JP2509727Y2 - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JP2509727Y2
JP2509727Y2 JP1989107334U JP10733489U JP2509727Y2 JP 2509727 Y2 JP2509727 Y2 JP 2509727Y2 JP 1989107334 U JP1989107334 U JP 1989107334U JP 10733489 U JP10733489 U JP 10733489U JP 2509727 Y2 JP2509727 Y2 JP 2509727Y2
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伸夫 山中
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アルミシート製頂板を備えた蓋体の開口手
段に特徴のある密閉容器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、アルミシート製頂板を備えた蓋体に開口手
段を設けた密閉容器が用いられている。例えば、実公昭
60−18364号公報に記載されているものは、第5図及び
第6図に示すように、下層がアルミシート31で上層がこ
のアルミシートの全表面を覆うプラスチックシート32の
積層板で形成された蓋体4を、容器本体1の周壁2の上
端に溶着し気密な容器としたものである。さらに、この
蓋体4の頂壁30の周囲部分に2本の切り欠き溝9、9を
設けてこの切り欠き溝部分をアルミシートだけの部分と
し、破断可能な連結部8を介することにより破断用帯10
aを周設させている。そして、上層プラスチックシート3
2の一部分を除去することにより前記破断用帯10aの一部
に破断用端部33を形成した。更に前記破断用端部33に近
接する蓋体4の頂壁30部分には、切り欠き溝9を介して
プラスチックシート32に囲まれた状態の突き刺し兼用摘
み片34を形成している。そして、この突き刺し兼用摘み
片34は、前記破断用帯10aと一体に形成されており、こ
の破断用帯10aの一部には角部22を有する。さらに、こ
の角部22は破断用端部33上に位置している。
そして、容器を開口するには、下層のアルミシート部
分31との接着を離してから、突き刺し兼用摘み片34を起
こして傾斜させることで角部22を破断用端部33に突き刺
す。さらに、突き刺し兼用摘み片34を引き上げると、2
本の切り欠き溝9、9に沿ってアルミシート31部分が破
られることで破断用帯10aを除去することによって、容
器を開口する構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5図及び第6図に示す従来例では、上記のように突
き刺し兼用摘み片34を傾斜して引き上げるだけで破断用
10aを除去することができるから、容器を開口するに
は極めて便利である。
しかしながら、上記の従来品では、第5図及び第6図
に示すように突き刺し兼用摘み片34を起こして傾けるこ
とで角部22を破断用端部33に突き刺す際に、突き刺し兼
用摘み片34を傾けて回動することを要するので、回動す
るのに力を要し操作が面倒である。また回動する際、突
き刺し兼用摘み片34は破断用端部33の近傍においてねじ
りを受けるので、折損のおそれがある。
さらに、プラスチックシート32がアルミシート31の全
面を覆って接着されているから、材料費が嵩みコストア
ップの原因になるばかりでなく、省資源の点からも問題
がある。そのうえ、突き刺し兼用摘み片34が切り欠き溝
9、9を介してプラスチックシート32によって囲まれて
いるので、開口時に突き刺し兼用摘み片34を起こすとき
に、外側から起こすことができず、突き刺し兼用摘み片
34の起立操作が厄介である。特に突き刺し兼用摘み片34
の内部空間に指を挿入してこの摘み片を起こすことが困
難な程度に摘み片34が小さい場合、あるいは突き刺し兼
用摘み片34には指を挿入する空間がないものではこの傾
向が顕著である。
本考案は、前記課題に鑑みてなされたものであり、力
を入れなくても容易にアルミシート製頂板を開口するこ
とのできる密閉容器を提供することを第1の課題とす
る。また、構造が簡単で低価格の密閉容器を提供するこ
