JP2506703B2 - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置

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JP2506703B2
JP2506703B2 JP30092286A JP30092286A JP2506703B2 JP 2506703 B2 JP2506703 B2 JP 2506703B2 JP 30092286 A JP30092286 A JP 30092286A JP 30092286 A JP30092286 A JP 30092286A JP 2506703 B2 JP2506703 B2 JP 2506703B2
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伸一 中根
尚 宇野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/18Systems for controlling combustion using detectors sensitive to rate of flow of air or fuel
    • F23N5/184Systems for controlling combustion using detectors sensitive to rate of flow of air or fuel using electronic means
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    • F23N5/00Systems for controlling combustion
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、異常時にガス通路を自動的に遮断し、都市
ガス・プロパンガス等による爆発事故・中毒事故等の発
生を未然に防止するガス遮断装置に関する。
従来の技術 従来のこの種のガス遮断装置は、第2図に示すよう
に、ガス通路1に設けたガスメータ2と、このガスメー
タ2の通過ガス量に応じて信号を発する流量測定手段3
と、ガスの供給を止める遮断手段4が設けられ、前記流
量測定手段3の流量信号状態を判断し、あらかじめ設定
され記憶しているガス適正使用条件を逸脱すると異常と
判断して前記遮断手段4に閉止信号を発する制御部5を
備えていた。
この従来の制御部5の構成例を第3図に示す。第2図
と同一符号のものは同じ機能を有する構成要素である。
制御部5は、前述の流量測定手段3からの流量信号を入
力しガスの使用状態を検出する使用状態検出部7と、あ
らかじめガスメータの号数に応じて適正な使用条件を設
定する初期条件設定部8と、前記使用状態検出部7の信
号が前記ガス適正使用条件を逸脱すると異常と判断して
遮断信号を出力する適正使用条件判定部9とから構成さ
れている。
ここで適正な使用条件とは、各ガスメータの容量に応
じて設定された合計流量、個別最大流量、安全継続使用
時間等の各条件項目を示す。合計流量条件とは、所定計
測期間内にガスメータを通過する合計ガス流量が、ガス
ホース抜けやガス器具の燃焼立消え時などに初期設定さ
れた所定値を越えた場合、遮断手段を作動させるもので
ある。個別最大流量条件とは、所定計測期間毎にガス流
量変化を検出して現在何種類のガス器具が使用されてお
り、それぞれがどれ程のガス消費量なのかを識別し、そ
の中の最大ガス消費量が所定の設定値を越えた時、遮断
手段に閉止信号を出力するもので、ガスホースのヒビ割
れやガス栓半開での燃焼立消え等のガス洩れに対処す
る。また、安全継続使用時間条件は、ある燃焼範囲のガ
ス器具が連続して使われる時間の統計データから各範囲
毎に設定された連続して使用出来る時間を指し、使用状
態検出部からのデータが前記設定時間を超過したとき遮
断手段に作動信号を送り、ガス器具の消し忘れ等のとき
も安全を確保するものである。
上述したように、使用状態検出部7にて合計流量・個
別最大流量・継続使用時間を観測し、適正使用条件判定
部9にて初期値と比較判定を実施することにより、ガス
供給系の異常を検出していた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、ガス配管中に
設置されたガスメータの容量によって適正使用条件が初
期値だけで一律に決まってしまうので、メータを設置し
た家庭などの特殊な条件が織り込まれないとい問題点を
有していた。
本発明はかかる従来の問題を解消するもので、実際に
各家庭などで使われるガスの流量パターンを所定期間計
測し、厳しい目であるが実状に合った判定条件を再設定
することにより、より安全なガス遮断装置を提供するこ
とを目的とする。また、流量パターンを所定期間計測す
るための起動の方法を自動的に行うことを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のガス遮断装置
は、ガス通路の通過ガス量に応じて信号を発する流量測
定手段と、前記流量測定手段から送られる流量信号でガ
スの使用状態を検出する使用状態検出部と、ガス適正使
用条件を予め初期値として設定する初期条件設定部と、
前記使用状態検出部の信号が前記ガス適正使用条件を逸
脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正使用条
件判定部と、所定時間をカウントするタイマー、所定の
流量信号を入力した時起動されるタイマー起動部、前記
流量測定手段から送られる流量信号で前記タイマー作動
中のガス使用状態を記憶する使用状態記憶部、前記記憶
部の内容に応じて前記ガス適正使用条件を変更するガス
適正使用条件変更部と、前記ガス適正使用条件変更部か
らの遮断信号に応じてガス通路を遮断する遮断手段とを
備えた構成である。
作用 本発明は上記した構成によって、タイマーに起動信号
が印加されると所定期間のカウントが開始され、と同時
