JP2506271B2 - 水吸収性重合体組成物及びその製造物品 - Google Patents

水吸収性重合体組成物及びその製造物品

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JP2506271B2 JP61146305A JP14630586A JP2506271B2 JP 2506271 B2 JP2506271 B2 JP 2506271B2 JP 61146305 A JP61146305 A JP 61146305A JP 14630586 A JP14630586 A JP 14630586A JP 2506271 B2 JP2506271 B2 JP 2506271B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水−吸収性樹脂に関する。
そのさらに特定的な面の1つにおいて、本発明は水−
膨潤可能な重合体組成物に関する。
〔従来技術〕
水吸収性樹脂は高い水吸収能力を必要とする製品の製
造において広く使用されている。例えば水吸収性樹脂は
外科及び歯科用スポンジ、生理用タンポン、包帯、使い
捨ておむつ、ミートトレイ、家庭ペツト寝わら、マツト
等の製造において使用される。これらの樹脂はまた水保
持を改良しそして空気収容力を増大するための土壌の改
良のためにそして他の適用の主体のために使用される。
改良された安定性そして水及び塩気のある液体吸収能
力を示す多くの重合体組成物が開発されて来た。したが
つて、米国特許第3,954,721号及び同第3,983,095号は繊
維形での少なくとも1つの適当なビニル単量体との無水
マレイン酸の共重合体の誘導体のための製造を開示して
いる。その繊維状共重合体はアンモニアまたはアルカリ
金属水酸化物との反応により親水性及び水膨潤性にされ
る。米国特許第3,810,468号は実質的に線状共重合体と
して造られそして次に交差結合を導入するためにジオー
ルまたはジアミンと反応された軽く交差結合されたオレ
フイン−無水マレイン酸共重合体を開示している。得ら
れた軽く交差結合された共重合体はアンモニアあるいは
アルカリ金属水酸化物の水性またはアルコール溶液で処
理される。米国特許第3,989,589号は無水マレイン酸と
のスチレンまたはオレフインの交差結合共重合体をペー
パーウエブ中に導入し、これを次に処理して共重合体を
水膨潤可能な塩の形に転換することによる吸着性紙製品
の製造を記載している。米国特許第3,980,663号はグリ
セリンジグリシジルエーテルとの交差結合によりカルボ
キシル系高分子電解質から形成された水膨潤性吸収剤物
品を記載している。米国特許第4,332,917号及び同第4,3
38,417号は(イ)スチレン及び無水マレイン酸の共重合
体と(ロ)ビニル不飽和を有する単量体エステル、例え
ばポリ(酢酸ビニル)、三酢酸セルローズ、アセト酪酸
セルローズ、ポリ(アクリル酸エチル)及びポリ(メタ
クリル酸メチル)から誘導の重合体とのブレンドを開示
している。米国特許第4,420,588号は1,3−ジエンゴム及
びそのゴム中に分散された水吸収性樹脂を含む水−吸収
性ゴム組成物を教示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記特許に記載された水−吸収性樹脂はすべて交差結
合剤の種々の量を導入することによりつくられた交差結
合共重合体に基づいておりそして得られる交差結合反応
は100℃ほどの低い温度で起こる。なんらかの実質的な
程度の交差結合が起こつたならば繊維形成、例えば繊維
紡糸は達成されることができないので、これらの先行技
術の組成物はそれらは貯蔵寿命が存在しない点で欠除し
ており、繊維紡糸は交差結合剤が導入されたほとんど直
後に行なわれなければならない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の水吸収性重合体組成物は優れた貯蔵寿命を持
つており、それらはずつと広い範囲の時間及び温度にわ
たつて繊維形成を容易にする。それらはまたヒドロゲル
または水膨潤状態中に優れた一体性を保持しておりそし
て優れた水及び塩気のある(saline)液体の吸収能力を
示す。
本発明によれば(I)(イ)カルボキシル基及びカル
ボキシル基に転換できる基からなる群から各々独立して
選ばれた2つの基を保有するα,β−不飽和単量体の繰
り返し単位及び(ロ)共重合可能な単量体の繰り返し単
位を含む共重合体及び(II)C2〜C10アルキレンオキシ
ドから誘導されたポリエーテルを含み、 しかも共重合体の繰り返しα,β−不飽和単量体単位
に結合された前記2つの基の少なくとも1部分はその上
に水素原子を有するかあるいは反応されてその上に水素
原子を形成するかのいずれかでありそしてポリエーテル
のオキシド基の少なくとも1部分は共重合体及びポリエ
ーテルが水素結合により合体されるように水素原子と相
互作用されることを特徴とする水吸収性重合体組成物が
提供される。
また、本発明によれば(A)(I)(イ)カルボキシ
ル基及びカルボキシル基に転換できる基からなる群から
各々独立して選ばれた2つの基を保有するα,β−不飽
和単量体の繰り返し単位及び(ロ)及び共重合可能な単
量体の繰り返し単位を含む共重合体及び(II)C2〜C10
アルキレンオキシドから誘導されたポリエーテル(但
し、共重合体の繰り返しα,β−不飽和単量体単位に結
