JP2507952B2 - 四輪駆動型動力車両 - Google Patents

四輪駆動型動力車両

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二三男 黒岩
実 松岡
豊彦 江上
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は主として田畑の管理作業に適した四輪駆動
型動力車両に関するものである。
[従来技術およびその課題] 従来、この種の四輪駆動型動力車両は、フロントアク
スルハウジングの両端部に設けた前輪フアイナルギヤケ
ースに前輪を舵取回動可能に支架して設け、後輪はリヤ
アクスルハウジングの両端部に舵取操作不能な状態で設
ける構成を採用していた。前輪を支架するフアイナルギ
ヤケースはフロントアクスルハウジングに固定される上
部伝動ケースと縦軸廻りに回動される下部伝動ケースと
からなり、この下部伝動ケースに前車輪軸を直接支持さ
せている。この場合、左右のフアイナルギヤケースは左
右対称であるが全く同一の形状ではない。
一方、後輪にあっても、畝を跨いで作業を行なうとき
のように地上高を大きく取る必要性が生じると、リヤア
クスルハウジングの両端部にポータル型のフアイナルギ
ヤケースを設け、このフアイナルギヤケースに後車輪軸
を支持させる必要性が生じるが、このような場合も、従
来、左右のフアイナルギヤケースを同一のものにするこ
とまで配慮されていなかった。このため、従来は左右対
称に形成された前輪フアイナルギヤケースと、やはり左
右対称に形成された後輪フアイナルギヤケースの4つの
形状が異なるギヤケースが必要となり、部品管理が面倒
になるばかりでなく、製造コストも高くなる欠点を有し
ていた。
[課題を解決するための手段] この発明は前記した問題点に鑑みて提案するものであ
って、部品管理を楽にすると共に、製造コストも廉価に
なる四輪駆動型動力車両を提供せんとするものである。
このため、次のような技術的手段を講じた。
即ち、縦方向の取付面44を有する上部伝動ケース41
と、車輪5、6を軸架していてこの上部伝動ケース41に
対して舵取回動可能に支持された下部伝動ケース42とか
らなる単一の車輪支架ユニットAをフロントアクスルハ
ウジング27及びリヤアクスルハウジング25の左右両端部
に着脱可能に取り付け、フロントアクスルハウジング27
内とリヤアクスルハウジング25内に軸架された動力伝達
軸32、33の回転動力を前記車輪支架ユニットA内に設け
られた動力伝達要素45、50、55、53、58、59を介して車
軸60に伝達すべく構成したことを特徴とする四輪駆動型
動力車両の構成とする。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
まず、構成から説明すると1は自走する四輪駆動型動
力車両であって、機体前部にエンジン2と、このエンジ
ン2の回転動力を減速する変速装置を収容するミッショ
ンケース3を有し、この減速された回転を、前輪5、5
及び後輪6、6に伝達すべく構成する。
第3図の動力伝達線図(右側半分のみ図示)に基づい
て伝動系を説明すると、エンジン2の前部に軸架され出
力軸8にはPTO系プーリ9と走行系プーリ10が固着さ
れ、ミッションケース3から前方へ向けて軸架されたPT
O系入力軸11と走行系入力軸12に固着されたプーリ15、1
6間に夫々ベルト17、18を掛け回している。(テンショ
ンクラッチは図示を省略している)。20はPTO系動力を
高低2段に切り換える変速装置、21は4段の変速が可能
な走行変速装置、22は前後進切換装置である。ミッショ
ンケース3の背面に一体的に固着されたリヤアクスルハ
ウジング25の横方向中央部には後輪デフ装置26が設けら
れ、一方、機体に上下揺動自在に支持されたフロントア
クスルハウジング27の中央部には前輪デフ装置30が設け
られている。31はミッションケース3内を前後に貫通
し、前後輪デフ装置30、26を駆動する伝動主軸、32はフ
ロントアクスルハウジング27に軸架された前輪動力伝達
軸、33はリヤアクスルハウジング25内に軸架された後輪
動力伝達軸である。リヤアクスルハウジング25は後輪デ
フ装置26を収容している水平横向きの本体部25aと、こ
の本体部25aの左右両端部から後方へ延設された筒状の
ハウジング部25bとからなり、同ハウジング部25bに設け
られた前側ベベルギヤ機構38および後側ベベルギヤ機構
39を介して後輪6を駆動するものである。
次に前輪5、5及び後輪6、6を支える車輪支架ユニ
ットAの詳細構造を説明する。左右前後輪とも同一の構
造であるから第4図に示す右側車輪支架ユニットAを中
心にその構造を説明する。
フアイナルギヤケースは上部ギヤケース41と下部ギヤ
ケース42とからなり、上部ギヤケース41の内側面には鉛
直方向の取付面44が形成されると共に、上部ギヤケース
41には水平横向きに入力ギヤ45が軸架され、その軸部45
aが上部ギヤケース41の端面から突出するように支持さ
れ、軸部45aは断面が矩形状に形成されている。48は上
部ギヤケース41に回転自在に支持されたキングピンで長
手方向中間部に前記入力ギヤ45に噛み合う小径ベベルギ
ヤ50がスプライン嵌着されている。下部ギヤケース42は
上部ギヤケース41に対して舵取回動可能に支持され、中
間軸51とその下方に筒状の前輪駆動軸52が回転自在に軸
架されている。53は中間軸51に固着された大径ベベルギ
ヤで、このベベルギヤ53はキングピン48の下端部に取り
付けられたベベルギヤ55と常時噛み合う。
また、中間軸51上には小径平ギヤ58が固着され、前輪
駆動軸52に固着された大径平ギヤ59と常時噛み合う。60
は前記前輪駆動軸52に横方向スライド可能にスプライン
嵌合された前車輪軸であって、この前車輪軸60の外端部
