JP2510709Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2510709Y2
JP2510709Y2 JP1990020867U JP2086790U JP2510709Y2 JP 2510709 Y2 JP2510709 Y2 JP 2510709Y2 JP 1990020867 U JP1990020867 U JP 1990020867U JP 2086790 U JP2086790 U JP 2086790U JP 2510709 Y2 JP2510709 Y2 JP 2510709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、空気調和用圧縮機に係り、特にモータ部と
冷媒圧縮部を分離した圧縮機に関する。
〈従来の技術〉 従来の圧縮機の一例として家庭用のエアコンに使用さ
れるローリングピストン型圧縮機について図面を参照し
て説明する。第5図は従来の圧縮機をアキュムレータと
ともに示す正面断面図、第6図は第5図のB−B断面
図、第7図は第5図のC−C断面図である。
圧縮機は冷媒圧縮部10とモータ部20とからなってい
る。冷媒圧縮部10は密閉容器11内に収納され、シリンダ
12、クランクシャフト13、ローラ14、上、下の軸受15
A、15B、ベーン18からなっている。
前記冷媒圧縮部10は、アキュムレータ30を経て吸込口
12Aよりシリンダ12内に吸入される冷媒をシリンダ12内
に回転自在に設けたローラ14で加圧し、加圧後の高温、
高圧ガスをシリンダ12の吐出口12Bより吐出する基本構
造になっている。なお、第5図中に矢符で冷媒の流れを
示してあり、吐出口12Bより吐出される前記ガスは吐出
パイプ17より図外の凝縮器に送り出されるようになって
いる。ベーン18はスプリング19によりローラ14側に付勢
されており、これが前記吸込口12Aと吐出口12Bとの隔壁
となるベーン固定方式のローリングピストン型圧縮機を
構成している。
また、ローラ14の駆動はこれを偏心状態で支持するモ
ータ部20の回転軸たるクランクシャフト13により行われ
るようになっており、シリンダ12の上下に取付けた前記
軸受15A、15Bが前記クランクシャフト13を回転自在に支
持する構造になっている。
モータ部20はロータ21とステータ24と磁気センサ27と
からなっている。ロータ21はヨークを兼ねたホルダ22を
介してクランクシャフト13に固定されており、ホルダ22
には複数個のロータマグネット23が取付けられている。
ステータ24は鉄心25に巻線26が施されたもので、ロータ
21と対向して隔壁11Aの外周面に密着して取付けられて
いる。磁気センサ27は複数個よりなるホール素子等であ
って、隔壁11Aの上面に突出して設けたボス29に固定さ
れたセンサ基板28に、巻線26とそれぞれ一定の位置関係
を有するようにして配備されている。
隔壁11Aはシエル11Bと一体となって密閉容器11を形成
するもので、天面が閉塞した平面を有する略帽子形状
で、冷媒圧縮部10の圧力に耐えるように金属板で形成さ
れている。
ステータ24に通電すると、磁気センサ27の出力に基づ
いて巻線26が順次励磁されステータ24に回転磁界が発生
し、ロータマグネット23との磁界の相互作用によってク
ランクシャフト13が回転し前記したように冷媒ガスを加
圧する。
なお、ステータ24を隔壁11Aに密着させるのは、起動
時に於いてステータ24がロータ21の回転による反作用を
受けて回転するのを防止するためである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら従来の技術においては、ステータ24の内
周面が金属製隔壁11Aの外周面と密着した構造となって
いるため、次のような不具合があった。
巻線26の励磁により発生した磁束φのうち一部が第
7図図示矢印に示すように鉄心25の歯部25Aから隔壁11A
内を通って再び他部分の歯部25Aに到って形成される磁
気回路を通過するので、隔壁11Aを通り抜けてロータマ
グネット23に達する磁束が減少する。このため巻線26に
流れる励磁電流が増加し巻線26の温度上昇が大となる。
これを回避するためにステータ24を大きくしたり、巻線
26のターン数を増す等せねばならない。
ステータ24を隔壁11Aの外周面に密着させるには、
ステータ24を隔壁11Aに圧入したり、接着剤で固定する
が、加工工程が複雑で且つ寸法精度をあげる必要があ
る。
前記密着部分は運転停止によるヒートサイクルの影
響や隔壁11Aとステータ24、センサ基板28の材質の違い
による熱膨脹の差によって、前記圧入が緩んだり、熱に
よって接着剤が軟化し接着力が低下する。従ってステー
タ24が少しでも回転したりすると、磁気センサ28と巻線
26との位置関係がずれて動作不良となる。
本考案は上記の事情に鑑みて創案されたもので、前記
欠点を解消し高度な寸法精度を要せず加工工程を簡略化
した圧縮機を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る圧縮機は、密閉容器内に収納されロータ
を有する冷媒圧縮部と、密閉容器を形成する隔壁の外面
にロータに対向して密着されたステータと前記ロータで
構成されたモータ部と、モータ部に備えられた磁気セン
サを備えた圧縮機であって、前記隔壁は非金属よりなる
非金属部と非磁性を有し低導電率の金属よりなる金属部
とからなり、前記非金属部を前記金属部の外面に一体に
形成しており、非金属部にステータ巻線の特定位置に係
合する少なくとも1個の係合部を設けていることを特徴
としている。
〈作用〉 ステータ鉄心は隔壁の非金属部を介して隔壁の金属部
と対向しているので、ロータマグネットに達する磁束が
増加し、モータの効率が良くなる。また、係合具によっ
てステータが係合さるのでステータが回転することがな
