JP2510337B2 - 組立順序計画システムと組立順序計画方法 - Google Patents

組立順序計画システムと組立順序計画方法

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JP2510337B2 JP2188285A JP18828590A JP2510337B2 JP 2510337 B2 JP2510337 B2 JP 2510337B2 JP 2188285 A JP2188285 A JP 2188285A JP 18828590 A JP18828590 A JP 18828590A JP 2510337 B2 JP2510337 B2 JP 2510337B2
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種のオプションが付加される製品群を組
み立てる混流生産方式の組立ラインへの投入型式の順番
を計画する組立順序計画技術、詳しくはその技術を実現
する方法とシステムに関する。
〔従来の技術〕
上述のような生産方式においては、日々の生産型式別
台数、つまり付加されるオプション別の生産台数は組立
の一定期日前、例えば前日に確定する。一日分の生産型
式をどのような順番で組立ラインに流すかを決定する業
務を組立順序計画というが、この組立順序計画において
最も基本となる考え方が平準化であり、各工程での工数
負荷の変動をできるだけ少なくして工程の安定化を計る
ことが重要である。
この計画作成は、従来より、人手により計画の良否を
判断して試行錯誤しながら負荷の集中を起こす不具合箇
所を手直ししており、計画作成の迅速のためと計画担当
者間の計画精度のばらつきを避けるため、コンピュータ
を用いた自動化も考えられている。
例えば、組立順序計画の最適な解を求めるためには標
準工数を用いラインバランスを計算するOR的なモデル化
の手法がある。しかしながら、組立順序計画の問題は制
約条件が複雑で、モデルの条件式はすべての順序の組み
合せを計算して最適解を決める以外には解けないもので
あった。組み合せの数は爆発的に増加し高速のコンピュ
ータを用いてもこの計算は現実的な時間内では不可能な
ためこの手法は実用性をもたない。
このため、数学的な厳密性をもって解を求める代わり
に、ある種のルールのもとに組立順序を作り出し、満足
解を得るようにすることが考えられる。この場合は、作
り出した組立順序を客観的に評価する評価関数をどのよ
うに定義するかが最も重要なこととなる。つまり、従来
では、製造部門等のスタッフの個人的なノウハウに基づ
いて、例えば「連続は悪い」「2台以上間隔があればよ
い」などといった主観的な判断を下していたわけである
が、冒頭部で述べられたシステムを実現するには、これ
に代わる実用上十分な精度をもって、客観的な評価法の
確立が不可欠となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、混流生産方式の組立ラインへの投入
型式の順番を計画する技術において、得られた組立順序
が注目オプションに関してどの程度の平準化が実現され
ているかどうかを実用上十分な精度をもって客観的に行
い得る評価技術を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明による組立順序計
画方法では、 所定のオプションに注目して組立順序の並び替えを行
う並び替え処理が、このオプションの集中度を示すピー
クロード評価値を算定するピークロード評価ステップ
と、このオプションのバラツキ度を示すバラツキ評価値
を算定するバラツキ評価ステップと、このオプションの
最適間隔を求め、この最適間隔に基づいて前記ピークロ
ード評価値とバラツキ度評価値のそれぞれに対する重み
係数を決定して、これより注目オプションに関する平準
度を算定する平準度算定ステップと、前記算定された平
準度が所定の基準値を越えるように並び替えを行うステ
ップからなり、 かつ前記並び替え処理が優先度に応じて順次選択され
るオプション毎に繰り返されることにより最終的な組立
順序が決定される。
また、本発明による組立順序計画システムでは、複数
のオプションから優先度に応じて順次注目すべきオプシ
ョンを選択して並び替えを行う並び替え処理部と、前記
並び替え処理部によって選択された所定のオプションに
注目してそのオプションの組立順序に関する平準度を算
