JP2508264Y2 - 堅型蒸気滅菌器の蓋装置 - Google Patents

堅型蒸気滅菌器の蓋装置

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JP2508264Y2
JP2508264Y2 JP5269590U JP5269590U JP2508264Y2 JP 2508264 Y2 JP2508264 Y2 JP 2508264Y2 JP 5269590 U JP5269590 U JP 5269590U JP 5269590 U JP5269590 U JP 5269590U JP 2508264 Y2 JP2508264 Y2 JP 2508264Y2
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handle
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steam sterilizer
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真 小濱
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株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る蓋装置が組付けられる竪型蒸気滅菌器
は、各種研究所、病医院等に於いて細菌により汚染され
た衣服、各種医療器具等を滅菌処理する場合に使用され
る。
(従来の技術) 病医院や各種研究所に於いては、細菌により汚染され
た衣服や医療器具等を高温の水蒸気により滅菌処理する
事が行なわれている。この為、従来から各種の蒸気滅菌
器が提供されている。この内、小規模の病院、研究所や
開業医の様に、滅菌処理すべき物品の量があまり多くな
い所に設置する蒸気滅菌器としては、比較的小型の竪型
蒸気滅菌器が使用されている。竪型蒸気滅菌器は、第6
〜7図に略示する様に、ケーシング1に有底円筒状の滅
菌容器2を収納し、ケーシング1の上面に開口する滅菌
容器2の上端開口を開閉自在な蓋体3を設けている。こ
の蓋体3は、被滅菌物の出し入れ時には滅菌容器2の上
端開口を一杯に開き、滅菌作業時にはこの開口を気密に
閉塞するもので、ケーシング1の上面隅部に竪軸4によ
り支承されこの竪軸4を中心として水平方向の回動自在
な腕体5の中間部に、昇降自在に装着されている。
この蓋体3開閉の為の蓋装置に就いて更に説明する
と、ケーシング1の上面隅部に設けた竪軸4に一端を支
承し、この竪軸4を中心とする水平方向の回転を自在と
した腕体5の中間部には上下方向の螺子孔を形成してお
り、この螺子孔に螺子杆6を螺合させている。腕体5の
上方に突出した螺子杆6の上端部には、この螺子杆6を
回動させる為のハンドル7が固定されており、腕体5の
下方に突出した螺子杆6の下端部には前記蓋体3が、こ
の螺子杆6を中心とする回転を自在に装着されている。
一方、竪軸4と反対側に位置するケーシング1の上面隅
部には、腕体5の端部を係脱自在な抑え具8を固定して
いる。この抑え具8は、腕体5の竪軸4と反対側端部を
係合させ、この端部がケーシング1の上面から離れない
様に抑えるもので、ケーシング1の上面から立上る立上
り部9と、この立上り部9の上端から竪軸4の方向に折
曲った抑え部10とにより倒立L字形に形成されている。
実際の場合には、上記抑え具8は第8図に示す様に、立
上り部9と抑え部10との他に奥壁11を設け、腕体5の端
部を抑え部10の下側に進入させる場合、一方向から所定
深さだけ進入出来る様にしている。
滅菌容器2の上端開口部を気密に閉塞する場合、腕体
5を水平方向に回動させる事でこの腕体5の端部を抑え
具8の抑え部10の下側に移動させる。この状態で蓋体3
は滅菌容器2の直上に位置する為、ハンドル7を回動さ
せて螺子杆6を下降させ、この螺子杆6の下端部に支承
した蓋体3の周縁部下面を滅菌容器2の開口縁部に押圧
する。蓋体3の周縁部下面にはパッキングを装着してい
る為、この押圧作業により滅菌容器2の開口部の気密保
持が図れる。
滅菌容器2の開口を開く場合にはハンドル7を上記の
場合と逆に回転させて螺子杆6を上昇させ、蓋体3の下
面を滅菌容器2の開口縁部から離してから腕体5を竪軸
4を中心として回動させ、蓋体3を滅菌容器2の開口部
から外す。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述の様に構成され使用される従来の竪型
蒸気滅菌器の蓋装置の場合、蓋体3を開放する場合に
は、この蓋体3を吊り下げている腕体5を、竪軸4を中
心として側方に回動させる事に伴ない、上記蓋体3がケ
ーシング1の外周面から側方に大きくはみ出す為、蓋体
3が回動する部分には物を置く事が出来ず、蒸気滅菌器
の設置場所が嵩んでしまう。
蓋体3を、横軸を中心として回動させる様に構成すれ
ば、設置場所が嵩む事はないが、蒸気滅菌器の蓋装置
は、安全性確保の為、不用意に開放出来ない構造とする
必要がある為、従来は小型の竪型蒸気滅菌器の蓋体を、
横軸を中心として開閉させる為の適当な構造がなかっ
た。
本考案の竪型蒸気滅菌器の蓋装置は、上述の様な不都
合を解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の竪型蒸気滅菌器の蓋装置は、上方が開口した
有底円筒状の滅菌容器内に高温、高圧の水蒸気を送り込
み自在とした竪型蒸気滅菌器の滅菌容器の上端開口を開
閉する蓋装置であって、滅菌容器を収納したケーシング
の上面一端部に設けた第一の横軸に一端部を枢支し、こ
の第一の横軸を中心として揺動する事により、上記上端
開口を開閉する蓋体と、この蓋体の他端部周面から突出
した状態で蓋体に固設した被抑えブロックと、この被抑
えブロックが内側に進入自在な門型に形成され、両端部
を上記ケーシングの上面他端部に設けた第二の横軸に枢
支した抑え枠と、全体をコ字形に形成され、上記蓋体の
他端部上面に設けられた第三の横軸に枢支された把手と
から構成されている。
そして、蓋体の閉鎖状態に於いて上記抑え枠を起立さ
せた場合に、この抑え枠が上記被抑えブロックの上面を
抑え、且つ、この状態で上記把手を倒した場合に、この
把手の内側に上記抑え枠の上端部が係合する様にしてい
る。
(作用) 上述の様に構成される本考案の竪型蒸気滅菌器の蓋装
置により滅菌容器の上端開口を塞ぐ場合、先ず、抑え枠
を倒し、把手を起立させた状態で、第一の横軸を中心と
して蓋体を回動させ、この蓋体によって滅菌容器の上端
開口を塞ぐ。
次いで、上記抑え枠を起立させて、この抑え枠によ
り、蓋体の他端部周面に固設された被抑えブロックの上
面を抑えて、蓋体が開放方向に回動しない様にする。
次いで、把手を抑え枠に向けて倒し、この把手の内側
に上記抑え枠の上端部を係合させて、この抑え枠と上記
被抑えブロックとの係合が、不用意に外れない様にす
る。
滅菌容器の上端開口を開放する場合には、上記閉鎖作
業の場合とは逆に、把手を起立させてから抑え枠を倒し
た後、上記把手を引上げる事により、蓋体を第一の横軸
を中心として上方に回動させる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に詳しく
説明する。
第1〜5図は本考案の実施例を示しており、第1図は
要部斜視図、第2図は右半部を縦断した状態で示す、第
1図のA矢視図、第3図は本考案の蓋装置を組み込んだ
竪型蒸気滅菌器の正面図、第4図は同じく右側面図、第
5図は同じく平面図である。
有底円筒状の滅菌容器2を収納したケーシング1の上
面一端部(第3、5図の右端部)には、第一の横軸を有
するヒンジ12を設け、このヒンジ12によって、上記滅菌
容器2の上端開口部を開閉する蓋体3の一端部を枢支し
ている。
蓋体3の他端部(第3、5の左端部)周面には、十分
な剛性を有する被抑えブロック13を固定している。この
被抑えブロック13の上面と外端面とが連続する角部は、
四分の一円弧状の円弧面14として、被抑えブロック13と
次述する抑え枠15との係脱が容易に行なわれる様にして
いる。
又、ケーシング1の上面他端部(第3、5図の左端
部)には第二の横軸16、16を有する支持ブロック17を設
け、この支持ブロック17の第二の横軸16、16によって、
抑え枠15の両端部を枢支している。
この抑え枠15は、上記被抑えブロック13が内側に進入
自在な門型に形成されており、下面の一部で、被抑えブ
ロック13の上面が当接する部分には、燐青銅板等の滑り
板19を固定している。又、抑え枠15の上端部には段部20
を形成し、この段部20に、次述する把手21を係脱自在と
している。
蓋体3を開閉する際の手掛かりとする為の把手21は、
全体をコ字形に形成されており、その両端部を、上記蓋
体3の他端部上面に固設された支持ブロック22に設けら
れた第三の横軸23に枢支されている。
それぞれが上述の様に組み付けられた被抑えブロック
13と抑え枠15と把手21とは、蓋体3の閉鎖状態に於いて
上記抑え枠15を起立させた場合に、この抑え枠15の下面
