JP2506455B2 - クロスフロ―濾過方法 - Google Patents

クロスフロ―濾過方法

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JP2506455B2
JP2506455B2 JP1235141A JP23514189A JP2506455B2 JP 2506455 B2 JP2506455 B2 JP 2506455B2 JP 1235141 A JP1235141 A JP 1235141A JP 23514189 A JP23514189 A JP 23514189A JP 2506455 B2 JP2506455 B2 JP 2506455B2
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flow filtration
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幹 石川
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクロスフロー濾過方法に関する。
(従来技術) クロスフロー濾過は被処理流体をフィルターの一側に
沿って流動させながら濾過するとともに、フィルタ表面
の堆積ケークを前記流体の平行流による剪断力にて最小
の厚みに保ち、前記流体の濾過を長時間維持するもので
ある。かかるクロスフロー濾過は被処理流体中に懸濁し
ている数10Å〜数10μmという微粒子の分離に適し、例
えば食品分野における各種飲料水、調味料等の仕上げ濾
過、化学分野における各種プロセス液精製濾過、生化学
分野におけるバイオ液、培養液の精製濾過、菌体濃縮等
各種の分野で利用されている。
しかして、一般にクロスフロー濾過としては、被処理
流体を所定の圧力例えば2kgf/cm2にて濾過器へ連続的に
供給して同濾過器内のフィルタの一側に沿って流動さ
せ、前記流体の一部を前記フィルタの他側へ透過させて
濾液として流出させるとともに、前記流体の残液を前記
濾過器へ循環供給させる方法が実施されている。また、
かかる方法を実施するクロスフロー濾過装置の一例が第
3図に示されており、クロスフロー濾過においても濾過
速度を長時間高いレベルに維持すべくフィルタを間欠的
に逆洗する方法が採られている。当該クロスフロー濾過
装置においては、逆洗手段が濾過器11、12、13における
フィルタの他側に連通する流出管路14および流入管路15
間に配設した濾液タンク16、流入管路15内に配設した逆
洗ポンプ17にて構成されて、被処理流体の供給中または
供給を一旦停止した状態で逆洗ポンプ17を駆動させて濾
液をフィルタのタンク側へ供給し、同フィルタを逆洗す
るものである。
(発明が解決しようとする課題) このように、クロスフロー濾過においてフィルタの逆
洗を行う場合には、上記した装置の逆洗手段のごとく逆
洗用の付帯設備が必要である。従って、本発明の目的は
かかるクロスフロー濾過において、逆洗用の付帯設備を
使用することなくフィルタの逆洗を行うことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、被処理流体を所定の圧力にて濾過器へ連続
的に供給して同濾過器内のフィルタの一側に沿って流動
させ、前記流体の一部を前記フィルタの他側へ透過させ
て濾液として前記流体の供給圧力より低い所定の圧力に
て次工程へ供給するとともに、前記流体の残液を前記濾
過器へ循環供給させるクロスフロー濾過方法であり、前
記流体の供給を所定時間間欠的に停止させることを特徴
とするものである。
(発明の作用・効果) かかるクロスフロー濾過方法によれば、被処理流体の
一部が連続してフィルタを透過して濾液として所定の圧
力にて次工程へ供給され、この間前記流体が所定時間間
欠的に停止されると、フィルタにおける一側の流体の圧
力よりも他側の濾液の圧力が高くなって濾液がフィルタ
の他側から一側へ逆流する。これにより、フィルタの一
側に堆積しているケークが除去され、ケーク層に起因す
る濾過速度の低下が解消される。従って、かかるクロス
フロー濾過方法を採用すれば、既存の流体供給停止手段
を使用しまたはそれ自体新設の停止手段を使用すること
によりフィルタの逆洗が可能であり、従来のごとく逆洗
用の付帯設備が不要となる。
(実施例) 以下本発明を第1図および第2図に基づいて説明する
に、第1図には本発明の第1実施例に係る濾過方法を実
施するのに好適なクロスフロー濾過装置20aが示されて
いる。当該濾過装置20aはワイン、酒類、食酢、ダシ汁
等を被処理流体として同流体中から除菌するもので、除
菌された濾液を次工程である充填機20bに供給してビ
ン、缶等に充填する。従って、当該濾過装置20aは充填
機20bに連結されている。
しかして、濾過装置20aは循環タンク21、循環ポンプ2
2および3つの濾過器23〜25を備え、これらの5者21〜2
5は直列状態で循環管路にて連結されている。各濾過器2
3〜25は公知のクロスフロー濾過器であり、ケーシング2
3a〜25a内に筒状のセラミックフィルタ23b〜25bが収容
されていて、循環ポンプ22の駆動により循環タンク21内
の被処理流体が第1濾過器23のフィルタ23bの内周に沿
って長手方向に流動し、次いで第2濾過器24のフィルタ
24bの内周に沿って流動し、最後に第3濾過器25のフィ
ルタ25bの内周に沿って流動して循環タンク21へ還流す
る。被処理流体の循環ポンプ22による供給圧力は4kgf/c
m2であり、被処理流体の一部は上記した循環中に各フィ
ルタ23b〜25bの外周側に透過し、濾液として流出管路26
から流出する。この流出管路26は充填機20bの貯留タン
ク27に連結されていて、流出管路26には電磁開閉弁26a
が介装されている。
充填機20bそれ自体は公知のもので、貯留タンク27は
常時2kgf/cm2の内圧に保持されており、かかる内圧によ
り貯留タンク27内の濾液がビン等に充填される構成にな
