている ところで、かかるヘッダータイプの熱交換器に電動フ
ィン等の付属品を取付けるためには別途取付部材が必要
である。
あっては、ハーモニカチューブと称されるような多孔偏
平押出チューブを蛇行状に曲げ、その平行状部間にフィ
ンを配置してコアを構成した、いわゆるサーペンタイン
型と称されるものに代えて、複数本の偏平チューブとコ
ルゲートフィンとを交互配置に積層すると共に、各チュ
ーブの両端を筒状中空ヘッダーに連結したいわゆるヘッ
ダータイプのものが提供され、脚光を浴びている ところで、かかるヘッダータイプの熱交換器に電動フ
ィン等の付属品を取付けるためには別途取付部材が必要
である。
考案が解決しようとする課題 この種の取付部材はヘッダー等に挾着状態に固定され
るのが一般的であるが、その固定のためにネジやリベッ
ト等を必要とすることよりその取付作業が些か厄介であ
る。一方、ヘッダー等に溶接やろう付によって直接取付
けることも可能であるが、これらの場合には面倒な位置
決めをする必要がある。特に溶接する場合にはヘッダー
とチューブとのろう付箇所等に冷媒洩れを発生せしめる
おそれがあり、また炉中にてヘッダーやチューブ等と共
に一括ろう付する場合には固定用治具等を付けて炉入れ
することになるがこの治具等に熱を奪われてろう付不良
を招くおそれがある。
るのが一般的であるが、その固定のためにネジやリベッ
ト等を必要とすることよりその取付作業が些か厄介であ
る。一方、ヘッダー等に溶接やろう付によって直接取付
けることも可能であるが、これらの場合には面倒な位置
決めをする必要がある。特に溶接する場合にはヘッダー
とチューブとのろう付箇所等に冷媒洩れを発生せしめる
おそれがあり、また炉中にてヘッダーやチューブ等と共
に一括ろう付する場合には固定用治具等を付けて炉入れ
することになるがこの治具等に熱を奪われてろう付不良
を招くおそれがある。
この考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたも
ので、熱交換器本体に付属品取付部材がネジ等の補助固
定部材を用いることなく、しかも溶接やろう付をするこ
となく取付けられた熱交換器を提供することを目的とす
るものである。
ので、熱交換器本体に付属品取付部材がネジ等の補助固
定部材を用いることなく、しかも溶接やろう付をするこ
となく取付けられた熱交換器を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 而して、この考案は、偏平チューブ(1)とフィン
(2)とが交互配置に積層されると共に、前記チューブ
(1)の両端に一対の中空ヘッダー(3)(4)が連通
接続され、かつ該ヘッダー(3)(4)の端部蓋体
(5)にその軸線方向に沿った外方突出状の係止突起
(5b)が設けられ、該突起を取付側の対応係止孔(11
a)に係止することにより車体等に取付けるようになさ
れた熱交換器であって、 中央部に係止孔(12a)を有する弾性体よりなるマウ
ント(12)がその係止孔(12a)に前記係止突起(5b)
を挿入された状態で取付けられる一方、前記マウント
(12)の下部を挿通しうる孔部(13a)を有し、該孔部
(13a)に前記マウント(12)の下部を挿通させた状態
で前記ヘッダー端部と車体等との間に挾着状態に保持さ
れる座部(13b)とこれに延設された取付用ねじ孔(13
d)を有する取付部とからなる付属品取付部材(13)が
備えられてなることを特徴とする熱交換器を要旨とする
ものである。
(2)とが交互配置に積層されると共に、前記チューブ
(1)の両端に一対の中空ヘッダー(3)(4)が連通
接続され、かつ該ヘッダー(3)(4)の端部蓋体
(5)にその軸線方向に沿った外方突出状の係止突起
(5b)が設けられ、該突起を取付側の対応係止孔(11
a)に係止することにより車体等に取付けるようになさ
れた熱交換器であって、 中央部に係止孔(12a)を有する弾性体よりなるマウ
ント(12)がその係止孔(12a)に前記係止突起(5b)
を挿入された状態で取付けられる一方、前記マウント
(12)の下部を挿通しうる孔部(13a)を有し、該孔部
(13a)に前記マウント(12)の下部を挿通させた状態
