JP2511029Y2 - 四輪操舵車の車速制限装置 - Google Patents

四輪操舵車の車速制限装置

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JP2511029Y2
JP2511029Y2 JP12167189U JP12167189U JP2511029Y2 JP 2511029 Y2 JP2511029 Y2 JP 2511029Y2 JP 12167189 U JP12167189 U JP 12167189U JP 12167189 U JP12167189 U JP 12167189U JP 2511029 Y2 JP2511029 Y2 JP 2511029Y2
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信雄 秦
慶人 渡邉
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、4輪操舵車の車速制限装置に関する。
[従来の技術] 4輪操舵車は種々知られており(例えば特開昭62-199
572号公報)、本出願人は実願昭63-110621号(実開平2-
32478号公報参照)において、モード切換えを安全、確
実に行う技術を提案している。
これら4輪操舵車には、4輪操舵(4WS)走行時の危
険を防止するため、車速が設定値を超えると強制的にエ
ンジン回転を下げて車速を低下させる車速制限装置が設
けられている。その装置のアクチュエータとして、エア
圧や油圧等を駆動源とするアクチュエータが用いられ
る。
[考案が解決しようとする課題] このアクチュエータの駆動源が失陥したときや、アク
チュエータが故障したときは、車速制限装置が機能しな
くなる不具合がある。
本考案は、車速制限装置が機能しなくなったときに既
設のブレーキ手段をバックアップとして作動させ、車速
を制限する4輪操舵車の車速制限装置を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、操舵モードを検出するポジションセ
ンサと車速を検出する車速センサからの信号に基づき4
輪操舵時に車速が設定値を超えたときに車速制限手段を
作動する4輪操舵車の車速制限装置において、前記ポジ
ションセンサからの信号により4輪操舵時に車速が車速
設定値より大きいか否かを判定する車速判定回路と、前
記車速が車速設定値より大きいときにスピードコントロ
ールバルブを作動して車速を制限するスピードコントロ
ールシリンダと、前記車速が車速設定値より大きいとき
に空気源のエア圧およびスピードコントロールバルブが
正常であるか否かを判定する異常判定回路と、異常判定
回路からの異常信号により作動する駆動回路とを備え、
前記駆動回路はスピードコントロールバルブまたはエア
圧が正常でないときにエマジェンシリレーを作動して前
記ブレーキ手段を作動する機能を有している。
[作用効果の説明] したがって、スピードコントロールバルブやエア圧が
正常な場合、4輪操舵時に車速が設定値以上となるとス
ピードコントロールバルブを作動して車速を制限する。
しかしながら、スピードコントロールバルブが故障した
とき、又はエア圧が低下した場合は、スピードコントロ
ールバルブで車速を制限できない。そこで本考案では、
駆動回路がエマジェンシリレーを作動してブレーキ手段
すなわちエキゾーストブレーキ又はエンジンブレーキを
作動する。
したがって本考案によれば、エマジェンシリレーを設
けるだけで異常時に対応でき、安全装置として極めて好
適である。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において、ステアリングホイール21に連結され
フレームに固設されたギヤボックス22のフロントピット
マンアーム23の一方の端部は、フロントドラグリング24
を介してフロントステアリングアーム25に連結され、そ
のフロントステアリングアーム25に一体に形成されたフ
ロントタイロッドアーム26はフロントタイロッド27を介
して他方の側のフロントタイロッドアーム26に連結され
ている。
前記フロントピッマンアーム23の他方の端部は、第1
アイドラリンク28、第1アイドラレバー29を介してフレ
ームに固設されたモード切換ギヤボックス50の入力側に
連結されている。そのモード切換ギヤボックス50の出力
側は、フレームに固設されたトルクチューブブラケット
30に回転自在に支持されたトルクチューブ31の一端に連
