JP2509308Y2 - 試料管保護クッション - Google Patents

試料管保護クッション

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JP2509308Y2
JP2509308Y2 JP8078492U JP8078492U JP2509308Y2 JP 2509308 Y2 JP2509308 Y2 JP 2509308Y2 JP 8078492 U JP8078492 U JP 8078492U JP 8078492 U JP8078492 U JP 8078492U JP 2509308 Y2 JP2509308 Y2 JP 2509308Y2
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JP
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sample tube
elastic body
protective cushion
cushion
container
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JP8078492U
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JPH0645649U (ja
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實 原
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Kubota Manufacturing Corp
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Kubota Manufacturing Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は遠心分離機で血液など
の試料を遠心分離する際に、ガラス製の試料管がチュー
ブラックまたは金属管と呼ばれる試料管収容容器内で破
損しない為に使用する試料管保護クッションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心分離機では、試料管収容容器
1に試料管2を保持する際、図3に示すような底ゴムと
呼ばれる円板状弾性体の保護クッション3を用いてガラ
ス管などの試料管2が遠心力による荷重で破損すること
を防止している。保護クッション3の上面は凹曲面とさ
れ、ゴムの弾性力を補強するためにゴム引帆布3bが一
体に焼付けてある。円板状弾性体が遠心荷重によって変
形し、試料管の底部との接触面積を大きくし、荷重を分
散させて、試料管が割れるのを防止している。保護クッ
ション3は試料管収容容器1の穴の直径にたいして容易
に反転しないようにその厚さと直径を決めなければなら
ない。よって試料管収容容器1の穴の直径が変わればそ
れにあった保護クッション3を作らなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】試料管2を収容容器1
から抜き出すときに保護クッション3が試料管2の底に
張り付いて、試料管2と一緒に抜けてきてしまい、収容
容器1の外に落下して紛失してしまうと言う問題があっ
た。保護クッション3が紛失すると、次回遠心分離機を
使用したとき保護クッション3が無いために試料管2が
破損してしまい、血液などの試料が駄目になってしま
い、再度患者から採血し直さなければならないという重
大な問題を発生することがしばしばあった。
【0004】保護クッション紛失の解決策としては、収
容容器1の底に保護クッション3を接着したり、焼付け
することが考えられるが、その方法は試料管2の底に付
いて抜けて来ることの防止にはなるが以下の理由で根本
的な解決策とはなり得ない。それは、たまに遠心処理中
に遠心力で試料管が割れることがある。するとガラスの
破片は保護クッション3に突き刺さってしまい、そのま
ま使用すると保護クッション3に突き刺さったガラスの
破片によって、次に遠心しようとした試料管が割れてし
まうので、試料管が割れた場合は保護クッションの交換
が必要になるからである。よって保護クッションが具備
しなければならない条件の一つとして、交換のために収
容容器から容易に抜き出せることが必要である。
【0005】この考案の目的は、試料管2を収容容器1
から抜き出すときに一緒に抜けることがなく、かつ必要
に応じ容易に抜き出すことができる保護クッションを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)遠心機のロータに
取付けられた試料管収容容器の底に配され、上面が凹曲
面とされた円板状の弾性体より成る試料管保護クッショ
ンにおいて、請求項1の考案では、前記上面の周縁よ
り、前記円板状弾性体の外周面とほぼ直角に、前記収容
容器の内周面に対接される、弾性体の膜状突起が形成さ
れる。
【0007】(2)請求項2の考案では、前記収容容器
の内周面に対接される、弾性体より成る複数のひれ状突
起が前記円板状弾性体の外周面に形成される。これらの
考案によると、試料管を抜き出すときに保護クッション
も一緒に抜けようとするが、前記膜状突起やひれ状突起
が収容容器に対接されているので、相互の摩擦抵抗によ
って保護クッションは抜けずに収容容器の底に残され
る。
【0008】
【実施例】この考案の実施例を図1に、図3と対応する
部分に同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。図
1A,Bの保護クッション3のゴム引帆布3bを従来は
保護クッション3の直径に合わせて切り取っていたが、
図1A,Bの第1の考案では保護クッション3の直径に