で前記ヘッダー端部と車体等との間に挾着状態に保持さ
れる座部(13b)とこれに延設された取付用ねじ孔(13
d)を有する取付部とからなる付属品取付部材(13)が
備えられてなることを特徴とする熱交換器を要旨とする
ものである。
作用 ヘッダー端部の係止突起を車体等の取付側に形成され
た対応係止孔にマウントを介して係止させることにより
熱交換器本体を車体等に固定するに際し、そのヘッダー
側に取付けられたマウントを付属品取付部材の座部の孔
部に挿通させた状態で座部をヘッダー端部と車体等との
間に介在させるだけで、該取付部材を熱交換器に固定す
ることができる。従って、その固定に際してネジやリベ
ット等の補助固定部材を必要としないし、また溶接やろ
う付をする必要もない。
た対応係止孔にマウントを介して係止させることにより
熱交換器本体を車体等に固定するに際し、そのヘッダー
側に取付けられたマウントを付属品取付部材の座部の孔
部に挿通させた状態で座部をヘッダー端部と車体等との
間に介在させるだけで、該取付部材を熱交換器に固定す
ることができる。従って、その固定に際してネジやリベ
ット等の補助固定部材を必要としないし、また溶接やろ
う付をする必要もない。
実施例 以下、この考案を、凝縮器用アルミニウム製熱交換器
に適用した実施例に基づいて説明する。
に適用した実施例に基づいて説明する。
なお、この明細書において、アルミニウムの語はアル
ミニウム合金を含む意味において使用する。
ミニウム合金を含む意味において使用する。
第1図ないし第4図において、(1)は水平状態で上
下方向に配置された複数のチューブ、(2)はその隣接
するチューブ(1)(1)間に介在されたコルゲートフ
ィンである。
下方向に配置された複数のチューブ、(2)はその隣接
するチューブ(1)(1)間に介在されたコルゲートフ
ィンである。
前記チューブ(1)は多孔偏平押出型材からなるもの
である。もっとも、内部にインナーフィンを挿入固定し
た偏平状の電縫管を用いても良い。
である。もっとも、内部にインナーフィンを挿入固定し
た偏平状の電縫管を用いても良い。
前記コルゲートフィン(2)はチューブ(1)と略同
じ幅を有するもので、ろう付によりチューブ(1)に接
合されている。コルゲートフィン(2)は、望ましくは
ルーバーを切り起こしたものを用いるのが良い。
じ幅を有するもので、ろう付によりチューブ(1)に接
合されている。コルゲートフィン(2)は、望ましくは
ルーバーを切り起こしたものを用いるのが良い。
(3)(4)は断面円形の左右の中空ヘッダーであ
り、前記各チューブ(1)の両端が連通接続されてい
る。このヘッダー(3)(4)としては、チューブ
(1)とのろう付を容易にする目的で芯材(3a)の片面
または両面にろう材層(3b)が被覆形成されたブレージ
ングシートを筒状に成形してその衝き合わせ縁部どおし
をろう付した中空成形パイプを用いることが望ましい。
り、前記各チューブ(1)の両端が連通接続されてい
る。このヘッダー(3)(4)としては、チューブ
(1)とのろう付を容易にする目的で芯材(3a)の片面
または両面にろう材層(3b)が被覆形成されたブレージ
ングシートを筒状に成形してその衝き合わせ縁部どおし
をろう付した中空成形パイプを用いることが望ましい。
上記ヘッダー(3)(4)の上下両端は、蓋体(5)
によりそれぞれ閉塞されている。この蓋体(5)は、特
に第3図に示すように、ヘッダー(3)(4)の外径に
対応する内径を有する周壁(5a)と、中央部に軸線方向
に沿った外方突出状の係止突起(5b)とを有するキャッ
プ形状に形成されたもので、上記ヘッダー(3)(4)
の上下両端部にしっくりと外嵌された状態でろう付一体
化されている。この蓋体(5)は、片面または両面ブレ
ージングシートにプレス加工を施すことによりに製造さ
れたものである。このようにプレス加工によって製造す
ることにより生産性を向上を図ることができて好都合で
ある。もっとも、このようにプレス加工により形成した
ものに限られるものではなく、例えば切削加工により形
成したものであっても良い。
によりそれぞれ閉塞されている。この蓋体(5)は、特
に第3図に示すように、ヘッダー(3)(4)の外径に
対応する内径を有する周壁(5a)と、中央部に軸線方向
に沿った外方突出状の係止突起(5b)とを有するキャッ
プ形状に形成されたもので、上記ヘッダー(3)(4)
の上下両端部にしっくりと外嵌された状態でろう付一体
化されている。この蓋体(5)は、片面または両面ブレ
ージングシートにプレス加工を施すことによりに製造さ
れたものである。このようにプレス加工によって製造す
ることにより生産性を向上を図ることができて好都合で
ある。もっとも、このようにプレス加工により形成した
ものに限られるものではなく、例えば切削加工により形
成したものであっても良い。
また、第1図に示すように、左ヘッダー(3)の外側
上部には冷媒入口管(6)が連結される一方、右ヘッダ
ー(4)の外側下部には同出口管(7)が連結されてい
る。また、左ヘッダー(3)の上下方向の略中間部には
ヘッダー(3)を上下2室に分割する仕切板(8)が設
けられる一方、右ヘッダー(4)の上下方向の中間部よ
りやや下方位置にも仕切板(8)が設けられ、もって冷
媒入口管(6)から左ヘッダー(3)に流入した冷媒
は、チューブ群によって構成される全冷媒流通路をめぐ
って蛇行状に流通して冷媒出口管(7)から流出し、こ
の間にチューブ(1)間に形成されたコルゲートフィン
(2)を含む空気流通間隙を流通する空気と熱交換を行
い、凝縮するものとなされている。なお、第1図に示す
(9)(10)は最外側のコルゲートフィン(2)の外側
に配置された上下のサイドプレートである。
上部には冷媒入口管(6)が連結される一方、右ヘッダ
ー(4)の外側下部には同出口管(7)が連結されてい
る。また、左ヘッダー(3)の上下方向の略中間部には
ヘッダー(3)を上下2室に分割する仕切板(8)が設
けられる一方、右ヘッダー(4)の上下方向の中間部よ
りやや下方位置にも仕切板(8)が設けられ、もって冷
媒入口管(6)から左ヘッダー(3)に流入した冷媒
は、チューブ群によって構成される全冷媒流通路をめぐ
って蛇行状に流通して冷媒出口管(7)から流出し、こ
の間にチューブ(1)間に形成されたコルゲートフィン
(2)を含む空気流通間隙を流通する空気と熱交換を行
い、凝縮するものとなされている。なお、第1図に示す
(9)(10)は最外側のコルゲートフィン(2)の外側
に配置された上下のサイドプレートである。
而して、上記熱交換器本体(A)は、上記係止突起
(5b)を車体(11)等に形成された係止孔(11a)に嵌
め込むことによって取付けられるものである。この実施
例においては、前記蓋体(5)に、中央部に係止孔(12
a)を有するゴム等の弾性体よりなるマウント(12)が
その係止孔(12a)に係止突起(5b)を挿入された状態
で取付けられ、このマウント(12)を介して車体(11)
等に取付けられるようになされている。なお、マウント
と蓋体との連結を確実にする目的で、蓋体の係止突起の
一部に径大部を形成せしめると共に、これに対応してマ
ウントの係止孔の一部に径大部を形成せしめるようにし
ても良い。またマウントとして第6図(イ)(ロ)
(ハ)に示すような各種形状のものを採用し得る。
(5b)を車体(11)等に形成された係止孔(11a)に嵌
め込むことによって取付けられるものである。この実施
例においては、前記蓋体(5)に、中央部に係止孔(12
a)を有するゴム等の弾性体よりなるマウント(12)が
その係止孔(12a)に係止突起(5b)を挿入された状態
で取付けられ、このマウント(12)を介して車体(11)
等に取付けられるようになされている。なお、マウント
と蓋体との連結を確実にする目的で、蓋体の係止突起の
一部に径大部を形成せしめると共に、これに対応してマ
ウントの係止孔の一部に径大部を形成せしめるようにし
ても良い。またマウントとして第6図(イ)(ロ)
(ハ)に示すような各種形状のものを採用し得る。
上記熱交換器本体(A)には、電動ファン等の付属品
を取付けるための付属品取付部材(13)が取付けられて
いる。該取付部材(13)は、特に第4図に示すように、
前記蓋体(5)の係止突起(5b)を挿通しうる孔部(13
a)を有する座部(13b)とその一端より屈曲して延設さ