定する評価部が備えられ、 前記並び替え処理部は前記評価部によって決定される
平準度が所定の基準値を越えるように並び替え処理を行
い、 前記評価部は注目オプションの集中度を示すピークロ
ード評価値を算定するピークロード評価部と、このオプ
ションのバラツキ度を示すバラツキ評価値を算定するバ
ラツキ評価部と、このオプションの最適間隔を求め、こ
の最適間隔に基づいて前記ピークロード評価値とバラツ
キ度評価値のそれぞれに対する重み係数を決定して、こ
れより注目された所定のオプションに関する平準度を算
定する平準度算定部と、から構成されている。
〔作 用〕
上記のような技術によれば、与えられた組立順序に対
して、ピークロード評価部は注目オプションの集中、つ
まりその順序の最悪部の状態を評価し、バラツキ評価部
はその順序における注目オプションの分散度、つまり全
体的な状態を評価する。そして、その評価が所定の基準
を満足するように並び替え処理が行われるが、この2つ
の異なる観点からみた評価を作り出すことにより、偏り
のない評価を試みると同時に、この2つの評価にある優
先度を、つまり重み係数を付けることによりその評価の
精度の向上を計っている。この重み係数は、注目オプシ
ョンに対して計算される最適の間隔に基づいて、例えば
その最適間隔が大きくなればなるほどピークロード評価
値に重きをおくといったルールに基づいて決定される。
その際、注目オプションは、並び替え処理時に優先度に
応じて順次選択される。つまり、前記並び替え処理が優
先度に応じて順次選択されるオプション毎に繰り返され
ることにより最終的な組立順序が決定されるのである。
〔発明の効果〕
最悪部と平均の2つの評価を最適間隔に基づいて重み
を付けて統合評価することにより、満足のいく評価を短
時間で行うことが可能となり、かつその並び替え処理が
優先度に応じて順次選択されるオプション毎に繰り返さ
れるため、注目すべきオプションが複数であっても所望
の組立順序が決定され、冒頭部で述べた混流生産方式に
おける組立順序計画が実現する。
〔その他の特徴〕
本発明による好適な実施形態において、平準度を次式
によって決定することができる; (W*G+(1−W)*H)*100 ここで、Gはバラツキ評価値であり、注目オプション
の各間隔に対して、その間隔が最適間隔以上の場合最適
間隔をその間隔で割った商を積算するとともにその間隔
が最適間隔未満の場合その間隔を最適間隔で割った商を
積算し、さらにそれらの積算値の合計を注目オプション
の組立台数で割った商をバラツキ度評価値とする。
Hはピークロード評価値であり、注目オプションが連
続している場合0とし、注目オプションが間隔を開けて
いる場合その注目オプションの間隔を最適間隔で割った
商をピークロード評価値とする。
Wはバラツキ度評価値の重みであり、最適間隔が1以
上の場合最適間隔の逆数とし、最適間隔が1未満の場合
1とする。
なお、最適間隔は該当オプションを有する組立品が均
等に分布した時の間隔状態であるので、容易に理解され
るように、これは、総組立台数から該当オプションを有
する台数をひいたものを該当オプションを有する台数で
割ったものである。
この評価式によれば、最適間隔が大きくなるとピーク
ロードの評価ウエイトが高くなり、最適間隔が小さくな
るとバラツキ度の評価ウエイトが高くなるともに、最適
間隔以上に間隔が広がると評価は低くなるといった単純
な式にもかかわらず、得られる決開は十分満足するもの
であり、しかも計算機によって高速に処理することがで
きる。
〔実施例〕
本発明による組立順序計画システムの全体構成が第1
図に示されている。1日分の組み立てるべき製品の型式
及び各種オプションの有無とそれらの台数をホストコン
ピュータから通信手段や、磁気的又は光学的記憶手段を
介して受け取る入力部1は、それらのデータをI/Oイン
ターフェース2に送る。このインターフェース2は、こ
のデータをシステムの中央処理機構が読み取り可能な型
式に変換する機能を有する。また逆に中央処理機構が導
き出した結果をプリンタやCRTなどの出力部3に送る機
能も有する。
この中央処理機構は、並び換え処理部4、平準度評価
部5、比較部6、基準値変更部7、及びこれらを統括制
御する制御部8から構成されている。並び替え処理部4
は、基本的には、注目されるべきオプションを有する製
品をできるだけ連続させないで均等に組立ラインに流す
ために必要な並び替えのルールに基づいて、組立順序の
並び替えを行なう。平準度評価部5は注目オプションに
