JP2507441Y2 - 液体タンク用のストレ―ナ - Google Patents
液体タンク用のストレ―ナInfo
- Publication number
- JP2507441Y2 JP2507441Y2 JP3267790U JP3267790U JP2507441Y2 JP 2507441 Y2 JP2507441 Y2 JP 2507441Y2 JP 3267790 U JP3267790 U JP 3267790U JP 3267790 U JP3267790 U JP 3267790U JP 2507441 Y2 JP2507441 Y2 JP 2507441Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strainer
- pipe
- inlet pipe
- locking
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両のかじ取りや変速機の切換えなどの油
圧システムに組込まれるオイルタンクまたはモーターボ
ートや草刈機などの小型エンジンに用いられる燃料タン
クに適したストレーナに関する。
圧システムに組込まれるオイルタンクまたはモーターボ
ートや草刈機などの小型エンジンに用いられる燃料タン
クに適したストレーナに関する。
(従来の技術) 最近の車両では、かじ取り、変速機の切換えまたは走
行中での車体の高さ調整などを油圧システムによって自
動的に行うようにしているが、その油圧システムに組込
まれるオイルタンクは機器の混み入った狭隘なエンジン
ルームにセットする関係から、セットスペースの広いも
のとすることができず、その一例を示せば第4図のとお
りであり、ボデーaは有底筒状をなしていて、上端には
こし器c2を備えると共に換気孔を有するキャップc1を施
したカバーcが取付けられ、側壁の底部には入口パイプ
(戻りパイプ)b1が、中央高さ位置には出口パイプb2が
それぞれ取付けられ、ホースhを介して油圧回路に接続
されており、入口パイプb1の内端には、オイルが回路を
一巡する間にオイル中に入り込んだ異物を除去するため
に目の細かな(80〜100メッシュ程度)の網を合成樹脂
でかご状に形成したストレーナdが取付けられている。
行中での車体の高さ調整などを油圧システムによって自
動的に行うようにしているが、その油圧システムに組込
まれるオイルタンクは機器の混み入った狭隘なエンジン
ルームにセットする関係から、セットスペースの広いも
のとすることができず、その一例を示せば第4図のとお
りであり、ボデーaは有底筒状をなしていて、上端には
こし器c2を備えると共に換気孔を有するキャップc1を施
したカバーcが取付けられ、側壁の底部には入口パイプ
(戻りパイプ)b1が、中央高さ位置には出口パイプb2が
それぞれ取付けられ、ホースhを介して油圧回路に接続
されており、入口パイプb1の内端には、オイルが回路を
一巡する間にオイル中に入り込んだ異物を除去するため
に目の細かな(80〜100メッシュ程度)の網を合成樹脂
でかご状に形成したストレーナdが取付けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記オイルタンクでは、通常、車体の傾き
や振動に基づくオイルの動揺により入口パイプb1の内端
が露出して騒音の原因となる空気が入り込まないように
するために、入口パイプb1をボデー底部に設けるように
しており、これまではボデーaにカバーcを被着する前
に、ボデーaに装着した入口パイプb1の内端にストレー
ナdの基端部を被嵌し、両者に設けた小孔を合せて、そ
こに割ピンeを差し込んで取付けるようにしているが、
狭い場所で手の届き難いところでの組付け作業なので、
孔の位置合せやピンの差し込みに手間がかかり、作業性
が悪く、また、ストレーナdの基端部はパイプ内端にル
ーズに嵌め込まれがちで、汚れたオイルが洩れる恐れが
ある。
や振動に基づくオイルの動揺により入口パイプb1の内端
が露出して騒音の原因となる空気が入り込まないように
するために、入口パイプb1をボデー底部に設けるように
しており、これまではボデーaにカバーcを被着する前
に、ボデーaに装着した入口パイプb1の内端にストレー
ナdの基端部を被嵌し、両者に設けた小孔を合せて、そ
こに割ピンeを差し込んで取付けるようにしているが、
狭い場所で手の届き難いところでの組付け作業なので、
孔の位置合せやピンの差し込みに手間がかかり、作業性
が悪く、また、ストレーナdの基端部はパイプ内端にル
ーズに嵌め込まれがちで、汚れたオイルが洩れる恐れが
ある。
そこで、この考案は狭い場所での組付けが容易で手間
取ることなく、しかも未処理の汚れたオイルが取付け部
から漏出しないようにしたストレーナを提供するもので
ある。
取ることなく、しかも未処理の汚れたオイルが取付け部
から漏出しないようにしたストレーナを提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、液体タンク用のストレ
ーナとして、一端が開口し他端が閉じた筒状のストレー
ナ本体を、開口側の装着基部とこれに続いて円周方面に
間隔をおいて設けられた複数の長手リブの内面に網材を
張設したスクリーン部で形成し、装着基部の開口端には
タンク側パイプの外端に係合する係止つばを設けると共
に上記スクリーン部の各長手リブ上には上記パイプの内
端または内面に係止する係止爪を設けたことを特徴とす
る。
ーナとして、一端が開口し他端が閉じた筒状のストレー
ナ本体を、開口側の装着基部とこれに続いて円周方面に
間隔をおいて設けられた複数の長手リブの内面に網材を
張設したスクリーン部で形成し、装着基部の開口端には
