JP2508193Y2 - 放射線検出プロ―ブ - Google Patents

放射線検出プロ―ブ

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JP2508193Y2
JP2508193Y2 JP4888290U JP4888290U JP2508193Y2 JP 2508193 Y2 JP2508193 Y2 JP 2508193Y2 JP 4888290 U JP4888290 U JP 4888290U JP 4888290 U JP4888290 U JP 4888290U JP 2508193 Y2 JP2508193 Y2 JP 2508193Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は放射線の検出と共に診断治療を可能とする放
射線検出プローブに関する。
[従来の技術] 癌の発見,診断の手段として、癌細胞に特異的に集結
する物質を放射性同位元素で標識し、癌細胞から発する
放射線を検出して、癌の存在を発見することが行われて
いる。この標識された癌部を発見し、同時に診断治療の
機能を備えたものとして、特開平2-80063号公報に記載
されているように、カテーテル形の放射線検出装置に診
断治療手段を備えた放射線検出治療装置が提案されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の技術では、診断治療手段と放射線検出
装置が一体化されており、単一の診断治療の機能しか持
つことができず、診断治療内容によって診断治療手段を
変えることができなかった。従って、複数の診断治療を
行うには複数の放射線検出治療装置が必要であった。
また、放射線検出プローブ単体に診断治療手段を付加
し診断治療手段を変更可能に構成する場合は、プローブ
単体の外側に付けることになり、その分出っ張ってしま
い、操作性の悪化を招いていた。
本考案は上記の問題に鑑み、複数の診断治療の機能を
持つことの可能な汎用性の高い、操作性の良い放射線検
出プローブを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、放射線の入射により閃光を発する結晶体
と、その発生した閃光を伝達する光伝達部材と、伝達さ
れた閃光を電気信号に変換する光電変換素子とを具備し
た放射線検出プローブにおいて、前記結晶体、前記光伝
達部材、及び前記光電変換素子を、全て中空とし、中空
の検出プローブを構成し、該中空部に診断治療手段を挿
通可能としたものである。
[作用] 本考案の放射線検出プローブによれば、患部より発し
ている放射線を検出し、患部を発見すると同時に、検出
プローブ中空部に挿通した診断治療手段により、患部の
診断治療を行う。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の放射線検出プローブを概略的に示す
構成図で、第2図は第1図の先端部の構成を示す斜視図
及び断面図である。
第1図において、放射線検出プローブ1は、細長管状
で可撓性の光伝達部2と、光伝達部2の先端に連設され
た先端部3と、光伝達部2の後端に設けられた変換部4
とを備えている。光伝達部2は中空のライトガイド5を
内蔵しており、その後端は変換部4内の光電変換素子6
と接続されている。変換部4の後端には診断治療手段を
挿通するための挿入口7が設けられている。光電変換素
子6からは信号線8が延設され、コネクタ9を介して測
定部10に接続されている。測定部10には、増幅器11、計
数回路12、表示部13、直流電源14が設けられている。
先端部3は、第2図(a),(b)に示すようにコリ
メータ15及び中空結晶体16から成り、中空結晶体16はラ
イトガイド5の先端と接続されている。
次に、作用を説明する。
先端部3のコリメータ15により、正面方向に指向性を
揃えられた放射線が中空結晶体16に入射すると、閃光
(シンチレーション)を発し、その閃光はライトガイド
5を伝達されて光電変換素子6に達する。ここで、閃光
は電気信号に変換され、電気信号は信号線8を伝わり、
測定部10内の増幅器11に入力され増幅を受ける。増幅さ
れた信号は計数回路12に入力されて計数され、その情報
を表示部13に出力し、表示部13で表示する。また、信号
線8は、直流電源14より供給される光電変換素子6の電
源電圧の伝送も行う。この放射線検出機能に加え、挿入
口7から診断治療手段を挿通することにより、癌部の検
出、診断治療を行う。
以上述べたように、放射線検出プローブを中空とし、
多種類の診断治療手段を単一の放射線検出プローブに挿
通して使うことができる。また、単体の放射線検出プロ
ーブの外側に診断治療装置を付加した場合のような、外
