JP2506818Y2 - 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト - Google Patents

車輌用クイツクチヤ―ジソケツト

Info

Publication number
JP2506818Y2
JP2506818Y2 JP1990082188U JP8218890U JP2506818Y2 JP 2506818 Y2 JP2506818 Y2 JP 2506818Y2 JP 1990082188 U JP1990082188 U JP 1990082188U JP 8218890 U JP8218890 U JP 8218890U JP 2506818 Y2 JP2506818 Y2 JP 2506818Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
terminals
pair
insulation plate
quick charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990082188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0440476U (ja
Inventor
俊彦 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1990082188U priority Critical patent/JP2506818Y2/ja
Publication of JPH0440476U publication Critical patent/JPH0440476U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506818Y2 publication Critical patent/JP2506818Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、大型トラック、特殊車輌等に装着され、緊
急時の充電用として使用される車輌用クイックチャージ
ソケットに関するものである。
[従来の技術] 従来から、緊急時の車輌充電用として大型トラック等
の特殊車輌に装備されるこの種のクイックチャージソケ
ットとしては第7図に示すように構成されたものが一般
的である。すなわち、同図において1は金属製のボディ
で、このボディ1は両端開放の筒状体に形成され、前端
側開口部2に設けたフランジ部3が車体に複数個のボル
ト4とナット5によって固定されている。ボディ1の取
付箇所としては、使用する場合の操作性を考慮して車体
の牽引部前方寄りの右または左側面で、シャーシの下部
位置が一般的であり、取付ブラケット6を介して取り付
けられている。前記フランジ部3にはガスケットリテー
ナ7が設けられており、このガスケットリテーナ7には
前記ボディ1の前面側開口部2を通常閉鎖する蓋体8が
ブラケット9を介して取り付けられている。蓋体8は、
前記ブラケット9に設けられた軸10によって一端が回動
自在に軸支され、かつ捻じりコイルばね11によって閉方
向の回動習性を付与されている。前記ボディ1の内部に
はプラスとマイナスのターミナル12、13がインシュレー
タ14およびインシュレーションプレート15を介して配設
されている。インシュレータ14は、前面側に嵌合凹部16
を、背面壁に前記各ターミナル12、13が貫通されるター
ミナル挿通孔17a、17bを有するカップ状に形成されてボ
ディ1内に嵌合、ねじ止め固定されることにより、ボデ
ィ1の後端側開口部18を閉鎖している。インシュレーシ
ョンプレート15は、ターミナル12、13を押えてインシュ
レータ14からの抜けを防止するもので、インシュレータ
14の背面にねじ止め固定され、前記ターミナル12、13の
取付孔19a、19bが前記ターミナル挿通孔17a、17bに対応
して貫通形成されている。各ターミナル12、13の外端は
ハーネス20、21を介して車輌に搭載されたバッテリー
(図示せず)のプラスとマイナスの端子にそれぞれ接続
されている。
このような構成において、バッテリーの充電に際して
は、前記蓋体8を手で開き、一端が電源に接続された充
電用コードの他端に設けられたコネクタ22をインシュレ
ータ14の嵌合凹部16に差し込み、ターミナル12、13に接
続することで行われる。
なお、23はボディ1の外周面に嵌合されインシュレー
ションプレート15を覆う防水カバー、24はガスケットで
ある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のクイックチャージソ