タンク側パイプの外端に係合する係止つばを設けると共
に上記スクリーン部の各長手リブ上には上記パイプの内
端または内面に係止する係止爪を設けたことを特徴とす
る。
(実施例) 第1図、第2図はこの考案の一実施例を示し、1はナ
イロン、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなり、一端
が開口し他端が閉じるように形成された細長な筒状のス
トレーナ本体で、周壁が閉じられた開口側の装着基部1a
と、これに続いて周囲方向等間隔に複数の長手リブ1cが
設けられて複数のスリット状の窓孔が形成され、その内
面に80ないし100メッシュ程度の網材2が一体成形また
は内張手段により取付けられたかご状のスクリーン部1b
とからなっていて、装着基部1aの開口端には円錐状をな
して半径方向に広がった係止つば3が設けられる一方、
スクリーン部1bの各長手リブ1c上には、装着基部1a寄り
の位置にその装着基部側が一段高くなるようにしたくさ
び形の係止爪4がそれぞれ設けられている。
イロン、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなり、一端
が開口し他端が閉じるように形成された細長な筒状のス
トレーナ本体で、周壁が閉じられた開口側の装着基部1a
と、これに続いて周囲方向等間隔に複数の長手リブ1cが
設けられて複数のスリット状の窓孔が形成され、その内
面に80ないし100メッシュ程度の網材2が一体成形また
は内張手段により取付けられたかご状のスクリーン部1b
とからなっていて、装着基部1aの開口端には円錐状をな
して半径方向に広がった係止つば3が設けられる一方、
スクリーン部1bの各長手リブ1c上には、装着基部1a寄り
の位置にその装着基部側が一段高くなるようにしたくさ
び形の係止爪4がそれぞれ設けられている。
そして、開口端の係止つば3と各リブ1c上の係止爪4
の対向起立面間の間隔は、オイルタンクのボデーaに内
面に内端を一致させて取付けられた入口パイプb1の長さ
にほぼ等しくなされている。そこで、上記ストレーナ本
体1の装着に当たっては、スクリーン部1bの長手リブ1c
上を撓ませて係止爪4を沈ませながら、閉さ端を先にし
てタンクボデーaの入口パイプb1の外方からパイプ中に
挿入していけば、各長手リブ1cの係止爪4が第2図のよ
うに入口パイプb1の内端を過ぎたところで、各係止爪4
が長手リブ1cの復元作用で半径方向に突出し、入口パイ
プb1の内端およびタンクボデーaの内面に係止すると同
時に開口端の係止つば3が入口パイプb1の外端に係止
し、図示のようにストレーナ本体1は入口パイプb1に緊
密に装着される。
の対向起立面間の間隔は、オイルタンクのボデーaに内
面に内端を一致させて取付けられた入口パイプb1の長さ
にほぼ等しくなされている。そこで、上記ストレーナ本
体1の装着に当たっては、スクリーン部1bの長手リブ1c
上を撓ませて係止爪4を沈ませながら、閉さ端を先にし
てタンクボデーaの入口パイプb1の外方からパイプ中に
挿入していけば、各長手リブ1cの係止爪4が第2図のよ
うに入口パイプb1の内端を過ぎたところで、各係止爪4
が長手リブ1cの復元作用で半径方向に突出し、入口パイ
プb1の内端およびタンクボデーaの内面に係止すると同
時に開口端の係止つば3が入口パイプb1の外端に係止
し、図示のようにストレーナ本体1は入口パイプb1に緊
密に装着される。
したがって、油圧回路を一巡したオイルがホースhお
よび入口パイプb1を通じボデーa中に入る際におけるス
トレーナ本体1の結合部からの漏出が防止される。
よび入口パイプb1を通じボデーa中に入る際におけるス
トレーナ本体1の結合部からの漏出が防止される。
一方、網材2が目詰まりした際には、再びスクリーン
部1bの各長手リブ1cを内方向に撓ませて入口パイプb1に
対する係止爪4の係止を解き、閉さ端を外方に押圧する
ことにより、ストレーナ本体1を入口パイプb1から取外
し、新しいものと交換すればよい。
部1bの各長手リブ1cを内方向に撓ませて入口パイプb1に
対する係止爪4の係止を解き、閉さ端を外方に押圧する
ことにより、ストレーナ本体1を入口パイプb1から取外
し、新しいものと交換すればよい。
第3図はボデーaの入口パイプb1の内面の途中に係止
用の環状凹所5を設け、この凹所5にストレーナ本体1
の長手リブ1c上の係止爪4を係止させるようにした変更
例を示すが、ストレーナ本体1の装着のやり方は上述の
ものと変りない。
用の環状凹所5を設け、この凹所5にストレーナ本体1
の長手リブ1c上の係止爪4を係止させるようにした変更
例を示すが、ストレーナ本体1の装着のやり方は上述の
ものと変りない。
なお、図示の例ではストレーナ本体1を若干先細りの
ものとして、タンク側の入口パイプb1に挿入し易くした
ものを示したが、必ずしもこのようにする必要はない。
ものとして、タンク側の入口パイプb1に挿入し易くした
ものを示したが、必ずしもこのようにする必要はない。
また、上述の例では車両の油圧システム用のオイルタン
クについて説明したが、この考案はこれに限らずモータ
ボートや携帯式草刈機などの小型エンジン用の燃料タン
クにも適用できるものであり、この場合にはストレーナ
本体1を装着するパイプは出口パイプになる。
クについて説明したが、この考案はこれに限らずモータ
ボートや携帯式草刈機などの小型エンジン用の燃料タン
クにも適用できるものであり、この場合にはストレーナ
本体1を装着するパイプは出口パイプになる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、開口端を有する装着基部
と、これに続いて円周方向に等間隔に設けた長手リブの