の滑り板19が上記被抑えブロック13の上面を抑え、且
つ、この状態で上記把手21を倒した場合に、この把手21
の内側に上記抑え枠15の上端部に形成した段部20が係合
する様にしている。
上述の様に構成される本考案の竪型蒸気滅菌器の蓋装
置により滅菌容器2の上端開口を塞ぐ場合、先ず、抑え
枠15を倒し、把手21を起立させた状態で、第一の横軸を
有するヒンジ12を中心として蓋体3を回動させ、この蓋
体3によって滅菌容器2の上端開口を塞ぐ。
次いで、上記抑え枠15を起立させて、この抑え枠15の
下面に固定した滑り板19により、蓋体3の他端部周面に
固設された被抑えブロック13の上面を抑えて、蓋体3が
開放方向に回動しない様にする。
被抑えブロック13の上面と外端面とが連続する角部に
は、四分の一円弧状の円弧面14が形成されている為、抑
え枠15を起立させる事で、被抑えブロック13の上面を抑
える作業は円滑に行なわれる。
上述の様にして、被抑えブロック13の上面を抑え枠15
によって抑え、蓋体3が開放方向に回動するのを阻止し
たならば、次いで、把手21を抑え枠15に向けて倒し、こ
の把手21の内側に上記抑え枠15の上端部に設けた段部20
を係合させる。
この結果、抑え枠15が倒れる事がなくなり、この抑え
枠15と上記被抑えブロック13との係合が、不用意に外れ
る事がなくなる。
滅菌容器2の上端開口を開放する場合には、上記閉鎖
作業の場合とは逆に、先ず把手21を起立させて、この把
手21と抑え枠15上端部の段部20との係合を外してから、
抑え枠15を倒し、この抑え枠15と被抑えブロック13との
係合を外す。その後、上記把手21を引上げる事により、
蓋体3を第一の横軸を有するヒンジ12を中心として上方
に回動させる。
(考案の効果) 本考案の竪型蒸気滅菌器の蓋装置は以上に述べた通り
構成され作用するので、簡単で小型に構成出来るにも拘
らず、蓋体が不用意に開放される事を防止しつつ、蓋体
が開放時に場所を塞ぐ事を防止して、設置スペースが嵩
む事のない竪型蒸気滅菌器を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示しており、第1図は要
部斜視図、第2図は右半部を縦断した状態で示す、第1
図のA矢視図、第3図は本考案の蓋装置を組み込んだ竪
型蒸気滅菌器の正面図、第4図は同じく右側面図、第5
図は同じく平面図、第6図は従来の蓋装置を組み込んだ
竪型蒸気滅菌器の略縦断面図、第7図は同平面図、第8
図は第6図のB部拡大斜視図である。 1:ケーシング、2:滅菌容器、3:蓋体、4:竪軸、5:腕体、
6:螺子杆、7:ハンドル、8:抑え具、9:立上り部、10:抑
え部、11:奥壁、12:ヒンジ、13:被抑えブロック、14:円
弧面、15:抑え枠、16:第二の横軸、17:支持ブロック、1
9:滑り板、20:段部、21:把手、22:支持ブロック、23:第
三の横軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開口した有底円筒状の滅菌容器内に
    高温、高圧の水蒸気を送り込み自在とした竪型蒸気滅菌
    器の滅菌容器の上端開口を開閉する蓋装置であって、滅
    菌容器を収納したケーシングの上面一端部に設けた第一
    の横軸に一端部を枢支し、この第一の横軸を中心として
    揺動する事により、上記上端開口を開閉する蓋体と、こ
    の蓋体の他端部周面から突出した状態で蓋体に固設した
    被抑えブロックと、この被抑えブロックが内側に進入自
    在な門型に形成され、両端部を上記ケーシングの上面他
    端部に設けた第二の横軸に枢支した抑え枠と、全体をコ
    字形に形成され、上記蓋体の他端部上面に設けられた第
    三の横軸に枢支された把手とから成り、蓋体の閉鎖状態
    に於いて上記抑え枠を起立させた場合に、この抑え枠が
    上記被抑えブロックの上面を抑え、且つ、この状態で上
    記把手を倒した場合に、この把手の内側に上記抑え枠が
    係合する竪型蒸気滅菌器の蓋装置。
JP5269590U 1990-05-22 1990-05-22 堅型蒸気滅菌器の蓋装置 Expired - Lifetime JP2508264Y2 (ja)

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JPH0411962U JPH0411962U (ja) 1992-01-30
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