関して並び替えられた組立順序に対して後で詳しく説明
されるルールに基づいて平準度を算定するものであり、
注目オプションの集中度を示すピークロード評価値を算
定するピークロード評価部と、注目オプションのバラツ
キ度を示すバラツキ評価値を算定するバラツキ評価部
と、このオプションの最適間隔を求めるとともにこの最
適間隔に基づいて前記ピークロード評価値とバラツキ度
評価値のそれぞれに対する重み係数を決定して、これよ
り注目オプションに関する平準度を算定する平準度算定
部とを備えている。比較部6は平準度評価部で算定され
た平準度を予め設定されている該当オプションの基準値
と比較して並び替えた順序が満足できるものかを判定す
る。さらに、基準値変更部7は、特別なケースに用いら
れるのであるが、各オプションの相互干渉により、並び
替えがどうしてもうまくいかない場合、特定のオプショ
ンの基準値を下げる機能を有する。制御部8は、前述し
た並び換え処理部4、平準度評価部5、比較部6、基準
値変更部7を制御して、このシステムに入力された1日
の生産情報をもとにして、優先度の高いオプションから
順に注目しながら満足すべき組立順序を導く。
次に、本発明による組立順序計画システムの処理の概
略的な流れを第2図に示すフローチャートを用いて説明
する。
ステップ10(以下#10と記す)において、入力部1を
介して送り込まれた1日分の組立予定の製品を示すデー
タが本システムのワークエリアにロードされる。#15に
おいて、入力された組立予定の製品に与えられているオ
プション毎に基準値つまり並び替え合格点が設定され
る。#20において、順位を並び替えるための注目すべき
オプションがあるかどうかを判定してYESの場合#25に
進む。#25では、並び替え処理部4によって、注目オプ
ションに関する並び替えを行なう。この並び替えは、例
えば、先に注目された優先度の高いオプションの既に定
められている順序は替えないといった並び替えの制約条
件下で、後で述べられる手法を用いて行われる。#30に
おいて、#25で並び替えられた順序に対して平準度評価
部5がその平準度を算出する。#35では、算定された平
準度と基準値が比較され、平準度が基準値を上回る場合
は#20にジャンプして次に並び替えるために注目すべき
オプションがあるかどうかをチェックする。平準度が基
準値以下となった場合、#40へ進む。#40では、現在注
目しているオプションより先に注目された優先度の高い
上位のオプションをもつ製品の並びの固定を解除して、
つまり上位オプションの制約条件を緩和して、その緩和
されたオプションの評価値が対応する基準値を上回る限
りにおいて並び替えが行なわれる。#45と#50では、#
30と#35と同様に平準度が算定され、その平準度を基準
値と比較し、平準度が基準値を上回った場合#20へジャ
ンプし、平準度が基準値以下となる場合は#60へ進み、
基準点を変更して再度並び替えを行なうかどうかを問い
合わせ、YESの場合#15にジャンプして基準値の設定を
やり直す。NOの場合は、#20にジャンプする。#20にお
いてNOの場合、つまり注目すべきオプションがなくなっ
た場合、#65で最終結果を出力して、終了する。
つぎに並び換え処理における並び換え手法と平準度の
計算方法を説明するが、このために使用される2・3の
語句の定義をまず行う。
オプションを有する製品が均等に分布したときの間隔
状態における間隔台数を“最適間隔”という。つまり、 最適間隔=(総生産台数−オプションを有する台数)/
オプションを有する台数 但し、オプションを有する製品の生産台数が0台の
時、その最適間隔は0とし、オプションを有する製品の
生産台数が総数の50%を越えた時、その最適間隔は最適
に分布させても連続する台数を最適間隔とする。最適間
隔が整数にならない場合、その切り上げた値を最適広間
隔、その切り捨てた値を最適狭間隔という。
一日分の製品の組立順序の中で所定のオプションに注
目したとき、連続が存在する場合は最も連続台数の多い
部分を、そして連続が存在しない場合は間隔台数の最も
小さい部分を含むオプションありの部分をそれぞれ“ピ
ークロード”という。このピークロードが複数存在する
場合その部分を“ピークロード集合”という。
一日分の製品の組立順序の中で、所定のオプションの
ある間隔が、最適広間隔より大きい場合、その間隔を
“ベイキャントロード”といい、その集合を“ベイキャ
ントロード集合”という。
入れ替え処理の手法としては、本発明では、ピークロ