れた取付部(13c)とを有する側面視略L字状に曲成さ
れたものであり、上記取付部(13c)にはネジ孔(13d)
が穿設されている。
を取付けるための付属品取付部材(13)が取付けられて
いる。該取付部材(13)は、特に第4図に示すように、
前記蓋体(5)の係止突起(5b)を挿通しうる孔部(13
a)を有する座部(13b)とその一端より屈曲して延設さ
れた取付部(13c)とを有する側面視略L字状に曲成さ
れたものであり、上記取付部(13c)にはネジ孔(13d)
が穿設されている。
上記取付部材(13)は、第1図ないし第3図に示すよ
うに、座部(13b)がその孔部(13a)に前記蓋体(5)
の係止突起(5b)とこれに被せられたマウント(12)と
を挿通された状態で車体等の取付側との間に挾着状態に
保持されることにより熱交換器本体(A)に固定される
ものである。このように取付部材(13)をマウント(1
3)を介して熱交換器本体(A)に取付けるようにして
いることにより、車体側の振動が熱交換器側に直接伝わ
らないようにすることができると共に、取付部材(13)
として強度的に優れた鉄製のものを用いた場合において
これを取付けた熱交換器本体(A)がアルミニウム製で
あっても該本体側に電位腐食を発生せしめる虞をなくす
ことができて好都合である。
うに、座部(13b)がその孔部(13a)に前記蓋体(5)
の係止突起(5b)とこれに被せられたマウント(12)と
を挿通された状態で車体等の取付側との間に挾着状態に
保持されることにより熱交換器本体(A)に固定される
ものである。このように取付部材(13)をマウント(1
3)を介して熱交換器本体(A)に取付けるようにして
いることにより、車体側の振動が熱交換器側に直接伝わ
らないようにすることができると共に、取付部材(13)
として強度的に優れた鉄製のものを用いた場合において
これを取付けた熱交換器本体(A)がアルミニウム製で
あっても該本体側に電位腐食を発生せしめる虞をなくす
ことができて好都合である。
そして、上記取付部材(13)を利用して、例えば強制
空冷用ファン等の付属品が取付けられる。
空冷用ファン等の付属品が取付けられる。
上記取付に際して側方から差し込むことができるよう
にする目的で、第5図(イ)に示すように一端縁側から
U字状に切り欠いた孔部(23a)を有する座部(23b)と
これより延設された取付部(23c)とを有するL字状に
曲成された取付部材(23)、あるいは同図(ロ)に示す
ように、円形の孔部(33a)に細い切欠部(33b)を形成
した座部(33c)とこれより延設された取付部(33d)と
を有するL字状に曲成された取付部材(33)を使用して
も良い。
にする目的で、第5図(イ)に示すように一端縁側から
U字状に切り欠いた孔部(23a)を有する座部(23b)と
これより延設された取付部(23c)とを有するL字状に
曲成された取付部材(23)、あるいは同図(ロ)に示す
ように、円形の孔部(33a)に細い切欠部(33b)を形成
した座部(33c)とこれより延設された取付部(33d)と
を有するL字状に曲成された取付部材(33)を使用して
も良い。
なお上記実施例では、左右両ヘッダー(3)(4)の
上下端にそれぞれ係止突起(5b)を有する蓋体(5)を
固定したものを示したが、必ずしもこのような蓋体
(5)を常に4個必要とするものではなく、熱交換器本
体(A)の車体等への取付態様、あるいは取付けるべき
付属品の種類に応じて必要個数だけ取付けるようにして
も良い。また係止突起は上記実施例のように蓋体に一体
的に設けられたものであることが望ましいが、ヘッダー
に係止突起のない蓋体を取付け、そのヘッダー端部に係
止突起を有するマウントを取付けるようにしても良い。
更には、付属品取付部材は、左右のヘッダー間に跨がる
程度に長いアングル材のようなものであっても良い。
上下端にそれぞれ係止突起(5b)を有する蓋体(5)を
固定したものを示したが、必ずしもこのような蓋体
(5)を常に4個必要とするものではなく、熱交換器本
体(A)の車体等への取付態様、あるいは取付けるべき
付属品の種類に応じて必要個数だけ取付けるようにして
も良い。また係止突起は上記実施例のように蓋体に一体
