JP2506958Y2 - 流体制御器用自動検査装置 - Google Patents

流体制御器用自動検査装置

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JP2506958Y2
JP2506958Y2 JP12295690U JP12295690U JP2506958Y2 JP 2506958 Y2 JP2506958 Y2 JP 2506958Y2 JP 12295690 U JP12295690 U JP 12295690U JP 12295690 U JP12295690 U JP 12295690U JP 2506958 Y2 JP2506958 Y2 JP 2506958Y2
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直史 安本
芳輝 園田
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清原 まさ子
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バルブ等の流体制御器の各種の検査に使用
する自動検査装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 一般にバルブ等の流体制御器は、外部への気密性を確
認する気密試験やシート部分の気密性を確認するシート
リーク試験、耐圧性を確認する耐圧試験等を行なったう
え、完成品として出荷されて行く。
ところで、従前の流体制御器の試験では、前記気密試
験、シートリーク試験及び耐圧試験等を夫々異なる試験
治具装置を用いて行なっている。そのため、試験装置へ
被試験品をセッティングするのに手数がかかり、試験時
間の短縮が計れないと云う難点がある。
また、試験に於いては、試験装置へセッティングした
被試験品の外面等をシール部材によって複数の気密ブロ
ックに分けたり、可動型の被試験品支持装置をシール部
材によってシールすることが必要となる。
ところが、従前の試験装置では、被試験品を試験装置
へセッティングする際に、前記各シール部材が被試験品
の外表面や支持装置等を摺接する構造になっている。そ
の結果、シール部材の摩耗が避けられず、シール性能の
低下や摩耗粉塵による漏れ検出器の故障等を生じると云
う難点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従前の流体制御器用検査装置に於ける上述
の如き問題、即ち(イ)複数の試験装置を用いるため、
被試験品のセッティングに手数がかかること、(ロ)被
試験品の支持装置等のシール用部材が摩耗し、気密性の
低下を生じ易いこと等の問題を解決せんとするものであ
り、試験装置へ一回のセッティングすることにより、全
検査を連続的に高能率で行なえると共に、被試験品の取
替えやセッティング等に際しても、シール用部材に摩耗
が全く生じないようにした自動検査装置を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) 本考案は、漏洩検査器に連通する試験室1を形成する
試験室本体10及び試験室蓋体11と;前記試験室本体10の
一側より試験室1内へ気密に挿入され、試験室1内に配
設した被試験品5の流体入口5aへ気密状に嵌合すると共
に流体入口5aへ検査用流体8を供給する検査用流体供給
体2と;試験室本体10の他側より試験室1内へ摺動自在
に挿入され、その先端部に被試験品5の流体出口5bへ嵌
合する支持部材3aを設けた筒状の外側ピストン3と;前
記外側ピストン3の内方へ摺動自在に挿着した内側ピス
トン4と;前記試験室本体10に配設され、パッキン作動
用流体13の供給により膨出して外側ピストン3の外周面
へ接当し、外側ピストン3と試験室本体10間の気密を保
持するU型パッキン6aと;前記内側ピストン4の先端部
に配設され、パッキン作動用流体13の供給により膨出し
て外側ピストン3の内周面へ接当し、外側ピストン3と
内側ピストン4間の気密を保持するU型パッキン6bとを
考案の基本構成とするものである。
(作用) 試験室蓋体11を開放して試験室1内へ被試験品5を挿
入し、外側ピストン3を前進させることにより、被試験
品5は検査用流体供給体2と外側ピストン3間に気密状
に挾持される。また、蓋体11を密閉して内側ピストン4
を前進させ、各U型パッキン6a,6bへパッキン作動用流
体13を供給することにより、試験室1内が気密に保持さ
れる。
検査用流体供給体2の供給孔2aを通して被試験品5の
流体入口部5aへ検査用流体8を供給し、漏洩検出器によ
り試験室1内への検査用流体8の漏れを検出することに
より、被試験品5の耐圧及び気密性が確認される。
また、内側ピストン4を外方に位置せしめることによ
り、被試験品5のシートからリークした流体が外側ピス
トン3の支持部材3aの流通孔3bを通して試験室1内へ流
入し、漏洩検出器により検出される。
外側ピストン3及び内側ピストン4の気密保持用のU
型パッキン6a,6bは、パッキン作動用流体13の供給によ
