JPH044247A - 吸水性樹脂用素材 - Google Patents

吸水性樹脂用素材

Info

Publication number
JPH044247A
JPH044247A JP10612890A JP10612890A JPH044247A JP H044247 A JPH044247 A JP H044247A JP 10612890 A JP10612890 A JP 10612890A JP 10612890 A JP10612890 A JP 10612890A JP H044247 A JPH044247 A JP H044247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maleic anhydride
water
copolymer
structural unit
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10612890A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nozawa
野澤 弘
Masao Hirashima
平島 征夫
Toshimitsu Kawame
敏充 河目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP10612890A priority Critical patent/JPH044247A/ja
Publication of JPH044247A publication Critical patent/JPH044247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な吸水性樹脂用素材に関する。
(従来の技術) 近年、自重の数10倍から数100倍もの蒸留水を吸収
しうる高吸水性樹脂が開発され、水と接触して短時間に
極めて多量の水を吸水する性質を生かして生理用品やオ
ムツ等の面材、土壌改良剤などの用途に用いられている
このような高分子材料としてはポリエチレンオキシド、
ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・ポリア
クリル酸ソーダブロック共重合物、デンプンまたはセル
ロース・ポリアクリロニトリルグラフト共重合物の加水
分解物、デンプン・ポリアクリル酸ソーダグラフト共重
合体、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセルロ
ースなどの天然又は合成高分子が使用されているが、ポ
リエチレンオキシド及び低ケン化度のポリビニルアルコ
ールを除けばいずれも熱可塑性を有しないため熔融成形
が不可能であり、水溶液からのキャストフィルム以外は
粉末又は顆粒状の形でしか吸水性樹脂が得られない。ま
た熱可塑性のポリエチレンオキシド、低ケン化度のポリ
ビニルアルコールは非イオン性ゆえに充分な吸水性を有
しないという欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような吸水性樹脂の現状に鑑み、本発明の目的は
、熱可塑性を有するアニオン性の水溶性樹脂を吸水性樹
脂の素材として提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば上記目的は、α−オレフィン又はスチレ
ンに基づく構造単位〔I〕、無水マレイン酸に基づく構
造単位(II)および−最大(式中、Rは炭素数1〜1
0のアルキル基であり、Aはフェニル基が置換していて
もよい炭素数2〜4のvic−アルキレン基であって、
各()中のAは同一であっても異なっていてもよく、n
は1以上の整数である)で表される構造単位(I[[)
から構成される無水マレイン酸共重合体を吸水性樹脂用
素材に用いることで達成される。
本発明において使用される無水マレイン酸共重合体の構
造単位(Nを構成するα−オレフィンとは、1位に二重
結合を有する直鎖状または分岐状のオレフィンを意味し
、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチ
レン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、1−ヘ
キセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−ニーブテン、ジイソブチレン等
の炭素数2〜12、好ましくは2〜8のα−オレフィン
が包含される。これらのα−オレフィンは単独でまたは
2種以上組み合わせて用いられる。
本発明において無水マレイン酸共重合体は、α−オレフ
ィン又はスチレンと無水マレイン酸とをラジカル触媒を
用いて共重合させ、これにより得られる共重合体と一般
式(1) %式%) (式中、R,Aおよびnは前記定義のとおりである) で表わされるポリオキシアルキレングリコールモノエー
テルとをエステル化反応させることにより製造すること
ができる。かかる共重合に際して使用されるラジカル重
合触媒としては、キュメンヒドロパーオキサイド、t−
ブチルヒドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ドなどの有機過酸化物、α、α′−アゾビスイソブチロ
ニトリル、α、α′−アゾーα−エチルブチロニトリル
、α。
α′−アゾーα−メチルバレロニトリルなどのアゾ化合
物が通常挙げられる。重合はラジカル重合を禁止しない
溶媒例えばアセトン、メチルエチルケトン、ベンゼン、
トルエン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、ジオキサン
、テトラヒドロフラン、クロロホルムなどを使用して、
溶液重合もしくは沈澱重合の方法で行われるが、場合に
より溶媒を用いない塊状重合で行なうことも可能である
。重合温度は特に限定されないが通常θ〜200℃の範
囲であり、重合時間も通常1〜50時間の範囲である。
重合終了液からの生成共重合体の分離は、沈澱重合の場
合は沈澱ポリマーを濾過脱液後乾燥することにより、ま
た溶液重合の場合は溶媒を追い出し乾燥することにより
行われる。
共重合反応に用いられる無水マレイン酸にはマレイン酸
、マレイン酸モノアルキルエステル、マレイン酸ジアル
キルエステル、クロルマレイン酸、シトラコン酸等の無
水マレイン酸誘導体が多少含まれていてもよい。これら
の誘導体の含有量は特に制限はないが、通常80%(w
/w)までである。
エステル化反応に際して使用される一般式(1)%式% は、炭素数1〜lOのアルカノールに、水酸化カリウム
、水酸化ナトリウム、ピリジン、ピコリン、2−メチル
イミダゾールなどの塩基性触媒または三フッ化硼素、四
塩化スズなどの酸触媒の存在下、フェニル基が置換して
いてもよい炭素数2〜1゜のvic−アルキレンオキシ
ドを付加反応させて得うレル。さらには、炭素数1〜1
oのアルカノールとLi、に、Na、Ma、Zn、Af
、SnまたはFeとのアルコラードを開始側として、炭
素数2〜10のvic−アルキレンオキシドを重合させ
ることによってもポリオキシアルキレングリコールモノ
エーテルが得られる。
本発明で用いられる炭素数1〜10のアルカノールの例
としてはメタノール、エタノール、プロパツール、ブタ
ノール、ヘプタツール、ノナノール、デカノール等があ
り、フェニル基が置換していてもよい炭素数2〜10の
vic−アルキレンオキシドとしてはエチレンオキシド
、プロピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、1.