的に設けられたものであることが望ましいが、ヘッダー
に係止突起のない蓋体を取付け、そのヘッダー端部に係
止突起を有するマウントを取付けるようにしても良い。
更には、付属品取付部材は、左右のヘッダー間に跨がる
程度に長いアングル材のようなものであっても良い。
考案の効果 この考案にかかる熱交換器は、上述のとおり、ヘッダ
ーの端部にその軸線方向に沿った外方突出状の係止突起
が設けられているから、熱交換器本体を車体等に取り付
けるに際し、上記突起を取付側の対応係止孔に係止する
だけですみ、他の固定用部材が不要であり、かつそのよ
うな部材をヘッダー等に取付ける必要もない。従って、
熱交換器本体の構成部品点数を減少させることができ、
部品管理、組立作業、製造工程等において簡素化が図れ
ると共に、部品コストダウンを図ることができ、ひいて
は安価かつ軽量な熱交換器本体を効率良く生産すること
ができる。
ーの端部にその軸線方向に沿った外方突出状の係止突起
が設けられているから、熱交換器本体を車体等に取り付
けるに際し、上記突起を取付側の対応係止孔に係止する
だけですみ、他の固定用部材が不要であり、かつそのよ
うな部材をヘッダー等に取付ける必要もない。従って、
熱交換器本体の構成部品点数を減少させることができ、
部品管理、組立作業、製造工程等において簡素化が図れ
ると共に、部品コストダウンを図ることができ、ひいて
は安価かつ軽量な熱交換器本体を効率良く生産すること
ができる。
しかも、前記係止突起を挿通しうる孔部が形成された
座部とこれに延設された取付部とを有する付属品取付部
材を備え、該取付部材の座部がその孔部に前記係止突起
を挿通された状態で前記ヘッダー端部と車体等の取付側
との間に挾着状態に保持されることにより熱交換器本体
に固定されているから、従来の抱持型のブラケットよう
にその固定に際してネジやリベット等の補助固定部材を
必要としないし、また溶接やろう付をする必要もない。
従って、面倒な位置決めを省略することができると共
に、付属品取付部材の熱交換器本体に対する取付作業を
容易に行うことができる。しかも、溶接する場合のよう
にヘッダーとチューブとのろう付箇所等に冷媒洩れを発
生せしめたり、炉中にてヘッダーやチューブ等と共に一
括ろう付する場合のように治具等に熱を奪われてろう付
不良が発生するようなおそれをなくすことができる。
座部とこれに延設された取付部とを有する付属品取付部
材を備え、該取付部材の座部がその孔部に前記係止突起
を挿通された状態で前記ヘッダー端部と車体等の取付側
との間に挾着状態に保持されることにより熱交換器本体
に固定されているから、従来の抱持型のブラケットよう
にその固定に際してネジやリベット等の補助固定部材を
必要としないし、また溶接やろう付をする必要もない。
従って、面倒な位置決めを省略することができると共
に、付属品取付部材の熱交換器本体に対する取付作業を
容易に行うことができる。しかも、溶接する場合のよう
にヘッダーとチューブとのろう付箇所等に冷媒洩れを発
生せしめたり、炉中にてヘッダーやチューブ等と共に一
括ろう付する場合のように治具等に熱を奪われてろう付
不良が発生するようなおそれをなくすことができる。
更にまた、取付部材をマウントを介して熱交換器本体
に取付けるようにしていることにより、車体側の振動が
熱交換器側に直接伝わらないようにすることができると
共に、取付部材として強度的に優れた鉄製のものを用い
た場合においてこれを取付けた熱交換器本体がアルミニ
ウム製であっても該本体側に電位腐食を発生せしめる虞
をなくすことができて好都合である。
に取付けるようにしていることにより、車体側の振動が
熱交換器側に直接伝わらないようにすることができると
共に、取付部材として強度的に優れた鉄製のものを用い
た場合においてこれを取付けた熱交換器本体がアルミニ
ウム製であっても該本体側に電位腐食を発生せしめる虞
をなくすことができて好都合である。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は要部
を断面で示した、取付状態における熱交換器の正面図、
第2図は同側面図、第3図は下部蓋体、マウントおよび