外接する正方形状に切断して、上面の周縁から外周面と
ほぼ直角に、収容容器1の内周面に対接する、三角形状
の膜状突起3cを出すようにしている。
【0009】この保護クッション3を収容容器1に挿入
するには、保護クッション3を収容容器1の開口部に置
き、上から試料管2で収容容器1の底方向へ押せば、膜
状突起3cが折れ曲がって、容易に収容容器2の底へ位
置させることが出来る。この膜状突起3cの外形は保護
クッション3の直径よりも大きい多角形でも良いし、円
形でもよく、形状は任意である。図2に示すのは、保護
クッション3を多数同時に成形後の姿である。膜状突起
3cの外形が円形の場合には、その鍔状の部分に保護ク
ッションの直径方向に向かって切れ目を入れると一層効
果がある。第1の考案によれば保護クッションの製造の
時の抜き型(保護クッションを1個づつ分離するための
型)を変更するだけで容易にかつ安価に目的を達成でき
る。
【0010】図1C,Dの実施例では、保護クッション
を成形する際に、その周壁に軸線方向に薄いひれ状突起
3dを設けるようにしてある。この保護クッションを収
容容器に挿入する際に、保護クッションを回転するよう
にして、ひれ状突起を片方に寝かせて挿入する。ひれ状
突起3dが試料管の周壁にくっついて保護クッションが
抜けて来るのが防止される。なお、ひれ状突起3dは軸
線と斜めの方向であってもよい。図1C,Dのゴム引帆
布3bはクッション本体の弾性力が充分であれば、省略
してもよい。ひれ状突起3dは、従来保護クッションを
多数個取りの金型でプレス成形するときに、ポンチで保
護クッションを抜取りした後の廃材となる部分を有効に
利用したものである。
【0011】前記第1例、第2例とも保護クッションを
収容容器から抜き取るときは千枚とおしのような先の尖
った物で突き刺して捻るようにすれば容易に抜き取るこ
とが出来る。
【0012】
【考案の効果】この考案によれば、保護クッションの周
壁に膜状突起3c又はひれ状突起3dを設けることによ
って、保護クッションが試料管と一緒に抜けることがな
く、かつ必要に応じ容易に抜き出すことのできる保護ク
ッションを実現できる。またこれら膜状突起3cやひれ
状突起3dは、ポンチで抜取りしてできた従来の廃材を
有効利用することができ、経済的効果もある。
【0013】また、従来の技術による保護クッションで
は試料管収容容器の穴の直径が変われば別に新たな寸法
の保護クッションを作らなければならず、製造のための
金型を作らなければならなかったが、本考案によれば膜
状突起3cやひれ状突起3dによって少々の異なった穴
径にも適用できるので、保護クッションの共通化がで
き、多種類を作らずに済むという経済効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】A及びBはそれぞれ請求項1の実施例を示す平
面図及び側断面図、C及びDはそれぞれ請求項2の実施
例を示す斜視図及び平面図。
【図2】図1A,Bの保護クッション3を多数同時に成
形したときの、多数個取りの打ち抜き前の斜視図。
【図3】Aは従来の保護クッションの斜視図、B及びC
はAの保護クッションを装着した金属管又はチューブラ
ックにそれぞれ試料管を収容した状態での縦断面図。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心機のロータに取付けられた試料管収
    容容器の底に配され、上面が凹曲面とされた円板状の弾
    性体より成る試料管保護クッションにおいて、 前記上面の周縁より、前記円板状弾性体の外周面とほぼ
    直角に、前記収容容器の内周面に対接される、弾性体の
    膜状突起が形成されていることを特徴とする試料管保護
    クッション。
  2. 【請求項2】 遠心機のロータに取付けられた試料管収
    容容器の底に配され、上面が凹曲面とされた円板状の弾
    性体より成る試料管保護クッションにおいて、 前記収容容器の内周面に対接される、弾性体より成る複
    数のひれ状突起が前記円板状弾性体の外周面に形成され
    ていることを特徴とする試料管保護クッション。
JP8078492U 1992-11-24 1992-11-24 試料管保護クッション Expired - Lifetime JP2509308Y2 (ja)

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JPH0645649U JPH0645649U (ja) 1994-06-21
JP2509308Y2 true JP2509308Y2 (ja) 1996-09-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10328438B2 (en) 2015-09-29 2019-06-25 Kubota Manufacturing Corporation Tube rack of a centrifugal separator having bottom rubber members

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10328438B2 (en) 2015-09-29 2019-06-25 Kubota Manufacturing Corporation Tube rack of a centrifugal separator having bottom rubber members

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Publication number Publication date
JPH0645649U (ja) 1994-06-21

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