2−エポキシペンクン、スチレンオキシド等があげられ
る。
アルコールへのアルキレンオキシドの付加反応はほぼ化
学量論的に進行し、加えたアルキレンオキシドのアルコ
ールに対するモル比を平均付加モル数とするポリオキシ
アルキレングリコールモノエーテルが得られる。上記−
最大(1)中Onについて厳密な意味での上限はないが
、大きすぎるとアルキレンオキシドの付加反応に時間が
かかり、さらに得られたポリオキシアルキレングリコー
ルモノエーテルと共重合体とのエステル反応も遅くなる
ので、約100以下の整数であるのがよく、さらに好ま
しくは約50以下の整数である。
触媒の使用量はアルカノールに対し、0.1〜5重量%
が適当である。溶媒は通常不要であるが、活性水素を有
さない溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等で希釈してもよい。
反応は通常30〜150℃で1〜30時間行うのが適当
である。
反応後、反応液中に未反応のアルキレンオキシドが残っ
ていない場合は、ポリオキシアルキレングリコールモノ
エーテルを含む反応液をそのままエステル化反応に用い
ることができ、また反応液中に未反応のアルキレンオキ
シドが残っている場合は、蒸留により該アルキレンオキ
シドを除去したのち使用するのが望ましい。
本発明において無水マレイン酸共重合体は、α−オレフ
ィン又はスチレンと無水マレイン酸との共重合体に一般
式(1)のポリオキシアルキレングリコールモノエーテ
ルをエステル化反応で付加させることにより得られる。
エステル化の条件としては必要により有機溶媒で希釈し
たポリオキシアルキレングリコールモノエーテル中に無
水マレイン酸共重合体とエステル化触媒を仕込み、加熱
攪拌する方法が好ましい。
なお、本発明にいうエステル化は半エステル化である。
エステル化触媒としては、ギ酸やp−トルエンスルホン
酸のような酸触媒または第三級アミン、ピリジン、イミ
ダゾール系化合物等の塩基性触媒が適当である。エステ
ル化触媒の使用量はα−オレフィン又はスチレンと無水
マレイン酸との共重合体に対し、酸触媒の場合0.1〜
3重量%、塩基性触媒の場合に0.1〜5重量%が適当
である。使用する場合の溶媒としては原料化合物系及び
生成化合物の両方を溶解する溶媒、例えばジメチルホル
ムアミド、アセトン、テトラヒドロフラン等が適当であ
る。
反応温度は使用する共重合体やポリオキシアルキレング
リコールモノエーテルの種類により異なるが、−船釣に
は50〜200℃が好ましい。反応時間は1〜30時間
が適当である。
エステル化反応終了後に未反応のポリオキシアルキレン
グリコールモノエーテル及び使用した場合の溶媒を蒸留
除去して残渣として無水マレイン酸共重合体が得られる
本発明を構成する無水マレイン酸共重合体の平均重合度
は、低すぎると溶融粘度は低くなるが接着が充分でなく
なり、一方高すぎると接着力は大きくなるが溶融粘度が
高くなりすぎるので、50〜1000の間にあることが
好ましい。かかる無水マレイン酸共重合体における構造
単位〔I〕と構造単位(II)および([)との割合〔
I〕/((II) + [I[[] )は、大きすぎる
と吸水性能が低下し、一方小さすぎると熱可塑性に乏し
くなるのでモル比で171〜3/1の範囲内が好ましい
また構造単位(II)と構造単位[III)との割合(
If) / CIII)も小さすぎると熱可塑性が乏し
くなるので、モル比で5/95以上であることが好まし
い。
本発明で用いられる無水マレイン酸共重合体は、吸水性
を付与するため分子中の酸無水物基をNaOH。
NH,等のアルカリ物質と反応させてNa塩、NH,塩
等に変性させる必要があり、さらに水不溶性とするため
に架橋剤を用いて3次元架橋させなければならない。酸
無水物基を変性する方法として、(1)該共重合体を直
接NH3ガスと接触させる、(2)N a OHのエタ
ノール溶液に該共重合体を浸漬し、加熱撹拌してケン化
を行う、(3)NaOHまたはNH,水に該共重合体を
投入、加熱溶解後蒸発乾固する、等があり、状況により
選択される。
前記目的に用いられる架橋剤は、酸無水物基またはカル
ボキシル基と交差結合しうる多官能性化合物であればよ
く、具体的には多価エポキシ化合物、多価アミン、多価
アルコール等があげられる。
架橋反応は、上記多官能性化合物を共重合体もしくは該
共重合体のNa塩、NH,塩等の変性物に混合後、10
0〜200°Cで1〜数時間熱処理することで達成され
る。架橋剤の添加量は、少なすぎると架橋が充分でなく
、吸水状態でのゲル強度が極端に弱くなったり、樹脂の
一部が水へ溶解したりするので好ましくなく、一方多す
ぎると架橋密度が大きくなりすぎて充分な吸水性能が得
られないので、共重合体もしくは共重合体の変性物に対
し0、1〜10重量%の量であるのが好ましい。
本発明を実施するにあたり無水マレイン酸共重合体のア
ルカリ物質による変性度すなわち中和度は10〜70%
の範囲にあることが重要である。
すなわち、中和度が10%より小さいと、得られる吸水
