JP2509497Y2 - 変速機操作装置 - Google Patents

変速機操作装置

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JP2509497Y2
JP2509497Y2 JP1990002910U JP291090U JP2509497Y2 JP 2509497 Y2 JP2509497 Y2 JP 2509497Y2 JP 1990002910 U JP1990002910 U JP 1990002910U JP 291090 U JP291090 U JP 291090U JP 2509497 Y2 JP2509497 Y2 JP 2509497Y2
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striker
shift
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shift rod
transmission operating
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JP1990002910U
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Inventor
孝夫 新井
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自動車機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、変速機操作装置に関するもので、詳しく
は、圧縮空気によって倍力し、同期噛合機構を介してギ
ヤを噛合わせる変速機操作装置に関するものである。
b.従来の技術 変速機には、同期噛合機構を採用し、さらに該機構の
スリーブを圧縮空気によって作動させるものがある。
このような変速機の操作装置では、シフト操作レバー
を操作すると、その操作に対応してシフトシリンダに圧
縮空気が供給される。この圧縮空気でシフトロッドのピ
ストンを作動させ、それによってシフトロッドをその軸
方向へ摺動させる。このシフトロッドにはストライカが
嵌着されており、シフトロッドと共にストライカが移動
される。このストライカはシフトフォークシャフトを作
動させ、該シャフトに結合されているシフトフォークを
作動させて同期噛合機構のスリーブを作動させる。同期
噛合機構においては、スリーブによってシンクロナイザ
リングをクラッチギヤのコーンに圧接させ、それによっ
てクラッチハブとクラッチギヤとを同期させる。そし
て、この後スリーブをクラッチギヤに噛合させて、該ギ
ヤとクラッチハブとを合体させる。
c.考案が解決しようとする課題 ところで、上記したような同期噛合機構を備え、かつ
該機構のスリーブを圧縮空気によって作動させる変速機
の操作装置では、スリーブがシンクロナイザリングに噛
合する場合、さらにスリーブがクラッチギヤに噛合する
場合に、スリーブが急速に移動する。このため、スリー
ブの歯はシンクロナイザリングの歯およびクラッチギヤ
の歯に多大な衝撃力をもって衝突し、それらの歯を損傷
する虞れがある。
そこで、本考案の目的は、簡単な構造によって衝撃力
を緩和してスリーブ,シンクロナイザリング,クラッチ
ギヤ等の損傷を防止した変速機操作装置を提供すること
にある。
d.課題を解決するための手段 本考案の変速機操作装置では、シフト操作レバーの操
作と対応させてシフトシリンダに圧縮空気を供給し、該
圧縮空気でピストンを作動させることによってシフトロ
ッドを作動させ、該シフトロッドに嵌着させたストライ
カ、該ストライカに対応したシフトフォークシャフト、
該シャフトのシフトフォークを介し、さらに同期噛合機
構を介してギヤを選択する変速機操作装置において、上
記シフトロッドと上記ストライカとの間にすべてにわた
って介在する円筒状の弾性体を配設し、該弾性体を介し
て上記シフトロッドの動力を上記ストライカに伝達させ
るように構成している。
e.作用 本考案の変速機操作装置では、スリーブの歯がシンク
ロナイザリングの歯,クラッチギヤの歯に衝突する際の
衝撃力は円筒状の弾性体によって吸収される。
f.実施例 第1図および第2図は本考案に係る変速機操作装置の
要素である倍力装置1を示している。
この倍力装置では、第1図に示したように、シリンダ
ハウジング2にシフトロッド3が摺動自在に配設されて
いる。このシフトロッド3はピストン4とストライカ5
とを備えている。ピストン4は、シリンダハウジング2
のシリンダ部2aに摺接し、シリンダ部2aに圧力室6a,6b
を画成している。これらの圧力室6a,6bは、電磁切換弁
7を介して圧縮空気源8に接続される。また、シフトロ
ッド3にはリング9が固着されており、このリング9に
ゴムブッシュ等の円筒状に形成された弾性体10を介して
上記ストライカ5が嵌着されている。しかして、弾性体
10は、シフトロッド3とストライカ5との間にすべてに
わたって介在すべく配設されている。リング9は、両端
縁に環状凸起9aを備えており、弾性体10の変形を一定範
囲内に規制している。このストライカの先端は第1図に
示したように、両端面が円弧状面によって形成されてお
り、該先端は、第2図に示したように、3つのシフトジ
ョー11a,11b,11c間に配置されている。
また、この倍力装置では、第2図に示したように、シ
フトロッド3に対して直交するようにセレクトロッド12