合された前記2つの基の少なくとも1部分はその上に水
素原子を有すかあるいは反応されてその上に水素原子を
形成するかのいずれかでありそしてポリエーテルのオキ
シド基の少なくとも1部分は共重合体及びポリエーテル
が水素結合によつて合体されるように相互作用される)
を混合しそして(B)得られた重合体組成物を回収する
ことを特徴とする水吸収性重合体組成物が提供される。
本発明によればまた水吸収性重合体組成重合体組成物
及び前記組成物を支持して吸収処理のために前記組成物
を提供するための手段を含む優れた水及び塩気のある液
体吸収能力を有する製造物品において、 前記重合体組成物は(I)(イ)カルボキシル基及び
カルボキシル基に転換できる基からなる群から各々独立
して選ばれた2つの基を保有するα,β−不飽和単量体
の繰り返し単位及び(ロ)共重合可能な単量体の繰り返
し単位を含む共重合体及び(II)C2〜C10アルキレンオ
キシドから誘導されたポリエーテルを含み、 しかも共重合体の繰り返しα,β−不飽和単量体単位
に結合された前記2つの基の少なくとも1部分はその上
に水素原子を有するかあるいは反応されてその上に水素
原子を形成するかのいずれかでありそして ポリエーテルのオキシド基の少なくとも1部分は共重
合体及びポリエーテルが水素結合により合体されるよう
に水素原子と相互作用されることを特徴とする優れた水
及び塩気のある液体吸収能力を有する製造物品が提供さ
れる。
本発明によればまた(I)(イ)カルボキシル基及び
カルボキシル基に転換できる基からなる群から各々独立
して選ばれた2つの基を保有するα,β−不飽和単量体
の繰り返し単位及び(ロ)共重合可能な単量体の繰り返
し単位を含む共重合体及び(II)C2〜C10アルキレンオ
キシドから誘導されたポリエーテル(但し、共重合体の
繰り返しα,β−不飽和単量体単位に結合された前記2
つの基の少なくとも1部分はその上に水素原子を有する
かあるいは反応されてその上に水素原子を形成するかの
いずれかでありそしてポリエーテルのオキシド基の少な
くとも1部分は共重合体及びポリエーテルが水素結合に
より合体されるように水素原子と相互作用される)を含
む水吸収性重合体組成物を物品中に導入することからな
り、 しかも前記重合体組成物は、前記重合体組成物の不存
在下の物品の水及び塩気のある液体吸収能力に比較して
物品の水及び塩気のある液体吸収能力を増大するのに有
効な量で物品に導入されることを特徴とする、物品の水
及び塩気のある液体吸収能力を増大する方法が提供され
る。
本明細書において用いられるものとして、用語“水素
結合”は共重合体の繰り返しα,β不飽和単量体単位上
の水素原子とポリエーテルの繰り返しオキシド単位との
間に非結合相互作用を意味すると理解される。さらに特
定的にはカルボキシル酸の酸素に結合されたカルボキシ
ル酸水素とアルキレンオキシド酸素との間で起こる。し
たがつて、本発明の重合体組成物は水素結合により複合
化されておりそして共有結合でない。このことは本発明
の重合体組成物が周囲の温度で水不溶性でありそして高
い温度で水溶性であることを立証するあとでの実施例7
において示される。
好ましい態様において、本発明の重合体組成物の液体
吸収能力を最大にするために、共重合体の繰り返しα,
β−不飽和単量体単位上の水素原子の少なくとも1部分
はNaOH、KOH、アンモニア、水中アンモニア溶液または
有機アミンのような強い有機または無機塩基との反応に
より変性される(部分的に中和される)。この変性反応
は重合体が混合される前かまたはその後で行なわれるこ
とができそして水素結合に加えて、共重合体及びポリエ
ーテルを複合化するのに役に立つイオン双極相互作用の
形成を生ずることができる。
語句“カルボキシル基に転換できる基”はカルボン酸
塩基、カルボン酸アミド基、カルボン酸イミド基、無水
カルボン酸基及びカルボン酸エステル基を意味し且つ包
含すると理解される。
本発明の実施において、α,β−不飽和単量体に結合
された基のほんの1部分はその上に水素原子を有するこ
とを必要とする。もしその単量体がカルボン酸のアミ
ド、イミド、無水物またはエステル基だけを保有するな
らば、水素原子が加水分解反応によりその上に形成され
ることができる。もしその単量体がカルボン酸塩基だけ
を保有するならば水素原子が酸性化反応によりその上に
形成されることができる。もし単量体がカルボキシル基
だけを保有するならばそれはその上に水素原子を既に有
している。そしてもしその単量体がカルボキシル基及び
カルボキシル基に転換できる基の両方を含有するなら
ば、上記反応の1つを行なうことにより追加の水素原子
が結合されることができる。
本発明の実施において使用するために適当な代表的な
α,β−不飽和単量体はマレイン酸、クロトン酸、フマ
ル酸、メサコン酸、マレイン酸のナトリウム塩、2−メ
チル,2−ブテンジカルボン酸のナトリウム塩、イタコン
酸のナトリウム塩、マレインアミド酸、マレインアミ
ド、N−フエニルマレインイミド、マレインイミド、無
水マレイン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、無水メサコン酸、無水メチルイタコン酸、
無水エチルマレイン酸、マレイン酸ジエチル、マレイン
酸メチル等及びそれらの混合物を包含する。
本発明において使用するのに適当である共重合体を形
成するために、α,β−不飽和単量体は任意の適当な共
単量体と共重合される。
適当な共単量体は例えばエチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、アクリル酸C1〜C4アルキル、メタクリル酸C1
〜C4アルキル、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル及び
(式中、Rは水素または1〜6個の炭素原子を有するア
ルキル基でありそしてベンゼン環は低分子量アルキルま
たはヒドロキシ基で置換されていてもよい)を有するス
チレン系化合物を包含する。
上記アクリル酸C1〜C4アルキルは例えば、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル等及び
それらの混合物を包含する。
上記メタクリル酸C1〜C4アルキルは例えば、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプ
ロピル、メチルメタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸n−ブチル等及びそれらの混合物を包含する。
上記スチレン系化合物は例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン
等及びそれらの混合物を包含する。
α,β−不飽和単量体の繰り返し単位及び共重合可能
な単量体の繰り返し単位を含有する本発明の実施におい
て使用するのに適当な共重合体はα,β−不飽和単量体
の繰り返し単位を約25〜約75モルパーセント含有するだ
ろう。好ましくは共重合体は約等モル重合体であろう。
使用するのに特に適当な一つの共重合体は無水マレイ
ン酸とイソブチレンとの共重合体である。
イソブチレンと無水マレイン酸との共重合体は実施例
1において記載された方法のような任意の適当な方法を
用いて造られることができる。そのような共重合体はま
たISOBAMという名称で、日本の東京のクラレイソプレン
ケミカル株式会社から市販されている。ISOBAM共重合体
は粘度分子量により異なる種々の等級、即ちISOBAM−10
(160,000〜170,000)、ISOBAM−06(80,000〜90,00
0)、ISOBAM−04(55,000〜65,000)、及びISOBAM−600
(6,000〜10,000)で販売されている。
本発明の実施においてC2〜C10アルキレンオキシドか
ら誘導された任意の適当なポリエーテルが使用されるこ
とができる。
適当なポリエーテルは(i)ポリ(エチレンオキシ
ド)、(ii)プロピレンオキシド)、(iii)ポリ(イ
ソブチレンオキシド)(iv)ポリ(テトラメチレンオキ
シド)そして(v)エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、イソブチレンオキシド及びテトラヒドロフランか
らなる群から選ばれた少なくとも2種の単量体の繰り返
し単位を含むランダム及びブロツク線状または分枝状ポ
リエーテル共重合体を包含する。
本発明の実施において使用するために特に適当なのは
ユニオンカーバイドコーポレーシヨン、特にスペシヤル
テイケミカルアンドプラスチツクス部門から市販されて
いるPOLYOX 水溶性樹脂と称されるポリ(エチレンオキ
シド)である。使用するのに特に適当な一つの特定の等
級はPOLYOX WSR−205と称される。POLYOX WSR−205は
レオロジー的測定から誘導される数平均分子量600,000
を有する。
ハーキユレスインコーポレーテツドから市販されてい
るPAREL エラストマーと称されるポリ(プロピレンオ
キシド)は本発明の実施において使用するために特に適
当である。PAREL 58エラストマーが使用するのに特に
適当な一つの特定な級である。PAREL 58エラストマー
はプロピレンオキシドとアリルグリシジルエーテルとの
共重合体である。アリルグリシジルエーテルは交差結合
可能な単量体である。
ワイアンドツテ(Wyandotte)のBASFから市販されて
いるPLURONIC は本発明の実施において使用するために
また適当でありそして約1,000から約15,000より大きい
平均分子量を有するヒドロキシル基の末端を有する一連
の関連のブロツク重合体である。好ましいPLURONIC
合体は約14,000の平均分子量を有するポリオキシプロピ
レン−ポリオキシエチレンブロツク共重合体である等級
“F108"である。
本発明の共重合体組成物はα,β−不飽和単量体を含
有する共重合体の約20〜約80重量パーセント及びポリエ
ーテルの約80〜約20重量パーセントを含有するだろう。
好ましくは、各重合体は約40〜約60重量パーセントの範
囲内の量で存在する。
本発明の重合体組成物は次の実施例において記載され
たような任意の適当な配合方法を用いてつくられること
ができる。
重合体組成物が造られた後、それは任意の所望の形に
さらに加工されることができる。例えば、重合体組成物
は射出成形、吹込み成形、押し出し、真空成形、注型、
スプレー乾燥、空気の助けを受けるスプレー乾燥、湿
式、乾式またはフラツシユ紡糸、溶融ブローイング(例
えば米国特許第4,380,570号の溶融ブローイング法参
照)等に付されることができる。方法の選択は典型的に
は最終用途のために必要とされる形または形態により指