性樹脂の吸水倍率が小さくなりすぎるし、一方70%を
越えると該共重合体変性物の熱可ヤ性が極端に低下する
ので本発明の目的にそぐわない。
本発明の素材を用いて吸水性樹脂を製造する場合、該共
重合体のアルカリ物質による変性を行った後に架橋剤を
加えて熱処理してもよいし、その逆に架橋剤を加えて熱
処理した後に、(1)NH3ガスと接触させる、(2)
N a OHのエタノール溶液に浸漬してケン化を行う
、等の方法でアルカリ物質による変性を行うこともでき
る。さらに本発明の素材を用いて吸水性物質を製造する
に際し、他の熱可塑性樹脂、顔料、染料、紫外線吸収剤
、酸化防止剤、防カビ剤、殺菌剤、香料、消臭剤等を含
有させることも可能である。
本発明の吸水性樹脂素材は、熱可望性を利用して各種の
形状に成形可能なので、用途に応じてフィルム状、塊状
、繊維状の吸水性樹脂が容易に得られ、脱水フィルター
、止水用のシール材、バッキング材、結露防止材等の用
途に好適である。
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明はそれらによって何ら限定されるものではない。
実施例1 11オートクレーブにエタノール46.1 gと2−メ
チルイミダゾール0.5gを仕込み、窒素置換後80〜
90℃でエチレンオキシド440gを徐々に圧入して1
0時間付加反応を行い、エチレンオキシドの平均付加モ
ル数が9のポリオキシエチレングリコールモノエーテル
を得た。
次に得られたポリオキシエチレングリコールモノエチル
エーテル29.2 g、重量平均分子量15万のイソブ
チレン−無水マレイン酸共重合体(共重合組成モル比、
イソブチレン:無水マレイン酸=1 : 1)30.8
g、2−メチルイミダゾール0、50 g、及びジメチ
ルホルムアミド150gを還流冷却器を備えた三つロフ
ラスコに仕込み、N2下110〜120°Cで10時間
加熱撹拌してエステル化反応を行った。反応終了液中の
未反応ポリオキシエチレングリコールの量(GPCによ
る定量分析)から計算してポリオキシエチレングリコー
ルモノエーテルの反応率は74%であった。
反応終了液を150℃で真空乾燥してDMF及び未反応
のポリオキシエチレングリコールモノエチルエーテルを
除去し、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体のポリ
オキシエチレングリコールモノエチルエーテルによる部
分エステル化物52.1gを得た。
次にこうして得られた部分エステル化物に分子量120
0のポリエチレンイミンを該部分エステル化物に対し0
.6wt%添加してプラベンダーで150°Cで混練し
てコンパウンドを得た。このフンパウンドを150°C
X 50 kg/ ell”の条件で5分間ヒートプレ
スし、厚み1llIllのシートを作成した。
得られたシートを180℃X1hr熱処理して3次元架
橋を行った後1 cm X 4 cmの短冊状に切った
もの35.Og(0,10モル)と水酸化ナトリウム4
.0g(0,10モル)、エタノール200gをオート
クレーブに仕込み、80℃で6時間攪拌後、脱液乾燥し
て短冊状の吸水性樹脂を得た。この短冊状の吸水性樹脂
を常温の蒸留水中に1時間浸漬して吸水倍率を測定した
ところ140倍であった。
実施例2 実施例1で得られた平均付加モル数が9のポリオキシエ
チレングリコールモノエチルエーテル31.2g、重量
平均分子量8万のイソブチレン−無水マレイン酸−N−
フェニルマレイミド共重合体(共重合組成モル比、イソ
ブチレン:無水マレイン酸二N−フェニルマレイミド=
1:0.9:0.1)35.2g、ピリジン0.60 
g及びアセトン150gを1!オートクレーブに仕込み
、N2置換後100°Cで6時間攪拌加熱してエステル
化反応を行った。
反応終了液中の未反応ポリオキシエチレングリコールの
1t(GPCによる定量分析)から計算して、ポリオキ
シエチレングリコールモノエチルエーテルの反応率は3
2%であった。反応終了液を150°Cで真空乾燥して
アセトン及び未反応のポリオキシエチレングリコールモ
ノエチルエーテルを除去し、イソブチレン−無水マレイ
ン−N−フェニルマレイミド共重合体のポリオキシエチ
レングリコールモノエチルエーテルによる部分エステル
化物45.0 gを得た。
次にこうして得られた部分エステル化物の粉砕物40g
に水酸化ナトリウム4.0g、エタノール200gを加
えてオートクレーブに仕込み、80℃で6時間攪拌して
該部分エステル化物のNa変性(中和度0.3)を行い
、脱液乾燥して該部分エステル化物のNa塩粉末を得た
該Na塩粉末にテトラエチレンペンタミンを2wt%加
えて150°Cで混練りし、コンパウンドを得た。
このコンパウンドを200°CX 50 kg/Cm”
の条件で5分間ヒートプレスして厚さ2+nmのシート
を作成した。得られたシートを180℃×2時間熱処理
して架橋反応を行った。
得られた吸水性シートの蒸留水での吸水倍率は32倍で
あった。
実施例3 1!オートクレーブにメタノール11.2gとナトリウ
ムメチラート0.20 gおよびトルエン100gを仕
込み、窒素置換後120〜I 50 ”Cでエチレンオ
キシド696.7 gを徐々に仕込み10時間反応を行
った。反応終了後内容物を取り出し、減圧乾燥して溶媒
のトルエンを除去してエチレンオキシドの平均付加モル
数が45のポリオキシエチレングリコールモノメチルエ
ーテルを得た。
次に、得られたポリオキシエチレングリコールモノメチ
ルエーテル30.6g、重量平均分子量12万のイソブ
チレン−スチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合組
成モル比、イソブチレン:スチレン:無水マレイン酸=
0.8 : 0.2 : 1 )32.6g、2−メチ
ルイミダゾール1.0g及びアセトン350gを1j2
オートクレーブに仕込みN、W換後、130°Cで6時
間撹拌加熱してエステル化反応を行った。反応終了液中
の未反応ポリオキシエチレングリコールモノメチルエー
テルの量(GPCによる定量分析)から計算してポリオ
キシエチレングリコールモノメチルエーテルの反応率は
22%であった。
反応終了液を大量の水に投入してポリマーを沈澱させて
、未反応のポリオキシエチレングリコールモノメチルエ
ーテル及びアセトンを除去し、100℃で減圧乾燥して
イソブチレン−スチレン−無水マレイン酸共重合体のポ
リオキシエチレングリコールモノメチルエーテルによる
部分エステル化物38.8 gを得た。得られた部分エ
ステル化物を用いて、実施例2と同様の方法でエタノー
ル苛性中でNa変性(中和度0.4)を行い、脱液乾燥
して該部分エステル化物のNa塩粉末を得た。該共重合
体にグリセリンを2wt%加えて130°Cで混練し、
コンパウンドを得た。
このコンパウンドを200 X 50kg/cm”の条
件で5分間ヒートプレスして厚さ11Imのシートを作
成した。得られたシートを160℃×2時間熱処理して
架橋反応を行った。
こうして得られた吸水性シートの蒸留水での吸水倍率は
32倍であった。
実施例4 実施例3で得られたイソブチレン−スチレン−無水マレ
イン酸共重合体のポリオキシエチレングリコールモノエ
チルエステルによる部分エステル化物のNa変性物10
0重量部にオツドメルト型ポリビニルアルコール(ケン
化度60%、重合度450)50重量部を加え、ブラベ
ンダーで130°Cで混練りしてコンパウンドを得た。
このコンパウンドを180°Cx 50 kg/cm”
の条件で5分間ヒートプレスして厚さ2mmのシートを
作成した。
得られたシートを150℃で2時間加熱処理して架橋反
応を行った。
こうして得られた吸水性シートの蒸留水での吸水倍率は
6倍であった。
(発明の効果) 本発明により、熱可塑性を有するアニオン性の水溶性樹
脂からなる新規な吸水性樹脂用素材が提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 α−オレフィン又はスチレンに基づく構造単位〔 I 〕
    、無水マレイン酸に基づく構造単位〔II〕および一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基であり、Aは
    フェニル基が置換していてもよい炭素数2〜4のvic
    −アルキレン基であって、各( )中のAは同一であっ
    ても異なっていてもよく、nは1以上の整数である)で
    表される構造単位〔III〕から構成される無水マレイン
    酸共重合体からなる吸水性樹脂用素材。
JP10612890A 1990-04-20 1990-04-20 吸水性樹脂用素材 Pending JPH044247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10612890A JPH044247A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 吸水性樹脂用素材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10612890A JPH044247A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 吸水性樹脂用素材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH044247A true JPH044247A (ja) 1992-01-08

Family

ID=14425781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10612890A Pending JPH044247A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 吸水性樹脂用素材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH044247A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132479B2 (en) 2002-03-08 2006-11-07 Basf Aktiengesellschaft Polymer mixtures with improved odor control