がシリンダハウジング2に摺動自在に配置されている。
このセレクトロッド12はピストン13とセレクトアーム14
とを備えている。ピストン13は、シリンダハウジング2
のシリンダ部2bに摺接し、シリンダ部2bに圧力室15a,15
bを画成している。これらの圧力室15a,15bは、電磁切換
弁16を介して圧縮空気源17に接続される。また、セレク
トアーム14の先端は、ストライカ5の中間部の弧状側面
を挟込んでいる。
そして、上記電磁切換弁7,16は変速機操作レバー18の
操作信号に基づいてコントローラ19によって制御され
る。
以下に、変速機操作レバー18を第1速に投入する動作
について説明する。
まずレバー18を第1速および第2速の位置へセレクト
操作すると、電磁弁16が左方へ作動される。すると、圧
縮空気が圧力室15bへ供給され、それによってセレクト
ロッド12は右方へ作動される。このセレクトロッド12と
共に、セレクトアーム14も右方へ移動されるので、スト
ライカ5はシフトロッド3を中心にして反時計方向へ回
動される。そして、このストライカ5の先端は、シフト
ジョー11aに位置される。
次いで、操作レバー18を第1速に投入すると、電磁切
換弁7は左方へ作動される。すると圧縮空気が圧力室6b
に供給され、それによってシフトロッド3は右方へ作動
される。このセレクトロッド3の動力は、リング9,弾性
体10を介してストライカ5に伝達され、シフトジョー11
aを矢示方向へ作動させる。このシフトジョー11aの運動
は、シフトフォークシャフト20aを介して図示しないシ
フトフォークを作動させ、該フォークを介して図示しな
い同期噛合機構を作動させ、そしてスリーブの歯を第1
速側のクラッチギヤの歯に噛合させる。その際、スリー
ブの歯がシンクロナイザリングの歯およびクラッチギヤ
の歯に衝突するが、その衝撃力は上記弾性体10によって
吸収される。
なお、この実施例では、弾性体が上記噛合のための動
力を十分に伝達できない場合には、リング9の環状凸起
9aがストライカ5に直接当接することによって、シフト
ロッド3の動力をストライカ5に伝達する。
なお、上記弾性体10は、ストライカ5およびリング9
に対して滑ることなく接合されていなければならない。
そこで、弾性体10は、その外周面および内周面をストラ
イカ5の内周面およびリング9の外周面にそれぞれ接着
したり、ストライカ5の内周面およびリング9の外周面
を同一または相似形の非円形に形成し、その間に弾性体
10を介在させたりして、ストライカ5とリング9との間
に保持される。
g.考案の効果 上述の如く、本考案に係る変速機操作装置は、シフト
ロッドとストライカとの間にすべてにわたって介在する
円筒状の弾性体を配設し、該弾性体を介して上記シフト
ロッドの動力を上記ストライカ、同期噛合機構に伝達さ
せるように構成しているので、スリーブとクラッチギヤ
との噛合時に生じる衝撃力が弾性体により効果的に吸収
されて緩和することができる。したがって、本考案の変
速機操作装置によれば、シフトロッド、ストライカ、シ
フトフォークジョー、シフトフォーク、スリーブ、シン
クロナイザリング、クラッチギヤ等のシフト系の部品が
損傷するおそれはなくなる。しかも、円筒状の弾性体を
シフトロッドとストライカとの間のすべてにわたって介
在させているに過ぎないため、構造が簡単であり、従来
に比べて部品点数をそれ程増やすことなく、コンパクト
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る変速機操作装置の要
部である倍力装置を示しており、第1図はそのシフトロ
ッドの長手方向を断面にした図、第2図はそのセレクト
ロッドの長手方向を断面にした図である。 1……倍力装置、2……シリンダハウジング、3……シ
フトロッド、5……ストライカ、9……リング、9a……
環状突起、10……弾性体、12……セレクトロッド、14…
…セレクトアーム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフト操作レバーの操作と対応させてシフ
    トシリンダに圧縮空気を供給し、該圧縮空気でピストン
    を作動させることによってシフトロッドを作動させ、該
    シフトロッドに嵌着させたストライカ、該ストライカに
    対応したシフトフォークシャフト、該シャフトのシフト
    フォークを介し、さらに同期噛合機構を介してギヤを選
    択する変速機操作装置において、上記シフトロッドと上
    記ストライカとの間にすべてにわたって介在する円筒状
    の弾性体を配設し、該弾性体を介して上記シフトロッド
    の動力を上記ストライカに伝達させるように構成したこ
    とを特徴とする変速機操作装置。
JP1990002910U 1990-01-17 1990-01-17 変速機操作装置 Expired - Lifetime JP2509497Y2 (ja)

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JPH0394462U JPH0394462U (ja) 1991-09-26
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JPS62109219U (ja) * 1985-12-24 1987-07-11

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