JP2506666B2 - プラズマ切断ト―チ - Google Patents
プラズマ切断ト―チInfo
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- JP2506666B2 JP2506666B2 JP61115225A JP11522586A JP2506666B2 JP 2506666 B2 JP2506666 B2 JP 2506666B2 JP 61115225 A JP61115225 A JP 61115225A JP 11522586 A JP11522586 A JP 11522586A JP 2506666 B2 JP2506666 B2 JP 2506666B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode material
- electrode
- base material
- tip
- cutting torch
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Arc Welding In General (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は作動ガスを用いるプラズマ切断トーチに関す
るものである。
るものである。
従来の技術 従来の作動ガスを用いるプラズマアーク切断装置は第
4図に示すものであり、9は作動ガスを圧縮してトーチ
先端に送るコンプレッサー、10は作動ガスの2次圧力を
一定値に調整するレギュレータ、11はパワーを供給する
ためのプラズマ切断用電源、12は母材18と電源11を接続
するパワーケーブル、13はプラズマ切断用トーチであ
る。トーチ13は電ランを内蔵し,かつ作動ガスをトーチ
先端部に送る冷却ケーブル14,トーチスイッチケーブル1
5,アークスタートを良好にするため高周波をのせるパイ
ロットケーブル16により構成され、切断用トーチ13の先
端部17の構造は第3図に示すようになっている。3は先
端にジルコニウムやハフニウム等の陰極材料を埋め込ん
だ電極、4は電極3とチップ5を電気的に絶縁し、かつ
ケーブルより供給された作動ガスを分流し、かつプラズ
マアークを緊縮させる旋回流を発生させるための小径の
穴を有するオリフィス、5はプラズマアークを絞り母材
に供給するチップ、6はチップ5,オリフィス4,電極3を
本体のネジ部と螺合し固定するガイドノズル、7は導電
部の外部への露出を防止するノズル、8は冷却およびプ
ラズマアークの緊縮を目的とした作動ガスより構成され
る。
4図に示すものであり、9は作動ガスを圧縮してトーチ
先端に送るコンプレッサー、10は作動ガスの2次圧力を
一定値に調整するレギュレータ、11はパワーを供給する
ためのプラズマ切断用電源、12は母材18と電源11を接続
するパワーケーブル、13はプラズマ切断用トーチであ
る。トーチ13は電ランを内蔵し,かつ作動ガスをトーチ
先端部に送る冷却ケーブル14,トーチスイッチケーブル1
5,アークスタートを良好にするため高周波をのせるパイ
ロットケーブル16により構成され、切断用トーチ13の先
端部17の構造は第3図に示すようになっている。3は先
端にジルコニウムやハフニウム等の陰極材料を埋め込ん
だ電極、4は電極3とチップ5を電気的に絶縁し、かつ
ケーブルより供給された作動ガスを分流し、かつプラズ
マアークを緊縮させる旋回流を発生させるための小径の
穴を有するオリフィス、5はプラズマアークを絞り母材
に供給するチップ、6はチップ5,オリフィス4,電極3を
本体のネジ部と螺合し固定するガイドノズル、7は導電
部の外部への露出を防止するノズル、8は冷却およびプ
ラズマアークの緊縮を目的とした作動ガスより構成され
る。
トーチ先端部の電極3の構造は第2図のようになって
いる。
いる。
すなわち、従来の電極3は銅もしくは銅合金からなる
電極基材1の端部に基材穴径φd1をあけ、この穴径がジ
ルコニウムあるいはハフニウム等の陰極材外径φd2より
も0.051〜0.100mm小さくして基材1に陰極材2を挿入し
ていた。
電極基材1の端部に基材穴径φd1をあけ、この穴径がジ
ルコニウムあるいはハフニウム等の陰極材外径φd2より
も0.051〜0.100mm小さくして基材1に陰極材2を挿入し
ていた。
発明が解決しようとする問題点 このため、陰極材底部径φd4が小さくなりテーパー状
態になって挿入され、プラズマアークを発生させると基
材1よりも陰極材2の膨張係数が大きく陰極材2が抜け
落ちる現象があった。このように陰極材2が抜け落ちた
時は、電極3,チップ5の焼損ならび電源11の破損をまね
き切断不可能となった。
態になって挿入され、プラズマアークを発生させると基
材1よりも陰極材2の膨張係数が大きく陰極材2が抜け
落ちる現象があった。このように陰極材2が抜け落ちた
時は、電極3,チップ5の焼損ならび電源11の破損をまね
き切断不可能となった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明のプラズマ切断ト
ーチの電極は、先端に穴を設けた電極基材と、前記穴に
挿入された陰極材とを備え、前記電極基材の先端口径を
前記陰極材の直径よりも小さくするとともに、前記陰極
材の端面を前記基材の先端口よりも内側に備えたもので
ある。
ーチの電極は、先端に穴を設けた電極基材と、前記穴に
挿入された陰極材とを備え、前記電極基材の先端口径を
前記陰極材の直径よりも小さくするとともに、前記陰極
材の端面を前記基材の先端口よりも内側に備えたもので
ある。
作用 上記構成により陰極材の抜け落ちが防止され、電極,
チップの焼損や切断電源の破損を防止することができる
とともに、電極先端部に凹部が形成されるため、旋回す
る作動ガスの中心圧力を小さくしてプラズマアークを常
に電極センターに発生させる働きがあり、安定したプラ
ズマアークによって一定した切断面品質を保つことがで
きる。
チップの焼損や切断電源の破損を防止することができる
とともに、電極先端部に凹部が形成されるため、旋回す
る作動ガスの中心圧力を小さくしてプラズマアークを常
に電極センターに発生させる働きがあり、安定したプラ
ズマアークによって一定した切断面品質を保つことがで
きる。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図はプラズマ切断トーチの電極を示し、21は銅あ