取付部材を分離状態にして示した断面図、第4図は付属
品取付部材の斜視図、第5図(イ)(ロ)は付属品取付
部材の変形例を示す斜視図、第6図(イ)(ロ)(ハ)
はマウントの変形例を示す断面図である。 (1)…チューブ、(2)…フィン、(3)(4)…ヘ
ッダー、(5)…蓋体、(5b)…係止突起、(11)…車
体、(11a)…対応係止孔、(12)…マウント、(13)
(23)(33)…付属品取付部材、(13a)(23a)(33
a)…孔部、(13b)(23b)(33b)…座部、(13c)(2
3c)(33c)…取付部。
を断面で示した、取付状態における熱交換器の正面図、
第2図は同側面図、第3図は下部蓋体、マウントおよび
取付部材を分離状態にして示した断面図、第4図は付属
品取付部材の斜視図、第5図(イ)(ロ)は付属品取付
部材の変形例を示す斜視図、第6図(イ)(ロ)(ハ)
はマウントの変形例を示す断面図である。 (1)…チューブ、(2)…フィン、(3)(4)…ヘ
ッダー、(5)…蓋体、(5b)…係止突起、(11)…車
体、(11a)…対応係止孔、(12)…マウント、(13)
(23)(33)…付属品取付部材、(13a)(23a)(33
a)…孔部、(13b)(23b)(33b)…座部、(13c)(2
3c)(33c)…取付部。
Claims (1)
- 【請求項1】偏平チューブ(1)とフィン(2)とが交
互配置に積層されると共に、前記チューブ(1)の両端
に一対の中空ヘッダー(3)(4)が連通接続され、か
つ該ヘッダー(3)(4)の端部蓋体(5)にその軸線
方向に沿った外方突出状の係止突起(5b)が設けられ、
該突起を取付側の対応係止孔(11a)に係止することに
より車体等に取付けるようになされた熱交換器であっ
て、 中央部に係止孔(12a)を有する弾性体よりなるマウン
ト(12)がその係止孔(12a)に前記係止突起(5b)を
挿入された状態で取付けられる一方、前記マウント(1
2)の下部を挿通しうる孔部(13a)を有し、該孔部(13
a)に前記マウント(12)の下部を挿通させた状態で前
記ヘッダー端部と車体等との間に挾着状態に保持される
座部(13b)とこれに延設された取付用ねじ孔(13d)を
有する取付部とからなる付属品取付部材(13)が備えら
れてなることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989152648U JP2511590Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989152648U JP2511590Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0391815U JPH0391815U (ja) | 1991-09-19 |
JP2511590Y2 true JP2511590Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31698901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989152648U Expired - Lifetime JP2511590Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511590Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58193012U (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-22 | 株式会社デンソー | 自動車用熱交換装置 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1989152648U patent/JP2511590Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0391815U (ja) | 1991-09-19 |
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