示される。所望の形または形態は成形された物品、積層
物、シート、押し出し物、顆粒、粉末、フイルム、フイ
ラメント、繊維、ストランド、ヤーン、織物、不織マツ
ト等のものであることができる。
本発明の重合体組成物そして特に本重合体組成物が導
入される加工物品は広い範囲の吸収機能において使用す
るのに適当である。本組成物が導入される加工物品は重
合体組成物を支持しそして最終用途のために適合された
形でそれを提供する機能に役に立つ。本組成物を支持し
そして吸収性用途のために本組成物を提供するための手
段は次の支持体、即ち包帯、外科及び歯科用スポンジ、
生理用タンポン、衛生ナプキン、使い捨ておむつミート
トレー、汗吸収用パツド等を包含するがしかしそれらに
限定されることを意味しない。
例えば、もし本発明の水吸収性重合体が使い捨ておむ
つ中に導入することを所望されるならば、次の層、即ち
外側の不浸透性ポリエチレンフイルムライナー、そのフ
イルム上に重ねられた第1のセルローズパルプ層、本発
明の水吸収性重合体組成物の繊維状パルプまたはマツト
層、次に場合による第2のセルローズパルプ層及び内部
の浸透性ポリエチレンフイルムライナーを有するおむつ
複合体を形成するために従来の製造方法が使用されるこ
とができるだろう。繊維状形での重合体組成物はそれ
が、吸収されるべき液体との接触のために大きな表面積
を容易にする点でたいていの適用のために特に適当であ
る。
〔実施例〕 次の実施例は本発明をさらに示すのに役に立つ。
実施例1 この実施例は米国特許第3,720,651号(これを参照す
ることにより本明細書に組み入れる)の教示に従つて等
モルイソブチレン/無水マレイン酸共重合体の製造を示
す。
約243gの無水マレイン酸、約1000mlの酢酸エチル及び
332mlの第三級ブタノールの溶液をつくりそして窒素雰
囲気下室温で3.7852リツトル(1ガロン)のかきまぜ反
応器に導入した。
重合を開始させるために約200gのイソブチレン及び2.
4gのVazo64重合開始剤(イー.アイ.デユポン社のアゾ
イソブチロニトリル)を反応器中に入れた。
重合反応は60℃で約7時間行なわれ、過剰のイソブチ
レンは抜き取られそして得られた共重合体はろ過及び80
℃で3時間の乾燥により単離された。約370gの共重体が
回収された。
回収した共重合体、即ちイソブチレン/無水マレイン
酸の等モル共重合体を試験しそして(示差走査熱量測定
“DSC"により165℃のガラス転移温度を有することが分
かつた。
実施例2 この実施例は実施例1の等モルのイソブチレン/無水
マレイン酸共重合体を用いて本発明の水吸収性重合体組
成物の製造を示す。
約100gのイソブチレン/無水マレイン酸共重合体及び
約500gの脱塩水をかきまぜながら混合容器に加えそして
約90℃に加熱した。混合物の温度が90℃に達した時、55
gのKOHペレツト(87.7%純度)を2時間にわたつて混合
容器にゆつくりと加えた。
KOH添加が完了した後、混合容器の内容物を約2時間
かきまぜ、その後、イソブチレン/無水マレイン酸共重
合体が完全に溶解されたことが観察された。得られた溶
液のpHが約8であつた。
溶液を放置して約30℃に冷却させそして次にBASFから
市販されている“PLURONIC F−108"と称するエチレン
オキシドとプロピレンオキシドとのブロツク共重合体の
約100gと混合した。約60〜70重量%の固体含量が得られ
るまで得られた混合物中の水分を蒸発させた。
混合物の濃厚水溶液を室温で乾式紡糸に付して繊維形
での重合体組成物を単離させた。
得られた繊維状塊(50/50重量比のイソブチレン/無
水マレイン酸−PLURONIC F−108)を1時間150℃で真
空オーブン中で乾燥しそして秤量してその乾燥重量を得
た。
乾燥した繊維状塊を10分間塩水(0.9重量%NaCl)に
浸漬し、吸収されない塩水を去しそして膨潤した塊を
50秒間ペーパータオル上に置いて放置しそして次に秤量
してその湿潤重量を得た。吸収された塩水の量は次の式 を用いて繊維状塊の重量に基づいて4,470重量パーセン
トであると測定された。
前記濃厚水溶液の3つの別のサンプルを乾式紡糸によ
る繊維化する前に熱熟成に付した。その3つのサンプル
は25℃で30日間、100℃で2日間及び120℃で2日間の熱
熟成後繊維化可能であることが分かつた。
実施例3 実施例2の方法を実質的に用いて2種の追加の重合体
組成物(A及びB)をつくりそして塩水(0.9重量%NaC
l)で試験した。重合体組成物Aがブレンドされてイソ
ブチレン/無水マレイン酸共重合体対PLURONIC F108の
67/33の重量比を提供しそして組成物Bは55/45の重量比
を提供した。各々の組成物の繊維状塊は別々に10分間塩
水(0.9重量%NaCl)に浸されそして回収されそして実
施例2において記載された方法を用いて試験されて吸収
された塩水の量を測定した。
組成物A(67/33)は3,020重量%の塩水を吸収しそし
て組成物B(55/45)は3,060重量%の塩水を吸収するこ
とが分かつた。
実施例4 実施例1において製造されたイソブチレン/無水マレ
イン酸を用いる代りにクラレイソプレンケミカル株式会
社から市販されているISOBAM−10の100g使用した以外は
実施例2を繰り返した。得られた繊維状塊を実施例2の
方法に従つて試験しそして3,700重量%の塩水を吸収す
ることが分かつた。
ISOBAM−10を用いて実施例2の方法に実質的に従つて
つくられた6つの繊維サンプルを15秒〜11分の範囲内の
6つの異なる浸漬時間での塩水(0.9重量%NaCl)吸収
能力について別々に試験した。次の表は吸収結果を示
す。塩水中の浸漬時間 吸収された塩水(重量%) 15秒 2,370 1分 3,370 2分 3,280 5分 3,700 10分 3,700 11分 3,840 上記実施例及び表中に含まれるデータは本発明の重合
体組成物が優れた塩水吸収能力及びスピードを示すこと
を示すのに役に立つ 実施例5 この実施例はISOBAM−10共重合体及びPAREL−58エラ
ストマーを使用する本発明の水吸収性重合体組成物の製
造を示す。
約10gのISOBAM−10(イソブチレン/無水マレイン
酸)及び100gの脱塩水をかきまぜながらビーカーに加え
そして約90℃に加熱した。混合物の温度が90℃に達した
ときに、KOHペレツト(87.7%純度)の5.5gを2時間に
わたつて混合用ビーカー中にゆつくりと加えた。
KOH添加が完了した後、混合用ビーカーの内容物を約
2時間にわたつてかきまぜ、その後、ISOBAM−10共重合
体が完全に溶解されていることが観察された。得られた
溶液のpHは約8であつた。
溶液を放置してほぼ室温に冷却させそして次に約500m
lの冷たいメタノールを含有する他のビーカー中に注入
して薄いペーストに、部分的に中和されたISOBAM−10共
重合体を沈殿させた。次にメタノールを傾瀉してメタノ
ール中に部分的に中和されたISOBAM−10共重合体のペー
ストを残した。
別のビーカー中で約3gのPAREL−58〔ポリ(プロピレ
ンオキシド)〕を室温で100mlのメタノール中に予かじ
め溶解した。この溶液に次に混合しながら部分的に中和
されたISOBAM−10共重合体のペーストを加えた。約60〜
70重量%の固体含有量が得られるまで得られた混合物中
のメタノールを蒸発させた。
混合物の濃厚溶液を室温で乾式紡糸に付して繊維状形
で重合体組成物を単離した。
得られた繊維状塊(77/23の重量比のISOBAM−10/PARE
L−58)を約1時間の間150℃で真空オーブン中で乾燥さ
せそして秤量してその乾燥重量を得た。吸収された塩水
(0.9重量%NaCl)の量はそれぞれ10分、30分及び60分
の塩水中への浸漬期間について2,100重量%、2,600重量
%及び2,800重量%であると測定された。
実施例6 PLURONIC−F108共重合体を用いる代りにユニオンカー
バイドコーポレーシヨンから市販されているポリ(エチ
レンキシド)であるPOLYOX WSR205が使用された以外は
実施例2を繰り返した。得られた繊維状塊は実施例2に
おける方法に従つて試験されそして3,200重量%の塩水
を吸収することが分かつた。
実施例7 この実施例は本発明の重合体組成物が水素結合によつ
て複合化されそして共有結合によらないことを示す。
繊維状塊が150℃の代りに160℃の乾燥温度で真空オー
ブン中で乾燥された以外は実施例2の材料及び方法を実
質的に用いて本発明の重合体組成物の繊維状塊のサンプ
ルをつくつた。0.8203gの繊維状塊のサンプルを24時間
脱塩水の還流温度でソツクスレー抽出に付した。16時間
130℃で真空オーブン中で乾燥することにより抽出重合
体を回収した。可溶性重合体の量は0.7935g、即ち96%
であることが分かつた。さらにセルローズ抽出はめ輪
(thimble)上には認識できる量の不溶性重合体は見い
出されなかつた。
本発明に対して種々の変更がなされることができるこ
とは上記記載から明らかであろう。しかしながらそのよ
うな変更は本発明の範囲内であるとして考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−141357(JP,A) 特開 昭59−62665(JP,A) 実公 昭36−14635(JP,B1)

Claims (45)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)カルボキシル基及びカルボキシル基
    に転換できる基からなる群から各々独立して選ばれた2
    つの基を有するα,β−不飽和単量体の繰り返し単位及
    び(ロ)エチレン、プロピレン、イソブチレン、メチル
    ビニルエーテル及び 式 (式中、Rは水素または1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル基であり、そしてベンゼン環は低分子量アルキル
    またはヒドロキシ基で置換されていてよい)を有するス
    チレン系化合物からなる群から選ばれる共重合可能な単
    量体の繰り返し単位 を含む共重合体 及びC2〜C10アルキレンオキシドから誘導されるポリエ
    ーテル を含み、 共重合体のα,β−不飽和単量体の繰り返し単位に結合
    された前記2つの基の少なくとも1部分はそれに水素原
    子を有するかあるいは反応されてそれに水素原子を形成
    するかのいずれかであり、そして ポリエーテルのオキシド基の少なくとも1部分は共重合
    体及びポリエーテルが水素結合により合体されるように
    水素原子と相互作用されることを特徴とする、 水吸収性重合体組成物。
  2. 【請求項2】共重合体のα,β−不飽和単量体の繰り返
    し単位に結合された基上の水素原子の少なくとも1部分
    が強塩基との反応により変性されている特許請求の範囲
    第1項に記載の重合体組成物。
  3. 【請求項3】前記共重合体が20〜80重量パーセントの範
    囲内の量で存在する特許請求の範囲第1項及び第2項の
    いづれか1項に記載の重合体組成物。
  4. 【請求項4】前記ポリエーテルが80〜20重量パーセント
    の範囲内の量で存在する特許請求の範囲第1項及び乃至
    第3項のいづれか1項に記載の重合体組成物。
  5. 【請求項5】前記共重合体が40〜60重量パーセントの範
    囲内の量で存在する特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いづれか1項に記載の重合体組成物。
  6. 【請求項6】前記ポリエーテルが60〜40重量パーセント
    の範囲内の量で存在する特許請求の範囲第1項乃至第5
    項のいづれか1項に記載の重合体組成物。
  7. 【請求項7】前記共重合体が前記α,β−不飽和単量体
    の繰り返し単位を25〜75モルパーセント含有する特許請
    求の範囲第1項乃至第6項のいづれか1項に記載の重合
    体組成物。
  8. 【請求項8】前記共重合体が前記共重合可能な単量体の
    繰り返し単位を25〜75モルパーセント含有する特許請求
    の範囲第1項乃至第7項のいづれか1項に記載の重合体
    組成物。
  9. 【請求項9】前記共重合体が等モル共重合体である特許
    請求の範囲第1項乃至第8項のいづれか1項に記載の重
    合体組成物。
  10. 【請求項10】カルボキシル基に変換できる前記基がカ
    ルボン酸塩基、カルボン酸アミド基、カルボン酸イミド
    基、カルボン酸無水物基及びカルボン酸エステル基から
    なる群から選ばれる特許請求の範囲第1項乃至第9項の
    いづれか1項に記載の重合体組成物。
  11. 【請求項11】前記共重合体がイソブチレン/無水マレ
    イン酸共重合体である特許請求の範囲第1項乃至第10項
    のいづれか1項に記載の重合体組成物。
  12. 【請求項12】C2〜C10アルキレンオキシドから誘導さ
    れる前記ポリエーテルが(i)ポリ(エチレン オキシ
    ド)、(ii)ポリ(プロピレン オキシド)、(iii)
    ポリ(イソブチレン オキシド)、(iv)ポリ(テトラ
    メチレン オキシド)及び(v)エチレンオキシド、プ
    ロピレンオキシド、イソブチレンオキシド及びテトラヒ
    ドロフランからなる群から選ばれた少なくとも2種の単
    量体の繰り返し単位を含むランダム及びブロックの線状
    または分枝状共重合体からなる群から選ばれる特許請求
    の範囲第1項乃至第11項のいづれか1項に記載の重合体
    組成物。
  13. 【請求項13】前記ポリエーテルがポリ(エチレンオキ
    シド)である特許請求の範囲第1項乃至第12項のいづれ
    か1項に記載の重合体組成物。
  14. 【請求項14】前記ポリエーテルがポリ(プロピレン
    オキシド)である特許請求の範囲第1項乃至第13項のい
    づれか1項に記載の重合体組成物。
  15. 【請求項15】前記共重合体及び前記ポリエーテルがイ
    オン−双極相互作用によりさらに合体されている特許請
    求の範囲第1項乃至第14項のいづれか1項に記載の重合
    体組成物。
  16. 【請求項16】(イ)カルボキシル基及びカルボキシル
    基に変換できる基からなる群から各々独立して選ばれた
    2つの基を有するα,β−不飽和単量体の繰り返し単位
    及び(ロ)エチレン、プロピレン、イソブチレン、メチ
    ルビニルエーテル及び 式 (式中、Rは水素または1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル基であり、そしてベンゼン環は低分子量アルキル
    またはヒドロキシ基で置換されていてよい)を有するス
    チレン系化合物からなる群から選ばれる共重合可能な単
    量体の繰り返し単位 を含む共重合体 及びC2〜C10アルキレンオキシドから誘導されるポリエ
    ーテル を含み、 共重合体のα,β−不飽和単量体の繰り返し単位に結合
    された前記2つの基の少なくとも1部分はそれに水素原
    子を有するかあるいは反応されてそれに水素原子を形成
    するかのいずれかであり、そして ポリエーテルのオキシド基の少なくとも1部分は共重合
    体及びポリエーテルが水素結合により合体されるように
    水素原子と相互作用される、 水吸収性重合体組成物から成る、 型に注ぎうる又は紡糸しうる水吸収性重合体水溶液。
  17. 【請求項17】前記水吸収性重合体組成物が、共重合体
    のα,β−不飽和単量体の繰り返し単位に結合された基
    上の水素原子の少なくとも1部分が強塩基との反応によ
    り変性されている重合体組成物である、特許請求の範囲
    第16項記載の水吸収性重合体水溶液。
  18. 【請求項18】前記重合体組成物が、前記共重合体が20
    〜80重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体組成
    物である、特許請求の範囲第16項又は第17項記載の水吸
    収性重合体水溶液。
  19. 【請求項19】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    が80〜20重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体
    組成物である、特許請求の範囲第16項乃至第18項のいづ
    れか1項に記載の水吸収性重合体水溶液。
  20. 【請求項20】前記重合体組成物が、前記共重合体が40
    〜60重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体組成
    物である、特許請求の範囲第16項乃至第19項のいづれか
    1項に記載の水吸収性重合体水溶液。
  21. 【請求項21】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    が60〜40重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体
    組成物である、特許請求の範囲第16項乃至第20項のいづ
    れか1項に記載の水吸収性重合体水溶液。
  22. 【請求項22】前記重合体組成物が、前記共重合体が前
    記α,β−不飽和単量体の繰り返し単位を25〜75モルパ
    ーセント含有する重合体組成物である、特許請求の範囲
    第16項乃至第21項のいづれか1項に記載の水吸収性重合
    体水溶液。
  23. 【請求項23】前記重合体組成物が、前記共重合体が前
    記共重合可能な単量体の繰り返し単位を25〜75モルパー
    セント含有する重合体組成物である、特許請求の範囲第
    16項乃至第22項のいづれか1項に記載の水吸収性重合体
    水溶液。
  24. 【請求項24】前記重合体組成物が、前記共重合体が等
    モル共重合体である重合体組成物である、特許請求の範
    囲第16項乃至第23項のいづれか1項に記載の水吸収性重
    合体水溶液。
  25. 【請求項25】前記重合体組成物が、カルボキシル基に
    転換できる前記基がカルボン酸塩基、カルボン酸アミド
    基、カルボン酸イミド基、カルボン酸無水物基及びカル
    ボン酸エステル基からなる群から選ばれる重合体組成物
    である、特許請求の範囲第16項乃至第24項のいづれか1
    項に記載の水吸収性重合体水溶液。
  26. 【請求項26】前記重合体組成物が、前記共重合体がイ
    ソブチレン/無水マレイン酸共重合体である、特許請求
    の範囲第16項乃至第25項のいづれか1項に記載の水吸収
    性重合体水溶液。
  27. 【請求項27】前記重合体組成物が、C2〜C10アルキレ
    ンオキシドから誘導される前記ポリエーテルが(i)ポ
    リ(エチレン オキシド)、(ii)ポリ(プロピレン
    オキシド)、(iii)ポリ(イソブチレン オキシ
    ド)、(iv)ポリ(テトラメチレン オキシド)及び
    (v)エチレンオキシド、プロピレンオキシド、イソブ
    チレンオキシド及びテトラヒドロフランからなる群から
    選ばれた少なくとも2種の単量体の繰り返し単位を含む
    ランダム及びブロックの線状または分枝状共重合体から
    なる群から選ばれる重合体組成物である、特許請求の範
    囲第16項乃至第26項のいづれか1項に記載の水吸収性重
    合体水溶液。
  28. 【請求項28】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    がポリ(エチレンオキシド)である重合体組成物であ
    る、特許請求の範囲第16項乃至第27項のいづれか1項に
    記載の水吸収性重合体水溶液。
  29. 【請求項29】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    がポリ(プロピレン オキシド)である重合体組成物で
    ある、特許請求の範囲第16項乃至第28項のいづれか1項
    に記載の水吸収性重合体水溶液。
  30. 【請求項30】前記重合体組成物が、前記共重合体及び
    前記ポリエーテルがイオン−双極相互作用によりさらに
    合体されている重合体組成物である、特許請求の範囲第
    16項乃至第29項のいづれか1項に記載の水吸収性重合体
    水溶液。
  31. 【請求項31】(イ)カルボキシル基及びカルボキシル
    基に変換できる基からなる群から各々独立して選ばれた
    2つの基を有するα,β−不飽和単量体の繰り返し単位
    及び(ロ)エチレン、プロピレン、イソブチレン、メチ
    ルビニルエーテル及び 式 (式中、Rは水素または1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル基であり、そしてベンゼン環は低分子量アルキル
    またはヒドロキシ基で置換されていてよい)を有するス
    チレン系化合物からなる群から選ばれる共重合可能な単
    量体の繰り返し単位 を含む共重合体 及びC2〜C10アルキレンオキシドから誘導されるポリエ
    ーテル を含み、 共重合体のα,β−不飽和単量体の繰り返し単位に結合