に前輪5が固着されている。一方フロントアクスルハウ
ジング27の外端部には鉛直方向の取付面62が形成され、
さらにハウジング27内周側においては、外端寄り部位に
内周断面が角型をなす筒状カップラー65が固着され、フ
ロントアクスルハウジング27とフアイナルギヤケースと
を連結したときには、このカップラー65内に上部ギヤケ
ース41に軸架された入力ギヤ45の軸部45aが嵌合されて
減速された回転動力が前輪5側に伝達されるように構成
している。フロントアクスルハウジング27と前輪フアイ
ナルギヤケースとの連結はボルトナット等の適宜の締着
手段を介して行なうものである。
また、リヤアクスルハウジング25に対する後輪フアイ
ナルギヤケースの取り付けも前輪フアイナルギヤケース
の場合と略同一なので詳細な説明は省略するが、この場
合には、前記ベベルギヤ機構39を構成するベベルギヤ66
の内周部に断面角型状の通孔68を設け、この通孔68に車
輪支架ユニットAの入力ギヤ45の端部45aを差し込み、
ついで、リヤアクスルハウジング25と車輪支架ユニット
Aの上部ギヤケース41とを適宜の締着手段を介して連結
固定する。70はリヤアクスルハウジング25外端面に形成
された鉛直方向の取付面である。
第4図において明らかなように、この実施例において
は機体中心からフロントアクスルハウジング27の外端面
までの距離aと、機体中心からリヤアクスルハウンジン
グ25の外端面までの距離a′は等しくなるように設定さ
れている。したがって、トレッド調整を行なうときに
は、前・後輪動力伝達軸32、33を夫々延長すると共に、
形状の同じ筒状スペーサ(図示省略)をフロントアクス
ルハウジング27と車輪支架ユニットAの上部ギヤケース
41との間、及びリヤアクスルハウジング25と車輪支架ユ
ニットAの上部ギヤケース41との間に介装すればよく、
1種類の形状の同じスペーサを共有できるものである。
また、第5図の符号71は右側下部ギヤケース42の上部
に固着した操向用プレートであって前後輪5、5、6、
6とも同じプレートを用い、唯、左側の下部ギヤケース
42に取付ける場合にはこれを反転した状態にして左側下
部ギヤケース42の上部に固着するものである。この操向
用プレート71、71…と図示外のピットマンアームとはタ
イロッド72、72…で連結されており、ハンドル74を回動
操作すると、前輪5、5と後輪6、6は互いに逆方向に
舵取りされるものである。なお、図中符号80は油圧昇降
機構、81は座席、82はロータリ作業機、83はPTO軸であ
る。
上例において、エンジン2の回転動力をミッションケ
ース3に軸架されているPTO系入力軸11と走行系入力軸1
2に伝え、走行変速装置21を適宜操作して減速した回転
を伝動主軸31に伝えると、その回転は前輪デフ装置30及
び後輪デフ装置26を介してフロントアクスルハウジング
27内の前輪動力伝達軸32と、リアクスルハウジング25内
の後輪動力伝達軸33に伝達され、さらに車輪支架ユニッ
トA内のベベルギヤ等からなる各伝動要素を介して車輪
軸60に伝えられる。
また、この実施例において車輪支架ユニットAを取付
ける場合には、同じ車輪支架ユニットAを4組準備し、
各車輪支架ユニットAの上部ギヤケース41の取付面44と
フロントアクスルハウジング27及びリヤアクスルハウジ
ング25の取付面62、72とを対応合致させ、ボルト等の締
結手段によりこれらを連結固定する。
このように、1つの車輪支架ユニットAをフロント側
左右あるいはリヤ側左右のいずれにでも取り付けること
が可能となるので、部品の共用化が図れ、製造コストを
大巾に下げることができる。
[発明の効果] この発明は前記の如く構成したので、単一の車輪支架
ユニットAを準備しておけば左右前後輪5、5、6、6
のいずれにも利用できて部品管理が容易になる他か、製
造コストも低減でき、安価な四輪駆動型動力車両を提供
することができるものである。さらに、トレッド調整を
行なう場合にも、同一のスペーサを用意するだけで簡単
迅速にトレッド変更に対応でき、作業能率の向上にも寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体側面図、第2図は平面図、第3図は動力伝
達線図、第4図はフロントアクスルハウジング27、リヤ
アクスルハウジング25、及び車輪支架ユニットAの取付
けの関係を示す要部の断面図、第5図は第4図のB−B
線断面図である。 符号の説明 1……動力車両 5、5……前輪 6、6……後輪 25……リヤアクスルハウジング 27……フロントアクスルハウジング 44……取付面 A……車輪支架ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 憲二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 亀丸 広司

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向の取付面44を有する上部伝動ケース
    41と、車輪5、6を軸架していてこの上部伝動ケース41
    に対して舵取回動可能に支持された下部伝動ケース42と
    からなる単一の車輪支架ユニットAをフロントアクスル
    ハウジング27及びリヤアクスルハウジング25の左右両端
    部に着脱可能に取り付け、フロントアクスルハウジング
    27内とリヤアクスルハウジング25内に軸架された動力伝
    達軸32、33の回転動力を前記車輪支架ユニットA内に設
    けられた動力伝達要素45、50、55、53、58、59を介して
    車軸60に伝達すべく構成したことを特徴とする四輪駆動
    型動力車両。
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