り外方へ膨出してパッキン作用を果たし、また、作動用
流体13を排出することにより縮小してパッキン作用を喪
失する。当該U型パッキン6a,6bは、前記外側ピストン
3及び内側ピストン4の摺動時には作動用流体13が排出
されており、これによりU型パッキン6a,6bの摩耗の防
止が計られる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係る自動検査装置の平面図であり、
第2図は第1図のA−A視断面図、第3図は第1図のB
−B視側面図である。図に於いて、1は試験室、2は検
査用流体供給体、3は外側ピストン、4は内側ピスト
ン、5は被試験品、6a〜6dはU型パッキン、7はエァー
シリンダー、8は検査用流体、9は架台である。
前試験室1は、試験室本体10とこれに着脱自在に配設
した蓋体11との組み合わせにより形成される。この試験
室本体10は中央に凹部10aを有し且つ上方が開放された
箱型に形成されており、その左右方向の両側壁には流体
供給体2の挿入孔10bと外側ピストン3の挿入孔10cが対
向状に、また前後方向の側壁には漏洩検査器(図示省
略)の接続孔10eが夫々穿孔されている。
前記試験室1を形成する蓋体11は所謂椀形に形成され
ており、その外周壁は、蓋体セグメントの間へ後述する
U型パッキン6b,6cを介挿し、これ等を連結ボルト11bで
連結することにより形成されている。また、この蓋体11
の外周壁には漏洩検査器(図示省略)の接続孔11aが穿
設されており、更に蓋体11の上壁には蓋体11を昇降する
ためのエァーシリンダ7のピストンロッド7aが連結され
ている。
前記検査用流体供給体2は円柱状を呈しており、その
中央には軸心方向に検査用流体8の供給孔2aが貫孔され
ている。また、当該供給体2の先端部には被試験品5の
支持部2bが設けられており、被試験品5の流体入口部5a
と前記供給孔2aとが気密状に連結される。
当該検査用流体供給体2は、その先端側の支持部2bを
試験室本体10の挿入孔10b内へ挿入した状態で、摺動自
在に支持されており、その外端部に設けたピストンシリ
ンダー15のピストン前室15aとピストン後室15b間の圧力
差により、試験室本体10側へ気密に押圧されている。
前記外側ピストン3は筒状に形成されており、その先
端部には流通孔3bを設けた被試験品5の支持部材3aが固
設されている。
当該外側ピストン3の先端部は、前記試験室本体10の
支持体挿入孔10cを挿通して試験室1の内方へ摺動自在
に挿入されており、これを試験室本体10側へ押圧するこ
とにより、支持部材3aと被試験品5の流体出口5bとが気
密状に嵌合される。
当該外側ピストン3の外端部にはピストンシリンダー
12が設けられており、シリンダー前室12aとシリンダー
後室12bとの間の流体圧力差を切換えることにより、外
側ピストン3が適宜距離だけ前後進される。尚、外側ピ
ストン3と試験室本体10間の気密はU型パッキン6aによ
り保持されている。
前記内側ピストン4は円柱状に形成されており、前記
外側ピストン3の内方へ摺動自在に挿着されている。当
該内側ピストン4は、その先端部に設けたU型パッキン
6bにより試験室本体10との間の気密が保持されている。
また、当該内側ピストン4の中央部には軸心方向に通気
孔4aが貫孔されており、後述する如く通気孔4aを通して
U型パッキン6aの作動用流体13が供給される。
当該内側ピストン4の外端部にはピストンシリンダー
14が設けられており、前記外側ピストン3と同様にシリ
ンダー前室14aとシリンダー後室14bとの間の流体差を切
替ることにより、内側ピストン4は適宜距離だけ前後進
され、U型パッキン6bにより外側ピストン3との間の気
密性が保持される。
前記U型パッキン6a〜6dは第4図に示す如く、弾力性
を有する合成樹脂材により断面形状がU字型に形成され
ており、パッキン作動用流体13をその内腟部13a内へ供
給することにより、先端部が膨出して所謂気密作用を奏
し、また作動用流体13を排出することにより収縮し、気
密作用を喪失する。
次に、本考案に係る自動検査装置を用いた流体制御器
の検査について説明する。
被試験品5(例えばバルブ)の耐圧・気密試験を行な
う場合には、先ず、各U形パッキン6a〜6dの作動用流体
13を排出すると共に、試験室1の蓋体11をエァーシリン
ダー7により持ち上げて試験室1を開放し、その内部へ
バルブ5を挿入する。
次に、検査用流体供給体2を本体10側へ密接させると
共に外側ピストン3を前進させ、バルブ5の流体入口部
5aと流体出口部5bを検査用流体供給体2の支持部2bと外
側ピストン3の支持部材3aの間へ気密にチャッキングす
る。その後、内側ピストン4を前進させると共に、蓋体
11を下降して試験室本体10の上方開口を閉鎖する。
前記試験室1の閉鎖が完了すれば、各U型パッキン6a
〜6dへパッキン作動用流体13を供給し、試験室1内を気
密状に保持すると共に、試験室1(若しくは試験室1及
びパッキン6cと6dによって区画された気密空間内)と漏
れ検出器(図示省略)とを連通する。これにより、試験
の準備が完了する。