るいは銅合金よりなる基材、22はジルコニウムあるいは
ハフニウム等の金属よりなる陰極材であり、電子放射面
を形成している。
るいは銅合金よりなる基材、22はジルコニウムあるいは
ハフニウム等の金属よりなる陰極材であり、電子放射面
を形成している。
基材21には、まず端部中心に穴径φd1の穴を穿設し、
次に、陰極材外径φd2が穴径φd1より0.010〜0.050mm大
きい陰極材22を基材21の穴に挿着する。次に、基材21の
端部外周を中心方向fに機械的に加圧し、基材22の端部
仕上り口径φd3を陰極材22の外径φd2より小さくして完
成されている。
次に、陰極材外径φd2が穴径φd1より0.010〜0.050mm大
きい陰極材22を基材21の穴に挿着する。次に、基材21の
端部外周を中心方向fに機械的に加圧し、基材22の端部
仕上り口径φd3を陰極材22の外径φd2より小さくして完
成されている。
上記構成により、陰極材22が抜け落ちるのが防止さ
れ、電極の焼損ならびに切断用電源の破損が防止され
る。
れ、電極の焼損ならびに切断用電源の破損が防止され
る。
なお、陰極材22の外径φd2が基材21の穴径φd1より0.
001〜0.009mm大きい場合には、基材21と陰極材22の接触
力が弱く、陰極材22が抜け落ちやすく、好ましくない。
001〜0.009mm大きい場合には、基材21と陰極材22の接触
力が弱く、陰極材22が抜け落ちやすく、好ましくない。
また、陰極材22の外径φd2が基材21の穴径φd1より0.
051〜0.100mm大きい場合には、陰極材22の挿着による陰
極材22のテーパー状態が発生し、プラズマアークを発生
させると膨張係数の違いにより陰極材22が抜け落ちやす
く、好ましくない。
051〜0.100mm大きい場合には、陰極材22の挿着による陰
極材22のテーパー状態が発生し、プラズマアークを発生
させると膨張係数の違いにより陰極材22が抜け落ちやす
く、好ましくない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、陰極材の抜け落ちが防
止され、電極,チップの焼損や切断電源の破損を防止す
ることができるとともに、電極先端部に凹部が形成され
るため、旋回する作動ガスの中心圧力を小さくしてプラ
ズマアークを常に電極センターに発生させる働きがあ
り、安定したプラズマアークによって一定した切断面品
質を保つことができる。
止され、電極,チップの焼損や切断電源の破損を防止す
ることができるとともに、電極先端部に凹部が形成され
るため、旋回する作動ガスの中心圧力を小さくしてプラ
ズマアークを常に電極センターに発生させる働きがあ
り、安定したプラズマアークによって一定した切断面品
質を保つことができる。
第1図は本発明の一実施例を示すプラズマ切断トーチの
電極の断面図、第2図は従来のプラズマ切断トーチの電
極の断面図、第3図は一般的なプラズマ切断トーチの要
部断面図、第4図は一般的なプラズマ切断機の概略斜視
図である。 21……基材、22……陰極材。
電極の断面図、第2図は従来のプラズマ切断トーチの電
極の断面図、第3図は一般的なプラズマ切断トーチの要
部断面図、第4図は一般的なプラズマ切断機の概略斜視
図である。 21……基材、22……陰極材。
Claims (1)
- 【請求項1】先端に穴を設けた電極基材と、前記穴に挿
入された陰極材とを備え、前記電極基材の先端口径を前
記陰極材の直径よりも小さくするとともに、前記陰極材
の端面を前記基材の先端口よりも内側に備えたプラズマ
切断トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61115225A JP2506666B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | プラズマ切断ト―チ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61115225A JP2506666B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | プラズマ切断ト―チ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62270294A JPS62270294A (ja) | 1987-11-24 |
JP2506666B2 true JP2506666B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=14657451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61115225A Expired - Lifetime JP2506666B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | プラズマ切断ト―チ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506666B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2544179Y2 (ja) * | 1991-10-08 | 1997-08-13 | 財団法人電力中央研究所 | アーク発生用電極 |
DE102008062731C5 (de) * | 2008-12-18 | 2012-06-14 | Kjellberg Finsterwalde Plasma Und Maschinen Gmbh | Elektrode für einen Plasmabrenner |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766733A (en) * | 1980-10-09 | 1982-04-23 | Matsushita Electric Works Ltd | Detecting circuit for pulse |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP61115225A patent/JP2506666B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62270294A (ja) | 1987-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |