JP3037152U - 健康軽石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指圧部を有し、健康促進効果の高い軽石を形
成しようとする。 【解決手段】 軽石で形成された実質的な球体の一部を
切除してその球体の直径より小さい直径の切取面２を形
成し、前記切取面においてその円周と同軸の外周ネジを
有するネジ筒７を立設してなる軽石本体１、及び前記ネ
ジ筒の外周ネジ６に係合する内周ネジ８と、その内周ネ
ジが前記ネジ筒の外周ネジに完全に係合したとき、前記
切取面で終わる軽石本体の曲面に直接又は間接的に連な
る実質的円錐面とを有する円錐体であって、頂点部１１
に指圧用の小部分球面を形成してなる指圧部付きキャッ
プ４を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は特殊形状の軽石、特に指圧部と洗剤又は香料収納部とを有する軽石に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

通常の垢擦り用軽石は概して厚手の小判型であり、その平面部で地肌を擦るが 、それは足の裏等、皮膚の厚い部分に用いることが多い。一方、最近の健康知識 の普及において、足の裏のつぼと人体の臓器や諸器官等との関係が注目され、入 浴時又はその前後にそれらのつぼを指圧することは、効果が高いであろうことが 予測される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の第一の課題は、それ自体ある程度の指圧効果を有する形状とし、かつ 特定の指圧部を備えた垢擦り及び指圧用軽石を提供することである。

【０００４】 本考案の第二の課題は、石鹸その他の洗剤又は香料のための収納孔を備えた垢 擦り及び指圧用軽石を提供することである。

【０００５】 本考案の第三の課題は、指圧部に精神安定波ともいうべき“気”エネルギーが 高いとされる翡翠の球体を用いた垢擦り及び指圧用軽石を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記第一の課題を解決するため、本考案は軽石で形成された実質的な球体の一 部を切除してその球体の直径より小さい直径の切取面を形成し、前記切取面の円 周と同軸の外周ネジを有するネジ筒を立設してなる軽石本体、及び 前記ネジ筒の外周ネジに係合する内周ネジと、その内周ネジが前記ネジ筒の外 周ネジに完全に係合したとき、前記切取面で終わる球体の曲面に直接又は間接的 に連なる実質的円錐面とを有する円錐体であって、頂点部に指圧用の小部分球面 を形成してなる指圧部付きキャップを備えた健康軽石を構成したものである。

【０００７】 上記第二の課題を解決するため、本考案は軽石で形成された実質的な球体の一 部を切除してその球体の直径より小さい直径の切取面を形成し、前記切取面の中 央部に開口した洗剤又は香料収納孔を前記一部切除後の球体に形成するとともに 、前記洗剤又は香料収納孔の開口周縁から外周ネジを有する入口ネジ筒を立設し てなる軽石本体、及び 前記入口ネジ筒の外周ネジに係合する内周ネジと、その内周ネジが前記入口ネ ジ筒の外周ネジに完全に係合したとき、前記切取面で終わる球体の曲面に直接又 は間接的に連なる実質的円錐面とを有する円錐体であって、頂点部に指圧用の小 部分球面を形成してなる指圧部付きキャップを備えた健康軽石を構成したもので ある。

【０００８】 上記第三の課題を解決するため、本考案は前記指圧部付きキャップの前記小半 球面を前記頂点部においてキャップ体に半没・固定された翡翠球より構成し、こ れによって健康促進効果を高めようとするものである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、図を参照して本考案の実施例を説明する。 本考案の健康軽石の好ましい実施例においては、図１に示すように、全体とし て比較的尖った卵形をしたものであり、実質的な球体の一部を切除して形成され た軽石本体１と、その切取面２上に設置されたネジ台３の上に適用される略円錐 状の指圧部付きキャップ４からなっている。その内部構造は図２に示すように、 軽石本体１の切取面２の中央部に同軸的に洗剤等収納孔５を穿設し、前記ネジ台 ３にはこの洗剤等収納孔５の開口周縁に連なる上向きの筒部３ａを形成したもの である。このネジ台３は適当なプラスチック成型体からなり、筒部３ａの外周に は金属製又はプラスチック材料により一体形成された外周ネジ６が装設され、筒 部３ａとともに入口ネジ筒７を形成している。

【００１０】 ネジ台３上に取外し可能に装着されるキャップ４はネジ台３の上面に接する底 面と、その底面から形成された凹部の内周壁に装着され又は一体形成された内周 ネジ８を有し、さらに、凹部の延長として内周ネジ８が包囲する入口ネジ筒７の 内周面に連なる延長孔９をその頂点に向かって形成したものである。この延長孔 ９の周壁からはキャップ７の円錐面に達する複数の（図においては２個）の洗剤 等浸出孔１０を有する。軽石本体１の切取面２周縁と、ネジ台３の周面３ｂ及び キャップ４の円錐面下端は略球面から円錐状に自然に移行するように連続してい る。なお、ネジ台３の台面周囲を省略し、キャップ４の円錐面と軽石本体１とを 直接連続させてもよい。