ケットにあっては、特別な防水対策を施しいるわけでは
なく、また上述した通り車体の牽引部前方寄りの右また
は左側面部に取り付けられて外部に露呈しているため、
前後のタイヤあるいは他車が跳ね上げた水、泥、埃等が
入り易くなっており、しかも内部に入った水等に対して
も、その排水性を考慮した設計を採用しておらず、一旦
水等が侵入すると乾燥し難いと云う欠点があった。ま
た、クイックチャージソケットはバッテリーに常時直結
されて通電状態にあるにも拘らず、ターミナル12、13間
の鉛面距離が4mm程度で非常に短くなっており、そのた
め水の侵入、長期使用による異物介在等によりターミナ
ル12、13が電蝕され、耐久性に欠けると云う問題があっ
た。さらに、クイックチャージソケットの取付状態か
ら、ターミナル12、13は上下に対向配置されており、し
かも水(異物も含む)はインシュレータ14とインシュレ
ーションプレート15との接合面上部から侵入し、この接
合面を伝わって直接下へ流れる経路となっているため、
ターミナル12、13間は侵入物で直接つながる形を呈し易
く、上記の電蝕現象に加えてターミナル12、13間でのリ
ーク現象が起き易いと云う問題もあった。また、このよ
うな問題は、インシュレータ14とインシュレーションプ
レート15間からの侵入物がターミナル12、13に沿ってハ
ーネス20、21側にも侵入する経路が形成されることか
ら、ターミナル12、13のハーネス接続部およびインシュ
レーションプレート15とハーネス20、21間についても同
様なことが云える。さらに、クイックチャージソケット
の後方からハーネス20、21の外周面に沿ってターミナル
部に侵入する経路もある。
ターミナル12、13やハーネス接続部に生じる錆成分を
分析すると、ナトリュウム、塩素などが検出されてお
り、侵入物による上記の問題に対して全く対策がなされ
ていないのが現状と云える。
したがって、本考案は上記したような問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、特にインシ
ュレータとインシュレーションプレート間における排水
性を良くすることにより、水等の侵入による錆、電蝕現
象さらにはリーク現象の発生を未然に防止し、ターミナ
ルおよびハーネスの耐久性を向上させるようにしたクイ
ックチャージソケットを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、両端開放の筒状
体に形成され、一端開口部が開閉自在な蓋体によって閉
塞されたボディと、このボディ内に嵌合されてボディの
他端開口部を閉塞するインシュレータと、このインシュ
レータの背面に密接されるインシュレーションプレート
と、このインシュレーションプレートと前記インシュレ
ータを貫通して先端部が前記インシュレータ内に位置さ
れ左右方向に対向する一対のターミナルとを備え、前記
インシュレータの前記インシュレーションプレートとの
対接面に前記一対のターミナルを仕切るとともに両ター
ミナル間の鉛面距離を拡大する仕切り溝と、環状の外周
排水溝と、上端が前記インシュレータに設けられた各タ
ーミナル挿通孔にそれぞれ連通し、下端が前記外周排水
溝にそれぞれ連通する下向きの一対の排水溝を設けたも
のである。
[作用] 本考案において、ターミナルは左右方向に対向するよ
うに並設され、これら間が侵入した侵入物によて直接つ
ながり難くする。仕切り溝は、ターミナル間の鉛面距離
を長くする。排水溝は、インシュレータとインシュレー
ションプレートとの接合面に沿って侵入する水等を下方
に導き、ターミナル挿通孔内に侵入するのを防止する。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本考案に係るクイックチャージソケットの一
実施例を示す分解斜視図、第2図は正面図、第3図は背
面図、第4図は第3図のIV-IV線断面図、第5図は第3
図のV−V線断面図、第6図はクイックチャージソケッ
トの内部を示す図である。なお、図中第7図に示した従
来装置と同一構成部品に対しては同一符号を以て示し、
その説明を省略する。これらの図において、インシュレ
ータ14はその背面、すなわちインシュレーションプレー
ト15が密接される面30がボディ1の後端面31より適宜距
離内側に位置するようにボディ1内に嵌合され、かつ止
めねじ33(第5図)によって固定されている。インシュ
レータ14の背面30には仕切り溝32と、仕切り溝32の両側
に位置する2つのターミナル挿通孔17a、17bが設けられ
ている。
前記仕切り溝32は、前記背面30の中央に垂直に形成さ
れて、上下端がインシュレータ14の外周上下面に開放さ