結されている。そのトルクチューブ31の他端には、リヤ
ピットマンアーム33が固設され、そのリヤピットマンア
ーム33は、リヤピットマンリンク34を介して一端がフレ
ームに固設されたアクチュエータブラケット36に枢着さ
れたリヤステアリングアクチュエータ35に連結されてい
る。そのリヤステアリングアクチュエータ35の他端はフ
レームに固設された第2アイドラレバーブラケット37に
枢着された第2アイドラレバー38の中程に連結され、こ
の第2アイドラレバー38の端部はリヤドラグリンク39を
介してリヤステアリングアーム40に連結されている。そ
のステアリングアーム40に一体に形成されたリヤタイロ
ッドアーム41は、リヤタイロッド42を介して他方の側の
リヤタイロッドアーム41に連結されている。
前記モード切換ギヤボックス50には、入力側のベベル
ギヤと、該ベベルギヤより大径の出力側のベベルギヤと
が同一軸線上に設けられ、これら両ベベルギヤに噛み合
う遊星ギヤがギヤアームを介して入力側のベベルギヤの
シャフト部に回転自在に支持されている。そして、両ベ
ベルギヤを断接するクラッチを作動するモード切換同相
アクチュエータと、ギヤアームの回転を係止するモード
切換逆相アクチュエータとからなるモード切換アクチュ
エータ51が設けられている。
このように構成され、4輪操舵(4WS)の同相モード
時は、モード切換同相アクチュエータを伸作動しクラッ
チを移動して両ベベルギヤを連結する。従って第1アイ
ドラレバー29の回転は直接リヤピットマンアーム33から
後輪に伝達され、前輪舵角と後輪舵角とが等しい同相モ
ード舵角特性が得られる。
逆相モード時は、クラッチを切りモード切換逆相アク
チュエータを伸作動し、ギヤアームを固定して回転を係
止する。従って第1アイドラレバー29の回転は、入力側
のベベルギヤから遊星ギヤを介し入力側のベベルギヤよ
り大径の出力側のベベルギヤに逆転、かつ減速して伝達
され、後輪舵角が前輪舵角より小さい逆相モード特性が
得られる。
2輪操舵(2WS)は、前記両アクチュエータをOFFし、
公知技術による中立ロック装置によりリヤステアリング
系のいずれかを固定し、後輪を中立にロックするように
なっている。
前記モード切換逆相アクチュエータ、同相アクチュエ
ータを作動させる逆相モード切換バルブ15、同相モード
切換バルブ16は、空圧源Aに接続され、そのエア源Aに
は、ロック解除バルブ14を介してロック解除エアシリン
ダ1が接続されている。また、リアステアリングアクチ
ュエータ35は、油圧源Bに接続されている。
前記モード切換アクチュエータ51には、操舵モード検
出手段である同相ポジションセンサ3、2WSポジション
センサ4及び逆相ポジションセンサ5が設けられ、それ
ぞれコントロールユニット20に接続されている。
このコントロールユニット20には、ロック解除エアシ
リンダ1に設けられた第1、第2ロックセンサ6、7、
空圧源Aのエア圧検出手段であるエア圧センサ8、車速
検出手段である図示しない変速機に設けられた第1車速
センサ10、ブレーキ手段であるエキゾーストブレーキバ
ルブ2を作動させるエマジェンシリレー12、図示しない
燃料噴射ポンプのガバナを制御して車速を制限する車速
制限手段であるスピードコントロールエアシリダ17と空
圧源Aとの間に介装されたスピードコントロールバルブ
13、表示部52がそれぞれ接続されている。なお、エマジ
ェンシリレー12は、別のブレーキ手段であるフットブレ
ーキを作動させるフットブレーキバルブに接続してもよ
い。そして表示部52には、それぞれモードインジケータ
を内蔵した逆相モード切換SW53a、2WSモード切換SW53b
及び同相モード切換SW53cと、エラーランプ54及びブザ
ー55とが設けられている。
第2図において、コントロールユニット20はマイクロ
コンピュータで構成され、ポジションセンサ2〜4と車
速センサ6、7とが接続された車速判定回路20aと、該
回路20aに接続され、エア圧センサ8とスピードコント
ロールバルブ13とが接続された異常判定回路20bと、該
回路20bに接続され、スピードコントロールバルブ13、
エマジェンシリレー12、エラーランプ54、ブザー55及び
モード切換バルブ15、16が接続された駆動回路20cとが
設けられている。
制御に際し第3図に示すように、コントロールユニッ
ト20は車速判定回路20aにおいて、ポジションセンサ2
〜4からの信号に基づき、4WSモードか否かを判定する
(ステップS1)。NOの場合は、リターンし、YESだった