内面に網材を張設し端部の閉じたかご状のスクリーン部
とでストレーナ本体を構成し、装着基部の開口端にはタ
ンク側のパイプの外端に係合する係止つばを設けると共
にスクリーン部の長手リブ上に係止爪を設け、その係止
爪をタンク側パイプの内端または内面に係止させるよう
にしたので、ストレーナ本体をタンク側のパイプに挿入
すれだけで容易に装着することができ、これまでのよう
に小孔同志の面倒な孔合せや、割ピンの差し込みを必要
とせず、作業がやり易く能率的であり、そして、開口端
の係止つばと長手リブ上の係止爪とでパイプに緊密に装
着されるので、装着部から未処理の流体が漏出したりま
たは入り込んだりする恐れはない。
と、これに続いて円周方向に等間隔に設けた長手リブの
内面に網材を張設し端部の閉じたかご状のスクリーン部
とでストレーナ本体を構成し、装着基部の開口端にはタ
ンク側のパイプの外端に係合する係止つばを設けると共
にスクリーン部の長手リブ上に係止爪を設け、その係止
爪をタンク側パイプの内端または内面に係止させるよう
にしたので、ストレーナ本体をタンク側のパイプに挿入
すれだけで容易に装着することができ、これまでのよう
に小孔同志の面倒な孔合せや、割ピンの差し込みを必要
とせず、作業がやり易く能率的であり、そして、開口端
の係止つばと長手リブ上の係止爪とでパイプに緊密に装
着されるので、装着部から未処理の流体が漏出したりま
たは入り込んだりする恐れはない。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図。 第2図はタンクのパイプに取付けた状態の断面図。 第3図は他の実施例の取付け状態を示す断面図。 第4図は従来のストレーナを取付けたオイルタンクの断
面図。 図中、 1……ストレーナ本体、1a……装着基部、1b……スクリ
ーン部、1c……長手リブ、2……網材、3……係止つ
ば、4……係止爪、a……タンクのボデー、b1……入口
パイプ、
面図。 図中、 1……ストレーナ本体、1a……装着基部、1b……スクリ
ーン部、1c……長手リブ、2……網材、3……係止つ
ば、4……係止爪、a……タンクのボデー、b1……入口
パイプ、
Claims (1)
- 【請求項1】一端が開口し他端が閉じた筒状のストレー
ナ本体を、開口側の装着基部とこれに続いて円周方向に
間隔をおいて設けられた複数の長手リブの内面に網材を
張設したスクリーン部で形成し、装着基部の開口端には
タンク側パイプの外端に係合する係止つばを設けると共
に上記スクリーン部の各長手リブ上には上記パイプの内
端または内面に係止する係止爪を設けたことを特徴とす
る液体タンク用のストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267790U JP2507441Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 液体タンク用のストレ―ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267790U JP2507441Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 液体タンク用のストレ―ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123925U JPH03123925U (ja) | 1991-12-17 |
JP2507441Y2 true JP2507441Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31535789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3267790U Expired - Lifetime JP2507441Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 液体タンク用のストレ―ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507441Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100537799B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-12-20 | 덴소풍성(주) | 오일필터 |
GB0229399D0 (en) * | 2002-12-18 | 2003-01-22 | 3M Innovative Properties Co | Drop-in filter for spray gun reservoir |
ITMI20060974A1 (it) * | 2006-05-17 | 2007-11-18 | Iveco Spa | Succhieruola per olio motore |
JP6479541B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2019-03-06 | ヤマシンフィルタ株式会社 | ストレーナ |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP3267790U patent/JP2507441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03123925U (ja) | 1991-12-17 |
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