JP2506537Y2 - 自動調心ころ軸受用保持器 - Google Patents
自動調心ころ軸受用保持器Info
- Publication number
- JP2506537Y2 JP2506537Y2 JP9084090U JP9084090U JP2506537Y2 JP 2506537 Y2 JP2506537 Y2 JP 2506537Y2 JP 9084090 U JP9084090 U JP 9084090U JP 9084090 U JP9084090 U JP 9084090U JP 2506537 Y2 JP2506537 Y2 JP 2506537Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cage
- circumferential width
- width dimension
- pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動調心ころ軸受用保持器の改良に関する。
第5A図および第5B図は、従来の自動調心ころ軸受用保
持器を示す。この保持器は、環状部(1)の端面から軸
方向に延びる複数の柱部(2)、および隣り合った柱部
(2)(2)間に形成されたポケット部(3)を有す
る。柱部(2)は、環状部(1)の両側に夫々円周等間
隔に形成され、かつ、両側間で形成位相をずらしてあ
る。このため、ポケット部(3)は、環状部(1)の両
側に千鳥状に形成され、球面軌道の外輪と複列軌道の内
輪との間に配されるたる形のころ(4)を収容する。
持器を示す。この保持器は、環状部(1)の端面から軸
方向に延びる複数の柱部(2)、および隣り合った柱部
(2)(2)間に形成されたポケット部(3)を有す
る。柱部(2)は、環状部(1)の両側に夫々円周等間
隔に形成され、かつ、両側間で形成位相をずらしてあ
る。このため、ポケット部(3)は、環状部(1)の両
側に千鳥状に形成され、球面軌道の外輪と複列軌道の内
輪との間に配されるたる形のころ(4)を収容する。
従来の保持器は、柱部(2)の周方向幅寸法Aをポケ
ット部(3)の周方向寸法Bよりも大きくしていた。こ
のため、第6図に示すように、保持器同士を積み重ねた
時に、一方の保持器の柱部(2)と他方の保持器の柱部
(2)とが干渉して、柱部(2)の端面同士が接した状
態になる。したがって、従来の保持器では、部品在庫と
して積み重ねた状態で保管しておくような場合等に、積
み上げ高さHが高くなり多くの保管スペースを必要とし
ていた。また、保管時あるいは移動時の荷くずれの心
配、生産ライン内における取扱いの不便さ等があった。
ット部(3)の周方向寸法Bよりも大きくしていた。こ
のため、第6図に示すように、保持器同士を積み重ねた
時に、一方の保持器の柱部(2)と他方の保持器の柱部
(2)とが干渉して、柱部(2)の端面同士が接した状
態になる。したがって、従来の保持器では、部品在庫と
して積み重ねた状態で保管しておくような場合等に、積
み上げ高さHが高くなり多くの保管スペースを必要とし
ていた。また、保管時あるいは移動時の荷くずれの心
配、生産ライン内における取扱いの不便さ等があった。
そこで本考案は、保管スペースを減少させることがで
き、荷くずれの心配がなく取扱いが容易になるような保
持器の提供をその目的とする。
き、荷くずれの心配がなく取扱いが容易になるような保
持器の提供をその目的とする。
本考案では、柱部の周方向幅寸法がポケット部の周方
向幅寸法よりも小さくなるようにした。
向幅寸法よりも小さくなるようにした。
保持器同士を積み重ねた時、一方の保持器の柱部が他
方の保持器のポケット部に嵌り込むため、積み上げ高さ
が低くなり、荷くずれもおこらない。
方の保持器のポケット部に嵌り込むため、積み上げ高さ
が低くなり、荷くずれもおこらない。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係る自動調心ころ軸受用保持器を
示す。この保持器は、第5A図及び第5B図に示すものと同
形状、即ち環状部(1)の両側に形成された柱部
(2)、および隣り合った柱部(2)(2)間に形成さ
れたポケット部(3)を有し、柱部(2)の外周端部に
カット部(2a)を形成した点において異なる。柱部
(2)は、第2図に示すように、外周面が端面に向かっ
て若干拡大した略台形状をなし、両側面(2b)がたる形
のころを収容できるように円筒状をなして内径側に向か
って縮小する形状をもつ。このため、柱部(2)の外周
端部にカット部(2a)を形成すると、柱部(2)の周方
向幅寸法Aは小さくなる。すなわち、本実施例の保持器
は、従来の保持器をそのまま用い、柱部(2)にカット
部(2a)を形成することによって、柱部(2)の周方向
幅寸法Aをポケット部(3)の周方向幅寸法Bよりも小
さくしたものである。
示す。この保持器は、第5A図及び第5B図に示すものと同
形状、即ち環状部(1)の両側に形成された柱部
(2)、および隣り合った柱部(2)(2)間に形成さ
れたポケット部(3)を有し、柱部(2)の外周端部に
カット部(2a)を形成した点において異なる。柱部
(2)は、第2図に示すように、外周面が端面に向かっ
て若干拡大した略台形状をなし、両側面(2b)がたる形
のころを収容できるように円筒状をなして内径側に向か
って縮小する形状をもつ。このため、柱部(2)の外周
端部にカット部(2a)を形成すると、柱部(2)の周方
向幅寸法Aは小さくなる。すなわち、本実施例の保持器
は、従来の保持器をそのまま用い、柱部(2)にカット
部(2a)を形成することによって、柱部(2)の周方向
幅寸法Aをポケット部(3)の周方向幅寸法Bよりも小
さくしたものである。