ら、車速センサ6、7からの信号に基づき、車速Vが車
速制限をONすべき車速設定値Vs1より大きいか否かを判
定する(ステップS2)。YESだったら、異常判定回路20b
において、スピードコントロールバルブ13が正常か否か
を判定する(ステップS3)。YESだったら、エア圧セン
サ8からの信号に基づき、エア圧が正常か否かを判定す
る(ステップS4)。YESだったら、駆動回路20cから駆動
信号を出力してスピードコントロールバルブ13をONして
スピードコントロールエアシリダ17を作動し、車速を制
限して(ステップS5)、リターンする。
また、ステップS3、S4がNOの場合は、駆動回路20cか
ら駆動信号を出力してエマジェンシリレー12をONしてエ
キゾーストブレーキを作動し、車速を制限して(ステッ
プS6)、リターンする。
このようにして車速が制限され、ステップS2がNOにな
ったら車速判定回路20aにおいて、車速Vが車速制限をO
FFすべき車速設定値Vs2より小さいか否かを判定する
(ステップS7)。NOの場合は、リターンし、YESだった
ら、駆動回路20cから駆動信号を出力し、スピードコン
トロールバルブ13又はエマジェンシリレー12をOFFして
(ステップS8)、リターンする。なお、車速設定値V
s1、Vs2を設けたのは、車速制限機能に巾を持たせ、ハ
ンチングを防止するためである。
第4図には、警報手段の制御フローが示されている。
図において、まず車速制限機能が正常に作動しているか
否かを判断し(ステップS10)、YESの場合は、エラーラ
ンプ54をOFFにし(ステップS11)、そしてブザー55をOF
Fにして(ステップS12)、リターンする。ステップS10
がNOの場合は、4WSモードか否かを判定し(ステップ
S13)、YESの場合は、ブザー55をONし(ステップ
S14)、そしてエラーランプ54をONにして(ステップ
S15)、リターンする。ステップS13においてNOの場合
は、2WSモードか否かを判定し(ステップS16)、NOの場
合はリターンするが、YESの場合は4WSモードへの切換え
を禁止し(ステップS17)、前記のステップS5のエラー
ランプ54をONしてリターンする。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、
車速制限装置が機能しなくなったとき、ブレーキ手段に
より車速を制限し、危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、第2図は
制御ブロック図、第3図及び第4図は制御フローチャー
ト図である。 2……エキゾーストブレーキバルブ、3……同相ポジシ
ョンセンサ、4……2WSポジションセンサ、5……逆相
ポジションセンサ、8……エア圧センサ、10……第1車
速センサ、11……第2車速センサ、12……エマジェンシ
リレー、13……スピードコントロールバルブ、17……ス
ピードコントロールエアシリンダ、20……コントロール
ユニット、20a……車速判定回路、20b……異常判定回
路、20c……駆動回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵モードを検出するポジションセンサと
    車速を検出する車速センサとからの信号に基づき4輪操
    舵時に車速が設定値を超えたときに車速制限手段を作動
    する4輪操舵車の車速制限装置において、前記ポジショ
    ンセンサからの信号により4輪操舵時に車速が車速設定
    値より大きいか否かを判定する車速判定回路と、前記車
    速が車速設定値より大きいときにスピードコントロール
    バルブを作動して車速を制限するスピードコントロール
    シリンダと、前記車速が車速設定値より大きいときに空
    気源のエア圧およびスピードコントロールバルブが正常
    であるか否かを判定する異常判定回路と、異常判定回路
    からの異常信号により作動する駆動回路とを備え、前記
    駆動回路はスピードコントロールバルブまたはエア圧が
    正常でないときにエマジェンシリレーを作動して前記ブ
    レーキ手段を作動する機能を有することを特徴とする4
    輪操舵車の車速制限装置。
JP12167189U 1989-10-19 1989-10-19 四輪操舵車の車速制限装置 Expired - Lifetime JP2511029Y2 (ja)

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