い。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を説明す
る。第1図は本考案に係る圧縮機のアキュムレータとと
もに示す正面断面図、第2図はステータの上面図、第3
図は隔壁の外観斜視図、第4図は第1図のA−A断面図
である。なお、従来技術と同一の部分は同一の符号で示
している。
本考案の圧縮機は冷媒圧縮部10とモータ部20とからな
っており、従来の技術とは隔壁の構造を異にするもので
ある。
隔壁40は、シエル11Bと一体となって密閉容器を構成
するもので、非金属部50と金属部60によって、すなわち
非金属部50を金属部60の外面に一体に形成することによ
って構成されている。
非金属部50は合成樹脂等の非金属よりなり、天面が閉
塞した円筒状に形成されている。そして天面にはその中
心部に段差51Aを有するボス51が設けられている。前記
段差51Aはセンサ基板28を嵌め込み固定させるためのも
のである。また、前記天面にはセンサ基板28に取付けた
磁気センサ27を嵌め込む孔又は凹部で形成された嵌合部
52が複数個(図示では1個のみ表示)設けられている。
前記嵌合部52の位置は巻線26と一定の位置関係を有する
ように定められている。なお前記位置関係を保つために
ボス51とセンサ基板28との間に位置合わせ用の嵌め合い
具(図示せず)を設けてもよい。さらに、非金属部50の
天面から底面にわたる側面には、外方へ突出したリブ等
の係合具53が円周方向にわたって少なくとも1個以上設
けられている。そして前記係合具53の位置は特定位置で
のみステータ24と組立ができるように定められている。
金属部60は非磁性で且つ低導電率の金属よりなり、天
面が閉塞した凸部を有する略帽子状に形成されている。
前記凸部の径は非金属部50の径よりも小さく、金属部60
が非金属部50に挿入し得るようになっている。
前記金属部60と非金属部50とは合成樹脂成型等によっ
て一体に固定して隔壁40が形成されるので、圧入作業を
要せず、また高度の寸法精度を要しないことになる。
前記ステータ24を隔壁40に圧入し、係合具53がステー
タ24のスロット口25Bに合致するようにしてモータ部20
が組み立てられる。
前記したようにステータ24の鉄心25は非金属部50に接
し、ロータマグネット23は空隙を介して金属部60に対向
している。したがって歯部25Aからロータマグネット23
に達する磁束が増加するのでモータの効率が良くなる。
本実施例による実験結果の一例を次に示す。
(条件・・・トルク一定、ステータ鉄心内径とロータマ
グネットの間隔は一定) 上の結果から明らかなように、本考案の圧縮機におい
ては従来機に比して電流値が減少し回転数が増加してお
り、モータ効率が良いことを示している。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案に係る圧縮機は、密閉容
器内に収納されロータを有する冷媒圧縮部と、密閉容器
を形成する隔壁の外面にロータに対向して密着されたス
テータと前記ロータで構成されたモータ部と、モータ部
に備えられた磁気センサを備えた圧縮機であって、前記
隔壁は非金属よりなる非金属部と非磁性を有し低導電率
の金属よりなる金属部とからなり、前記非金属部を前記
金属部の外面に一体に形成しており、非金属部にステー
タ巻線の特定位置に係合する少なくとも1個の係合部を
設けている。従って、ステータの鉄心は非金属部を介し
て金属部と対向しているので、金属部と鉄心とによって
磁気回路が形成されないので、ロータに達する磁束が従
来のものより増加する。このため、モータの効率は従来
のものより良くなるという効果がある。また、モータの
運転時にうける反作用によってステータが回転すること
がないので動作不良を起こすことがない。さらに製造面
において、加工の際高度の寸法精度を要せず、組立時の
ステータと磁気センサの位置関係は簡単に探せるので、
作業が簡単となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図にかけては本考案に係る図面であっ
て、第1図は本考案に係る圧縮機のアキュムレータとと
もに示す正面断面図、第2図はステータの上面図、第3
図は隔壁の外観斜視図、第4図は第1図のA−A断面図
である。第5図から第7図にかけては従来の技術を示す
図面であって、第5図は従来の圧縮機をアキュムレータ
とともに示す正面断面図、第6図は第5図のB−B断面
図、第7図は第5図のC−C断面図である。 10……冷媒圧縮部、11……密閉容器 20……モータ部、21……ロータ 23……ロータマグネット、24……ステータ 25……鉄心、25B……スロット口、26……巻線、27……
磁気センサ、40……隔壁、50……非金属部、52……嵌合
部、53……係合具 60……金属部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に収納されロータを有する冷媒
    圧縮部と、密閉容器を形成する隔壁の外面にロータに対
    向して密着されたステータと前記ロータで構成されたモ
    ータ部と、モータ部に備えられた磁気センサを具備した
    圧縮機であって、前記隔壁は非金属よりなる非金属部と
    非磁性を有し低導電率の金属よりなる金属部とからな
    り、前記非金属部を前記金属部の外面に一体に形成して
    おり、非金属部にステータ巻線の特定位置に係合する少
    なくとも1個の係合部を設けたことを特徴とする圧縮
    機。
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JPS63227980A (ja) * 1987-03-16 1988-09-22 Toshiba Corp ポンプ

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