試験の準備が完了すれば、検査用流体供給体2の供給
孔2aを通して所定圧力の検査用流体8を供給し、漏れ検
出器により試験室1内への流体8の漏れを検出する。こ
れにより、バルブ5の耐圧並びに気密試験が行なえる。
耐圧・気密試験が完了すれば、次に検査用流体8の供
給を止めると共に、U型パッキン6bのパッキン作動用流
体13を排出し、パッキン6bを収縮させる。その後、内側
ピストン4を一定距離だけ後退させたあと、再びパッキ
ン6bへパッキン作動用流体13を供給し、試験室1内の気
密を保持する。これにより、シートのリークテストの準
備が完了する。
検査用流体供給体2の供給孔2aを通して検査用流体8
を供給することにより、バルブ5の弁室内が加圧され、
リークした検査用流体8は流体出口5b及び外側ピストン
3の支持部3aに設けた流通孔3bを通って試験室1内へリ
ークする。このリークした検査用流体8を漏洩検査器
(図示省略)によって検出することにより、シートから
のリークが検出される。
(考案の効果) 本考案に於いては、試験室1を形成する試験室本体10
の一側から検査用流体供給体2を挿入すると共に、本体
10の他側から外側ピストン3を摺動自在に挿入し、前記
検査用流体供給2と外側ピストン3の間へ被試験品5を
気密状に挾着すると共に、外側ピストン3内へ摺動自在
に挿着した内側ピストン4を外方へ摺動させることによ
り、被試験品5の流体出口5bと試験室1内を連通させる
構成としている。その結果、本考案に於いては、被試験
品5の所謂キャッチングが極めて簡単に行なえると共
に、一回のキャッチングによって耐圧検査と気密検査と
シートのリーク検査を同時に且つ連続的に行なうことが
でき、検査能率の大幅な向上が可能となる。
また、本考案に於いては、外側ピストン3と試験室本
体10間及び外側ピストン3と内側ピストン4間の気密を
U型パッキン6a,6b内へパッキン作動用流体13を供給す
ることによって確保する構成としている。その結果、両
ピストン3,4の摺動時に前記作動用流体8を排出してこ
れを収縮させることにより、U型パッキン6a,6bの摩耗
をほぼ完全に防止することができ、シール性能の低下や
摩耗粉塵に起因する障害の発生が皆無となる。
更に、気密試験を水や発泡剤を使わずにできるため、
検査終了後に水で洗浄やパージをする工程が省略できる
と共に、水を使わないことから、発錆の問題も避けるこ
とができる。
本考案は上述の通り、優れた実用的効用を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動検査装置の一部を破断した平
面図であり、第2図は第1図のA−A視断面図、第3図
は第1図のB−B視側面図である。 第4図は本考案に於いて使用するU型パッキンの断面図
である。 1……試験室 2……検査用流体供給体 3……外側ピストン 4……内側ピストン 5……被試験品 6a〜6d……U型パッキン 7……エァーシリンダー 8……検査用流体 9……架台 10……試験室本体 11……試験室蓋体 12……ピストンシリンダー 13……パッキン作動用流体 14……ピストンシリンダー 15……ピストンシリンダー 15a……前室 15b……後室

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏洩検査器に連通する試験室(1)を形成
    する試験室本体(10)及び試験室蓋体(11)と;前記試
    験室本体(10)の一側より試験室(1)内へ気密に挿入
    され、試験室(1)内に配設した被試験品(5)の流体
    入口(5a)へ気密状に嵌合すると共に、前記流体入口
    (5a)へ検査用流体(8)を供給する検査用流体供給体
    (2)と;試験室本体(10)の他側より試験室(1)内
    へ摺動自在に挿入され、その先端部に被試験品(5)の
    流体出口(5b)へ嵌合する支持部材(3a)を設けた筒状
    の外側ピストン(3)と;前記外側ピストン(3)の内
    方へ摺動自在に挿着した内側ピストン(4)と;前記試
    験室本体(10)に配設され、パッキン作動用流体(13)
    の供給により膨出して外側ピストン(3)の外周面へ接
    当し、外側ピストン(3)と試験室本体(10)間の気密
    を保持するU型パッキン(6a)と;前記内側ピストン
    (4)の先端部に配設され、パッキン作動用流体(13)
    の供給により膨出して外側ピストン(3)の内周面へ接
    当し、外側ピストン(3)と内側ピストン(4)間の気
    密を保持するU型パッキン(6b)とから構成した流体制
    御器用自動検査装置。
  2. 【請求項2】試験室蓋体(11)に、パッキン作動用流体
    (13)の供給により膨出して被試験品(5)の外表面へ
    接当し、蓋体(11)と被試験品(5)間の気密を保持す
    るU型パッキン(6c)を介設した請求項(1)に記載の
    流体制御器用自動検査装置。
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