JP2506632Y2 - 入浴具 - Google Patents
入浴具Info
- Publication number
- JP2506632Y2 JP2506632Y2 JP3106092U JP3106092U JP2506632Y2 JP 2506632 Y2 JP2506632 Y2 JP 2506632Y2 JP 3106092 U JP3106092 U JP 3106092U JP 3106092 U JP3106092 U JP 3106092U JP 2506632 Y2 JP2506632 Y2 JP 2506632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathing
- cypress
- scent
- tool
- enjoy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cosmetics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は入浴具に係わり、特に芳
香を有するひのきの入浴具に関する。
香を有するひのきの入浴具に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴は疲労回復の一助となり、近年その
湯に入れる入浴剤等が多数出回っている。これら入浴剤
は、温泉の成分を化学的に合成したものや、香料を添加
したもの、あるいは薬用剤を含み肌に化粧効果を有する
もの等多数が用いられている。
湯に入れる入浴剤等が多数出回っている。これら入浴剤
は、温泉の成分を化学的に合成したものや、香料を添加
したもの、あるいは薬用剤を含み肌に化粧効果を有する
もの等多数が用いられている。
【0003】上記従来技術の入浴剤は、化学的に合成し
たものを主成分とする人工的なものであるため、自然の
温泉のもつ効用に比べて劣る面があり、しかもその湯を
家庭用廃水として流すことによる環境衛生に及ぼす問題
も懸念される。そして温泉、例えばひのきの風呂には、
それら人工の入浴剤には無い効用、例えばひのきの持つ
香りと木の肌の持つ自然な趣により、人を身体とともに
精神もリラックスさせ、疲労回復の助けとなることが知
られている。しかし、一般の家庭風呂はステンレス製等
が主であり、またひのき風呂を一般家庭に設けることは
コスト的な面から困難であり、家庭においてはひのき等
が持つ自然の香りと趣を楽しむことが実際上難しかっ
た。一方、ひのきはひのき風呂、高級家具等に使用され
るが、これらの製造工程においても廃材が発生し、従来
はその廃材を焼却したり、土中に埋める等して処理して
おり、これら廃材の有効利用が望まれている。
たものを主成分とする人工的なものであるため、自然の
温泉のもつ効用に比べて劣る面があり、しかもその湯を
家庭用廃水として流すことによる環境衛生に及ぼす問題
も懸念される。そして温泉、例えばひのきの風呂には、
それら人工の入浴剤には無い効用、例えばひのきの持つ
香りと木の肌の持つ自然な趣により、人を身体とともに
精神もリラックスさせ、疲労回復の助けとなることが知
られている。しかし、一般の家庭風呂はステンレス製等
が主であり、またひのき風呂を一般家庭に設けることは
コスト的な面から困難であり、家庭においてはひのき等
が持つ自然の香りと趣を楽しむことが実際上難しかっ
た。一方、ひのきはひのき風呂、高級家具等に使用され
るが、これらの製造工程においても廃材が発生し、従来
はその廃材を焼却したり、土中に埋める等して処理して
おり、これら廃材の有効利用が望まれている。
【0004】そこで、実開平1−200950号公報に
は、剥面を露出するようにした天然 木を切断して小さな
片板材とし、この片板材を袋に入れた入浴用素材が提案
されている。
は、剥面を露出するようにした天然 木を切断して小さな
片板材とし、この片板材を袋に入れた入浴用素材が提案
されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記入浴用素材では、
袋内の片板材から出る香りを楽しむことができ、家庭に
おいてもひのき風呂と同様な入浴感が得られる。しか
し、単に香りを楽しむことはできるものの、片板材が袋
に入れられているため、手でもって木の感触を直接的に
楽しむことができず、また、木の香りが薄くなると、そ
のまま捨てて交換するか、袋内の片板材を交換しなけれ
ばならなかった。
袋内の片板材から出る香りを楽しむことができ、家庭に
おいてもひのき風呂と同様な入浴感が得られる。しか
し、単に香りを楽しむことはできるものの、片板材が袋
に入れられているため、手でもって木の感触を直接的に
楽しむことができず、また、木の香りが薄くなると、そ
のまま捨てて交換するか、袋内の片板材を交換しなけれ
ばならなかった。
【0006】そこで本考案は木材の廃材の有効利用を図
り、心身ともにリラックスすることができ、長期間に渡
って香りを楽しむことができ、また、手で持って感触を
楽しむのに適し、さらに、湯船への出入りの際に接触し
ても安全な入浴具を提供することを目的とする。
り、心身ともにリラックスすることができ、長期間に渡
って香りを楽しむことができ、また、手で持って感触を
楽しむのに適し、さらに、湯船への出入りの際に接触し
ても安全な入浴具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は天然の芳香を有
するひのきの廃材を機械加工により直径10〜20セン
チの球形に形成すると共に、その表面に木目を露出して
なるものである。
するひのきの廃材を機械加工により直径10〜20セン
チの球形に形成すると共に、その表面に木目を露出して
なるものである。
【0008】
【作用】上記構成の入浴具を湯に入れて入浴することに
より、その芳香と木材の持つ自然な趣を楽しむことがで
