JP2507221Y2 - 非常用貯水槽 - Google Patents

非常用貯水槽

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JP2507221Y2
JP2507221Y2 JP1989104500U JP10450089U JP2507221Y2 JP 2507221 Y2 JP2507221 Y2 JP 2507221Y2 JP 1989104500 U JP1989104500 U JP 1989104500U JP 10450089 U JP10450089 U JP 10450089U JP 2507221 Y2 JP2507221 Y2 JP 2507221Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は災害,断水等の非常時に飲料水を供給する
のに用いて好適な非常用貯水槽に関するものである。
【従来の技術】
地震等の災害時や断水時等の非常時には、各家庭で飲
料水等を貯留したりする必要があった。 そこで、各家庭や所定の公共機関では、非常用の飲料
水等を保存するための容器を常備しておく必要性があっ
た。 ところで、1日1人あたりの水の必要量は、1人につ
いて3l程度とされているが、実際には、それでは不十分
であり、飲料水その他の生活に必要な水を含めると、1
日1人当り10l程度必要であることが判ってきた。この
基準によれば、備蓄水量は、平均的な一家庭でも100l〜
150l程度に達する。この場合、最大の課題は、水容器の
置場である。非常用貯水槽の置場として好ましい場所
は、例えば、流し台に隣接する場所、あるいは洗濯機、
浴槽等に隣接する空隙部が考えられるが、いずれも空隙
の寸法はまちまちであり、従来の様な固定的な構造で
は、僅かな寸法の差で収納することができなかったり、
あるいは、スキ間が大き過ぎたりし、スペースを有効に
利用する上で大きな支障があると共に、他の部材、例え
ば鉄板、ステンレス、プラスチック等で製作した場合な
どは非常に高価になってしまう等の問題があった。 この考案は上記の実情に鑑みて成されたもので、軽量
小型安価な組立部材を使用して室内等の空きスペースを
最大限利用し、非常時に備え、十分な水量を確保し得る
非常用貯水槽を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る非常用貯水槽は、厚さ調整可能筐体に
作用する水圧による筐体の変形を防止する補強枠を筐体
に取付け、連結具で筐体の厚さ調整を可能としたもので
ある。
【作用】
この考案における非常用貯水槽は、貯水前の状態で
は、上記筐体を分解折畳むことに依って極く狭いスペー
スを利用して収納し、また、貯水後の状態では、設置ス
ペースに合わせて筐体の厚さを調整し、スペースの最大
限の利用が図れる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 第1図及び第2図において、1は底部を有する筐体
で、例えば段ボール,ウレタン等の内部に空気層が形成
された断熱性および防露性を有する材質から成り、その
両側部、底部、上面部(図においては、内部構造を明確
にするために、上面部は省略してある。)には厚さ調整
用の蛇腹部1aがそれぞれ設けられている。 そして、この筐体1の前壁および後壁には、後述する
補強枠7を取付ける凹状の取付部1bが高さ方向に溝設さ
れている。 3は筐体1内に収納された貯水袋で、ゴム,プラスチ
ック等を用いてフィルム状の材質から成り、上部には給
水口4が設けられている。この給水口4にはキャップ5
が着脱自在に設けられている。6は貯水袋3に収納され
た水である。7は組立自在に成された補強枠で、筐体1
の蛇腹部1aに対して直交する前後進の側面に、それぞれ
格子状に組立てられて筐体1を補強するように成されて
いる。 そして、この補強枠7は、筐体1に作用する水圧に十
分に耐久でき筐体1が変形しないように、筐体1の取付
部1bに嵌合されていると共に、十分な太さに形成されて
いる。この補強枠7の断面形状は、実施例のように矩形
状に限らず、円形、三角形、楕円形等、上記水圧に耐え
られるように筐体1を補強できれば如何なる形状であっ
てもよい。また、この補強枠7は、この実施例では、筐
体1を外部から規制する形で立設されているが、筐体1
の内部側に立設してもよい。 また、筐体1の底部を第3図示のように、布,プラス
チック,ゴム等の耐久性のあるもので形成してもよい。 なお、この実施例における非常用貯水槽の貯水時にお
ける全体の高さH,幅W及び奥行Tは、例えば平均的な一
家族を例にとると、H=900mm,W=500mm、T=300mmで
あり、貯水量は約120lである。 上記構成によれば、貯水袋3に水6を貯水しない状態
