JP2509772Y2 - 抽斗装置 - Google Patents

抽斗装置

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JP2509772Y2
JP2509772Y2 JP1989098315U JP9831589U JP2509772Y2 JP 2509772 Y2 JP2509772 Y2 JP 2509772Y2 JP 1989098315 U JP1989098315 U JP 1989098315U JP 9831589 U JP9831589 U JP 9831589U JP 2509772 Y2 JP2509772 Y2 JP 2509772Y2
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JP
Japan
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drawer
stopper
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cabinet
desk
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JP1989098315U
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JPH0337930U (ja
Inventor
崇爾 西澤
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、机、キャビネット等の抽斗装置の改良に係
るものであり、更に詳しくは、これら抽斗装置におい
て、抽斗をキャビネット等の本体内へ押し入れるときに
抽斗前板が受ける衝撃を緩和してなる抽斗装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
通常、例えば第1図に示すような机Aに引き出し自在
に設けられた抽斗には、これを机Aの本体内へ押し入れ
た際の衝撃を緩和するためのストッパーが設けられてい
る。従来、抽斗装置におけるこの種のストッパーとして
は、例えば第6図に示す如く、抽斗aの前板b内面の上
隅角部にゴム又は軟質合成樹脂等にて作成してなるスト
ッパーcを設け、抽斗aを机本体d内に押し入れたとき
に該ストッパーcを机本体の前框e部分に当止させるこ
とにより、抽斗押し入れ時における抽斗前板が受ける衝
撃を緩和せしめている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、前記のような従来の抽斗装置においては、例
え前板bの内面にストッパーcを設けたとしても、該ス
トッパーcを介して前板bは前框eへ衝突し、特に机等
の最下段に設けられるファイリング用の大型抽斗等の場
合には、該抽斗a内に収納される物品の重量が大きく、
抽斗aを机本体d内に押し入れる際のモーメントが大き
いために、前板bに対して強い衝撃が加わり、前板bが
湾曲したり、更には破損したりするおそれがあり、特に
前板bを合成樹脂等にて作成する場合にはこの前板bが
破損するおそれが大である。
本考案は上記の点に鑑み、キャビネット等の抽斗装置
として、大型で重量が大きくキャビネット等の本体内へ
の押し入れ時の衝撃が大きな抽斗等の場合にも、該抽斗
のキャビネット本体内への押し入れ時の衝撃により、該
抽斗における前板等の部材が湾曲、変形したり、更には
破損したりすることを防止してなる抽斗装置を提供せん
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る抽斗装置は上記の目的を達成するため
に、キャビネット等の本体内面に対向配置した一対の支
持レールに抽斗両側に取付けた抽斗レールを摺動可能に
支持してキャビネット等へ抽斗を引き出し自在に取付
け、前記支持レールにおける前後位置に前、後ストッパ
ーを設けるとともに、前記抽斗の側面に、該抽斗をキャ
ビネット等の本体から引き出したときに前記支持レール
の前ストッパーへ当止し、且つ抽斗をキャビネット等の
本体内に押し入れたときには前記支持レールの後ストッ
パーへ当止するストッパーを設けて構成してなる。
〔作用〕
本考案に係る抽斗装置は上記の如く構成してなり、抽
斗をキャビネット等の本体から引き出したときには、該
抽斗側面に設けたストッパーが支持レールの前ストッパ
ーに当止することにより、抽斗がキャビネット本体内か
ら抜け落ちることを防止するとともに、抽斗をキャビネ
ット等の本体内へ押し入れたときには、前記抽斗側面の
ストッパーが支持レールの後ストッパーへ当止すること
により、抽斗押し入れ時の衝撃をこれらのストッパーに
より吸収、緩和して前板へ衝撃が伝わることを防止して
なり、前記抽斗側面に設けたストッパーが抽斗の抜け止
め及び抽斗押し入れ時の衝撃吸収用ストッパーの両方を
兼ねるものである。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づき本考案を更に詳細
に説明する。
本考案に係る抽斗装置は、例えば第1図に示すような
机A等の抽斗1として採用されるものであり、該抽斗1
は、机本体2内の左右に固設した一対の本体レール3,3
と該本体レール3内に嵌め込まれ、自由転子41…にて前
記本体レール3内に支持された状態で抽斗1の出し入れ
に応じて前記本体レール3内を摺動する中間レール4と
から構成される支持レール5に、抽斗1の両側11,11に
固設した抽斗レール6を摺動可能に支持することによ
り、抽斗1を机本体2に対して引き出し自在に取付けて
なるものであり、前記中間レール4はその外面に突設し
たストッパー43を本体レール3の長手方向に開設した案
内孔31内に望ませた状態で本体レール3に対して摺動
し、前記ストッパー43が本体レール3の案内孔31の前端
縁に係止することにより中間レール4の引き出し方向へ
の移動を規制し、更に、抽斗1は、これを机本体2から
前方へ引き出したときに、その側面11に設けたストッパ
ー7が前記中間レール4前端に上向き突設した前ストッ
パー8へ当止することにより、抽斗1が支持レール5か
ら抜け落ちることを防止した状態で抽斗1を机本体2に
対して引き出し可能に取付けている。
そして、本考案においては、前記抽斗側面11に設けた
抜け止め用ストッパー7として、例えば図例の如く平面
視略コ字形に形成して前後に当止面71,72を形成してな
るものを用い、その前当止面17を中間レール4の前スト
ッパー8へ当止せしめて抜け止めとするとともに、一