きる。また、表面が球形をなすため、湯に浮かべておい
ても安全であり、同時に、手で触っても安全で、触った
り持ったりして木の感触を楽しむに適する。
より、その芳香と木材の持つ自然な趣を楽しむことがで
きる。また、表面が球形をなすため、湯に浮かべておい
ても安全であり、同時に、手で触っても安全で、触った
り持ったりして木の感触を楽しむに適する。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。図1および図2は本考案の第1実施例を示し、
同図において、入浴具1は、自然の芳香を有するひのき
の廃材を、機械加工により球形に形成し、表面2が球面
をなし、例えばその入浴具1は比較的小径の10〜20
センチ程度の両手に入る程度の直径を有している。
明する。図1および図2は本考案の第1実施例を示し、
同図において、入浴具1は、自然の芳香を有するひのき
の廃材を、機械加工により球形に形成し、表面2が球面
をなし、例えばその入浴具1は比較的小径の10〜20
センチ程度の両手に入る程度の直径を有している。
【0010】そして入浴の際、風呂3の湯Wの中に入浴
具1を入れて、入浴者はその入浴具1から発する香り
と、その木材の表面2の図示しない木目が表れた自然な
趣を楽しみ、心身ともにリラックスして入浴する。また
湯Wに浮かぶ入浴具1を手に取って触ったり、湯Wの中
に沈めたり浮かしたり、あるいは握って手の感触を楽し
んだり、顔に近付けて直接的に香りを楽しんだりする。
また入浴具1は水より比重の軽い木材よりなるから、湯
Wに浮き、これを沈めたり浮べたりして楽しむことがで
きる。さらに従来の入浴具1のように化学的な入浴剤が
家庭廃水に混入することが無く、環境衛生を害する虞が
まったくない。
具1を入れて、入浴者はその入浴具1から発する香り
と、その木材の表面2の図示しない木目が表れた自然な
趣を楽しみ、心身ともにリラックスして入浴する。また
湯Wに浮かぶ入浴具1を手に取って触ったり、湯Wの中
に沈めたり浮かしたり、あるいは握って手の感触を楽し
んだり、顔に近付けて直接的に香りを楽しんだりする。
また入浴具1は水より比重の軽い木材よりなるから、湯
Wに浮き、これを沈めたり浮べたりして楽しむことがで
きる。さらに従来の入浴具1のように化学的な入浴剤が
家庭廃水に混入することが無く、環境衛生を害する虞が
まったくない。
【0011】このように本考案では、天然の芳香を有す
るひのきの廃材を機械加工により直径10〜20センチ
の球形に形成すると共に、その表面に木目を露出してな
るものであるから、入浴具1を風呂3の湯Wに入れてそ
の香りと木材表面2の趣により、心身ともにリラックス
することができ、入浴を楽しむことができる。また、入
浴具1を10〜20センチの球形に形成することによ
り、高級ひのき家具製造の際に発生した廃材を利用して
入浴具1を製造することができ、廃材の有効利用を図る
ことができる。さらに、入浴具1をひのきより形成する
ことにより、このひのきを湯Wに入れて沸かすと、風呂
場全体がひのきの香りに包まれ、ひのき風呂に比べて安
価にひのきの香りを楽しむことができる。しかもその香
りが薄くなったらひのきの入浴具1を少し乾かした後、
表面2をサンドペーパー等により研磨すると、新鮮な香
りが得られ、長期間その香りを楽しむことができる。さ
らに入浴具1をお年寄りが触ったり持ったりして手を動
かすことにより、一種のリハビリ用具として用いること
もできる。また、入浴具1が球形であるため、湯Wに浮
かべたまま、湯船へ出入りしても安全であり、さらに、
直接的に香りを楽しむために顔を近付けても、角張った
部分がないため安全である。
るひのきの廃材を機械加工により直径10〜20センチ
の球形に形成すると共に、その表面に木目を露出してな
るものであるから、入浴具1を風呂3の湯Wに入れてそ
の香りと木材表面2の趣により、心身ともにリラックス
することができ、入浴を楽しむことができる。また、入
浴具1を10〜20センチの球形に形成することによ
り、高級ひのき家具製造の際に発生した廃材を利用して
入浴具1を製造することができ、廃材の有効利用を図る
ことができる。さらに、入浴具1をひのきより形成する
ことにより、このひのきを湯Wに入れて沸かすと、風呂
場全体がひのきの香りに包まれ、ひのき風呂に比べて安
価にひのきの香りを楽しむことができる。しかもその香
りが薄くなったらひのきの入浴具1を少し乾かした後、
表面2をサンドペーパー等により研磨すると、新鮮な香
りが得られ、長期間その香りを楽しむことができる。さ
らに入浴具1をお年寄りが触ったり持ったりして手を動
かすことにより、一種のリハビリ用具として用いること
もできる。また、入浴具1が球形であるため、湯Wに浮
かべたまま、湯船へ出入りしても安全であり、さらに、
直接的に香りを楽しむために顔を近付けても、角張った
部分がないため安全である。
【0012】図3は本考案の第2実施例を示し、前記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では自然の芳香を有する
ひの きの廃材から、分解組立て式の球形パズルを形成し
てなる入浴具1Cを示し、この入浴具1Cは複数のピー
ス4,4Aを組立てて球形をなし、キーピース4Aを見
付けて図のように引き抜くと、各ピース4を順に分解、
また逆に組立てられるパズルとしては周知のものであ
る。そしてこの例においても入浴具1Cから発する香り
と、その木材の表面2の自然な趣を楽しんで、心身とも
にリラックスして入浴することができ、また入浴しなが
ら入浴具1Cを分解して、組立てて楽しむことができる
とともに、自然の木材表面2の感触を触って楽しむこと
ができる。
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では自然の芳香を有する