では、筐体1は蛇腹部1aの存在により、貯水袋3を挟ん
だ状態で折畳まれ非常に薄い形状になる。また、前後の
補強枠7も連結具を外されて、上記貯水袋3及び筐体1
を挟んだ状態で分解されている。従って、この貯水前の
状態は、全体として薄型で軽量であり、その厚さを調整
できるので、流し台、洗濯機、浴槽等のうら等の空きス
ペースに対応させて、その厚さを変えることができ、空
きスペースの最大限の利用が図れる。 そして、使用時には、筐体1の蛇腹部1aを伸ばすと共
に、補強枠7を連結具8を複数介して組立てる。ここ
で、連結具8の長さ調節によって、貯水袋3の容積を調
整でき、その結果、設置スペースの大きさに対応させ
て、その容積を自由に変化させることができ、この点で
もスペースの最大限の利用が図れる。 また、貯水された貯水袋3は防露性を有する材質から
成る筐体1に収納されているので、保管時に露が発生す
ることを防止することができる。また、1つの非常用貯
水槽には、例えば約120lの水を貯水することができる。 そして、貯水袋3内に連通するホース(給水管)9の
一端を給水栓に直結し、同一の貯水袋3に連通する他の
ホース(排水管)10の一端を給水栓の近傍に開口させた
水交換手段11を設ければ、必要に応じて給水栓を開くこ
とに依って水は一旦貯水袋3を経由して給水栓の近傍に
導かれ使用上支障を生ぜず、且つ貯水袋3に内蔵される
水は新旧入れ替わりが行われ、水が腐敗したりする恐れ
はない水交換が行われる。 なお、上記実施例では、筐体1の中に貯水袋3を収納
するように構成したが、貯水袋3を省略すると共に、筐
体1を表面に防露加工を施したプラスチック等で製作し
て、その両側、天地側に蛇腹部を設け、この筐体1に直
接に水を入れるようにしてもよい。また、貯水袋3また
は筐体1には、給水コックを適宜設けることができる。 なお、第4図示のように、筐体1の蛇腹部1aと貯水袋
3の中間に保護板13を配置してもよい。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、厚さ調整可能な筐
体内に貯水袋を収納すると共に、水圧に耐えられるよう
に、筐体全体を格子状に設けられた補強枠で補強し、貯
水袋を囲むように筐体の一側両面、上面及び底面に複数
の連結具を設けて筐体の形状を保持補強し、且つ厚さを
調節固定するように構成したので、貯水前は、流し台等
の裏の空きスペースに対応して収納でき、貯水時におい
ても、方形状の筐体の形状を損なうことなく設置スペー
スに対応して筐体の容積を変更でき、スペースの最大限
の利用が図れる。また、災害や断水時等に限らず、他の
種々の用途に適用することができ、さらに、水に限ら
ず、他の液体や場合によっては粉末状の物質を貯蔵する
ことも可能であり、軽便で取り扱いの容易な非常用貯水
槽を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による非常用貯水槽を示す
外観斜視図、第2図は同非常用貯水槽を示す断面側面
図、第3図は筐体の他の実施例を一部拡大断面図、第4
図は平面図である。 1は筐体、1aは蛇腹部、1bは取付部、3は貯水袋、4は
給水口、6は水、7は補強枠、8は連結具、9は給水
管、10は排水管、11は水交換手段。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側両面(1a)及び底面(1e)には蛇腹部
    を設けて他側両面(1c)の距離を調節自在に形成した防
    露性を有する材質から成る方形状の筐体(1)と、前記
    筐体(1)内に収納された貯水袋(3)と、前記筐体
    (1)の他側両面(1c)に設けられた取付部(1b)に嵌
    合し、満水時に該筐体(1)の形状を保持補強する強度
    を有する格子状に設けられた補強枠(7)と、前記貯水
    袋(3)を囲むように前記筐体(1)の一側両面(1
    a)、上面(1d)及び底面(1e)に設けて該筐体(1)
    の形状を保持補強し、且つ厚さを調節固定する複数の連
    結具(8)とを備えた非常用貯水槽。
  2. 【請求項2】前記貯水袋(3)には、給水栓に接続され
    該貯水袋(3)内に水を導入する吸水管(9)と該貯水
    袋(3)内の水を排出する排水管(10)とを備えた水交
    換手段(11)が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の非常用貯水槽。
JP1989104500U 1989-09-06 1989-09-06 非常用貯水槽 Expired - Fee Related JP2507221Y2 (ja)

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