側の出っ張りがなく、操作性よく診断治療が行える。
第3図は本考案の第1の実施例を示す構成図で、第4
図は第3図の光電変換素子を示す斜視図である。
第3図に示す実施例は、放射線検出プローブ1にレー
ザ装置を組み合わせたものである。放射線検出プローブ
1の中空部にレーザプローブ17を挿通し、その後端はレ
ーザ発振器18に接続している。放射線検出プローブ1の
先端部3には、レーザの出力制御のハンドスイッチ19が
設けられ、スイッチコード20を通してレーザ発振器18に
接続している。
また、本実施例では、第4図に示すように変換部4は
複数個(図では8個)の光電変換素子6で構成されてお
り、それぞれの光電変換素子6について、測定部10の増
幅器11,計数回路12が設けられている。各計数値を表示
部13に同時に表示することにより、癌の位置を分かり易
くしている。その他の構成は第1図と同様である。
次に、第1の実施例の作用を説明する。
中空プローブに、レーザプローブ17を挿通し、オープ
ンサージェリー下で用いる。オープンサージェリー下
で、放射線検出プローブ1により癌部から放射される放
射線を探し、癌部発見後、先端部3に設けられたハンド
スイッチ19を操作し、レーザ出力のオン,オフ制御を行
い、癌部を診断治療する。また、複数個設けた光電変換
素子6それぞれについて増幅、計数を行い、それぞれの
計数値の大小により、癌部の位置検知を行う。これによ
り、計数値が全て一定値となれば、検出面中心と癌部が
延長線上にあると考えられる。なお、本実施例では、光
電変換素子6が8個であるが更に数を増せば検出の分解
能を増すことができる。
以上の第1の実施例によれば、放射線検出プローブ1
で癌部を発見後、癌部と検出面中心の中空部とを表示部
13を見ながら対応させると同時に、中空部より挿通した
レーザプローブ17の先端を患部に合わせることができ、
操作性良く、速やかにレーザ処置ができる。また、処置
後、患部に放射線が残っているかどうかを放射線検出プ
ローブ1で確認でき、取り残しを防ぐことができる。
第5図は本考案の第2の実施例を示す構成図である。
第5図に示す実施例は、放射線検出プローブに超音波
観測装置を組み合わせたものである。放射線検出プロー
ブ1の中空部に超音波プローブ21を挿通し、その後端を
超音波観測装置22に接続している。放射線検出プローブ
1の先端部3にはハンドスイッチ19が設けられ、スイッ
チコード20を通して超音波観測装置22に接続している。
その他の構成は第1の実施例の構成と同様である。
次に、第2の実施例の作用を説明する。
中空プローブに、超音波プローブ21を挿通し、オープ
ンサージェリー下で用いる。オープンサージェリー下
で、放射線検出プローブ1により癌部から放射される放
射線を検知し、癌部の位置を発見後、プローブ中空部を
挿通された超音波プローブ21と、超音波観測装置22とに
より、癌部の断層像を得る。先端部3に設けられたハン
ドスイッチ19は、超音波観測装置22の像の感度、画像の
フリーズ等のコントロールを行う。その他の作用は第1
の実施例と同様である。
第2の実施例によれば、放射線検出プローブ1と超音
波観測装置22を組み合わせることにより、癌部の位置を
知るだけでなく、断層像により癌部の進行度も合わせて
知ることができる。即ち、深部の癌組織を残して処置し
てしまったり、逆に正常組織を多くとってしまうような
ことがないようにできる。
第6図は本考案の第3の実施例を示す構成図で、第7
図及び第8図は第6図の内視鏡挿入部に挿通して用いら
れるプローブを示す斜視図である。
第6図に示す実施例は、放射線検出プローブと内視鏡
とを組み合わせたものである。内視鏡23は可撓性の挿入
部24,操作部25,及び光源装置26から成り、挿入部25の先
端面には観察窓25a,照明窓25b,及びプローブ挿通孔25c
が配設されており、操作部25には接眼部27及びプローブ
を挿入するチャンネル口28が設けられている。なお、操
作部27には内視鏡先端部(即ち、放射線検出プローブ1
の先端部3)のアングルを矢印の如く調節する機能があ
る。放射線検出プローブ1の中空部に内視鏡挿入部24を
挿通し、更にチャンネル口28より高周波プローブ29(第
7図参照)或いはミサイル注入プローブ30(第8図参
照)を通し、処置を行う。ミサイル注入プローブ30の先
端には、ミサイル注入針31が取り付けられている。
次に、第3の実施例の作用を説明する。
中空プローブに、内視鏡24を挿通し、体腔内で用い
る。放射線検出プローブ1を体腔内に挿入して放射線を
検出し、癌部の位置を発見後、癌部の内視鏡像を得る。
また、第7図に示すように内視鏡のチャンネル口28より
高周波プローブ29を挿通し、癌部にハイパーサーミアを
行う。第8図のミサイル注入プローブ30の挿通の場合