    された前記2つの基の少なくとも1部分はそれに水素原
    子を有するかあるいは反応されてそれに水素原子を形成
    するかのいずれかであり、そして ポリエーテルのオキシド基の少なくとも1部分は共重合
    体及びポリエーテルが水素結合により合体されるように
    水素原子と相互作用される、水吸収性重合体組成物 を支持する手段が包帯、外科用スポンジ、歯科用スポン
    ジ、生理用タンポン、衛生ナプキン、使い捨ておむつ及
    び汗の吸収のためのパッドからなる群から選ばれる製造
    物品。
  32. 【請求項32】前記水吸収性重合体組成物が、共重合体
    のα,β−不飽和単量体の繰り返し単位に結合された基
    上の水素原子の少なくとも1部分が強塩基との反応によ
    り変性されている重合体組成物である、特許請求の範囲
    第31項記載の製造物品。
  33. 【請求項33】前記重合体組成物が、前記共重合体が20
    〜80重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体組成
    物である、特許請求の範囲第31項又は第32項記載の製造
    物品。
  34. 【請求項34】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    が80〜20重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体
    組成物である、特許請求の範囲第31項乃至第33項のいづ
    れか1項に記載の製造物品。
  35. 【請求項35】前記重合体組成物が、前記共重合体が40
    〜60重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体組成
    物である、特許請求の範囲第31項乃至第34項のいづれか
    1項に記載の製造物品。
  36. 【請求項36】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    が60〜40重量パーセントの範囲内の量で存在する重合体
    組成物である、特許請求の範囲第31項乃至第35項のいづ
    れか1項に記載の製造物品。
  37. 【請求項37】前記重合体組成物が、前記共重合体が前
    記α,β−不飽和単量体の繰り返し単位を25〜75モルパ
    ーセント含有する重合体組成物である、特許請求の範囲
    第31項乃至第36項のいづれか1項に記載の製造物品。
  38. 【請求項38】前記重合体組成物が、前記共重合体が前
    記共重合可能な単量体の繰り返し単位を25〜75モルパー
    セント含有する重合体組成物である、特許請求の範囲第
    31項乃至第37項のいづれか1項に記載の製造物品。
  39. 【請求項39】前記重合体組成物が、前記共重合体が等
    モル共重合体である重合体組成物である、特許請求の範
    囲第31項乃至第38項のいづれか1項に記載の製造物品。
  40. 【請求項40】前記重合体組成物が、カルボキシル基に
    転換できる前記基がカルボン酸塩基、カルボン酸アミド
    基、カルボン酸イミド基、カルボン酸無水物基及びカル
    ボン酸エステル基からなる群から選ばれる重合体組成物
    である、特許請求の範囲第31項乃至第39項のいづれか1
    項に記載の製造物品。
  41. 【請求項41】前記重合体組成物が、前記共重合体がイ
    ソブチレン/無水マレイン酸共重合体である、特許請求
    の範囲第31項乃至第40項のいづれか1項に記載の製造物
    品。
  42. 【請求項42】前記重合体組成物が、C2〜C10アルキレ
    ンオキシドから誘導される前記ポリエーテルが(i)ポ
    リ(エチレン オキシド)、(ii)ポリ(プロピレン
    オキシド)、(iii)ポリ(イソブチレン オキシ
    ド)、(iv)ポリ(テトラメチレン オキシド)及び
    (v)エチレンオキシド、プロピレンオキシド、イソブ
    チレンオキシド及びテトラヒドロフランからなる群から
    選ばれた少なくとも2種の単量体の繰り返し単位を含む
    ランダム及びブロックの線状または分枝状共重合体から
    なる群から選ばれる重合体組成物である、特許請求の範
    囲第31項乃至第41項のいづれか1項に記載の製造物品。
  43. 【請求項43】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    がポリ(エチレンオキシド)である重合体組成物であ
    る、特許請求の範囲第31項乃至第42項のいづれか1項に
    記載の製造物品。
  44. 【請求項44】前記重合体組成物が、前記ポリエーテル
    がポリ(プロピレン オキシド)である重合体組成物で
    ある、特許請求の範囲第31項乃至第43項のいづれか1項
    に記載の製造物品。
  45. 【請求項45】前記重合体組成物が、前記共重合体及び
    前記ポリエーテルがイオン−双極相互作用によりさらに
    合体されている重合体組成物である、特許請求の範囲第
    31項乃至第44項のいづれか1項に記載の製造物品。
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