っている。従って、濾過装置20aにおいては濾液側に2kg
f/cm2の圧力が付与されており、被処理流体の供給圧力4
kgf/cm2との差圧の下でクロスフロー濾過がなされる。
貯留タンク27内の濾液量は循環ポンプ22の駆動制御に
より調整されるもので、同タンク27には濾液が設定され
た最高のレベルに上昇したこと、および最低のレベルに
下降したことを検出してコントローラ28に検出信号を送
る一対のレベルセンサを備えている。コントローラ28は
ハイレベルセンサの検出信号に基づき循環ポンプ22の駆
動を停止させるとともに、タイマにて設定された時間遅
れて開閉弁26aを閉成させ、かつロウレベルセンサの検
出信号に基づき循環ポンプ22の駆動を開始させると同時
に開閉弁26aを開成させる。
従って、当該濾過装置20aにおいて循環ポンプ22は充
填機20bの貯留タンク27内の濾液が設定された最高のレ
ベルに上昇するまで駆動して停止し、かつ濾液が充填さ
れてレベルが下降して設定された最低レベルに下降する
まで停止状態を保持し、その後濾液が最低レベルに下降
した時点で再び駆動を開始する。循環ポンプ22の駆動が
停止している間被処理流体の供給圧力は零となり、ポン
プ駆動時とは逆に濾液側が高圧となる差圧が生じて濾液
が逆流し各フィルタ23b〜25bを内周側へ透過する。これ
により、濾液は各フィルタ23b〜25bの内周側に堆積して
いるケークを剥離し、各フィルタ23b〜25bを逆洗する。
このように、本実施例の濾過方法によれば循環ポンプ
22を間欠的に停止させるのみで、次工程へ供給する濾液
の供給圧力を有効に利用することにより各フィルタ23b
〜25bを逆洗することができ、従来のごとく逆洗用の付
帯設備を特別に設置することが不要である。
なお、本発明の濾過方法は、濾液が供給される次工程
が濾液の充填工程のみならず濾液が所定の圧力で供給さ
れる各種の工程に対しても採用されるものであり、また
循環ポンプを停止して濾液側の圧力を利用して逆洗を行
うものであることから、循環ポンプの停止手段として一
定時間毎に循環ポンプを一定時間停止させる任意の手段
を採用することができる。
第2図には本発明の第2実施例に係る濾過方法を実施
するのに好適なクロスフロー濾過装置20cが示されてい
る。当該濾過装置20cにおいては被処理流体の循環管路2
9aにバイパス管路29bを備えている点、およびこれら両
管路29a、29bに電磁開閉弁29c、29dを備えている点で第
1図に示す濾過装置20aとは相違する。
当該濾過装置20cを使用する第2実施例の濾過方法に
おいては、第1実施例の濾過方法と同様被処理流体の供
給圧力を4kgf/cm2とされるが、貯留タンク27内の濾液量
は両管路29a、29bに介装した開閉弁29c、29dの開閉制御
により調整される。当該濾過装置20cの始動時流出管路2
6の開閉弁26aおよび循環管路29aの開閉弁29cは閉成さ
れ、かつバイパス管路29bの開閉弁29dは閉成されてい
て、循環タンク21内の被処理流体は循環ポンプ22の駆動
により各濾過器23〜25を通って循環され、その一部が濾
液として流出管路26を通って貯留タンク27内へ流出す
る。この間貯留タンク27内の濾液が最高のレベルに上昇
すると、コントローラ28はハイレベルセンサの検出信号
に基づき循環管路29aの開閉弁29cを閉成させるとともに
同時にバイパス管路29bの開閉弁29dを開成させ、かつタ
イマにて設定された時間遅れて開閉弁26aが閉成させ
る。また、貯留タンク27内の濾液が最低のレベルに下降
すると、コントローラ28はロウレベルセンサの検出信号
に基づきバイパス管路29bの開閉弁29dを閉成させるとと
もに、同時に循環管路29aの開閉弁29cおよび流出管路26
の開閉弁26aを開成させる。
従って、当該濾過装置20cを採用すれば、循環ポンプ2
2を停止させることなく、各濾過器23〜25に対する被処
理流体の供給を間欠的に停止させることができ、この供
給停止により各フィルタが逆洗される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る濾過方法を実施する
ためのクロスフロー濾過装置の概略構成図、第2図は第
2実施例に係る濾過方法を実施するためのクロスフロー
濾過装置の概略構成図、第3図は従来方法を実施するた
めのクロスフロー濾過装置の概略構成図である。 符号の説明 10、20a、20c……濾過装置、20b……充填機、21……循
環タンク、22……循環ポンプ、11〜13、23〜25……濾過
器、16……濾液タンク、17……逆洗ポンプ、26……流出
管路、26a、29c、29d……開閉弁、27……貯留タンク、2
9a……循環管路、29b……バイパス管路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理流体を所定の圧力にて濾過器へ連続
    的に供給して同濾過器内のフィルタの一側に沿って流動
    させ、前記流体の一部を前記フィルタの他側へ透過させ
    て濾液として前記流体の供給圧力より低い所定の圧力に
    て次工程へ供給するとともに、前記流体の残液を前記濾
    過器へ循環供給させるクロスフロー濾過方法であり、前
    記流体の供給を所定時間間欠的に停止させることを特徴
    とするクロスフロー濾過方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116404A (ja) * 1984-06-30 1986-01-24 岩崎電気株式会社 螢光灯照明器具
JPS62234514A (ja) * 1986-04-01 1987-10-14 Kurita Water Ind Ltd 濾過装置の逆洗方法
JPH02265628A (ja) * 1989-04-05 1990-10-30 Kurita Water Ind Ltd 膜分離方法

Patent Citations (3)

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