ード入れ替え手法とベイキャントロード入れ替え手法が
用いられており、ピークロード入れ替え手法とは、注目
オプションに関してのピークロード中心部と最も広いベ
イキャント中心部の入れ替えを行って行くことで平準化
をすすめていく手法であり、ベイキャントロード入れ替
え手法とは、注目オプションのベイキャントロード後方
要素と最適な間隔位置との入れ替えを行っていくことで
平準化をすすめていく手法である。ここで、ベイキャン
トロード後方要素とは、注目しているオプションを備え
た前方要素と後方要素との間の間隔が前述した最適広間
隔より大きい場合(つまりベイキャントロード)におい
て、前記後方要素のことである。また、最適な間隔位置
の要素とは、ベイキャントロードにおいて最適広間隔を
形成する注目しているオプションを備えていない要素の
ことである。
十分な高速性をもって平準化のレベルを向上させるた
めには、ベイキャントロードが発生している限り、ベイ
キャントロード入れ替え手法を用い、ベイキャントロー
ドがなくなった時点で、1度ピークロード入れ替え手法
で平準化を行ったのちに、ベイキャントロードが生じて
おれば再度ベイキャントロード入れ替え手法を実行する
といったような両方の手法を混合させるやり方が望まし
い。
平準度評価部は、与えられた組立順序に対して次の式
により注目すべきオプションに関する平準度を算定す
る: 平準度=(W*G+(1−W)*H)*100ここで、G
はバラツキ評価値であり、 Y=<Xの時、(X:実際の間隔の集合、Y:最適間隔の集
合) G=Σ(Y/X)/オプション有りの生産台数Y>Xの
時、 G=Σ(X/Y)/オプション有りの生産台数 Hはピークロード評価値であり、 ピークロードが間隔の時、 H=ピークロード間隔台数/最適狭間隔 ピークロードが連続の時、 H=0 Wはバラツキ度評価値の重みであり、 S=>1の時、(S:最適間隔) W=1/S S<1の時、 W=1 である。
つぎに、実際の並び換えとその平準度の算定を第3図
(a)から(r)に示された例を用いて説明する。
各図において横の数列は一つの製品を示しており、そ
の各数、つまり“1"または“0"は各オプションを有する
かどうかを表している。例えば、“0100"で示された製
品は第1オプションが無し、第2オプションが有り、第
2・第3オプションが無しである。図から明らかなよう
に、この例では10個の製品が計画されており、オプショ
ンの数は5である。なお、この組立順序を決定する場
合、これより前の組立順序を考慮しなければならない
が、ここでは前回においてオプションの間隔が3つ空い
ていたと仮定しておく。また各オプションの基準値、つ
まり並び替え合格点は第1オプションから順番に60、5
0、40、30、20点とする。
並び替え処理 第1ステップ・・・第3図(a)から第3図(b) まず第1オプションに注目する。前述したように、前
回の発行分との間隔が3つ空いており、さらに今回のデ
ータにおいてはじめに1つ空いているので合計4間隔と
なる。第1オプションの最適間隔は3となるので、空き
過ぎ部分を詰めるベイキャントロード再配置が行われ
る。つまり、第1オプションは上位オプションの制約が
ないので第1データ(最上段の横並び数列で示される製
品)と第2データ(2段目の横並び数列で示される製
品)を入れ替える。ここで、上位オプションとは、複数
のオプションから優先度に応じて順次注目すべきオプシ
ョンを選択して並び替えを行う並び替え処理において、
例えば、“部品A"というオプションに注目した並び替え
において、既に並び替えのために利用されたより優先度
の高い、つまり“部品A"より高い優先度をもったオプシ
ョンのことである。
第2ステップ・・・第3図(b)から第3図(c) 第1オプションに関して3段目と8段目の間で間隔が
4となっているので、さらにベイキャントロード再配置
が行われ、7段目と8段目が入れ替えられる。
第3ステップ・・・第3図(c)から第3図(d) 第1オプションに関して、最適間隔の3以上の間隔部
分がなくなったので、ピークロード再配置が行われる。
まず、一番密度の高い部分が検索されるが、ここでは最
上段と3段目が1間隔なので、最上段が一番密度のひく
い部分に移動される。ここで最上段が移動されることに
なるが、これが無いものと仮定した場合、ここに前回か
ら数えて5間隔が生じることとなる。この中の1つと入
れ替えると良いのであるが、前日のデータはすでに発行
