JP2510524B2 - 半田粉末の製造方法 - Google Patents

半田粉末の製造方法

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JP2510524B2 JP61186390A JP18639086A JP2510524B2 JP 2510524 B2 JP2510524 B2 JP 2510524B2 JP 61186390 A JP61186390 A JP 61186390A JP 18639086 A JP18639086 A JP 18639086A JP 2510524 B2 JP2510524 B2 JP 2510524B2
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solder powder
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健一 栗原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/02Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by mechanical features, e.g. shape
    • B23K35/0222Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by mechanical features, e.g. shape for use in soldering, brazing
    • B23K35/0244Powders, particles or spheres; Preforms made therefrom

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半田粉末の製造方法に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 半田溶湯を粉化することによって半田粉末を製造する
方法としては、半田溶湯流に圧縮ガスを吹き付けること
によって該溶湯流を飛散させ粉末化する噴霧法が広く知
られている。
これは溶解可能な金属、例えば、鉛,亜鉛,アルミニ
ウム,銅,ニッケル,鉄等の単体から銅−亜鉛,ステン
レス鋼あるいはニモニッグ等の合金粉末にいたるまでの
広い範囲に製造することができ、かつ原材料の制御によ
って一定の性状の粉末を大量に製造できることが特徴で
ある。
このように製造される粉末の形状は球状が望ましい
が、これらの形状及び性状は噴霧時の諸条件、例えばガ
ス圧力,溶湯温度,ガス噴出環帯の角度,冷却方法等に
より左右される。
また、半田溶湯が圧縮ガスにより粉化され、凝固する
までの間に生成する酸化物が球状化の成否の鍵をにぎ
り、これら酸化物が所定量をこえると球状化が阻まれる
ことが知られている。
そのため、半田溶湯が粉化飛散して回収容器内を落下
する過程において、酸化物の生成に多大の影響をもつ酸
素との結びつきを制限するために圧縮ガス及び回収容器
内の酸素濃度を制限することが行なわれていた。
また、最近では半田粉末の形成過程における酸化物の
生成には、酸素と共に湿度も大きく係わり、半田粉末の
形状及び性状の形成に多大の影響を与えていることが発
見された。
そのため、回収容器内の湿度が高い場合には、半田粉
末の表面に水分が付着してしまい、これらの半田粉末を
使用したソルダーベースト(RMAタイプのフラックス20w
t%に対して半田粉末を80wt%混合したもの)をCu板に
印刷して加熱溶解すると、半田表面の光沢が濁りかつ半
田がひとつにまとまらず半田ボールが残るという欠点が
あった。
(発明が解決しようとする技術的課題) 以上の問題を解決するための本発明の技術的課題は、
噴霧法による半田粉末の製造方法において、回収容器内
の酸素及び湿度の濃度を所定の値に設定することであ
る。
(技術的課題を達成するための技術的手段) 以上の技術的課題を達成するための本発明の技術的手
段は、細孔より流出せる半田溶湯に圧縮ガスを噴射する
ことにより、該半田溶湯を粉化して飛散させると共に、
該粉化しで飛散した半田を回収容器内を落下させて半田
粉末を製造する半田粉末の製造方法において、該圧縮ガ
ス及び回収容器内を酸素濃度が8%以下、湿度が30%以
下の不活性なガス雰囲気にすることであり、該酸素濃度
が8%を越えると粉末表面の酸化皮膜が多くなりボール
形状が球形でなくなる。
また湿度が30%を越えると半田粉末表面に水分の付着
が著しくソルダーペーストにした時、半田ボールの発生
が問題となる。
(発明の効果) 本発明は以上の様に圧縮ガス及び回収容器内を酸素濃
度が8%以下、湿度が30%以下の不活性なガス雰囲気と
することにより半田粉末の表面に酸化皮膜及び水分(湿
度)が付着するのを少なく押えることができるので、半
田粉末の形状が球形で且つこれらの半田粉末を使用した
ソルダーペーストをCu板に印刷して加熱溶解しても半田
ボールが残ることなく半田がひとつにまとまるという優
れた効果を有する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の半田粉末(m)は図示する製造装置(A)で
製造されるものであり、回収容器(3)内を所定の雰囲
気(酸素濃度,湿度)に設定した状態で製造開始する。
該製造装置(A)は半田溶湯(n)を貯湯するための溶
湯槽(1)と、該半田溶湯(n)を粉化して飛散させる
噴霧装置(2)と、該粉化して飛散された半田粉末
(m)を回収するための回収容器(3)とから成る。
半田溶湯(n)は噴霧法により半田粉末(m)を製造
し得る金属一般をすべて含むものであり、特に酸素との
親和力の高い鉛,亜鉛,アルミニウム,銅,ニッケル,
鉄及びこれらの合金等が対象とされる。
該半田溶湯(n)は溶湯槽(1)の溶湯ルツボ(1a)
内に貯湯され、該ルツボ底面に突設した溶湯ノズル(1
b)を通って流出し、噴霧装置(2)におけるガスノズ
ル(2a)から噴射する圧縮ガス(s)により回収容器
(3)内に粉化して飛散されて半田粉末(m)を形成す
るものである。
また半田溶湯(n)は溶湯ルツボ(1a)周囲に設けた
保温装置(4)により融点にできるだけ近い噴霧化の可
能な温度に保温され、溶湯ルツボ(1a)の流出口(1c)
に上下動自在に設けた開閉棒(5)によりその流出量が
調整される。
圧縮ガス(s)は酸素濃度が8%以下でかつ湿度が30
%以下のアルゴン,窒素,CO2,ガス等が用いられ、供
給管(6)内に配設した電熱線(7)により加熱され
る。
これは、粉化された半田金属が冷却され凝固するまで
の時間を長くとり表面張力の働く機会を多くすることに
より、その形状を球形にしようとするものである。
また、圧縮ガス(s)の圧力は、微細で一定の性状及
び形状の粉末を得ることができる程度の適正なものとす
る。
回収容器(3)は気密性に優れたものであり、その内
部は酸素濃度が8%以下でかつ湿度が30%以下に保持さ
れている。
而して、酸素濃度8%以下、湿度30%以下の雰囲気で
粉化して飛散された半田溶湯(n)は、これらが凝固し
終るまで酸素及び湿度と接触を最小限に絶たれ、酸化物
が生成されずかつ表面に水分(湿気)が付着しない状態
で表面張力により球状化される。
そして、回収容器底部の選別器(3a)により各種の大
きさの粉末にふるい分けられて回収される。
次表は溶湯温度が230°の半田溶湯を5kg/cm2の圧力の
不活性な圧縮ガスで粉化して飛散させて各種の要素を測
定した結果を示したものである。
以上の様な測定結果から半田粉末の製造方法におい
て、圧縮ガス及び回収容器を酸素濃度が8%以下、湿度
が30%以下の不活性なガス雰囲気とすることにより前記
の本発明の効果を確認することができた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の半田粉末を製造するための製造装置の断
面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細孔より流出せる半田溶湯に圧縮ガスを噴
    射することにより、該半田溶湯を粉化して飛散させると
    共に、該粉化して飛散した半田を回収容器内を落下させ
    て半田粉末を製造する半田粉末の製造方法において、該
    圧縮ガス及び回収容器内を酸素濃度が8%以下、湿度が
    30%以下の不活性なガス雰囲気にしたことを特徴とする
    半田粉末の製造方法。
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