ひの きの廃材から、分解組立て式の球形パズルを形成し
てなる入浴具1Cを示し、この入浴具1Cは複数のピー
ス4,4Aを組立てて球形をなし、キーピース4Aを見
付けて図のように引き抜くと、各ピース4を順に分解、
また逆に組立てられるパズルとしては周知のものであ
る。そしてこの例においても入浴具1Cから発する香り
と、その木材の表面2の自然な趣を楽しんで、心身とも
にリラックスして入浴することができ、また入浴しなが
ら入浴具1Cを分解して、組立てて楽しむことができる
とともに、自然の木材表面2の感触を触って楽しむこと
ができる。
【0013】図4は本考案の第3実施例を示し、前記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では第1実施例で示した
球形の入浴具1の表面に、絵づけすなわち印刷、あるい
は塗布等により図柄5を施したものを示し、この図柄5
は例えばこけし等の顔を図案化した例を示し、その図柄
5は球形をなす入浴具1の表面2の片側に施されてい
る。そしてこの例でも入浴具1から発する香りと、その
木材の表面2の自然な趣を楽しんで、心身ともにリラッ
クスして入浴することができ、さらに入浴具1の浮き沈
みに伴い、表面2に施した図柄5も浮いたり沈んだりし
て動いて見え、その動きにより一層面白みが増し、入浴
が楽しいものになる。
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では第1実施例で示した
球形の入浴具1の表面に、絵づけすなわち印刷、あるい
は塗布等により図柄5を施したものを示し、この図柄5
は例えばこけし等の顔を図案化した例を示し、その図柄
5は球形をなす入浴具1の表面2の片側に施されてい
る。そしてこの例でも入浴具1から発する香りと、その
木材の表面2の自然な趣を楽しんで、心身ともにリラッ
クスして入浴することができ、さらに入浴具1の浮き沈
みに伴い、表面2に施した図柄5も浮いたり沈んだりし
て動いて見え、その動きにより一層面白みが増し、入浴
が楽しいものになる。
【0014】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば入浴具の表面2にマーク、社名
あるいは商品名等を焼き印、シールあるいは塗布等によ
り施してもよい。
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば入浴具の表面2にマーク、社名
あるいは商品名等を焼き印、シールあるいは塗布等によ
り施してもよい。
【0015】
【考案の効果】本考案は天然の芳香を有するひのきの廃
材を機械加工により直径10〜20センチの球形に形成
すると共に、その表面に木目を露出してなるものである
から、木材の廃材の有効利用を図り、心身ともにリラッ
クスすることができ、長期間に渡って香りを楽しむこと
ができ、また、手で持って感触を楽しむのに適し、さら
に、湯船への出入りの際に接触しても安全な入浴具を提
供することができる。
材を機械加工により直径10〜20センチの球形に形成
すると共に、その表面に木目を露出してなるものである
から、木材の廃材の有効利用を図り、心身ともにリラッ
クスすることができ、長期間に渡って香りを楽しむこと
ができ、また、手で持って感触を楽しむのに適し、さら
に、湯船への出入りの際に接触しても安全な入浴具を提
供することができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す使用状態の断面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
1,1A,1B,1C 入浴具2 表面
Claims (1)
- 【請求項1】 天然の芳香を有するひのきの廃材を機械
加工により直径10〜20センチの球形に形成すると共
に、その表面に木目を露出してなることを特徴とする入
浴具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3106092U JP2506632Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 入浴具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3106092U JP2506632Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 入浴具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589422U JPH0589422U (ja) | 1993-12-07 |
JP2506632Y2 true JP2506632Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=12320937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3106092U Expired - Lifetime JP2506632Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 入浴具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506632Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP3106092U patent/JP2506632Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589422U (ja) | 1993-12-07 |
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