されていて入れ替えはできないのである。このため、8
・9・10段目の3間隔に照準を合わせ、これらが入れ替
えの対象となるが、8段目や9段目と入れ替えても良く
ならないので、10段目が最上段と入れ替えられる。
第4ステップ・・・第3図(d)から第3図(e) 前回のデータを考慮すると第3番目との間に5間隔が
生じているので、ベイキャントロード再配置が行われ、
最上段と3段目が入れ替えられ、その間隔は3となる。
第5ステップ・・・第3図(e)から第3図(f) 最上段と7段目の間に5間隔が生じているので、ベイ
キャントロード再配置が行われ、5段目と7段目が入れ
替えられる。
第6ステップ・・・第3図(f)から第3図(g) 5段目と10段目の間に4間隔が生じているので、ベイ
キャントロード再配置が行われ、9段目と10段目が入れ
替えられる。
以上第1ステップから第6ステップの並び替え処理に
より第1オプションに関する並び替えが完了する。ここ
で、この順序の平準度はを前述した式を用いて以下よう
に算出される。
第4図から明らかなように、この段階でオプション1
の間隔に関しては、前日の結果を考慮すると、3間隔が
3つ並んでおり、その間隔の集合は{3、3、3}とな
る。最後の間隔は次の日の順番が決まらないと決定でき
ないので、ここでの平準度を求める対象から外してお
く。生産台数が10でそのうち3台が第1オプション有り
なので最適間隔の集合は{3、2、2}となる。但し、
この集合はその要素の数値を降順で並べるとする。
まずバラツキ評価値は、 G=(3/3+2/3+2/3)/3 =0.778 ピークロード評価値は、ピークロード間隔が3なの
で、 H=3/2=1.5 1より大きいからH=1となる。
さらに、バラツキ度評価値の重みWは、最適広間隔が
3であるので、 W=1/3=0.333 従って、 平準度=(0.333*0.778+(1−0.333)*1)*100 =93・・・小数点切上げ 第1オプションの合格点は60点であるので、次の第2
オプションに関する入れ替え処理に入るが、ここで先に
この段階での第2オプションの平準度を第4図を参照し
て求めると次のようになる。
G=(3/3+1/2+1/2)/3 =0.667 H=1/2=0.5 W=1/3=0.333 平準度=(0.333*0.667+(1−0.333)*0.5)*100 =56 従って第2オプションの合格点60点を上回っている
が、第2オプションに関してはまだ並び換えを行ってい
ないので、よりよい順序を求めて、ここでは所定の入れ
替えの処理ルーチンを1度行うことにする。
第7ステップ・・・第3図(g)から第3図(h) 2段目と7段目の間に4間隔が生じているので、ベイ
キャントロード再配置が行われ、6段目と7段目が入れ
替えられる。
第8ステップ・・・第3図(h)から第3図(i) 第2オプションに関して、最適間隔3以上の間隔部分
がなくなったので、ピークロード再配置が行われる。最
上段と2段目が連続しているので、この連続を解消す
る。最上段と前回発行分との間及び2段目の下側にも3
間隔が生じているが、ここでは最上段を移動する。7段
目と10段目の間に4間隔が生じているが、7番目と入れ
替えてもまた連続が生じるので、8・9・10番目が入れ
替え対象となるので、その中心である9段目が入れ替え
られることになる。つまり最上段と9段目とが入れ替え
られる。
第2オプションに関しては上位オプションである第1
オプションの制約のため、ここで第7ステップと第8ス
テップの並び替え処理により第2オプションに関する並
び替えが完了する。この順序の平準度は上述の如く算出
すると94となる。
第2オプションの合格点は50点であるので、次のオプ
ションに関する入れ替え処理に入る。次は第3オプショ
ンに注目する。
第9ステップ・・・第3図(i)から第3図(j) 前回発行分を考慮すると3段目までに5間隔が生じて
いるが第1段目と第2段目が上位オプションをもってい
るため入れ替えることができないので、ここでは最初か
らピークロード再配置が行われる。第3段目と第4段目
が連続となっており、3段目より上側の間隔が4段目よ
り下側の間隔より広いので第3段目が移動されることに
なる。第7番目と第10番目との間で4間隔が生じている
が、第7番目を入れ替えると連続となるので第8・9・
10番目が入れ替え対象となり、その中心である第9番目
が入れ替えられることになる。つまり第3番目と第9番
目が入れ替えられる。