US7754176B2 (en) 2003-02-27 2010-07-13 Okutama Kogyo Co., Ltd. Spherical calcium carbonate and method for producing thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132479B2 (en) 2002-03-08 2006-11-07 Basf Aktiengesellschaft Polymer mixtures with improved odor control
US7754176B2 (en) 2003-02-27 2010-07-13 Okutama Kogyo Co., Ltd. Spherical calcium carbonate and method for producing thereof
US8012443B2 (en) 2003-02-27 2011-09-06 Okutama Kogyo Co., Ltd. Spherical calcium carbonate and method of producing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2986837B2 (ja) 親水性、膨潤性グラフトコポリマー、その製造方法及び使用方法
FI97474B (fi) Hydrofiilisiä, turpoavia oksaskopolymeereja, niiden valmistus ja käyttö
US4310593A (en) Absorbent articles cured with amine-epihalohydrin adducts
US5281683A (en) Process for producing water-absorbent resin
US6503979B1 (en) Method for cross-linking hydrogels with bis- and poly-2-oxazolidinones
US7867623B2 (en) Polymeric particles capable of absorbing blood and/or body fluids
JP4768613B2 (ja) 二環式アミドアセタールを用いてヒドロゲルを後架橋する方法
US6559239B1 (en) Method for the secondary cross-linking of hydrogels with N-acyl-2-oxazolidinones
US4743244A (en) Water absorbing polymer compositions and articles prepared therefrom
FI96218B (fi) Hydrofiilisiä, turpoavia oksaspolymeereja, niiden valmistus ja käyttö
JPH0125781B2 (ja)
FI108455B (fi) Hydrofiilisiõ turpoamiskykyisiõ oksaspolymeereja
MXPA00004927A (es) Geles superabsorbentes basados en poli (vinilamina) y metodos de manufactura de los mis
US4892533A (en) Ultrahigh water-absorbing fiber-forming composition
JPH044247A (ja) 吸水性樹脂用素材
US7732528B2 (en) Water-absorbent crosslinked polymers
JP2008508407A (ja) 環式カルバマート及び/又は環式尿素を用いて吸水性ポリマーを後架橋する方法
JPH0827372A (ja) 吸水性樹脂組成物
JP2002504580A (ja) ホウ酸エステルを用いてのヒドロゲルの後架橋
US3005785A (en) Polymers containing ester and carboxyl groups
JP2002504567A (ja) リン酸エステルを用いてのヒドロゲルの架橋
JPH0248024B2 (ja) Kyusuiseifuirumu
IE51292B1 (en) Water-absorptive compositions
JP2905565B2 (ja) 吸水性樹脂の製法
JPH07133383A (ja) 吸油性樹脂