は、癌部に放射性物質の入ったミサイルを注入針31によ
り癌部に注入し、放射線治療を行う。その他の作用は第
1,第2の実施例と同様である。
以上の第3の実施例によれば、放射線検出プローブ1
と内視鏡24が組み合わされることで、放射線検出プロー
ブ1で発見した癌部を直視下で観察でき、更に内視鏡24
のチャンネル口28より治療手段を挿通することにより、
治療も可能となる。
第9図は本考案の第4の実施例を示す構成図で、第10
図及び第11図は第9図の作用を説明する説明図である。
第9図の第4の実施例では、放射線検出プローブ1
は、光伝達部2と先端部3と変換部4により構成され、
更に、光伝達部2及び先端部3は光伝達部2の後端部を
除いた全表面を、シリコンゴム被膜32とシリコンチュー
ブ33によって水密に被覆されている。光伝達部2はライ
トガイド5で構成され、先端部3は中空結晶体16で構成
されている。変換部4は、光電変換素子6,挿入口7を備
え、光電変換素子6からは信号線8が導出され、測定部
10に接続される。更に、変換部4には光伝達部2との接
合部に防水用のOリング34を備え、挿入口7から、光伝
達部2との接合部までの挿通部35の内壁には防水パイプ
36が取り付けられている。
光電変換素子6とライトガイド5の後端との接合部
は、シリコンコンパウンド37が付着してあり、ライトガ
イド5の後端面から発する光を減衰させることなく、光
電変換素子6に伝達できるように着脱自在に接合される
構造となっている。
上記のような構成により、光伝達部2と先端部3から
成るプローブ部分と、変換部4とは、第10図に示すよう
に互いに簡単に脱着できると共に、変換部4を含むプロ
ーブ全体が水密に保たれる。
このように変換部4を含むプローブ全体を水密にした
ことにより、放射線検出中、液体薬品や、血液等の体液
を各装置の内部へ侵入するのを、防ぐことができ、漏電
等の事故や故障を防止できる。
また、光伝達部2と先端部3から成るプローブ部分
と、変換部4とを、着脱自在としたことにより、特に薬
液や血液,細菌等に汚染され易いプローブ部分を、変換
部4や測定部10と切り離すことができ、更に第11図に示
すようにプローブ部分を変換部4から切り離した後、洗
浄用防水キャップ38をプローブ部分の後端部に取り付け
ることにより、プローブ部分の水洗い、消毒薬液浸漬、
ガス滅菌を行うことができる。
第11図で、キャップ38とプローブ部分との接合部には
Oリング39が設けられ、キャップ38をプローブ部分の後
端に固定すると共に、キャップ38とプローブ部分の後端
部端面との接合部にはシリコンゴムパッキング40が挿入
され、前記端面の保護及び水密を保持している。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、放射線検出プロー
ブを、中空結晶体、中空光伝達部材、中空光電変換素子
により、中空の構成にしたことにより、多種類の診断治
療手段との組み合わせが可能となり、単一の放射線検出
プローブに複数の診断治療機能を具備させることができ
る。また、放射線検出プローブの中空部分に診断治療手
段を挿通して使用するので、診断治療手段をプローブに
外付けする場合に比べ、出っ張りがなく、かつ癌部を検
出した後そのままの位置で診断治療手段を操作すること
ができ、操作性の良い診断治療が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の放射線検出プローブを概略的に示す構
成図、第2図は第1図の先端部の構成を示す斜視図及び
断面図、第3図は本考案の第1の実施例を示す構成図、
第4図は第3図の光電変換素子を示す斜視図、第5図は
本考案の第2の実施例を示す構成図、第6図は本考案の
第3の実施例を示す構成図、第7図及び第8図は第6図
の内視鏡挿入部に挿通して用いられるプローブを示す斜
視図、第9図は本考案の第4の実施例を示す構成図、第
10図及び第11図は第9図の作用を説明する説明図であ
る。 1……放射線検出プローブ、2……光伝達部 3……先端部、6……光電変換素子 7……挿入口、16……結晶体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線の入射により閃光を発する結晶体
    と、その発生した閃光を伝達する光伝達部材と、伝達さ
    れた閃光を電気信号に変換する光電変換素子とを具備し
    た放射線検出プローブにおいて、 前記結晶体、前記光伝達部材、及び前記光電変換素子
    を、全て中空とし、中空の検出プローブを構成し、該中
    空部に診断治療手段を挿通可能としたことを特徴とする
    放射線検出プローブ。
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