第3図は、この保持器を積み重ねた状態を示す。一方
の保持器の柱部(2)が他方の保持器のポケット部
(3)に嵌り込むため、積み上げ高さHは従来のものよ
りも、かなり低くなる。また、多くの保持器を積み重ね
た場合でも荷くずれしない。
の保持器の柱部(2)が他方の保持器のポケット部
(3)に嵌り込むため、積み上げ高さHは従来のものよ
りも、かなり低くなる。また、多くの保持器を積み重ね
た場合でも荷くずれしない。
第4図は、柱部(2)が環状部(1)の片側にのみ形
成された保持器を示す。この保持器も上記のものと同様
に、柱部(2)の周方向幅寸法Aをポケット部(3)の
周方向幅寸法Bよりも小さくしてあるため、積み上げ高
さHは従来のものよりも低くなる。
成された保持器を示す。この保持器も上記のものと同様
に、柱部(2)の周方向幅寸法Aをポケット部(3)の
周方向幅寸法Bよりも小さくしてあるため、積み上げ高
さHは従来のものよりも低くなる。
尚、本実施例では、柱部(2)にカット部(2a)を形
成することによって、従来の保持器の基本設計を変更す
ることなく所期の目的を達成できるようにしたが、勿
論、A<Bなる関係を満たすように基本設計を変更する
ようにしてもよい。
成することによって、従来の保持器の基本設計を変更す
ることなく所期の目的を達成できるようにしたが、勿
論、A<Bなる関係を満たすように基本設計を変更する
ようにしてもよい。
本考案に係る保持器は、柱部の周方向幅寸法がポケッ
ト部の周方向幅寸法よりも小さく、保持器同士を積み重
ねた時に、一方の保持器の柱部が他方の保持器のポケッ
ト部に嵌り込む。このため、積み上げ高さが従来のもの
に比べて低くなり、また荷くずれしない。したがって、
本考案によれば、保管スペースの減少および取扱い作業
の容易化が図られる。
ト部の周方向幅寸法よりも小さく、保持器同士を積み重
ねた時に、一方の保持器の柱部が他方の保持器のポケッ
ト部に嵌り込む。このため、積み上げ高さが従来のもの
に比べて低くなり、また荷くずれしない。したがって、
本考案によれば、保管スペースの減少および取扱い作業
の容易化が図られる。
第1図は本考案に係る自動調心ころ軸受用保持器を示す
側面図、 第2図(a)および(b)は柱部の拡大図、 第2図(c)は第1図におけるZ−Z断面図、 第3図は第1図に示し保持器を積み重ねた状態を示す側
面図、 第4図は柱部が片側にのみ形成された保持を積み重ねた
状態を示す側面図、 第5A図および第5B図は従来の保持器を示す側面図および
平面図、 第6図は従来の保持器を積み重ねた状態を示す側面図で
ある。 1……環状部、2……柱部 2a……カット部 3……ポケット部、4……ころ A……柱部の周方向幅寸法 B……ポケット部の周方向幅寸法
側面図、 第2図(a)および(b)は柱部の拡大図、 第2図(c)は第1図におけるZ−Z断面図、 第3図は第1図に示し保持器を積み重ねた状態を示す側
面図、 第4図は柱部が片側にのみ形成された保持を積み重ねた
状態を示す側面図、 第5A図および第5B図は従来の保持器を示す側面図および
平面図、 第6図は従来の保持器を積み重ねた状態を示す側面図で
ある。 1……環状部、2……柱部 2a……カット部 3……ポケット部、4……ころ A……柱部の周方向幅寸法 B……ポケット部の周方向幅寸法
Claims (1)
- 【請求項1】環状部の端面から軸方向に延びる複数の柱
部が円周等間隔に形成され、隣り合った前記柱部間にた
る形のころを一部収容するポケット部が形成された自動
調心ころ軸受用保持器において、前記柱部の周方向幅寸
法が前記ポケット部の周方向幅寸法よりも小さくなるよ
うにしたことを特徴とする自動調心ころ軸受用保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084090U JP2506537Y2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 自動調心ころ軸受用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084090U JP2506537Y2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 自動調心ころ軸受用保持器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448423U JPH0448423U (ja) | 1992-04-24 |
JP2506537Y2 true JP2506537Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31825926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9084090U Expired - Lifetime JP2506537Y2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 自動調心ころ軸受用保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506537Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-29 JP JP9084090U patent/JP2506537Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448423U (ja) | 1992-04-24 |
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