第10ステップ・・・第3図(j)から第3図(k) 前回発行分を考慮すると4段目までに6間隔が生じて
おり、ベイキャントロード再配置が行われる。しかし第
1番目と第2番目は上位オプションを持っているので入
れ替えできないため、第3番目と第4番目が入れ替えら
れる。
第11ステップ・・・第3図(k)から第3図(l) 第3オプションに関して、最適間隔3以上の間隔部分
がなくなったので、ピークロード再配置が行われる。第
6番目と第8番目との間だが間隔でかつ第6番目が上位
オプションを持っているので、第8番目を移動すること
にする。第8番目がオプションなしとなると第7番目か
ら第10番目まで4間隔となるが、上位オプションの制約
により第10段目が入れ替えられる。つまり、第8番目と
第10番目が入れ替えられる。
第3オプションに関しては上位オプションである第1
・2オプションの制約のため、第9ステップから第11ス
テップまでの並び替え処理により第3オプションに関す
る並び替えが完了する。この順序の平準度は92である。
第2オプションの合格点は40点であるので、次のオプ
ションに関する入れ替え処理に入る。次は第4オプショ
ンに注目する。
第12ステップ・・・第3図(l)から第3図(m) 第1段目と第9段目の間に7間隔が生じているが、上
位オプションの制約のためベイキャントロード再配置を
行うことができない。このため、ピークロード再配置が
行われる。第9番目と第10番目が連続しており、第9番
目が上位オプションをもっていることから第9番目が移
動されることになる。第2番目から第8番目までの間隔
において上位オプションの制約にかからない第3番目が
入れ替えの対象として選ばれる。よって第10番目と第3
番目が入れ替えられる。
第4オプションに関しては上位オプションである第1
・2・3オプションの制約のため、このステップの並び
替え処理により第4オプションに関する並び替えが完了
する。この順序の平準度は53である。
第4オプションの合格点は30点であるので、次のオプ
ションに関する入れ替え処理に入る。次は第5オプショ
ンに注目する。
第13ステップ・・・第3図(m)から第3図(n) 前回発行分から第7番目にかけて9間隔が生じている
のでベイキャントロード再配置が行われる。第1段目、
第2番目そして第3番目は上位オプションの制約のため
入れ替えができないため、第4番目と第7番目が入れ替
えられる。
第5オプションに関しては上位オプションの制約のた
め、このステップの並び替え処理に加えてさらに並びを
良くする処理ができないが、この順序の平準度は12点で
あり、合格点である20点を下回っている。このため、以
下に示すように上位オプションの制約を緩和して並び替
え処理がおこなわれる。
第14ステップ・・・第3図(n)から第3図(o) 前回発行分から第4段目にかけて6間隔が生じている
ので、制約緩和ベイキャントロード再配置が行われる。
第4番目を最上段と入れ替えて前回発行分との間隔を3
とすれば、第1オプションが連続となり第1オプション
に関する平準点が合格点を割ってしまうので、第4段目
と第2段目が入れ替えられる。この場合は、第2オプシ
ョンの並びは崩れるが、その平準度は合格点である50点
以上となる。
第15ステップ・・・第3図(o)から第3図(p) さらに第9番目が移動されるが、入れ替え対象として
第3番目から第7番目のものを選択するとどの場合も合
格点を満たさないので、上位オプションに関してすべて
の合格点をみたすことになる第8番目を選択し、第9番
目と第8番目が入れ替えられる。
第5オプションに関する並び替え処理はこれで完了
し、次のオプションが無いためこれで並び替え処理が最
終的に完了する。
今述べた実施例では、各オプションに注目した並び替
え処理において、ベイキャントロードないしはピークロ
ード再配置が最終まで行われた後平準値を算出している
が、これに代えて、再配置が行われる毎に平準度を算出
し、これが合格点を上回った段階で、すぐ次のオプショ
ンに対する並び替え処理を行うようにすることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る組立順序計画システムと組立順序計
画方法の実施例を示し、第1図は全体構成図、第2図は
処理の手順を示すフローチャート、第3図(a)〜
(p)は並び替えの様子を示す説明図、第4図は平準度
計算のための説明図である。 (1)……入力部、(3)……出力部、(4)……並び
換え処理部、(5)……平準度評価部、(51)……ピー