方、支持レール5を構成する本体レール3の後部上面に
は、抽斗1を机本体2内へ押し入れたときに、前記抽斗
側面11に設けたストッパー7の後当止面72へ当止するス
トッパー9を形成してなり、抽斗1を机本体2内へ押し
入れたときには、前記抽斗側面11のストッパー7の後当
止面72が本体レール3に設けた後ストッパー9へ当止す
ることにより、抽斗1の机本体2内への押し入れ時の衝
撃を両ストッパー7,9により吸収、緩和して抽斗前板13
へこの衝撃が伝わることを防止してなり、抽斗前板13が
机本体2の前框21へ激しく衝突して前板13が変形した
り、更には破損したりすることを防止してなるのであ
る。
前記の如く本考案においては、抽斗側面11に設けたス
トッパー7を抽斗1を机本体2から引き出したときには
中間レール4前端の前ストッパー8へ当止させて抽斗1
が机本体2から抜け落ちることを防止するとともに、抽
斗1を机本体2内へ押し入れたときには、前記ストッパ
ー7を本体レール3の後部に設けた後ストッパー9へ当
止させることにより、抽斗1の押し入れ時の衝撃が抽斗
前板13へ伝わることを防止してなるものであり、前記ス
トッパー7にて抽斗1の抜け落ち、及び抽斗1押し入れ
時の衝撃吸収といった両方の作用を兼ねるものである。
上記の如く、本考案に係る抽斗装置においては、抽斗
1の側面11に設けたストッパー7と、前記抽斗1を机本
体2に対して引き出し自在に支持してなる支持レール5
を構成する本体レール3に設けたストッパー9とにより
抽斗1の机本体2への押し入れ時の衝撃を吸収して前板
13へ衝撃が伝わることを防止してなるものであるが、こ
れらのストッパー7,9に加えて従来から用いられている
ストッパー等を併用してもよい。
尚、図中10はストッパー7の後当止面72に設けたスト
ッパーゴムである。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案によれば、キャビネット等の
抽斗装置における抽斗押し入れ時のストッパーとして、
該抽斗をキャビネット等の本体内へ引き出し自在に支持
してなる支持レール前部に設けたストッパーへ当止する
抽斗抜け落ち防止用ストッパーを、引き出し押し入れ時
には前記支持レール後部に設けた後ストッパーへ当止さ
せることにより抽斗押し入れ時の衝撃を該ストッパーに
て吸収、緩和して抽斗前板部分へ衝撃が伝わることを防
止してなるので、従来の如く抽斗をキャビネット等の本
体内へ押し入れる際に抽斗前板部分が本体前框に激しく
衝突して変形したり、更には破損したりすることを防止
して長期間の使用に耐えうるのであり、しかも、前記の
如く引き出しの抜け落ち防止用ストッパーを、抽斗押し
入れ時の衝撃吸収用ストッパーとしても用いることによ
り、部品点数を削減して製造工程を簡略化し、製造コス
トの低減をも実現しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る抽斗装置を採用してなる机の斜視
図、第2図は本考案に係る抽斗装置の分解斜視図、第3
図は前記抽斗装置の要部斜視図、第4図は抽斗をキャビ
ネット本体内に押し入れた状態の説明用側面図、第5図
は同じく引き出した状態の説明用側面図、第6図は従来
の抽斗装置の説明用側面図である。 A:机 1:抽斗、2:机本体、3:本体レール、4:中間レール、5:支
持レール、6:抽斗レール、7:ストッパー、8:前ストッパ
ー、9:後ストッパー、10:ストッパーゴム、11:抽斗側
面、13:前板、21:前框、31:案内孔、41:自由転子、43:
ストッパー、71:前当止面、72:後当止面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネット等の本体内面に対向配置した
    一対の支持レールに抽斗両側に取付けた抽斗レールを摺
    動可能に支持してキャビネット等へ抽斗を引き出し自在
    に取付け、前記支持レールにおける前後位置に前、後ス
    トッパーを設けるとともに、前記抽斗の側面に、該抽斗
    をキャビネット等の本体から引き出したときに前記支持
    レールの前ストッパーへ当止し、且つ抽斗をキャビネッ
    ト等の本体内に押し入れたときには前記支持レールの後
    ストッパーへ当止するストッパーを設けてなることを特
    徴とする抽斗装置。
JP1989098315U 1989-08-22 1989-08-22 抽斗装置 Expired - Lifetime JP2509772Y2 (ja)

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JP1989098315U JP2509772Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抽斗装置

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JP1989098315U JP2509772Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抽斗装置

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Publication Number Publication Date
JPH0337930U JPH0337930U (ja) 1991-04-12
JP2509772Y2 true JP2509772Y2 (ja) 1996-09-04

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ID=31647421

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JP1989098315U Expired - Lifetime JP2509772Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抽斗装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493796A (ja) * 1972-05-04 1974-01-14

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JPH0337930U (ja) 1991-04-12

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