れている。
前記ターミナル挿通孔17a、17bは、前記仕切り溝31を
挟んでその両側に等距離離れて対称形状に形成されるも
ので、インシュレータ14の背面30側に設けた縦方向に長
い矩形凹部aと、矩形凹部aの内壁面の中央より仕切り
溝32側に偏心した位置に一端が開口し、他端がインシュ
レータ14の嵌合凹部16に連通する縦長のスリット状孔b
とで構成されている。ターミナル挿通孔17aと17b間の鉛
面距離D(第4図)は従来4mmとされていたが、本考案
にあっては前記仕切り溝32の形成によって12mmに拡大さ
れている。前記インシュレータ14の背面30にはさらに2
つの排水溝34a、34b(第1図)が前記各ターミナル挿通
孔17a、17bの下方に位置してそれぞれ形成されており、
その上端は各ターミナル挿通孔17a、17bの矩形凹部aに
連通し、下端がインシュレータ14の外周面下部に開放し
ている。
前記インシュレーションプレート15の前面、すなわち
前記インシュレータ14の背面30に密接する面36の外周部
には環状の外周排水溝37が形成されており、その溝底面
が前記ボディ1の後端面31に近接対向される。また、イ
ンシュレーションプレート15の前面36の中央には前記仕
切り溝32に嵌合する突状体38が一体に突設されている。
そして、インシュレーションプレート15は一対の止めね
じ40(第3図、第5図)によって前記インシュレータ14
の背面30に固定されている。前記インシュレータ14の背
面30には前記止めねじ40がねじ込まれるナット41が埋め
込まれている。
各ターミナル12、13は、前記嵌合凹部aに嵌合される
ブロック状の基部12a、13aと、基部12a、13aの前端面に
一体に突設され前記スリット状孔bに挿通される板状の
コネクタ接続部12b、13bとでそれぞれ構成され、前記基
部12a、13aの後端面に設けた凹部43(第4図)にハーネ
ス20、21の一端がそれぞれ挿入され、かつ半田付け接続
されている。また、各ターミナル12、13のハーネス接続
部には熱収縮チューブ44、45が被覆されており、その一
端部は前記ハーネス20、21の外周面を被覆している。こ
の場合、各ターミナル12、13の後端部で前記熱収縮チュ
ーブ44、45によって被覆される部分は、前記ハーネス2
0、21の外径と略同一の円柱形に形成されている。
前記ハーネス20、21の他端には上記とは別のターミナ
ル48、49(第4図)がそれぞれ接続されており、これら
のターミナル48、49はバッテリーのプラス端子とマイナ
ス端子にそれぞれ接続されている。また、ターミナル4
8、49のハーネス接続部にも熱収縮チューブ44、45が被
覆されている。
かくしてこのような構成からなるクイックチャージソ
ケットにあっては、インシュレータ14とインシュレーシ
ョンプレート15の接合面に仕切り溝32を形成してターミ
ナル12、13間の鉛面距離Dを大きくしているので、水、
泥水等の侵入物によるターミナル12、13の錆、電蝕現象
およびリーク現象を軽減防止することができ、また前記
接合面の上部から侵入する水は仕切り溝32を通って外周
排水溝37の下部に導かれ、前記接合面に沿って流れ落ち
ターミナル挿入孔17a、17bに入り込もうとする水は排水
溝34a、34bを通って同様に外周排水溝37の下部に導かれ
るため、排水効果が大きく、ターミナル12、13およびそ
のハーネス接続部を侵入する水から良好に保護し、ハー
ネス接続部における錆、電蝕現象等の発生も防止するこ
とができる。また、熱収縮チューブ44、45を用いてター
ミナル12、13のハーネス接続部を被覆保護しているた
め、ハーネス20、21の外周面を通って水等が内部に侵入
するのを確実に防止し得る。
さらに、本考案においてはターミナル12、13を左右方
向に対向するよう仕切り溝32を挟んでその両側に設けて
いるので、上下に対向配置した構造に比べてこれら両者
間に侵入した侵入物によって両ターミナル12、13が直接
つながることが少なく、これらの間のリーク現象を起き
難くする。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るクイックチャージソ
ケットは、インシュレータのクイックチャージソケット
との接合面に、ターミナル間を仕切り一対のターミナル
間の鉛面距離を拡大する仕切り溝と、インシュレータの
ターミナル挿通孔に上端が連通する下向きの排水溝を設
けたので、接合面間の排水性能に優れ、ターミナルやそ
のハーネス接続部を水等の侵入物からから良好に保護す
ることができる。したがって、ターミナルの錆、電蝕現
象さらにはリーク現象を未然に防止することができ、そ
の実用的効果は非常に大である。4.