クロード評価部、(52)……バラツキ度評価部、(53)
……平準度算定部、(6)……比較部、(7)……基準
値変更部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚村 恭一 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 株式会社クボタ大阪本社内 (72)発明者 今井 直純 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47 号 株式会社クボタ大阪本社内 (56)参考文献 特開 平1−234142(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種のオプションが付加される製品群を組
    み立てる混流生産方式の組立ラインへの投入型式の順番
    を計画する組立順序計画システムであって、 複数のオプションから優先度に応じて順次注目すべきオ
    プションを選択して並び替えを行う並び替え処理部と、
    前記並び替え処理部によって選択された所定のオプショ
    ンに注目してそのオプションの組立順序に関する平準度
    を算定する評価部が備えられ、 前記並び替え処理部は前記評価部によって決定される平
    準度が所定の基準値を越えるように並び替え処理を行
    い、 前記評価部は注目オプションの集中度を示すピークロー
    ド評価値を算定するピークロード評価部と、このオプシ
    ョンのバラツキ度を示すバラツキ評価値を算定するバラ
    ツキ評価部と、このオプションの最適間隔を求め、この
    最適間隔に基づいて前記ピークロード評価値とバラツキ
    度評価値のそれぞれに対する重み係数を決定して、これ
    より注目された所定のオプションに関する平準度を算定
    する平準度算定部と、から構成されている組立順序計画
    システム。
  2. 【請求項2】前記平準度算定部が、バラツキ度評価値の
    重みを最適間隔が1以上の場合最適間隔の逆数とし、最
    適間隔が1未満の場合1とすることを特徴とする請求項
    1に記載の組立順序計画システム。
  3. 【請求項3】前記平準度算定部が、平準度を次式; (W*G+(1−W)*H)*100, ここで、G:バラツキ評価値 H:ピークロード評価値 W:バラツキ度評価値の重み、 によって算定されることを特徴とする請求項2に記載の
    組立順序計画システム。
  4. 【請求項4】前記ピークロード評価部が、注目オプショ
    ンが連続している場合0をピークロード評価値とし、注
    目オプションが間隔を開けている場合その注目オプショ
    ンの間隔を最適間隔で割った商をピークロード評価値と
    し、かつ前記バラツキ度評価部が、注目オプションの各
    間隔に対して、その間隔が最適間隔以上の場合最適間隔
    をその間隔で割った商を積算するとともにその間隔が最
    適間隔未満の場合その間隔を最適間隔で割った商を積算
    し、さらにそれらの積算値の合計を注目オプションの組
    立台数で割った商をバラツキ度評価値とすることを特徴
    とする請求項3に記載の組立順序計画システム。
  5. 【請求項5】各種のオプションが付加される製品群を組
    み立てる混流生産方式の組立ラインへの投入型式の順番
    を計画する組立順序計画方法であって、 所定のオプションに注目して組立順序の並び替えを行う
    並び替え処理が、このオプションの集中度を示すピーク
    ロード評価値を算定するピークロード評価ステップと、
    このオプションのバラツキ度を示すバラツキ評価値を算
    定するバラツキ評価ステップと、このオプションの最適
    間隔を求め、この最適間隔に基づいて前記ピークロード
    評価値とバラツキ度評価値のそれぞれに対する重み係数
    を決定して、これより注目オプションに関する平準度を
    算定する平準度算定ステップと、前記算定された平準度
    が所定の基準値を越えるように並び替えを行うステップ
    からなり、 かつ前記並び替え処理が優先度に応じて順次選択される
    オプション毎に繰り返されることにより最終的な組立順
    序が決定される組立順序計画方法。
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