に使用状態記憶部の作動により、前記タイマー動作中の
ガス使用パターンが計測される。すなわち、この期間中
に、前述した合計流量・個別最大流量・継続使用時間等
の実測値が更新されていき、タイマー終了と同時に最終
データがガス適正使用条件変更部にて初期値と比較判定
され、所定のガス適正使用条件が新たに設定されるので
ある。以降、適正使用条件判定部では前述の新しい設定
条件と使用状態検出部からの信号を比較して、条件を逸
脱した時には異常と判断して遮断手段を作動させるので
ある。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図において、第2図,第3図と同一符号のものは
同一機能を有する構成要素である。制御部16は、従来と
同様のガス通路1に設けたガスメータ2を通過するガス
量を測定する流量測定手段3からの流量信号を入力しガ
スの使用状態を検出する使用状態検出部7と、ガス適正
使用条件を予め初期値として設定する初期条件設定部8
と、前記使用状態検出部7の信号が前記ガス適正使用条
件を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正
使用条件判定部9と、所定期間をカウントするタイマー
11と、前記タイマーを起動するタイマー起動部12と、前
記流量測定手段3から送られる流量信号で前記タイマー
作動中のガス使用状態を記憶する使用状態記憶部13と、
前記記憶部の内容に応じて前記ガス適正使用条件を変更
するガス適正使用条件変更部14とから構成されている。
上記構成において、前記流量測定手段3からの流量信
号が所定期間中入力されず、その後に所定数以上の流量
信号を入力した場合タイマー起動部12は起動信号を出力
し、タイマー11は前記信号を受けて所定期間のカウント
を開始する。前記所定期間は、あらかじめ設定されてお
り、例えば、1週間とか、1ヵ月というようなスパンで
ある。このタイマー作動と同時に、使用状態記憶部13
は、ガスの使用パターン、すなわち、合計流量・個別最
大流量・継続使用時間を記憶していく。ガス適正使用条
件変更部14は、それぞれ実測されたガス使用パターンの
最大の値を記憶するため、データを更新していくのであ
る。このようにして、タイマー11のカウントが終了する
と、最終のデータが前記記憶部13からガス適正使用条件
変更部14に送られる。この変更部では、初期条件と最終
データとを比較し、値の小さい方を選んで、すなわち、
より安全側に、新しく適正使用条件を設定しなおすので
ある。すなわち、前述のタイマーカウントが終了するま
では、異常判定部では現在のガス使用状態をあらかじめ
設定されている初期値と比較して異常状態を判断してい
るが、タイマー動作中のガス使用パターン実測結果から
新たに条件が設定しなおされた後は、再設定された値と
比較して異常状態を判断している。ここで、異常と判断
されたときには遮断手段4が作動してガス通路1が閉止
されるのである。
上記では、最終データをそのまま初期値との比較に用
いたが、所定の係数を乗じて比較しても良い。それは、
実使用上の安全係数を考慮したものとなる。この所定の
係数も通信制御部15を介して設定することが出来る。
発明の効果 以上のように本発明のガス遮断装置によれば次の効果
が得られる。
(1)ガス使用状態を常に監視し、設定された適正使用
条件との比較を行うことにより、ガス洩れや燃焼立消え
を検出することができ、条件を逸脱した場合には遮断手
段が作動しガスを停止するので、ガス爆発やガス中毒な
どの危険を未然に防止できる。
(2)起動信号により所定期間、ガスメータの設置され
たガス供給系の実際の使用パターンを計測し、その最大
値と初期値とを比較して所定の値(例えば、小さい方の
値)を適正使用条件として再設定されるので、単にガス
メータの容量(号数)によって一律に決定されていた条
件だけに比べて、各々のガス使用先の特殊条件も加味さ
れて判断されるので、ガス事故に対する安全度を一段と
増すことができる。
なお、さらに所定の期間中流量信号が無くその後所定
の数以上の流量信号があればタイマーに起動をかけ使用
パターンの観測を開始することにより、スイッチ等の起
動手段は不要となりコストダウンが図られるばかりでな
く操作性の向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるガス遮断装置のブロ
ック図、第2図は従来のガス遮断装置の構成図、第3図
は従来の制御部のブロック図である。 2……ガスメータ、3……流量測定手段、4……遮断手
段、7……使用状態検出部、8……初期条件設定部、9
……適正使用条件判定部、11……タイマー、12……タイ
マー起動部、13……使用状態記憶部、14……ガス適正使
用条件変更部、15……通信制御部、16……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス通路の通過ガス量に応じて信号を発す
    る流量測定手段と、前記流量測定手段から送られる流量
    信号でガスの使用状態を検出する使用状態検出部と、ガ
    ス適正使用条件を予め初期値として設定する初期条件設
    定部と、前記使用状態検出部の信号が前記ガス適正使用
    条件を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適
    正使用条件判定部と、所定時間をカウントするタイマー
    と、所定の流量信号を入力した時起動されるタイマー起
    動部と、前記流量測定手段から送られる流量信号で前記
    タイマー作動中のガス使用状態を記憶する使用状態記憶
    部と、前記記憶部の内容に応じて前記ガス適正使用条件
    を変更するガス適正使用条件変更部と、前記ガス適正使
    用条件変更部からの遮断信号に応じてガス通路を遮断す
    る遮断手段とを備えたガス遮断装置。
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