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクイックチャージソケットの一実
施例を示す分解斜視図、第2図は正面図、第3図は背面
図、第4図は第3図のIV-IV線断面図、第5図は第3図
のV−V線断面図、第6図はクイックチャージソケット
の内部を示す図、第7図はクイックチャージソケットの
従来例を示す一部破断正面図である。 1……ボディ、8……蓋体、12、13……ターミナル、14
……インシュレータ、15……インシュレーションプレー
ト、16……嵌合凹部、17a、17b……ターミナル挿通孔、
20、21……ハーネス、30……背面、31……後端面、32…
…仕切り溝、34a、34b……排水溝、37……外周排水溝、
38……突状体、44、45……熱収縮チューブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端開放の筒状体に形成され、一端開口部
    が開閉自在な蓋体によって閉塞されたボディと、このボ
    ディ内に嵌合されてボディの他端開口部を閉塞するイン
    シュレータと、このインシュレータの背面に密接される
    インシュレーションプレートと、このインシュレーショ
    ンプレートと前記インシュレータを貫通して先端部が前
    記インシュレータ内に位置され左右方向に対向する一対
    のターミナルとを備え、前記インシュレータの前記イン
    シュレーションプレートとの対接面に前記一対のターミ
    ナルを仕切るとともに両ターミナル間の鉛面距離を拡大
    する仕切り溝と、環状の外周排水溝と、上端が前記イン
    シュレータに設けられた各ターミナル挿通孔にそれぞれ
    連通し、下端が前記外周排水溝にそれぞれ連通する下向
    きの一対の排水溝を設けたことを特徴とする車輌用クイ
    ックチャージソケット。
JP1990082188U 1990-08-03 1990-08-03 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト Expired - Lifetime JP2506818Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990082188U JP2506818Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990082188U JP2506818Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0440476U JPH0440476U (ja) 1992-04-06
JP2506818Y2 true JP2506818Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31628775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990082188U Expired - Lifetime JP2506818Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2506818Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113937A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Asahi Denso Co Ltd 車両用ソケット
JP6270785B2 (ja) * 2015-07-22 2018-01-31 矢崎総業株式会社 コネクタ嵌合構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597573U (ja) * 1982-07-05 1984-01-18 松下電工株式会社 プラグ装置
JPS59119689A (ja) * 1982-12-27 1984-07-10 日産自動車株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0440476U (ja) 1992-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2988237B2 (ja) 簡易防水コネクタ
US7828591B2 (en) Connector for a device
US4861282A (en) Waterproof connecting structure for connector
US4265365A (en) Moisture resistant electrical outlet box
US5553787A (en) Electrical connector
CN111834800B (zh) 电气设备
US6153329A (en) Battery terminal cover
US6695621B1 (en) Towing connector
CN109923740B (zh) 充电用插入口
JP2001085101A (ja) コネクタの防水構造
US20030039882A1 (en) Reverse polarity termination adaptor
JP2514449Y2 (ja) ヒュ―ズボックス
JP2506818Y2 (ja) 車輌用クイツクチヤ―ジソケツト
US4932875A (en) Multipolar connector
US4499390A (en) Waterproof structure for slip rings of an a.c. generator for a car
US5037307A (en) Connecting structure for connecting motor for driving mirror main body of automobiles outside mirror assembly and power source
JP2729573B2 (ja) 防滴コネクタ
JPS6021898Y2 (ja) 電気機器の防水取付構造
JP2597713Y2 (ja) 分岐接続箱
JP4116728B2 (ja) 電子機器ケースのシール構造
US3641480A (en) Battery terminal guard
CN221262580U (zh) 电池密封组件和具有其的代步车
CN219382241U (zh) 汽车充电防水装置及汽车壁挂式汽车充电桩
CN213425260U (zh) 压铸箱体
JPH0235556Y2 (ja)