とを第2の課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の技術的課題を解決するために以下の
ような構成とした。
即ち、容器本体1の周壁2の上端に溶着された合成樹
脂製周縁部5と、前記合成樹脂製周縁部5の内縁部7の
内側に破断可能な連結部8を介して連設された合成樹脂
製の破断用環状帯10と、外縁を前記内縁部7の下面に溶
着して、前記内縁部7で区画される平面領域に張設され
ると共に前記破断用環状帯10の下面にも溶着されたアル
ミシート製頂板6とから構成され、前記破断用環状帯10
の内側に空間Sを構成してなる蓋体4を含み、さらに、
前記破断用環状帯10には、先端が尖鋭な角部22に形成さ
れた突き刺し部21を連設し、この突き刺し部21には、蓋
体4の内方に延びる摘み20を連設し、さらに、前記破断
用環状帯10と前記突き刺し部21の間には、前記突き刺し
部21が回動されたときヒンジ部となる折れ線12を形成し
た密閉容器とした。
〔作用〕
本考案は、摘み20を挟んで引き上げると、突き刺し部
21は、破断用環状帯10と突き刺し部21の間にある折れ線
12をヒンジ部として回動する。即ち、摘み20側が上昇
し、突き刺し部21の角部22側が下降する。そして、突き
刺し部21の先端の尖鋭な角部22がアルミシート製頂板6
に圧接する。さらに、突き刺し部21を傾けていくと、突
き刺し部21の角部22の先端がアルミシート製頂板6を突
き刺してアルミシート製頂板6に、破断開始部を形成す
る。
さらに、摘み20を引っ張ることによって、突き刺し部
21に続く破断用環状帯10を引き上げてアルミシート製頂
板6を引き裂き、アルミシート製頂板6と共に破断用環
状帯10を除去して容器を開口する。
〔実施例〕
以下、本考案による実施例について第1図乃至第4図
を参照しつつ説明する。
[第1実施例] 第1図乃至第3図は本考案の密閉容器の第1実施例を
示すものである。この密閉容器は、容器本体の1の周壁
2の上端に、蓋体4の合成樹脂製周縁部5を溶着し、こ
の合成樹脂製周縁部5の内縁部7の下面にアルミシート
製頂板6を溶着することにより、前記内縁部7により区
画される平面領域にアルミシート製頂板6を張設してい
る。そして、この内縁部7の内側に沿って切欠き溝9を
設け、この切り欠き溝9に等間隔に4個所に破断可能な
連結部を設けている。そして、この連結部8を介して合
成樹脂製の破断用環状帯10を連設している。この破断用
環状帯10の下面は、前記アルミシート製頂板6の上面に
溶着され、その内側に内周縁15に囲まれた空間Sが形成
される。そして、前記アルミシート製頂板6の上面の大
部分が破断用環状帯10の内側に形成された前記空間S内
に露出する。さらに、破断用環状帯10には一部に切欠き
23があり、この切欠き23の部分にはアルミシート製頂板
6のみが現出する さらに、前記破断用環状帯10の一端には、先端が尖鋭
な角部22に形成された突き刺し部21を連設する。この突
き刺し部21には蓋体4の内方に延びる環状の摘み20を連
設する。また、前記突き刺し部21は合成樹脂製周縁部5
側において切り欠き溝9に沿って円弧状になっている。
破断用環状帯10と突き刺し部21の間には、前記突き刺し
部21が回動されたとき、ヒンジ部となる折れ線12を形成
した構造になっている。
また、破断用環状帯10の上面に、切欠き23から等間隔
に折り曲げ線13を3個所設けてある。この折り曲げ線13
は破断用環状帯10の外周縁14から内周縁15に達する放射
方向の溝であり、摘み20を引っ張ってアルミシート製頂
板6を引き裂く際に、破断用環状帯10が前記折り曲げ線
13で折り曲がってアルミシート製頂板6の引き裂きを容
易にする。
なお、第1実施例の密閉容器を開けるには、前記の作
用の項で述べたのと同様に行う。
[第2実施例] 第4図は第2実施例を示すものであり、第1実施例と
同様の構成部分は同一符号を用いてその説明を省略し
た。この実施例では、前記破断用環状帯10の一部に第1
実施例のような切り欠き23設けず、角部22の先端と摘み
20の中心を通る直線方向が蓋体4の中心を通るように形
成したものである。そして、折れ線12は突き刺し部21の
左右2個所に設けられている。
この第2の実施例の密閉容器の開口は、前記の第1の