【００１１】 キャップ４の頂点部１１はそれ自体の材料によって半球面又は部分球面状に仕 上げられてもよいが、この実施例においては、近年、精神安定波ともいうべき“ 気”エネルギーが高いとされる翡翠球を半没・固定したものである。なお、この ような埋込球としては、翡翠以外の宝石や、磁力線を発生させるための磁石材料 、加工容易な石等であってもよい。

【００１２】 本考案の好ましい実施例において、軽石本体１の表面には、本来の孔隙より大 きい孔を不規則に形成して凹凸を与え、その大きさは、例えば子供のにぎりこぶ し大（直径５〜７ｃｍ程度）で、それより１ｃｍ程度小さい直径の切取面とその 対向側の球面が直立静止可能な接地用底面１ａとなるようにやや扁平に仕上げら れている。円錐断面の頂角は２０〜３５°程度であり、頂点部（この場合、翡翠 球）１１の曲率半径は０．５ｃｍ程度とされる。

【００１３】 上記の軽石は使用上次のような効果を発揮するものである。まず、軽石本体１ は実質上球形であり、しかも、球面上に凹凸を形成してあるため、平面的な軽石 に比してあかすり効果が大であり、特に、足の裏に対して使用しているとき、こ れを反転して円錐状キャップ７の頂点部１１を種々のつぼと目されている個所に あてがい押圧することにより、好ましいつぼ指圧効果を発揮させることができる 。頂点部１１が翡翠球の場合、前述した“気”エネルギー等により、指圧効果と 相まって身心両面の健康に役立つことが期待される。

【００１４】 洗剤等収納孔３に石鹸等の洗剤や香料を収納しておけば、入浴中のあかすり操 作中、自然と軽石表面からこれらの液が浸出すると考えられるが、粉石鹸の粘度 等によっては軽石体内を通過しにくい場合もあり、その際は、延長孔９からキャ ップの円錐面に形成された浸出孔１０を通り、容易に石鹸水又は洗剤、香料等が 浸出し、あかすり及び洗浄又は美容効果に寄与するものである。

【００１５】 なお、翡翠球１１を製作する過程で、多量の翡翠粉末が得られるため、これを 洗剤等に添加しておけば、軽石本体１及びキャップ７の表面にも翡翠粉末を含ん だ液が浸出し、翡翠による精神安定効果を一層高めることができる。

【００１６】 さらに、プラスチック成型体からなるキャップ７は成るべくなら透明であって 、その表面には、種々の模様の装飾カット１２（図１）を付し、軽石本体と同一 又は異種の適当な色彩を付すことにより美観を高めることができる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、以上の通り、比較的廉価で健康促進効果の高い、しかも、一定の美 観をも備えた健康軽石を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好ましい実施例を示す正面図である。

【図２】本考案の好ましい実施例を示す縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 軽石本体 ２ 切取面 ３ ネジ台 ４ キャップ ５ 洗剤又は香料収納孔 ６ 外周ネジ ７ 入口ネジ筒 ８ 内周ネジ ９ 延長孔 １０ 洗剤浸出孔 １１ 頂点部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軽石で形成された実質的な球体の一部を
   切除してその球体の直径より小さい直径の切取面を形成
   し、前記切取面においてその円周と同軸の外周ネジを有
   するネジ筒を立設してなる軽石本体、及び前記ネジ筒の
   外周ネジに係合する内周ネジと、その内周ネジが前記ネ
   ジ筒の外周ネジに完全に係合したとき、前記切取面で終
   わる軽石本体の曲面に直接又は間接的に連なる実質的円
   錐面とを有する円錐体であって、頂点部に指圧用の小部
   分球面を形成してなる指圧部付きキャップを備えたこと
   を特徴とする健康軽石。
2. 【請求項２】 軽石で形成された実質的な球体の一部を
   切除してその球体の直径より小さい直径の切取面を形成
   し、前記切取面の中央部に開口した洗剤又は香料収納孔
   を前記一部切除後の球体に形成するとともに、前記洗剤
   又は香料収納孔の開口周縁から外周ネジを有する入口ネ
   ジ筒を立設してなる軽石本体、及び前記入口ネジ筒の外
   周ネジに係合する内周ネジと、その内周ネジが前記入口
   ネジ筒の外周ネジに完全に係合したとき、前記切取面で
   終わる軽石本体の曲面に直接又は間接的に連なる実質的
   円錐面とを有する円錐体であって、頂点部に指圧用の小
   部分球面を形成してなる指圧部付きキャップを備えたこ
   とを特徴とする健康軽石。
3. 【請求項３】 前記指圧部付きキャップが、前記入口ネ
   ジ筒に連通した延長孔を有するとともに、前記延長孔か
   ら前記円錐面に達する少なくとも一本の洗剤又は香料浸
   出孔を形成したことを特徴とする請求項２記載の健康軽
   石。
4. 【請求項４】 前記指圧部付きキャップの前記小部分球
   面が前記頂点部においてキャップ体に半没・固定された
   翡翠球からなることを特徴とする請求項１〜３項のいず
   れか１項に記載の健康軽石。
5. 【請求項５】 前記指圧部付きキャップの前記小部分球
   面が前記頂点部においてキャップ体に半没・固定された
   磁石球からなることを特徴とする請求項１〜３項のいず
   れか１項に記載の健康軽石。