実施例と同じように行われる。しかし、摘み20を摘んで
引き上げながらアルミシート製頂板6を引き裂いていく
際に、蓋体4の中心に対して左右対称に同時にアルミシ
ート製頂板6を引き裂いていくので、容器の開口は一層
速く行われる。
〔考案の効果〕
本考案は、破断用環状帯10と突き刺し部21の間にヒン
ジ部となる折れ線12を設けたのであるから、摘み20を引
き上げると前記折れ線12が軸となって角部22が軽く回動
して蓋体4のアルミシート製頂板6に対して大きく傾斜
し、容易にアルミシート製頂板6を破断することができ
る。このために、角部22の回動に伴いこの角部22の近傍
の破断用環状帯10の部分がねじれて折損するようなこと
はなく、このような折損に起因して摘み20がちぎれるお
それもない。さらに、この摘み20を引っ張れば破断用環
状帯10が前記角部22によって破断された破断開始部から
一本の切欠き溝9の連結部8だけを破断すればよいので
アルミシート製頂板6を簡単に引き裂くことが可能とな
る。従って、本考案によれば、大きな力を要することな
く、簡単に容器を開口することができる。
さらに、本考案は、蓋体を構成するアルミシートの全
表面を覆う積層プラスチックシートに代えて、合成樹脂
製の破断用環状帯10の下面をアルミシート製頂板6の上
面に溶着したのであるから、破断用環状帯10の内側には
空間Sが形成されて、従来品のようなこの空間を占める
プラスチック部分が存在しない分だけ、材料費が節約さ
れてコストが低減される。また、重量も軽減される。
しかも、摘み20の周囲がプラスチックシートにより囲
まれていないのであるから、摘み20の引き出し操作は周
囲から妨げられることなく簡単に行える。さらに、合成
樹脂製の破断用環状帯10は、外方の合成樹脂製周縁部5
の内縁部7のみに連設され、内方に連設部を有しないた
め、片側の連結部8を破断するだけで合成樹脂製の破断
用環状帯10が合成樹脂製周縁部5から分離するのであ
り、大きな力を要せず簡単に容器の開口を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案による第1実施例を示し、第
1図は平面図、第2図は第1図のII−II線より視た断面
図、第3図は第1図のIII−III線より視た断面図、第4
図は第2実施例の要部平面図、第5図は従来例の平面
図、第6図は第5図VI−VI線より視た断面図である。 1……容器本体 2……周壁 4……蓋体 5……合成樹脂製周縁部 6……アルミシート製頂板 7……合成樹脂製周縁部の内縁部 8……連結部 10……破断用環状帯 12……折れ線 20……摘み 21……突き刺し部 22……角部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1の周壁2の上端に溶着された合
    成樹脂製周縁部5と、前記合成樹脂製周縁部5の内縁部
    7の内側に破断可能な連結部8を介して連設された合成
    樹脂製の破断用環状帯10と、外縁を前記内縁部7の下面
    に溶着して、前記内縁部7で区画される平面領域に張設
    されると共に前記破断用環状帯10の下面にも溶着された
    アルミシート製頂板6とから構成され、前記破断用環状
    帯10の内側に空間Sを構成してなる蓋体4を含み、さら
    に、前記破断用環状帯10には、先端が尖鋭な角部22に形
    成された突き刺し部21を連設し、この突き刺し部21に
    は、蓋体4の内方に延びる摘み20を連設し、さらに、前
    記破断用環状帯10と前記突き刺し部21の間には、前記突
    き刺し部21が回動されたときヒンジ部となる折れ線12を
    形成した密閉容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6018364U (ja) * 1983-07-16 1985-02-07 斎藤 良一 パツキン
JPS6280822U (ja) * 1985-11-11 1987-05-23

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JPH0345835U (ja) 1991-04-26

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